ゴトー（HUNTER×HUNTER）の徹底解説・考察まとめ

CV：三橋加奈子（1999年フジテレビ版）／伊瀬茉莉也（2011年日本テレビ版）

生年月日：7月7日
年齢：12歳
身長：158cm
体重：45kg
血液型：A型
念系統：変化系
第288期ハンター試験合格者であり伝説の殺し屋一家「ゾルディック家」出身。ゴンとハンター試験で出会い、共に試練を乗り越えるうちに感化され、現在は殺し屋を引退したい意向である。分身の様な足運びで移動する「肢曲」を始め、手刀や蛇の様な瞬殺技「蛇活」等、幼少期から様々な暗殺術の訓練を受けてきた。電流や毒にも強い耐性がある。念系統はオーラの性質を変化させる変化系。キルアは自身の電気に強い体質を活かし、掌から放電する「雷掌（イズツシ）」、雷のオーラで相手の動きを封じる「落雷（ナルカミ）」、電気のオーラを体内に蓄積し自身のスピードを強化する「神速（カンムル）」という三つの基本的な技を体得。さらに「神速（カンムル）」の発動時に蓄積された電気オーラを活かし、超音速で移動できる「電光石火」と、脳に電気信号を送って素早い攻撃を繰り出す「疾風迅雷」という二つの必殺技を生み出した。クールな外見とは裏腹に、ゲームやお菓子が好きな子供らしさもあり、普段はスケートボードやヨーヨーを愛用している。ゴトーとは幼少期から面識があり、執事と雇用主の枠を超えた信頼関係を築いている。

イルミ＝ゾルディック

CV：高乃麗（1999年フジテレビ版）／松風雅也（2011年日本テレビ版）

生年月日：不明
年齢：24歳
身長：185cm
体重：68kg
血液型：A型
念系統：操作系
伝説の暗殺一族・ゾルディック家の長兄であり、第287期ハンター試験合格者。現在は暗殺業に加え、A級賞金首の盗賊集団・幻影旅団のNo.11として活動している。オーラで物体や生物を操る操作系の念能力者。オーラを纏った画鋲に似た形状の針を対象者に刺すことで、その肉体を強制的に変形させることが出来る。暗殺者であるイルミは正体を隠す為、一般社会に出向く際は自身の顔を針で変形し、ギタラクルと名乗っている。付属の球体が大きい針には強力なオーラが込められており、刺された対象者はその瞬間から「針人間」としてイルミに操作される。弟のキルアを溺愛しており、幼少期から暗殺術を教え込んできた。対象者の行動や思考を妨げる「呪縛」の様な性質を持つ針を、キルアの額に刺し、その行動を縛っていた。性格は常に冷静沈着で、感情の起伏が少ない。殺人に対しても一切の躊躇を持たない残虐性を持つ。暗殺遂行時はギタラクルではなく、本来の姿で活動する。イルミの本来の容姿は、端麗な顔立ちに長髪。胸には常用の針が備えてある。ゴトーは雇用主であるイルミに忠誠を誓っているが、キルアの様に仲睦まじい関係ではなく一定の距離を保っている。

アルカ＝ゾルディック

CV：内田真礼（2011年日本テレビ版）

生年月日：不明
年齢：11歳
身長：不明
体重：不明
血液型：不明
念系統：不明
伝説の暗殺一族・ゾルディック家の四男。キルアには妹として可愛いがられ、現在はキルアと共に世界を旅している。人類未開のタブー地域・暗黒大陸から持ちこまれた、五大厄災の一つである「ガス生命体 アイ」を有しており、別人格の「ナニカ」を発現させる。「ナニカ」の影響でアルカには、願いを叶える能力が備わっている。アルカの「おねだり」を三つ応えてあげると、アルカはナニカに変化して、こちらの「お願い」を一つ叶えてくれる。但し「お願い」の内容が大きい程、アルカが別の対象者にする「おねだり」も大きなものとなる。またアルカの「おねだり」を四回連続で断った場合、「断った人物」と「その者が愛している人物」が同時に死ぬ。この様にアルカの能力には高いリスクが伴う為、家族からは機密物として扱われている。ナニカの影響で「おねだり」の対象者となった人物に、「中指の爪ちょうだい」等と残酷な発言をする事があるが、アルカ自体はごく普通の女の子らしい優しい性格である。普段は黒髪に、人の顔が記されたカチューシャやアクセサリーをつけている。全体的にアジア系の民族衣装の様な出で立ちである。ゴトーはアルカを他のゾルディック一族と同じく、物として認識している。その一方で、アルカを妹の様に可愛がるキルアの意向を尊重し、「アルカ様」と敬意を持って接している。

カナリア

CV：木内レイ子（1999年フジテレビ版）／くまいもとこ（2011年日本テレビ版）

生年月日：不明
年齢：12〜14歳
身長：164cm
体重：52kg
血液型：AB型
念系統：不明
伝説の暗殺一族「ゾルディック家」の執事見習いでありプロハンター。ゾルディック家の関門として来客を振るいにかける「試しの門」を突破し、敷地内に入った者を排除する役目である。カナリアが佇むゾルディック家の最後の関門には線が引かれており、それを踏み越えた者を容赦なく攻撃する。その実力は凄まじく、100人の子分を連れてゾルディック家の襲撃に訪れた賞金首（ブラックリスト）ハンターを一人で返り討ちにした程である。ゾルディック家一族に忠誠を誓い、執事見習いとして、侵入者に冷徹な姿を見せる反面、キルアに対して深い愛情を持っている。普段はレゲエ風のツインテールの髪型にスーツを着用している。先端に硬い球体のついたステッキを武器として扱う。執事リーダーであるゴトーは、見習いのカナリアにとって良き指示役である。

