イチケイのカラス(漫画・ドラマ・映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『イチケイのカラス』とは、浅見理都(あさみりと)による裁判官を主人公とした日本のリーガル漫画。『モーニング』で2018年から連載された。主人公・坂間は、武蔵野地方裁判所第一刑事部、通称「イチケイ」に配属される。そこで型破りな判事・入間みちおに出会う。入間は「ただ裁判官は判決を下すのみ」と思っている坂間とは違い、実際の事件現場を訪れたり、気になることは徹底的に検証したりするタイプだった。被告人の人生まで考える入間と関わるうちに、坂間も裁判官として、そして人として成長していくヒューマンリーガル作品。

駒沢が自費で作った本。1冊千円。表紙は駒澤が描いたカバで、裏表紙は駒沢の写真。駒沢が思う裁判官としての心得や、今まで自分が経験してきた裁判官としての心情が書かれている。

入間は妹に頼まれ、同人即売会に来ていた。そこで偶然、駒沢とこの本に出会う。本の内容と駒沢からの「入間先生は理不尽さを知っていて、弱い立場の言葉も考えられる。あなたは裁判官に向いている」という言葉を聞いて裁判官になることを決意した。
坂間もイチケイに来た当初、駒沢が30件ほど無罪判決を出したと聞き、駒沢の意図や無罪を取るコツが知りたいとこの本を購入。表紙がカバで恥ずかしかったため、自作のカバーを作って隠すように持ち歩いている。

クレプトマニア

窃盗症(せっとうしょう)とも呼ばれる精神の病気。作中では恵子がこの病気を抱えているとされていた。
名前の通り物を盗んでしまう病気である。お金がなくて、あるいはその物が欲しくて盗む場合もあるが、多くは「盗む時の緊張感や、スリル感。そして成功した時のスカッとした気分」を味わいたいがために行っている。物を盗んでいるため被害に遭っている店などに同情が寄せられるため、この病気で苦しんでいる本人の心は理解されにくい。
ギャンブル依存症やアルコール依存症と似ており、本人の力だけではなかなか乗り越えれらない。恵子も「娘もいるんだからやめなければ」と思いながらも、ストレスが溜まると窃盗を繰り返していた。また高血圧と同じように、一生付き合っていかなければいけない病気でもある。
病気で苦しんでいる本人は医者と治療を行い、家族は同じ病気で苦しんでいる人々の話を聞いて本人のサポートをしていくことがベストである。

揺さぶられっ子症候群(ゆさぶられっこしょうこうぐん)

実写ドラマ版の第2話で登場した診断名。
新生児や乳児の体を激しく揺することで起きる内出血や、外傷のことを指す。
第2話の被告人・深瀬は泣き止まない詩織にイラつき、詩織の体を揺さぶって外傷を負わせたとして虐待の罪で問われていた。しかし、実際は小児科医の足達がベッドから詩織を落としてしまったことによる外傷だった。実際の事件でも、ソファなどから落ちた際の外傷と揺さぶられっ子症候群によってついた外傷を見分けるのは難しいとされている。

『イチケイのカラス』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

入間みちお「俺達はカラスでいなきゃダメなんだ」

「俺達はカラスでいなきゃダメなんだ」と坂間(奥)にアドバイスする入間(手前)。

坂間と入間、駒沢で担当した裁判が世論で話題になっていた。その裁判とは、有名な男性作家が深夜の公園のトイレで女性にわいせつな行為をしたというものである。
被告人の男性・田端は世界でも有名な作家であったために「あんな有名な人が自らの経歴に傷をつけるようなことをするか?」や「被害者のでっち上げなのでは?」という声がSNSやメディアでも多かった。坂間たちも数々の検証や実験、被告人や被害者両者の話も聞いた上で田端に対し有罪という判決を出した。それでもなお、世論は「検察と裁判官がグルなのでは」や「冤罪じゃない?」という声が絶えなかった。

