【進撃の巨人】アニ「私も恋バナがしたい」【厳選名作SS】

進撃の巨人の厳選名作SSを掲載しています。いつもクールなアニは同期達の恋バナにも無関心。しかしある時、恋愛小説を借りたことから恋の話にハマってしまい…一転して恋バナに興味津々に。

アニ「私も恋バナがしたい」

出典: 1.bp.blogspot.com

1 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/08(日) 17:07:38 ID:4gI2437E

ハンナ「でね…フランツが…」

ミーナ「きゃー!素敵ー!」

クリスタ「ミカサ、今日のエレンとのお出かけはどうだった?」

ミカサ「うん…とても楽しかった」

サシャ「わぁーよかったですねぇ」

キャイキャイ ワイワイ

アニ「…」ペラ

2 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/08(日) 17:08:30 ID:4gI2437E

ミーナ「アニもこっち来て恋バナしよーよー」

アニ「いい…興味ないしくだらない」

ミーナ「えぇー私たちぐらいの年頃ではかなり重要なことだよー?」

アニ「誰が誰を好きとかどうでもいい。勝手にどうぞって感じ」ペラ

ミーナ「アニも気になる男子とかいないのー?」

アニ「いない」

ミーナ「わぁ。即答」

アニ「関係ない上に興味もない話してもしょうがないでしょ」ペラ

ミーナ「話聞いてるだけでも面白いのに…そういえば何読んでるの?」

アニ「歴史書」

ミーナ「渋い…あ、じゃあオススメの恋愛小説かしてあげる!これぐらいならいいでしょ?」ゴソゴソ

アニ「(面倒くさい…)あーはいはい…そこまで言うならかりるよ…」ヒョイ

ミーナ「わーい!また感想聞かせてね!」

アニ(はぁ…さっさと読んで返そ…)ペラペラ

3 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/08(日) 17:09:04 ID:4gI2437E

アニ(「恋壁」…?あぁなんか一時期女子の間で流行ってたね…)ペラ

アニ(なんか頭の悪そうなカップルが妊娠するやつでしょ?面白そうだとは思えなかったけど…)ペラ

アニ(…)ペラ

アニ(…)ペラ

アニ(…)ペラペラ

4 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/08(日) 17:09:47 ID:4gI2437E

30分後

アニ(…///)

アニ(…はっ!なに夢中になって読んでるんだ…)

アニ(こんな毒にも薬にもならない本…)チラッ

ミーナ「えー!ハンナそれ本当!?」

ハンナ「もう!ミーナ声が大きい…」テレテレ

アニ(…ま、まぁ全部読まないで批判するのも失礼だからね…最後まで読むよ…)

アニ(…別に続きが気になる訳じゃ…)ペラ

アニ(…)ペラペラペラ

5 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/08(日) 17:10:18 ID:4gI2437E

翌朝

サシャ「ふぁぁ…みなさんおはようございます…ってアニ!すごい隈ですよ!」

クリスタ「わぁ!目も真っ赤!大丈夫?」

アニ「…大丈夫」ボー

ユミル「お前…ただでさえ怖い顔がさらに迫力増してるぞ…」

ミーナ(もしかして一晩中読んでたのかな…)

アニ「…」ボー

6 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/08(日) 17:11:01 ID:4gI2437E

アニ「…」ペラペラ

ミーナ「アニ、すっかり恋愛小説にはまちゃったね」

アニ「…」ペラペラ

ミーナ「しかし意外だなー勧めといてなんだけどすぐ突っ返されるかと…」

アニ「…」ペラペラ

ミーナ「しかもそんなに本買い込むとは思わなかったよ。私の持ってた本も全部読んじゃうし」

アニ「…ミーナ」ペラペラ

ミーナ「ん?なに?」

アニ「うるさい」ペラペラ

ミーナ「あ、ごめん…」

7 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/08(日) 17:11:51 ID:4gI2437E

アニ(いままで食わず嫌いしてたけど恋愛物がこんなに面白いなんて…!)

