イチケイのカラス(漫画・ドラマ・映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『イチケイのカラス』とは、浅見理都(あさみりと)による裁判官を主人公とした日本のリーガル漫画。『モーニング』で2018年から連載された。主人公・坂間は、武蔵野地方裁判所第一刑事部、通称「イチケイ」に配属される。そこで型破りな判事・入間みちおに出会う。入間は「ただ裁判官は判決を下すのみ」と思っている坂間とは違い、実際の事件現場を訪れたり、気になることは徹底的に検証したりするタイプだった。被告人の人生まで考える入間と関わるうちに、坂間も裁判官として、そして人として成長していくヒューマンリーガル作品。

「みちおを見守る会」のメンバー。

第3話『伝説の裁判官が暴走 凶悪犯の愛』

藤代 省吾(ふじしろ しょうご/演:岡田義徳)

駒沢の前に再び現れた藤代。

第3話の事件の被告人。44歳。
18年前、藤代は詐欺師から金銭を奪おうとするが、相手と揉み合った際にナイフで相手を殺してしまう。その後、自首。本来なら無期懲役だが、自首をしたことから当時の判事である駒沢は藤代に懲役4年の判決を下した。出所後はガラス工房で働いていた。

今回の事件では、藤代のガラス教室に野上 哲司(のがみ てつじ)の娘・碧(みどり)が通っており、碧の母である奈緒(なお)に好意を持ってしまう。2人を別れさせたい藤代は「野上は浮気している」「夫と別れなければ罰を与える」という手紙を送りつけていた。
そのことが野上にバレ、藤代と野上は口論からつかみ合いの喧嘩になる。藤代が自転車で逃げようとしたところ、勢い余って野上と衝突。野上は後ろに倒れ、頭を強く打ったことで死亡。前科もある藤代は、「脅迫したこともバレて、野上のことも自分が殺したと思われる」と思い野上の遺体を焼却したと証言。

しかし、実は藤代と奈緒は以前からの知り合いだった。18年前、藤代は自首する前に自殺しようとしていた。その時、警察官で巡査だった奈緒に止められ思いとどまり自首へと至った。
奈緒はそれ以降も服役中の藤代をサポートし、2人は惹かれあっていた。そして碧も実は藤代との子供だった。
身内に犯罪者がいては警察官が務まらないと感じた藤代は、奈緒が妊娠中に身を引く。

事件当日、碧から助けを求められて駆けつけると野上が死亡していた。碧から話を聞くと、碧は「自分が殺した」と言った。藤代は自分の子供を守るために、嘘をついて代わりに逮捕されたのだった。

野上 奈緒(のがみ なお/演:佐津川愛美)

碧の母。警察官。

18年前、巡査だった時に犯罪を犯した藤代と出会う。藤代が服役中もサポートし、2人は結ばれる。
その後、碧を身籠るも藤代は「前科持ちが身内にいない方がいい」と結婚することはなかった。

3年前、哲司と出会うがその頃から殴る蹴るなどのDVを受け続けていた。
藤代と共に碧を庇い、嘘をついたことから裁判後は懲戒免職を受けている。

野上 碧(のがみ みどり/演:渡邉心結)

奈緒と藤代の娘。中学生。お祭りで見たガラス細工が綺麗だったことから、藤代のガラス教室に通うようになる。
事件当時、哲司から暴力を受けている母を守ろうとガラスで哲司の頭を殴り死なせた。その後、藤代に助けを求めて電話をかける。これは直感的に藤代が自分の父親だと分かっていたからだと思われる。

真実が発覚した後は、家庭裁判所で審判にあたることとなった。

野上 哲司(のがみ てつじ/演:成松修)

第3話の事件の被害者。45歳。市役所職員。
外面はいいが、実は奈緒や碧をDVしていた。碧によって殺され、藤代によって遺体を焼却された。

岡崎 恵一(おかざき けいいち/演:水間ロン)

藤代の事件を捜査した刑事。笹原署(ささはらしょ)に勤務している。

迫田 淳史(さこた あつし/演:大河内浩)

岡崎の上司で署長。

堀口義則(ほりぐち よしのり/演:越村友一)

岡崎や迫田が所属している笹原署の刑事部長。

津田 丈弘(つだ たけひろ/演:神崎孝一郎)

藤代の18年前の事件で、藤代の保護観察や更生のサポートを行なっていた。

詐欺師(さぎし/演:輝海)

18年前、藤代が勤めていたバーの常連客で詐欺グループのリーダーを務めていた。
金を奪おうとした藤代と揉み合い、ナイフを持ち出す。しかし、藤代と揉み合っているうちにナイフを奪われ刺されたために死亡。

支部長(しぶちょう/演:森永徹)

東京地方裁判所第3支部の支部長。

傍聴マニア(演:鬼越トマホーク)

tw-2948897452
tw-2948897452
@tw-2948897452

目次 - Contents