坂間は「こちらがきちんと調べて判決を出しても、世論は理解しようともしてくれない」と感じていた。加えて田端が有罪を受け入れ、控訴しなかったことも坂間は「本当に田端は納得しているのか?諦めているだけか?それとも本当に罪を犯したからか?」と消化不良のままだった。
そんな坂間に対し、入間は「俺達はカラスでなきゃダメなんだ」と声をかけた。その言葉の意味とは、カラスは神話にも登場する動物である。神話の中のカラスは、とにかく自由な生き物だ。気まぐれで身勝手、時には気分だけで世界を創ったりするような性格の持ち主。しかし、知恵を持っている。その知恵を駆使して、自ら人間に光や火や水を与えたりする。神様や英雄のような立ち位置にはならないが、個性的で自由だ。
入間は裁判官という立場は、そんなカラスでいなければならないということを伝えたかったのである。世論や被告人の背景、被害者の立場など裁判官には多くの情報が入ってくる。しかしそれに左右されてはならない。あくまでも知恵を駆使して、何にも囚われず自由に生きる。それこそが裁判官として必要な心構えだと、坂間に「裁判官としてあるべき姿」を教える名セリフ。

入間みちお「奥さんはもう少しあなたの中で長生きさせてあげてもいいんじゃないですか?」

被告人・大木へ「奥さんはもう少しあなたの中で長生きさせてあげてもいいんじゃないですか?」と語りかける入間。

ホームレスの高齢男性・大木が包丁を持ち病院へ行き、医者を脅迫した事件の裁判を入間が担当することになった。
事件の内容は次の通りである。大木の妻が胸の痛みを訴え病院へ行き、医者が検査や診察などしたが異常は見られなかった。妻は安堵して帰宅したが、数日後に胸の痛みが再発。そして死亡した。大木は「俺らがホームレスだから適当にしか診てもらえなかった」と包丁を持って病院に怒鳴り込む。身の危険を感じた医者は警察を呼び、大木の逮捕となった。

裁判が始まり、大木は妻を失ったことや逮捕されたことで意気消沈していた。検察が読み上げた事件の概要にも同意し、大木は「はよ判決出してください。こんな老いぼれに時間取らなくてええです」と半ば投げやりになっていた。そんな大木に対し入間は「奥さんはもう少しあなたの中で長生きさせてあげてもいいんじゃないですか?」と声をかけた。大木はその言葉にハッとする。
妻は確かに亡くなったが、自分が生きて覚えている限り自分の心には生きている。そのことを感じた大木の目には涙が浮かんでいた。
入間は大木のことを「ホームレス」とも「被告人」とも見ておらず、ただ「大切な妻を亡くした大木」という1人の人間として見ていたからこその名セリフである。

潮川 恵子「もう二度と娘を裁判所に来させるような真似はしません」

「もう二度と娘を裁判所に来させるような真似はしません」と強い意志で宣言する恵子。

恵子にはドイツへ単身赴任中の夫・拓馬がおり、小学生の娘・ほたると義母と3人で暮らしていた。1人で育児と家事をこなし、寝たきりで恵子を貶すばかりの義母の介護をしていた。恵子はそんな日々に疲れストレスが溜まっていき、それを解消するように万引きを繰り返していた。万引きが見つかり逮捕された前科もあり、恵子も「万引きはいけないことだ、家族が悲しむ」と分かっていても、ストレスが溜まると万引きを繰り返してしまっていた。これは窃盗症、クレプトマニアとも呼ばれる病気で「その商品が欲しいわけでも、お金がないわけでもないのに万引きする際のスリルや緊張感を感じたくて万引きを繰り返してしまう」というものである。医師からその診断を受け、過去に万引きした店とは示談を進めていた。
恵子も反省し、後悔もしていたが変わらず義母から罵倒され、一人きりの育児に疲弊しまた万引きをしてしまう。そしてある日、ついに店の従業員に万引きが見つかり逃走。恵子を捕まえた従業員の腕を噛んだことで逮捕、裁判となった。