アニ(これは皆夢中になるはずだ…)

アニ(…ん?あれは…)

ミカサ「エレン、あの…今度の休日、また買い物に付き合ってほしいのだけど…」

エレン「はぁ?この間行ったばっかだろ?」

ミカサ「うん…だけど…」

エレン「うーん…あ、じゃあ今度はアルミンも一緒に連れてこうぜ。本屋覗きたいって言ってたし」

ミカサ「あ、そう…うん…分かった…」シュン

エレン「?なんだお前?」

ミカサ「なんでも…きっとアルミンも喜ぶ」シューン

エレン「???」

アニ(!!これは…!)

8 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/08(日) 17:12:42 ID:4gI2437E

アニ(全然興味なかったから意識したことなかったけどミカサってエレンが好きなんだよね!?)

アニ(二人は幼馴染!しかもミカサの片思いっぽい!)

アニ(すごい!小説みたい!今のやり取りの切なさがなんとも言えない!)

アニ(小説に限らず身近にもこんな展開があるなんて!)

アニ(いままでなんで知らなかったんだろう!)

アニ(やっば!人様の恋愛事みるのめっちゃ楽しい!)フッスー

アニ(他に…他になんかないかな?)キョロキョロ

ジャン「」ギリギリギリギリ

アニ(おぉ!)

9 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/08(日) 17:13:14 ID:4gI2437E

アニ(ジャンが二人を…ていうかエレンをめっちゃ睨んでる!)

アニ(そういえばジャンがミカサのこと好きなのも周知の事実!)

アニ(あ!これが俗にいう三角関係ってやつじゃない?)

アニ(なにこれ美味しい!)

アニ(いつもはエレンとジャンの喧嘩うるさいなと思ってたけど…)

アニ(そうと分かれば話は別!どんどんやれ)

アニ(これから退屈な訓練生活が楽しくなりそう!)ワクワク

ミーナ「アニ、今日はなんかいきいきしてるね…?」

10 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/08(日) 17:13:44 ID:4gI2437E

夜・女子寮

ハンナ「…それでね…フランツが…」

クリスタ「わぁーやっぱり憧れるなぁー」

ユミル「おいおい。クリスタには私がいるだろー?」

クリスタ「もーユミルったら」

ミカサ「ハンナの話は聞いてると幸せになる」

ハンナ「私の話だけじゃなくてミカサの話も聞かせてよー」

ミカサ「あ、えっと…」

ミーナ「ほらほら照れちゃって・」

サシャ「最近どうなんですかー?」

ワイワイ キャッキャ

アニ「…」

11 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/08(日) 17:14:17 ID:4gI2437E

アニ(すごい混ざりたい!皆の恋バナ聞きたい!)

アニ(でもあんなこと言っちゃって今更混ざれない!)

アニ(ていうか私のキャラ的に不自然すぎる!恥ずかしい…)

アニ(見てるだけじゃ分からないことも多いし…ハンナとフランツの恋愛事情も知りたいけど…)チラッ

ワイワイ キャッキャ

アニ(無理!あの空気に馴染める気がしない…)

アニ(私も恋バナ聞きたい…でもそんな話ができる人なんて…)

アニ(…)

アニ(あ、ライナーとベルトルト…)

アニ(…)

12 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/08(日) 17:14:48 ID:4gI2437E

アニ(ないわー…自分で考えといてないわー…)

アニ(あいつらが好きな人云々話してたらなんか…)

アニ(なんか想像するだけで…)ウヘア

アニ(ん、なんだろうこの感覚…知ってる…)

アニ(…あ、これあれだわ)

アニ(両親が凹凸して自分が生まれたと知ってその凹凸をうっかり想像した時の気持ちだ…)ウヘア

アニ(身内の恋愛事情は知りたくないわー…)ウヘア

アニ(…うまい具合に人の恋バナを聞く方法は無いものか…)

23 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/09(月) 19:57:10 ID:JQLr3B1E

ミーナ「あ、そういえばトロスト区にはよく当たる占い屋さんがあるんだけど皆知ってる?」

クリスタ「え?そんなのがあるの?聞いたことないや」

ミーナ「ちょっと路地の裏にあるから見つけにくいんだけどね」

サシャ「さすが地元民は詳しいですねー」

ミーナ「特に恋愛占いはすごいらしよ!ミカサも占ってもらったら?」

ミカサ「是非…と言いたいけどそういうところは料金が心配…」

ユミル「確かに。たかが相談聞いて助言するだけなのに高すぎるよな」

アニ「!」

ミーナ「あー…そうかも…また機会があったら行ってみるといいかもね」

ハンナ「もっと気軽にいけるならいいのにねー」

アニ「…」

24 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/09(月) 19:58:00 ID:JQLr3B1E