アマネ

CV：井上麻里奈（2011年日本テレビ版）

生年月日：不明
年齢：不明
身長：不明
体重：不明
血液型：不明
念系統：不明
伝説の暗殺一族「ゾルディック家」に仕える執事。キルアの父親であるシルバに直属している最年長執事・ツボネの孫娘。念能力による必殺技の有無は不明だが、身体能力はゾルディック家の執事として申し分ない。キルアの護衛中に、イルミの襲撃によって乗車していた車ごと崖から転落した際も、無傷で切り抜けた。家族の反対を押し切ってアルカを敷地外に連れ出したキルアの護衛に就いたアマネは、キルアから、シルバの匙加減で敵になり得ると不信感を抱かれていた。ゴトーやカナリアは、キルアの意向を他のゾルディック家の方針を差し置いて尊重している。一方でアマネは、ゾルディック家のルールと直属の雇用主の意向に重きを置いた、任務に私情を持ち込まないタイプの執事である。その堅実さ故に、任務中は滅多に素の自分を見せないが、年齢が近いカナリアの前ではごく稀に普通の女性らしいチャーミングな一面を覗かせる事がある。普段は黒髪ロングで、スーツを着用している。執事のリーダー格のゴトーを、良き指示役として尊敬している。

ツボネ

CV：谷育子

生年月日：不明
年齢：不明
身長：不明
体重：不明
血液型：不明
念系統：不明
暗殺一族「ゾルディック家」に使える最年長執事である。高齢でありながら屈強な肉体をしており、その身体能力はゾルディック家の執事の中でも特に高く、木から木へと飛び移りながらの尾行も得意。念系統は不明だが、「大和撫子七変化（ライダーズハイ）」という自身の体の形状を乗り物に変化させる技を持つ。自分は乗り物となり、乗り手のオーラを燃料に稼動する。つまり念能力者の達人が乗り手であれば、それだけスピードやフライト力が上がる。念能力者であるカナリアとアマネがが、「大和撫子七変化（ライダーズハイ）」でバイクに変化したツボネに乗車した際は、キルアの超速能力「電光石火」に追いついていた。また執事内で唯一キルアを「キルアちゃん」とまるで祖母の様に接する。シルバに直属するツボネは、キルアの母親であるキキョウ似のイルミや、次男のミルキをあまり好きになれないと語っている。ゾルディック家一族に対し、単なる執事と雇用主の枠を越えた関係を持つツボネだが、任務の遂行には私情を持ち込まない。普段は団子状のツインテールに、スーツを着用している。ゴトーはツボネを「ツボネ先生」と呼んでおり、ベテラン執事として尊敬している。

ヒソカ＝モロウ

CV：高橋広樹（1999年フジテレビ版）、浪川大輔（2011年日本テレビ版）

生年月日：6月6日
年齢：不明
身長：187cm
体重：91kg
血液型：B型
念系統：変化系
第287期ハンター試験合格者。天才的な戦闘センスを持つ奇術師であり殺人狂。強者との戦闘を何よりも好み、格闘のメッカとして知られる「天空闘技場」では最強クラスのフロアマスターの称号を獲得する。オーラの性質を変化させる変化系の念能力者。ゴムの伸縮性、ガムの粘着性という二つの性質を備えたオーラで、物体を引き寄せる「伸縮自在の愛（バンジーガム）」。シール状のオーラで物質の質感を再現する「薄っぺらな嘘（ドッキリテクスチャー）」、オーラで強化したトランプといった三つの技を駆使した戦闘を得意とする。気まぐれで嘘つきな性格で、興味の無い人間の命なら容赦なく殺害する危険人物。その一方で、将来的に強者となる見込みの者には手出しせず、その成長を見守るといった独自の拘りを持っている。普段は髪をオールバックにし、顔にトランプのマークのメイクを施している。全体的にトランプのジョーカーの様な装いをしており、その存在の不気味さをより際立たせている。アルカを連れたキルアを護衛するゴトーと、アルカを始末したいイルミとの攻防中、イルミに雇われたヒソカはゴトーを殺害した。

ゴトーの名言・名セリフ／名シーン・名場面

優秀な執事・ゴトー

ゾルディック家の敷地内に入るには、重量級の扉が連なる「試しの門」から入る以外に方法は無い。他の出入り口から侵入すればミケという凶暴な番犬に喰い殺される。ハンター最終試験でイルミと対峙した事で殺人衝動が蘇ったキルアは受験生を殺害し、ゾルディック家に帰宅した。ゴンはキルアを連れ戻すため、「試しの門」前の守衛・ゼブロに屋敷内へ電話を繋いでもらった。ゴトーは電話越しに「キルア様に友達などおりません」とゴンを一掃した。「いいからキルアを出せ！！」と電話越しに怒鳴るゴンに対してゴトーは、仮にキルアに友達がいたとしても、電話相手がゴン本人である保証は無いとあらゆる仮説を立てる。ゴトーは、ゾルディック家は職業上敵が多い為、そう簡単に屋敷内へ入れる事は出来ないと苛立ちながらもゴンに懇々と諭した。ゴトーとゴンのやりとりを通して、ゾルディック家の警備がいかに厳重なのかが分かる。それと同時に、ゴトーというキャラクターの堅実さと、キルアに対する敬意が伝わる印象深い場面となっている。

キルアへの配慮