恵子は以前逮捕され裁判になった際にも「クレプトマニアの治療に専念する」と答えており、当時の裁判官もその言葉を信じて執行猶予付きの判決を出していた。ところが恵子が1年半足らずで再犯したため、この事件の担当裁判官である坂間は判決を迷っていた。恵子が治療に専念できなかった理由は、裁判後も変わらず罵倒してくる義母の介護と一人きりの育児があったからだ。恵子は拓馬に心配をかけないよう、辛い状況下でも「大丈夫」と言い続けていた。

恵子の裁判中、ほたるが父親には内緒で勝手に裁判所に来ていた。ほたるは被告人席にいる母親に「ほたるここまで1人で来れたよ。おつかいもママの代わりにできるもん、ママは大丈夫だもん!」と涙ながらに訴えかけた。その姿を見た恵子は、裁判の帰り道、夫へ心の内を告白する。義母の介護が辛いことや、育児に疲弊していること。全てを話して恵子は「私こんなんだけど、まだ拓馬さんと一緒にいたい。助けて欲しい」とずっと言えなかったSOSを話すことが出来た。拓馬も「俺が恵子に大丈夫なふりさせてたんだよな」と介護も育児も押し付けていたことを反省し、共にクレプトマニアの治療と家庭を支えることを約束した。

次の公判、坂間は再度恵子に「もう二度と万引きをせず、治療に専念しますか?」と聞いた。恵子はほたるが自分を心配して裁判所まで来てくれたこと、拓馬と支え合っていくことでこれからの人生に勇気をもらい、今までの曖昧な決意とは全く違う「治療に専念します。もう二度と娘を裁判所に来させるような真似はしません」と約束した。
家族を思う恵子が周りの助けをもらいながら自分の病気を乗り越え、向き合うと誓った感動の名セリフ。

駒沢「私が思うには…最大の悲劇は冤罪だと思います」

裁判員たちに「私が思うには…最大の悲劇は冤罪だと思います」と語る駒沢。

とある刑事裁判が裁判員裁判で行われることになった。事件の内容は以下の通りである。
被告人・小木島は妻と公園に散歩しにいくために車で家を出た。途中で寄ったコンビニでタバコをポイ捨てをしている被害者・露井と出会う。小木島はタバコのポイ捨てを露井に注意するも、露井は反省せずに言い返してきた。このままでは口論になると感じた小木島はコンビニを立ち去る。しかし公園に着いたところで、露井が後ろから追いかけてきた。小木島は妻を巻き込みたくないと露井と2人きりになる。露井は「お前と喧嘩しにきた」と言ったため、小木島は「あっちへ行こう」と原っぱの方へ誘導。
そこで露井から数発殴られ、無我夢中で小木島も殴り返す。そのうちの一発が露井の顔面に入り、露井は地面へと倒れた。小木島が心配するも露井は「あっちに行け」というように手を振ってきた。小木島は露井に殴られた目を押さえながらその場から立ち去った。
その状況を目撃していた川嶋が起き上がらない露井を心配し、救急車を呼んだ。露井は病院に搬送されたが、殴られたことが原因で急性硬膜下血腫を発症し死亡。
露井の家族が裁判を起こしたが、小木島は正当防衛を主張。裁判員たちは事件の内容や、小木島からの話を聞いて判決を決めるということになった。