アニ「…」

アニ「ひらめいた」

27 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/10(火) 17:15:24 ID:TEkMJp5A

カーンカーン

ライナー「よし。終わりか」

ベルトルト「訓練と比べると技巧はだいぶ楽だよね」

ライナー「そうだな。さて、早く寮に戻って休むか」

ベルトルト「うん…」チラッ

アニ「」ガサガサ

ライナー(こいつまたアニのこと見てるな…ていうかアニもなにしてんだ…)

ベルトルト「あ、行こうか。ライナー」

ライナー「ん?おう」

スタスタ

アニ「廃材ゲット」ガサガサ

28 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/10(火) 17:15:56 ID:TEkMJp5A

次の日

アニ「」ヨッコラ ヨッコラ

ベルトルト(なんだあれは)

エレン「おい、アニの奴、珍しく倉庫の掃除当番やってるぞ」

アルミン「これまた大きな箱抱えてるね。何が入ってるんだろ?」

エレン「どうせガラクタかなんかだろ。あそこの倉庫はゴミしか置いてないし」

アルミン「あはは、確かに。一気に整理でもすんのかな?」

29 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/10(火) 17:16:36 ID:TEkMJp5A

裏庭

トンカン トンカン

アニ「よし。こんなものかな」

アニ「後は倉庫で見つけた古いカーテンで仕切って…」バサバサ

アニ「…うん…うん!いい感じ!」

アニ「あとは看板を…」ヨイショ

【マドモアゼル・玲音の館】

アニ「」フーッ

30 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/10(火) 17:20:19 ID:TEkMJp5A

ミカサ「今日もエレンにうるさいって言われた…」ショボン

ミカサ「私はエレンが心配なだけなのに…なんで上手くいかないんだろう…」トボトボ

ミカサ「…あ、掲示板…なんか連絡事項貼ってあるだろうか…」

ミカサ「…?これは…?」

勉強・ 恋 愛 ・人間関係…
キビしい訓練生活の中で悩みを抱えているそこのあなた!
マドモアゼル玲音がお悩み解決に尽力いたします(`・∀・´)

マドモアゼル・玲音の館
場所 訓練所裏庭

料金はいただきません。まずはお気軽にお越しください☆

31 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/10(火) 17:21:09 ID:TEkMJp5A

ミカサ「占い屋さん…?しかも訓練所内に…?」

ミカサ「なぜ恋愛って文字だけやたら大きいのか分からないけど…」

ミカサ「…」

ミカサ「…お金とらないんだ…」

ミカサ「…」

ミカサ「…試しに行ってみようか…」

32 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/10(火) 17:21:44 ID:TEkMJp5A

裏庭

ミカサ「ス○ーピーに出てくるルー○ーのカウセリングみたいなのが建ってる…」

ミカサ「カーテンがあるから向こう側が見えないけど…」

ミカサ「マドモアゼルはいるのだろうか…すいません。相談に来たのですけど…」

マドモアゼル「いらっしゃい。もしかして恋の悩みかい?」

ミカサ「な、なぜ分かったの…?」

マドモアゼル「私は一目見るだけでその人の悩みが分かるのさ。あんたの思い人はエレン・イェーガーだろう?」

ミカサ「!?まさかそこまで分かってしまうなんて!」

マドモアゼル「…さて、ここに来たということは何か悩みがあるんだろう?話してみなさい」

ミカサ「あ、はい…」



33 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/10(火) 17:23:07 ID:TEkMJp5A

マドモアゼル「…ふんふん。なるほど。それはあんたの振る舞いに問題があるね」

ミカサ「え、そうなんですか…?(めちゃくちゃ根掘り葉掘り聞かれた…)」

マドモアゼル「あんたは押し過ぎなんだ。押してばっかりじゃ男はどんどん逃げて行ってしまうんだよ」

ミカサ「!?それは困る!」

マドモアゼル「そうだろう?そこで提案だ。押してダメなら引いてみな、って言葉があるだろう?」

ミカサ「…?えぇ…」

マドモアゼル「いままでずっと自分について回ってた女がある日急に距離を置くようになったらどうなると思う?」

ミカサ「…さぁ…」

マドモアゼル「自分から離れないと思って安心していたのに距離を置かれて急に焦り出すってのはよくあることなんだ」

ミカサ「?」

マドモアゼル「ま、要するにちょっと離れて様子みてみたらいいんじゃないか?他の男と話してるのを見せてもいいかもね」

ミカサ「え…でも…そんな試すようなこと…」

マドモアゼル「じゃあずっと現状維持でいいのかい?それだとなにも変わらないままだよ?」

ミカサ「…頑張って…みます…」

マドモアゼル「…」ヨシ!

