イチケイのカラス(漫画・ドラマ・映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『イチケイのカラス』とは、浅見理都(あさみりと)による裁判官を主人公とした日本のリーガル漫画。『モーニング』で2018年から連載された。主人公・坂間は、武蔵野地方裁判所第一刑事部、通称「イチケイ」に配属される。そこで型破りな判事・入間みちおに出会う。入間は「ただ裁判官は判決を下すのみ」と思っている坂間とは違い、実際の事件現場を訪れたり、気になることは徹底的に検証したりするタイプだった。被告人の人生まで考える入間と関わるうちに、坂間も裁判官として、そして人として成長していくヒューマンリーガル作品。

城島の同僚。

傍聴マニア(演:カラテカの矢部太郎、こがけん)

「みちおを見守る会」のメンバー。

最終話『型破り裁判官最後の裁判!?真実を翻ろうする黒幕…さよなら、入間みちお』

安斎 高臣(あんざい たかおみ/演:佐々木蔵之介)

47歳の衆議院議員。大型複合施設「TOKYO SCRAMBLE CITY」の開発のプロジェクトリーダー。
工事が遅れると大きな損失になると分かり、建設会社や各所に「早く建設しろ」と圧力をかけていた。最終的には秘書・田之上 幸三(たのうえ こうぞう)が全てやったこととなり、安斎は無罪放免である。

田之上 幸三(たのうえ こうぞう/演:篠井英介)

安斎の秘書。
「安斎を法廷に出してもいいが、それなりの証拠はあるんだろうな?」と入間に圧力をかけた。
最後は安斎の罪を被り、有罪判決を受けた。

安斎 康雄(あんざい やすお)

高臣の父で大物議員。71歳。政治団体を持っており、色んな企業に顔が利く存在。

笹岡 庸介(ささおか ようすけ/演:菅原健)

入間が担当している裁判の被告人。大学生。自転車競技部に所属。

深夜、自主練習のために自転車で走っていた笹原は、坂道で左側通行せず角を曲がった。その際、とある家族と衝突。その家族の女の子が大怪我をし、今も意識不明の重体である。
笹原は「左側通行していたが、坂道では工事用のフェンスがあり右側しか走れなかった」と主張。しかし、検察によれば「工事などしていないため被告人は嘘をついている」ということだった。入間は実際に工事現場に訪れ、現場検証を行うことにした。

本庄 昭(ほんじょう あきら/演:大西ユースケ)

地下鉄の崩落事故により亡くなった「イバタ工業(イバタこうぎょう)」の現場監督。
イバタ工業は下請けで、大型複合施設や地下鉄などを建設中だった。坂道もその工事対象だった。
しかし、地盤が弱く計画は大幅に遅れており会社から「納期に間に合わせるよう早くやれ」と言われ、深夜も秘密裏に働いていた。事件当日も体調不良を訴えていた。

本庄 由美子(ほんじょう ゆみこ/演:三谷悦代)

本庄の母。本庄と歩(あゆむ)と暮らしていた。
由美子は裁判で「息子は過重労働をさせられていた」と証言した。納期を間に合わせるために、本庄は深夜でも坂道の工事をしていた。そのため、笹岡が「工事用のフェンスがあったから右側通行した」という証言も正しいものになるが、本庄が会社の記録に残らないよう働いていたため証拠はない。

本庄 歩(ほんじょう あゆむ/演:有山実俊)

本庄の息子。本庄と交換日記をしており、そこに「過重労働がある」と書いてあった。

青柳 健作(あおやなぎ けんさく/演:岡田優)

大型複合施設を建設していた元請けの「鷹和建設(たかわけんせつ)」の現場監督。35歳。
本庄が亡くなった事故は業務上の過失の可能性があるとして、坂間が裁判を担当していた被告人。

的場 直道(まとば なおみち/演:金井良信)

鷹和建設の社長。志摩が巨額の脱税を指導していた大企業でもある。
下請けのイバタ工業に「早く建設しろ」と過重労働をさせていた疑いがある。

原口 秀夫(はらぐち ひであき/演:米村亮太朗)

鷹和建設の人事部長。45歳。
過重労働を知っていたとして出廷予定だったが、その前に行方不明になる。
娘の誕生日で、公判最後の日に現れ「過重労働はあった」と証言した。

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