裁判員たちは事件の概要や小木島の証言を聞くものの、判決をすっぱり決めることが出来なかった。
小木島はこれまで真面目に働いてきた男性であり、定年後も地元のボランティアにも参加するタイプだ。妻と公園に行くのもウォーキング目的で健康のためであり、今までの経歴を聞くととても人を殴って殺そうとするような性格ではないと感じたからである。さらに公園で露井と小木島が対峙した際に、小木島は自ら「あっちへ行こう」と原っぱの方へ誘導した。これを聞いた当初、裁判員たちは「自ら喧嘩をするために原っぱへ行った」と思っていた。しかし小木島が「露井は体格も良く喧嘩をしたら負けると思っていた。あくまでもコンクリートの上で怪我をしたら怖いからと、原っぱの方へ行っただけだ」と証言したことにより、裁判員たちは「仕方がなく喧嘩した」という印象を持った。ますます小木島は無罪のように思えているが、露井が死亡している点を考慮すると「故意的に殴ったのではないか」という疑念が拭えない。
裁判は一度判決前に休廷し、裁判員たちと駒沢、入間と坂間で判決を話し合うことになった。小木島は無罪か有罪か、議論すればするほど答えが分からなくなっていくため裁判員たちも疲弊して「もう判決なんかどうでもいい…」と感じ始めていた。そんな時、駒沢は裁判員たちに「刑事裁判における最大の悲劇はなんだと思いますか?」と聞いた。裁判員の1人である大前は「真犯人を正しく捌けずに社会へ放ってしまうこと」と答える。駒沢は「そうですね、それは最もだと思います。…私が思うには…最大の悲劇は冤罪だと思います」と話した。
冤罪をもし作ってしまったら、真犯人が正しく裁かれないだけではなく無罪の人の人生を全て狂わせてしまう。裁判員たちは考えることに疲弊し、小木島が無罪だろうが有罪だろうが自分の人生には関係ないと感じているかもしれない。しかし、冤罪を作ってしまったら小木島のこれからの時間も人生も奪うことになる。その考えを改めて共有し、裁判員たちも帯を締め直して議論を再び始めた。
どんな人でも判決を委ねられる裁判員に選ばれる日が来るかもしれない。判決を下すことは簡単かもしれないが、「人1人の人生がかかっているんだ」という気持ちを改めて教えてくれる名セリフ。

巣堂 祐樹「お願いします…先生と…僕を……助けてください」

涙ながらに「お願いします…先生と…僕を……助けてください」と訴える巣堂。

都立五月雨高等学校の教師である更科は授業中に騒いでいた生徒・巣堂に「授業の妨害をするなら出ていけ」と注意する。巣堂は「お前が出ていけクソ教師」と反抗。更科は巣堂の腕を掴み、廊下へと移動する。
更科は巣堂を生徒指導室に連れて行こうとするが、巣堂が抵抗したために軽い揉み合いになる。そして巣堂は更科が掴んでいた腕を離そうと躍起になっていると、突然更科から離され勢いのまま転倒。手は3週間の骨折と診断された。巣堂のそんな2人の様子を巣堂の友人がスマホで録画しており、友人は勝手にその動画をSNSにアップした。
騒ぎを聞いた校長は更科を問い詰める。更科は「腕を掴んでいて、離した時に転んだだけで怪我をさせたかったわけではない」と弁解するも、教頭は「とにかくご両親に謝罪して」の一点張り。さらに巣堂の両親から「わざとやったんだろ」と責められてしまう。またSNSからの反響もあり、「暴力教師の更科」について取材しようとマスコミが学校に押し寄せていた。更科は教職を追われ、自宅にも「暴力教師」とビラが貼られてしまう。妻と娘も家を出て行き、連日過熱する報道から酒浸りになっていた。
一方で巣堂もこの事態に焦っていた。「少し更科を困らせてやろう」という程度の気持ちで授業を妨害し、うっかり転んで怪我をした事故だったと思っていたからだ。それなのに友人が勝手に動画をアップしたことで完全に更科は悪者になってしまった。両親も自分の話を聞かず、マスコミの取材を受けては更科を糾弾し続けていた。