39 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/11(水) 00:04:43 ID:boafqZ46

アニ「恋愛小説で得た知識がこんなところで役に立つとは」

アニ「相手を嫉妬させてアピールするのはなかなか美味しい展開だよね」

アニ「あのエレンがどう動くか楽しみだ…」

アニ「面白い展開も見れそうだし、恋バナもじっくり聞けるしで一石二鳥だね」

アニ「この調子でどんどん行こう」

アニ「さぁて次のお客さんが来るまで『シナチュウ』(※)でも読んでるかなー」パラパラ

※「シーナの中心で愛を叫ぶ」の略。一時期流行った

40 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/11(水) 00:05:16 ID:boafqZ46

ハンナ「…あのー…やってますか…?」

アニ「(!お客さん第二号来た!)…いらっしゃい…」

ハンナ「あの…掲示板の張り紙を見てきたんですけど…」

マドモアゼル「…あんた、彼氏との間になんかあったのかい?」

ハンナ「!?分かるんですか?」

マドモアゼル「さぁ、詳しく話してごらん…」ワクワク

ハンナ「実は…彼が最近そっけない気がして…」

マドモアゼル「」フムフム

41 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/11(水) 00:06:03 ID:boafqZ46

数日後

ミカサ「…」スタスタ

アルミン「エレン…ミカサと喧嘩でもしたの…?」

エレン「いや。そんなことないけど…」

アルミン「最近全然一緒にいないじゃないか。なんか怒らせるようなことしたんじゃないの?」

エレン「心当たりがないんだが…」

ミカサ「…あ、ジャン。今日の訓練も一緒に組んでほしいのだけど…」

ジャン「マジか!喜んで!」

ミカサ「ありがとう」

ワイワイ

アルミン「…最近ジャンと仲いいよね」

エレン「そうか?」

アニ「そうなんじゃない」ヌッ

エレン「うぉ!?お前どこから!?」

42 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/11(水) 00:06:34 ID:boafqZ46

アニ「あんたがいつもミカサのことうっとおしがってたから向こうも嫌になったんじゃない?」

エレン「はぁ?」

アニ「ま、いつまでもミカサが自分についてきてくれると思わないことだね」

アルミン「…アニ、どうしたの?」

アニ「別に。ただ乙女代表として一言言いたかっただけ」スタスタ

アルミン「…?」

エレン「なんなんだ…あいつは…」

アニ(よし。煽るだけ煽った)グッ

43 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/11(水) 00:07:18 ID:boafqZ46

アニ(…)ジー

フランツ「…」スタスタ

アニ(…今だ!)ヒラッ ダダッ!

フランツ「うん?手紙が落ちてる?」

アニ(よし!拾った!)コソッ

フランツ「…?ハンナ宛?」ゴソゴソ

フランツ「…」

フランツ「…見てもいいかな…」キョロキョロ

アニ(…)ジー

フランツ「…少しぐらいなら…」

アニ(よし、よし!)

フランツ「…差出人、書いてないな…」ゴソゴソ

44 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/11(水) 00:07:59 ID:boafqZ46

ハンナさんへ

いつもお慕いしています。あなたの花のような笑顔は訓練の疲れを癒してくれます。
しかし私にはあなたを影から見つめることしかできません。
あなたには既に愛する人がいるのを知っているからです。
あなたの幸せは私の幸せ…そう思っておりました。
しかし最近のあなたはどこか物憂げな表情をしていることが多く見受けられます。
原因は彼にあるのでしょう?
あなたのように美しい人がありながらそのありがたみを忘れ、雑に扱っているのではないでしょうか。
私ならあなたに絶対そのような思いはさせないのに。
もしあなたがこれ以上苦しむようなら、私はあなたを盗みに行きます。
しかし万が一彼が再びあなたのことを深く愛するようになったら私は潔くあきらめましょう。
あなたの幸せが私にとって一番の幸せなのですから。

