ゴトー(HUNTER×HUNTER)とは【徹底解説・考察まとめ】

ゴトーとは、冨樫義博の作品『HUNTER×HUNTER』に登場するキャラクター。伝説の暗殺一家・ゾルディック家の屋敷執事のリーダー的存在である。来客対応の全てを任されており、外部の人間が彼の許可無しに一族と会うことは出来ない。ゾルディック家の三男で、エリートと称されるキルアを気に掛けている。キルアと会う為、屋敷に入ろうとした主人公・ゴンを電話越しで追い払う等、執事としての仕事に忠実な人物である。フレームが横長のメガネとスーツがトレードマーク。常にコインを持ち歩いている。

ゴトーの概要

ゴトーとは『HUNTER×HUNTER』に登場するキャラクターである。伝説の暗殺一家・ゾルディック家に仕える屋敷執事をまとめるリーダー的存在であり、キルアの祖父・ゼノ直属の執事。ゾルディック家の一族に強い忠誠心がある。中でもゾルディック家の三男でありながら、「元暗殺者」のハンターとして活躍するキルアを特に気に掛けている。ゾルディック家への連絡は全てゴトーが受け持ち、彼が適切ではないと判断した人物は屋敷に入る事が許されない。人間の生命エネルギーを自らのオーラとして自在に操る「念能力」を備えた念能力者。投げたコインの裏表を当てるゲームが得意で、常にコインを持ち歩いている。普段はスーツと、フレームが横長のサングラスを着用。第一級隔離指定生物のキメラ=アントの王・メルエムに仕える直属護衛軍であるネフェルピトーに重傷を負わされた主人公・ゴンを救ける為、キルアは願いを叶える能力者・アルカを家族の反対を押し切って屋敷から連れ出した。アルカの能力を危険視しているゾルディック家の長兄・イルミは、キルアの意向に構わずアルカの殺害を目論む。キルアの護衛に当たるゴトーは、キルアがアルカをゴンの元へ連れて行ける様、全力でサポートした。

ゴトーのプロフィール・人物像

CV:松山鷹志(1999年フジテレビ版)/堀内賢雄(2011年日本テレビ版)

生年月日:不明
年齢:不明
身長:182cm
体重:61kg
血液型:A型
念系統:不明
ゾルディック家の執事長を務める男性。一族に対して強い忠誠心を持ち、特にキルアの事は誰よりも気に掛けている。アルカを始末したいゾルディック家の長兄・イルミにキルアが狙われた際には、他の執事であるカナリアやアマネに指示を出す等、非常時でも執事のリーダー格としての冷静さは失わなかった。その一方で、無礼な人間に対しては激昂することがある。ゴトーはネフェルピトーとの戦闘で瀕死の重傷を負ったゴンを救う為の条件を、キルアに代わって医者志望のハンター・レオリオに電話越しで伝えた。その際にゴトーはレオリオから「友達助けんのに条件だと!?」と横柄な返事をされた事に苛立ち、「口を閉じろ三下…!!」と返答した。普段は黒いスーツと、フレームが横長のサングラスを着用している。常にコインを持ち歩いており、投げたコインの裏表を当てるゲームが得意。

ゴトーの能力

人間の生命エネルギーを自らのオーラとして自在に操る「念能力者」である。念能力に加え、基礎体力や技量についても常人より遥かに高い。瀕死のゴンを救う為、アルカを屋敷外に連れ出したキルアの護衛を担当したゴトーは、アルカの殺害を目論むイルミからキルアを保護するべく奮闘した。ゴンが入院する病院へキルアと、他の執事と共に車で向かう道中にイルミからの襲撃を受けたゴトー。崖壁から落ちる車の中で、アルカと同乗していたキルアに対し「アルカと1m以上離れると即帰宅」という家庭内ルールを再度伝え、キルアと自身の安全を確保した。常人より優れた身体能力と機転があってこそ出来た身のこなしである。ゴトーはアルカを連れたキルアとはぐれた際、イルミの刺客として現れた戦闘狂の奇術師・ヒソカの奇襲に物怖じせず、真っ向から勝負を挑み、同行していた執事のカナリアとアマネにキルアを追うよう指示を出した。ゴトーは、非常時でも執事長としての冷静な判断が出来ることが伺える。コインを投げ、その裏表を当てるゲームのディーラーが得意なゴトーは、凄まじい速さのコイン捌きを見せる。