迎えた裁判、被告人である更科は「腕を掴んで廊下に出したのは事実だが、怪我をさせようと思って突き飛ばしたりなんかはしていない」と証言。駒沢は事件当時のことを知りたいと被害者である巣堂の出廷を求めた。
裁判に出廷することになった巣堂は両親に「授業を妨害していたのは事実で、手を怪我したのは単なる事故」と話したが「怪我をしたのは事実。授業妨害のことは裁判で言うな」と口止めされてしまう。さらには友人たちも「俺らの名前も出して更科を捕まえたヒーローにしてくれよ」と言ってくる。巣堂が「なんで勝手に動画をSNSに上げたんだよ」と言っても友人は「なんだよ、いつも更科に楯突いてたのはお前だろ。せっかくSNSに動画あげてやったのに冷めるわ」と全く反省していない様子だった。クラスメイトの女子からも「更科の娘、今バイトもやめて不登校らしいよ」という話も聞き、どんどん事態が悪化していく状況に苦しくなる巣堂。授業妨害のことを口止めされたが、裁判で嘘をつけば自分も捕まるのではと不安になりながらも、巣堂は裁判に向かった。
裁判で一通りの状況確認や証言が終わったところで、坂間と巣堂の目が合う。坂間は一言一句練習したであろう証言や、傍聴席にいる巣堂の両親からの圧に違和感を感じていた。そして巣堂が何か言いたげにしていたので、坂間は「何か裁判所に言い残したことはありますか?」と聴いた。巣堂は「本当は違うんです」と真実を話し始めた。当初は更科を困らせてやろうと思っていただけのこと。授業妨害をしていたこと。怪我は事故のようなものであること。両親の反応やSNSが加熱して不安になっていること。そして巣堂は涙を浮かべながら「お願いします…先生と…僕を……助けてください」と口にした。
巣堂は追い詰められながらも、このままでは更科の人生が壊れると感じていた。そして周りの過熱に追い詰められている自分にも苦しさを感じていた。真実を話し、更科と巣堂自身を助けることになった名セリフ。

坂間 真平「ですが…僕にとっては面白い仕事ですよ」

笑顔で「ですが…僕にとっては面白い仕事ですよ」と言う坂間。

第1巻の1話目で中学生たちが法廷を見学した後、判事に質疑応答をする時間が設けられ、その対応を坂間がすることになった。中学生たちが「年収はいくらですか?」と坂間に質問すると、坂間は「自分で調べてください」と冷たく答えていた。
その中で、1人の中学生が「坂間さんにとって裁判官とはなんですか?」と聴いてきた。坂間は「誰にも干渉されることなく、法律という個人の権利と自由を守るためのルールに則って自分で判断できるかっこいい仕事」と答えた。その答えに対し、入間は「裁判官っていうのは司会者であり審判である。話を聞きまくって判断するのが裁判官の仕事だ」と口を挟んだ。坂間は「裁判官の仕事は世の中にイノベーションを起こさないし、日常的には地味で他人の目に触れにくい。でも時には人の人生を変えてしまう尊い仕事」と思いながらも「裁判官は判決を下すのみ」と考えていた。
しかし、入間や駒沢と共に多くの裁判を経験し坂間は少しずつ自分の考えが変わっていく。裁判にかけられているのは1人の人間で、裁判官として判決を下すことが仕事ではあるが、被告人のその先の人生まで考えて判決を出すことが仕事だと感じるようになっていった。

この名セリフは第4巻の最終話のワンシーンである。坂間はまた同じように中学生からの質疑応答に対応していた。そしてある中学生から「判決一つで人の人生を左右する裁判官という仕事は怖くないんですか?」と聞かれる。坂間は「もちろん責任感や緊張感もある。裁判官の仕事は世の中にイノベーションを起こさないし、日常的には地味で他人の目に触れにくい。ですが…僕にとっては面白い仕事ですよ」と答えた。
様々な裁判を通して「人の人生と向き合う裁判官」の姿を知った坂間。その上で裁判官としての仕事にやりがいを感じた坂間の心境の変化が見てとれる名セリフ。

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