フランツ「な…!な…!な…!」ワナワナ

アニ(撤退ー!)タッタッタ

45 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/11(水) 00:08:31 ID:boafqZ46

ハンナ「マドモアゼル!あなた様が占った通りになりました!」

マドモアゼル「私はほんの少し助言をしただけさ…」

ハンナ「彼、以前にも増して優しくなって…もうこれ以上幸せなことってないです!」

マドモアゼル「それはよかった」ウンウン

ハンナ「本当にありがとうございます!」

マドモアゼル「お礼はいいから詳しく話を聞かせておくれ。また今後について占ってあげるよ」

ハンナ「わぁ!やったぁ!あ、これ、お礼のアップルパイです!お納めください」スッ

マドモアゼル「え、いいの?」

ハンナ「?」

マドモアゼル「(やば、思わず素に…)コホン…ありがたく頂こう」

48 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/11(水) 08:34:19 ID:l9dpe69.

アニ「美味しい!アップルパイ美味しい!」パクパク

アニ「思ったよりいい商売だね…ハンナは贔屓にしてあげよ」パクパク

アニ「この数年で磨いてきたスパイスキルも役立つ役立つ」パクパク

アニ「半分は明日のお楽しみにしよっと。さぁって今日はもう店じまいかなー」ゴソゴソ

キース(なんだあれは)

49 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/11(水) 08:35:13 ID:l9dpe69.

キース(変な物が建っていると聞いて見にきたが…あれはレオンハートか…?)

キース(占い…?なぜそんなことを…)

キース(…きっとレオンハートなりに周りと馴染もうとした結果なのだろう…)

キース(本来なら厳罰だが…今回は見逃してやろう…)ソー

アニ「…?誰かいた?…気のせいか」

56 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/11(水) 23:58:00 ID:mRlxZkfg

エレン「…なぁ、ミカサ」

ミカサ「…なに」

エレン「お前、最近オレのこと避けてるよな…?」

ミカサ「…」

エレン「そのさ…もしお前の気に障ることしたのならはっきり言ってくれないか?」

ミカサ「…そんなことはない」

エレン「じゃあどうして避けたりするんだ?」

ミカサ「えっと…」

エレン「…」

ミカサ「…」

エレン「…よし、分かった。お詫びになんか好きなもの奢ってやる。これでどうだ?」

ミカサ「!そ、それは二人で…ってこと?」

エレン「まぁオレが悪いみたいなのにアルミンを付き合わせるのは悪いからな…それでいいか?」

ミカサ「…うん!」パァァ

アニ(きたー!)

57 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/11(水) 23:58:39 ID:mRlxZkfg

アニ(ミカサからお礼にカップケーキもらった)アーン

アニ(すごく美味しい。手作りとかすごい)モグモグ

アニ(ごちそうさま)フー

アニ(最近はお客さんが増えてきたからおやつ事情が潤うな)

アニ(謝礼代わりにお菓子っていうのが定着しているらしい)

ミーナ「アニ、お布団の中で何やってんのー?」

アニ「ちょっとウトウトしてただけ」

サシャ「おやつでも隠れて食べてるのかと思いました」

ミーナ「あはは。サシャじゃないんだから」

サシャ「むむ!失礼な!」

ミーナ「ははは。ごめんってー」

サシャ「もう…夕飯の時間だし、アニもそろそろ行きましょうよ」

アニ「はいはい」ムクリ

58 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/11(水) 23:59:31 ID:mRlxZkfg

食堂

ワイワイ

ハンナ「…でね!本当にすごいの!」

ユミル「へぇー」

ミカサ「あれは本物」

クリスタ「私も他の子から聞いたよーすごい当たるんだってね」

サシャ「?みなさんなんの話してるんですか?」

59 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/12(木) 00:00:09 ID:uDoqmlZc