ゴトーの必殺技

コインの弾丸攻撃(能力名不詳)

コインによる弾丸攻撃をするゴトー(左)

オーラを纏ったコインを指で弾き、弾丸以上の威力で相手を蜂の巣に出来る技である。コインは一度に十数枚放つ事が出来る。また攻撃時にコインに回転をかけ、殺傷能力を向上させることが出来るが、弾いたコインの速度は少し落ちる。

ゴトーの来歴・活躍

緊迫したコインゲーム

相手を降参させた方が勝者となるハンター最終試験でイルミと対戦したキルアは、暗殺者としての殺人衝動が蘇り、受験生のボドロを殺害し不合格となった。試験後、キルアを追ってゾルディック家の敷地内に入ったゴンとクラピカ、レオリオはキルアの母・キキョウの指示を受けたゴトーにより、執事用の屋敷に迎え入れられた。ゴトーはキルアが向かっている事を三人に伝え、その間の暇潰しとして投げたコインの裏表を当てるゲームを提案し、コインを指で弾き、凄まじい手捌きで掴んだ。コインはゴトーの左右どちらかの手に握られている。レオリオが答えに迷っていると、ゴトーは突然、キルアを屋敷から連れ出そうとする三人に対して「お前らが憎い」と敵意を示し、「キルアの友達」として相応しい人物かをコインゲームで審査すると言い放った。

コインの位置を当てるという単純なルールだが、不正解者はアウトなり二度とキルアに会えない。三人はキルアが到着するまでに、ゴトーのコインゲームで不正解を出す事は許されない。ゴトーは場に緊張感を出す為に他の執事に指示を出し、カナリアに刃を向けさせた。第一回戦は右手、二回戦は左手。ゴトーの巧みなコイン捌きで両手は見えず、レオリオとクラピカはコインを持ったゴトーの手を言い当てられずに第三回戦を迎える前に脱落となった。第三回戦はゴトーとゴンの一騎打ち。視力に長けたゴンにコインの位置を言い当てられたゴトーは「やるな」と発言した後、徐ろに席を立った。ゴトーは他の二人の執事を自身に近づけ、三人でコインの投げ回しを始めた。ゴトーは「さあ……誰が持ってる?」とゴンに問いかける。ゴンは目の前のゴトーと二人の執事ではなく、自分の後ろにいる執事がコインを持っていると言い当てた。その瞬間、ゴトーは笑みを浮かべ、他の執事たちと拍手を送った。

キルアが到着した時、ゴトーは一連の緊迫したコインゲームは、時間を忘れて楽しんでもらう為の演技だったと打ち明ける。キルア、ゴン、レオリオ 、クラピカの四人を屋敷外へ見送る為に、お辞儀をしたゴトーは「キルアがいなくなったらさびしくなるね」とゴンに声をかけられた。ゴトーは雇用主であるキルアに特別な感情は持っていない事をゴンに伝えるが「うそつき!」と返答された。ゴンを呼び止めたゴトーは、コインを投げた。ゴトーはあえて左手で受け取った様に見せかけ、「さあどっちです?」とゴンに両手を見せた。左手と答えたゴンに対し、コインを持った右手を見せ、ゴトーは微笑んた。驚くゴンにゴトーはトリックを使ったと話し、「世の中正しいことばかりではありません」と忠告をした。そしてゴトーは再度、ゴンにキルアを託すように深々とお辞儀をし、四人を見送った。

キルアの護衛

イルミからの電話に出るゴトー(右)

