イチケイのカラス(漫画・ドラマ・映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『イチケイのカラス』とは、浅見理都(あさみりと)による裁判官を主人公とした日本のリーガル漫画。『モーニング』で2018年から連載された。主人公・坂間は、武蔵野地方裁判所第一刑事部、通称「イチケイ」に配属される。そこで型破りな判事・入間みちおに出会う。入間は「ただ裁判官は判決を下すのみ」と思っている坂間とは違い、実際の事件現場を訪れたり、気になることは徹底的に検証したりするタイプだった。被告人の人生まで考える入間と関わるうちに、坂間も裁判官として、そして人として成長していくヒューマンリーガル作品。

「みちおを見守る会」のメンバー。

第6話『令和の大泥棒が法廷に登場!』

岸田 茂(きしだ しげる/演:バカリズム)

慣れた様子で証言台に立つ岸田。

前科持ちの窃盗犯。43歳。会社員をしていたが、移動販売のパン屋をやりたいと一念発起。しかし、失敗に終わってしまいそこから盗みを働くようになる。
今回の事件では、志摩宅に忍び込み、金庫から現金113万円を盗んだ罪で起訴された被告人。
事件同時、自転車で逃走を図るも新聞配達人とぶつかり、転倒。その後、指名手配されたために自首をした。
盗むことに関してポリシーを持っており、盗みに入るのは火曜日と金曜日と決めている。またお金が余っている裕福な家庭のみを選び、盗みを働く際には人を傷つけないなどマイルールが存在する。

現金113万を盗んだと証言していたが、実は2億円ほど盗んでいた。この2億円は志摩が脱税で得た金であり、盗んでも志摩が言い出せないだろうと踏んで盗んでいた。
その後、検察の畠山(はたけやま)が訪ねてきて「1000万やるから黙ってろ」と買収を持ちかけてきた。

真鍋 伸(まなべ しん/演:坂口和也)

明報(めいほう)新聞の記者。岸田の窃盗事件を調べており、岸田が逃亡する際の防犯カメラの映像の申請をしていた最中、何者かに突き飛ばされ頭を強く打ち死亡。38歳。妊娠中の妻がいた。
真鍋は死ぬ直前、国税庁の天下りについて調べていた。そして、志摩が天下りに関わっていることや、脱税で莫大な富を得ている証拠を掴んでいた。
真鍋は襲われる直前、釣りに出かけ自身の船の底に手帳を隠していた。その手帳には志摩が脱税している証拠が書かれており、最後のページには産まれてくる息子の名前の候補「直輝(なおき)」が書かれていた。

真鍋 智花(まなべ ともか/演:山田キヌヲ)

真鍋の妻。妊娠中で里帰りをしていた。
真鍋が「志摩について調べていた」と入間たちに伝えた。

中森 雅和(なかもり まさかず/演:矢島健一)

特捜部出身の次長検事。城島の後輩だがキャリアは城島より上。
事件を調査しようとする城島と井出に対し、捜査協力の禁止を出して妨害をしてきた。

12年前の事件で、志摩から真相を聞いていたものの「大企業の不正は国益に関わる」として揉み消した。しかし第7話で、12年前の真相を日高と共に記者会見で告白した。

小宮山 明憲(こみやま あきのり/演:テイ龍進)

岸田取り調べを行った検事。特捜部出身で、中森の部下だった。
裁判では駒沢から「畠山が岸田に面会していた理由は?」と尋問されるが、「知らない」と答えた。
第7話では12年前の事件を調べようとする駒沢、入間、坂間に対して忌避申し立てを起こした。

畠山(はたけやま/演:日向丈)

元検察官で、現在は弁護士。
検察時代は、小宮山の後輩だった。何度も岸田の面会に訪れており、岸田を直ぐ送検するように井出たちに命令していた。

戸田 啓次(とだ けいじ/演:中村元気)

真鍋の友人で釣り仲間。真鍋は襲われる前にも釣りに出掛けており、その際真鍋が船の底に何かを隠していたと入間たちに証言。
船の底からは手帳が見つかった。

奥山(おくやま/演:中野順一朗)

岸田の弁護人。

下山 良太(しもやま りょうた/演:長島令玖)

新聞配達員。
朝刊配達中に窃盗後の岸田と自転車と衝突。岸田の顔を目撃したため、交番に通報した。

小宮山検事の担当事務官(こみやまけんじのたんとうじむかん/演:吉田れいな)

井出から食事に誘われ、食事中つい小宮山が岸田を取り調べていた時のことを話してしまう。

第7話『司法VS型破り裁判官 決戦のとき』

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