クリスタ「あ!知ってる?裏庭の占い屋さん!」

ミーナ「あー!最近噂の!なんでも占ってもらったら恋がすごく上手くいくっていう!」

ユミル「確かに急にカップルが増えたよなー」

ハンナ「私、実はフランツと上手くいってなかったんだけど、占ってもらったら前よりもいい感じになって…」テレテレ

ミカサ「私も素っ気なかったエレンがデートに誘ってくれた…」コソッ

サシャ「すごい実績ですねー」

ミーナ「どんな感じだった?」

ハンナ「うーん…なぜかやたら細かく説明を求められるんだよね」

ミカサ「きっとあれはカウセリングの一環。あれのおかげで的確な占い結果が出るのだと思う」

ユミル「なんだそりゃ。私が聞いた話だと成績について相談した奴は随分ざっくりだったらしいぞ」

クリスタ「きっと本来は恋愛占いが専門なんじゃないかな?」

アニ(だって興味ないし)

60 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/12(木) 00:00:44 ID:uDoqmlZc

ミーナ「マドモアゼル玲音だっけ?どんな人なの?」

ハンナ「それがいつもカーテンで仕切られてるから顔は見えないんだよねー」

サシャ「訓練兵の誰かじゃないんですか?」

ミカサ「私もそう思ったのだけどそれだと教官がなにも言わないのはおかしい」

クリスタ「怒られそうだもんね…てことは外部から特別に来てる人?」

ユミル「訓練所が占い師を招く意味が分からないけどな…」

ミーナ「黙認してるってことは教官の知り合いかもしれないね」

ハンナ「うーん…」

61 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/12(木) 00:01:37 ID:uDoqmlZc

ミーナ「それにしても女子の間で大流行だよね!」

ハンナ「予約制とかになったらやだなぁ…マドモアゼル、とても頼りになるのに…」

ミカサ「同感…」

クリスタ「そんなに的確なアドバイスしてくれるなんてきっとマドモアゼルは恋愛上級者なんだろうね」

アニ「!?」

62 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/12(木) 00:02:08 ID:uDoqmlZc

ハンナ「きっと経験豊富な素敵な女性なんだろうなー」

ミカサ「ありとあらゆる男性を虜にしてきたに違いない」

アニ「」

ユミル「占い師っていうからには神秘的なイメージがあるよな」

ミーナ「魔性の女?って感じ?」

ミカサ「背が高く、美しい長髪を持つの絶世の美女」

ハンナ「色気を感じさせる一方、全てを包み込む母性」

クリスタ「成熟した大人の女性…て感じかな?」

アニ(えらいイメージがついてしまった)

ハンナ「今度はみんなで行ってみない?」

クリスタ「うん!…あれ?サシャは?」

63 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/12(木) 00:02:39 ID:uDoqmlZc

エレン「なんか女子がやたら盛り上がってるな」

アルミン「あぁ、なんかよく当たる占い屋があるらしいね」

エレン「占い?女子って本当にそういうの好きだよなー」

アルミン「特に恋愛関係の的中がすごいんだって」

ライナー「」ピク

ジャン「」ピク

マルコ(うわぁ)

アルミン「占ってもらった人はもれなく付き合うか、進展があるかしてるんだって」

ライナー「」ピクピク

ジャン「」ピクピク

コニー(うわぁ)

エレン「ふーん…アルミン詳しくないか?」

64 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/12(木) 00:03:10 ID:uDoqmlZc

アルミン「まぁ皆噂してるしね…」

ライナー「…なぁ…アルミン…ちょっと詳しく教えてくれないか?」

ジャン「…オレからも…」

アルミン「え…うん」

コニー「野郎どもが集まって恋愛占いの話とかえげつないわ」

マルコ「コニー、言っちゃだめだ」

エレン「え、なんでお前らそんな興味深々なんだよ」

ジャン「うるせぇ!お前には分からねぇよ!」

65 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/12(木) 00:03:44 ID:uDoqmlZc

説明終わり

ジャン「ふーん…」

ライナー「なるほどな…」

エレン「なんだよお前ら…恋愛なんて気にする柄かよ…気持ちわりぃ…」

ジャン「あーマジお前ぶん殴りたいわ…」

ライナー「お前だって無関係ではないと思うがな…」

エレン「はぁ?」

ベルトルト「あ、ライナー、席取っといてくれてありがとう」

ライナー「おう。お疲れ」

エレン「あ、ベルトルト。聞いてくれよ。こいつら占いに興味あるんだってよ」

ベルトルト「占い?」

ジャン「裏庭に手作りの占い屋があるんだってよ。こう、カーテンで仕切ってあって…」

ベルトルト「なにそれ…」

ライナー「あれ?そういえばアルミン達どこ行った?」

66 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/12(木) 00:04:17 ID:uDoqmlZc