第一級隔離指定生物キメラ=アントの王・メルエムに仕える直属護衛軍・ネフェルピトーとの戦いで瀕死の重傷を負ったゴンを救う為、キルアは願いを叶える能力者・アルカをゾルディック家の屋敷外へ連れ出した。ゴトーは屋敷執事であるアマネとカナリア、ツボネと共に、ゾルディック家の機密事項であるアルカの保護と、キルアの護衛と監視を行う事になった。キルアの意向で、ゴンが入院している病院へ車で向かう道中、ゴトーはイルミからの電話に出る。ゴトーは応答時に、同乗していたアマネに聞こえる様にあえて「……イルミ様…!」と声に出して返事をした。これはゴトーなりのキルアに対する配慮である。キルアはイルミの名を聞いたアマネの緊張感を察し、イルミの目的がアルカの殺害であると悟った。ゴトーはキルアに、現在のアルカを巡るゾルディック家の状況が、家族間で方針が一致しない場合は身内同士が意思決定をする為に競い合う「家族内指令(インナーミッション)」下にある事をキルアにさり気なく伝える事が出来たのだ。

次の瞬間、ゴトー達を乗せた車に、イルミによって操られた人間が運転するトラックが追撃した。破損し今にも壊れそうな車の中でゴトーは、キルアに「アルカと1m以上離れると強制帰宅する」という外出時のルールを再確認させた。車は再度、トラックに追突し、崖から山中へ転落した。持ち前の身体能力で事なきを得たゴトー達五人はイルミから離れる方針をとった。しかしゴトー達のアルカを守ろうとしていない様子に不信感を抱いたキルアは、超速能力「電光石火」でアルカを抱えたまま逃亡した。不測の事態となったキルアの護衛の執事達。キルアの意向を尊重したいゴトーは、他の執事に「キルア様と『はぐれた』」とあえて逃亡した事を伏せて報告をした。

ヒソカとの死闘

ヒソカと対決するゴトー(左)

アルカにゴンを治してもらいたいキルアと、アルカの始末を目論むイルミによるゾルディック家の「家族内指令(インナーミッション)」が始まった。アルカを連れたキルアを見失ったゴトー、カナリア、アマネの前にイルミの刺客として雇われたヒソカが現れる。ゴトーは、オーラを纏わせたコインの弾丸で、ヒソカのトランプ攻撃を撃ち落とした。ゴトーは、カナリアとアマネにキルアを追う様に指示を出し、ヒソカと戦う事にした。先程のコインを素手で受け止めていたヒソカに驚いたゴトーは、目に集中させたオーラで相手のオーラを察知する技「凝」を使い、ヒソカのガムとゴムの性質を持つオーラ「伸縮自在の愛(バンジーガム)」を認識した。ヒソカは自身のオーラの性質を早々に打ち明け、ゴトーは余裕な態度のヒソカに「ほざけ!!!」と大量のコインの弾丸を放った。そのコインをヒソカは「伸縮自在の愛(バンジーガム)」でいとも簡単にキャッチした。ゴトーはこの時、放ったコインに回転をかけていた。

「伸縮自在の愛(バンジーガム)」上で回転し始めたコインに腕ごと締めつけられるヒソカ。ゴトーは身動きが取れないヒソカにコインの弾丸を容赦なく発射する。ゴトーの勝利かと思われたが、ヒソカは最初のトランプの攻撃時に「伸縮自在の愛(バンジーガム)」を周囲に飛ばしており、そのオーラの反動で、ゴトーの攻撃を寸前で回避した。ヒソカは、戦闘中に受け止めたコインをこれからの攻撃で返すと発言。ゴトーは、ヒソカが「伸縮自在の愛(バンジーガム)」のゴムの力でコインを飛ばし返してくると考えた。ゴトーの読み通り、四方からコインの弾丸が放たれる。ゴトーはその全てを撃ち落とすつもりでコインの弾丸を連射するが、その行動自体がヒソカの策略の範疇にあった。周囲のコインに意識が向いているゴトーは、真上から奇襲を仕掛けたヒソカに気づかず、そのまま首をトランプで切断されてしまった。