サシャ「へーん…みんな恋してていいですよねー…」ウジウジ

コニー「最近カップルがやたら増えたのはそういうことだったのか」

アルミン「なーんかこれから男子にも流行りそうで怖い」

マルコ「君がきっかけ作ったけどね。今さっき」

サシャ「どーせ私はそのブームに乗れませんよーだ」ウジウジ

コニー「孤独が沁みるぜ」

アルミン「恋愛に縁が無いもの同士頑張ろうね…」

マルコ「そうだね…」

67 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/12(木) 00:04:48 ID:uDoqmlZc

マルコ「…思ったんだけどこういうのは占ってもらえないのかな?」

サシャ「こういうのとは?」

マルコ「相手がいなくて悩んでます的な」

コニー「おぉ!」

サシャ「あーなんか聞いた話だとカップルか片思いかじゃないとダメっぽいです」

アルミン「そうそう。ある程度形がないとざっくりしたアドバイスしかしてくれないみたい」

マルコ「恋愛にある程度縁がある前提かー」

コニー「なんだそれ…もしかしてその占い師、恋バナ聞きたいだけなんじゃないか」

アルミン「うーん…どうなんだろ…」

サシャ「あー素敵な恋がしたい」

74 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/12(木) 23:52:24 ID:xcmU7QIk

数日後

マドモアゼル「なに馬鹿言ってんだい!あんたのその子を思う気持ちはその程度なのかい!?」

ジャン「あ、姐さん…!」

マドモアゼル「ちょっと分が悪いからって弱音吐いてんじゃないよ!あんたはこれくらいで諦めるような男なのかい!」

ジャン「オレが…オレが間違ってました!頑張ってみます!」

マドモアゼル「ふん…しっかりやるんだよ」

ジャン「はい!」

75 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/12(木) 23:53:04 ID:xcmU7QIk

アニ「ふぅ…おかげさまで最近は男子も来るようになったね」

アニ「さらに恋愛事情が分かって楽しいのなんの」

アニ「お礼のお菓子もたっぷりで幸せ」

アニ「ひと段落したし、ジャンの持ってきたプリン食べよ」ゴソゴソ

アニ「そうだ。この間買った『馬車男』(※)読みながら食べようかな」

※冴えない男がシーナ行きの馬車の中で絡まれていた美女を助けることで始まる恋物語。一時期流行った。

76 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/12(木) 23:53:41 ID:xcmU7QIk

アニ「…にしても私の実績すごくない?カップルを何組誕生させたことやら」

アニ「もしかしたら天職かもしれない」

アニ「普段の人間観察が生きるね」

アニ「…もともと話し相手がそんなにいないから人間観察しかやることないんだけど」

アニ「…」

アニ「…まぁ楽しいからいいのさ…」モグモグ

77 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/12(木) 23:54:15 ID:xcmU7QIk

アニ「もう遅いし今日はここまでかな」ノビー

カーン カーン

アニ「ん、もうすぐ消灯か」

アニ「…」

アニ「…なにか忘れてるような…」ウーン

アニ「…」

アニ「…」

アニ「…」

アニ「」

アニ「あぁ!!」

78 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/12(木) 23:55:02 ID:xcmU7QIk

ダダダッ

アニ「ハァー…!ハァー…!ご、ごめん…遅れた…!」ゼーゼー

ベルトルト「忘れてて来ないのかと思ったよ…」

アニ「ご、ごめんって…!わ、忘れてはなかった!本当に!」

ベルトルト「…」ジー

アニ(うわ…めっちゃ見てる…!だからごめんって!)

ベルトルト「…なにかあったの?」

アニ「ちょっと用事があって…次からは気を付けるから…」

ベルトルト「分かったよ…さぁ始めようか」

アニ「…ライナーは?」

ベルトルト「兵士モードだよ…まったく自分で召集かけておいて…」

アニ「寝てるときに鼻にカナブンでも突っ込んでおいて」

ベルトルト「それは前にやったから枕に男子10人ぶんの使用済み靴下詰めてきた」

アニ「そう」

ベルトルト「時間が無いから手短に情報交換しようか」

hacca
hacca
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