ゴトーの関連人物・キャラクター

キルア=ゾルディック

5chario528
5chario528
@5chario528

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ノブナガ=ハザマ(HUNTER×HUNTER)とは【徹底解説・考察まとめ】

ノブナガ=ハザマとは、冨樫義博の作品である『HUNTER×HUNTER』に登場するキャラクターである。クモと呼ばれる盗賊集団・幻影旅団の初期メンバーで、旅団内では特攻の役割を担っている。戦闘に長けており殺人に一切の躊躇がない冷酷さを持つ。その反面、自らが気に入った人物に対しては情に厚く、尋問中の主人公・ゴンがノブナガを腕相撲で打ち負かした際には、旅団への入団を誘った。また常に刀を持ち歩き、素早い抜刀で標的を殺害できる。一族を滅ぼされたクラピカと旅団で激しい争いを繰り返している。

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キルア=ゾルディック(HUNTER×HUNTER)とは【徹底解説・考察まとめ】

キルア=ゾルディック(HUNTER×HUNTER)とは【徹底解説・考察まとめ】

キルア=ゾルディックとは漫画『HUNTER×HUNTER』の主要人物の1人で、伝説の暗殺一家の三男。暗殺術の才能はゾルディック家史上随一と言われており、ゾルディック家当主の父シルバ、長男イルミから英才教育を受けていた。しかし敷かれたレールの上を歩く人生に嫌気がさし、ある日母と次男を刺して家出をする。そして暇つぶしに受けたハンター試験でゴンに出会うのであった。

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パクノダ(HUNTER×HUNTER)とは【徹底解説・考察まとめ】

パクノダ(HUNTER×HUNTER)とは【徹底解説・考察まとめ】

パクノダとは、冨樫義博の作品である『HUNTER×HUNTER』に登場するキャラクター。クモと呼ばれる盗賊集団・幻影旅団の初期メンバーで、主に尋問と調査の役割を担っている。旅団を尾行していた主人公ゴンと元暗殺者キルアを捕らえた際は、旅団に一族を滅ぼされたクラピカの情報を聞き出そうとした。仲間意識が強く団長クロロとクモの掟に絶大な信頼を寄せている反面、任務の為なら躊躇なく殺人を行う冷酷さを持つ。

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シズク=ムラサキ(HUNTER×HUNTER)とは【徹底解説・考察まとめ】

シズク=ムラサキ(HUNTER×HUNTER)とは【徹底解説・考察まとめ】

シズク=ムラサキとは、冨樫義博の作品である『HUNTER×HUNTER』に登場するキャラクター。クモと呼ばれる盗賊集団・幻影旅団のメンバーで、旅団内では主に情報・処理の役割を担っている。殺人への躊躇を見せない冷酷さを持つ反面、天然でマイペースな性格であり、一度忘れた事は二度と思い出さない。また好奇心が豊かであり、主人公・ゴンが腕相撲でダイヤを報酬に条件競売を実施した際は、盗賊であるにも関わらずお金を払って参加した。旅団に一族を滅ぼされたクラピカと激しい争いを繰り返している。

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ネフェルピトー(HUNTER×HUNTER)とは【徹底解説・考察まとめ】

ネフェルピトー(HUNTER×HUNTER)とは【徹底解説・考察まとめ】

ネフェルピトーとは、漫画『HUNTER×HUNER』に登場するキャラクターで、第一級隔離指定種に認定されている蟻「キメラ=アント」の王直属護衛の一人。一番最初に生まれた軍団長で、猫型の蟻。王に対する忠誠心は非常に強く、ありのままの王を受け入れ従っている。主人公・ゴンが、ハンターを目指すきっかけを作った、プロハンターのカイトを斬首して殺害。「戦いが楽しかった」という理由から、カイトの遺体を自身の能力で戦闘用の操り人形にするなど、残酷な一面をもっている。

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