Girls Mode 4 スター☆スタイリスト(ガールズモード4)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『Girls Mode 4 スター☆スタイリスト(ガールズモード4)』とは、2017年に任天堂より発売された女性向けのファッションや着せ替えを楽しむニンテンドー3DS専用ソフト。『ガールズモード』シリーズ四作目となる本作ではシナリオ、アイテム共に大幅にボリュームアップし前作よりさらに幅広いコーディネートをすることが可能。ブティックの店長となり、お客様の要望に合ったコーディネートを提供するファッションコーディネートゲームである。

『Girls Mode 4 スター☆スタイリスト』の概要

『Girls Mode 4 スター☆スタイリスト(ガールズモード4)』とは、2017年11月2日に任天堂より発売された、ブティックの店長として女性のファッションや着せ替えを楽しむニンテンドー3DS専用ソフトである。パッケージ版だけではなくダウンロード版も購入可能。ジャンルは「ファッションコーディネートゲーム」で女性を中心に支持を受けている。開発はシンソフィアで、過去の『ガールズモード』シリーズも手掛けている。シナリオは『BLOOD+』『猫の恩返し』などの脚本を手掛けた吉田玲子、キャラクターデザインは『おとめ妖怪ざくろ』などの作品、『輪るピングドラム』などのキャラクターデザインを手掛けた漫画家の星野リリィが担当している。
2017年12月20日にはゲーム内で流れるキャラクターソング全15曲を完全収録した配信限定アルバム『Girls Mode 4 スター☆スタイリスト ボーカルコレクション』がiTunesやAppleMusicなどで配信された。
シリーズ四作目となる本作はシナリオが大幅にボリュームアップし、ファッションアイテムは約二万点にも及び多彩なコーディネートを楽しむことが可能。過去作では無かったブレスレット、腕時計やヘッドホンというアイテムも追加されており、よりコーディネートの幅が広がっている。ストーリーを進めていくとネイルやヘアスタイルの提案も可能になる。
プレイヤーは、叔父のトモロウより譲り受けたブティックの店長となりファッションに悩むお客様のコーディネートを提案していく。店長としてのスキルが上がると、アイドルに憧れてプレイヤーのもとを訪れる三人の少女たちのデビューのためコーディネートを手掛けていくのがメインとなる。大筋のストーリーには影響はないが、今作では提供するコーディネートのテイストによってキャラクターたちが実際に歌う曲やムービーに一部変化がある。

『Girls Mode 4 スター☆スタイリスト』のあらすじ・ストーリー

プロローグ

トモロウが声をかけていたアルバイト候補は六人いるが誰を選んでもストーリーに影響はない。画像は候補の一人のサキ。

プレイヤーは叔父のトモロウの元で暮らすことになり都会のとある街へ引っ越してくる。トモロウは亡くなった母親から引き継いだブティックを経営していたが自分自身の夢を探し求めるためにプレイヤーに店を明け渡し街を出て行ってしまう。こうして残されたプレイヤーと、トモロウが声をかけていたアルバイトと二人で新しくブティックを経営していくこととなった。

メインストーリー

桜野やよい(さくらの やよい)編

やよいとの初対面。店の前でプレイヤーとぶつかった一幕。

ある日ブティックに桜野やよい(さくらの やよい)という少女が来店する。彼女はアイドルになるため田舎から上京しNIN10プロ(にんてんぷろ)で開催されるオーディションを受けにやってきたのだ。ガーリーもしくはロックのコーデを依頼してくるやよいは以後ちょくちょくブティックでプレイヤーにコーデを依頼することとなる。
結果は見事合格。やよいとNIN10プロの社長である市松シュウジ(いちまつ しゅうじ)が来店、依頼はやよいのデビュー曲のスタイリストをやってほしいというものであった。こうしてスタイリストを務めたデビュー曲もベスト10に入るという順調な滑り出しを見せる。そんな折、憧れの歌手スワン・ブラックとの共演が決まるものの本番中スワンの前で転ぶという失態を犯してしまう。一時期は酷く落ち込むものの持ち前の前向きさで何とか立ち直ったやよいの次の仕事は腕時計のモデル。無事にモデルを終えたやよいに着実にファンが増えていくこととなる。
順調にアイドルとして活動していくやよいに野外フェスの仕事が入ってくる。そこにはスワンもおりやよいは前回の失態を謝罪、フェスも見事成功を収めた。

イベントでスワンに花束を渡す係に決まったやよいだが、またしても本番中に転ぶという失敗をしてしまう。しかしその後、やよいがスワンに帰省時のお土産である牛の置物を渡すが今度はスワンが手を滑らせて置物を壊してしまう。困惑するスワンに対しやよいは自分もよくやるから、と笑って許す。その懐の広さに心を開いたスワンはやよいと意気投合しプレイヤーのブティックに足を運ぶことになる。その後やよいはプレイヤーと共にスワンのプライベートリゾートへ招待され、楽しいひと時を過ごしたのであった。
後日やよいはブランドのイメージモデルとして抜擢、広告も好評を得てホテルでブランド主催のガーデンパーティーが開かれることとなった。イメージモデルとしてやよいもパーティーに参加し、スタイリストとしてプレイヤーも招待される。

二曲目の曲も決まり日夜ライブの練習に明け暮れるやよいはバイト先のフラワーショップで立ったまま眠るほど疲れ切っており、店長のキイチも心配顔であった。そんなやよいに親友の赤名紅緒(あかな べにお)が料理を差し入れ、やよいは元気を取り戻していった。紅緒はかねてよりやよいのアイドル活動を支え、叱咤激励してくれるやよいにとってはかけがえのない存在であった。
練習の甲斐もあり以前のように転ぶような失敗もしなくなったやよいは堂々とステージで歌を披露、ライブを見事成功させた。しかし熱気とは裏腹に紅緒の表情は暗かった。もう自分が居なくともやよいには大勢のファンがいると察した紅緒は、ひっそりとやよいから距離を取ることにしたのだ。
ドラマにお嬢様役としてゲスト出演が決まるやよいだが、気がかりなのはライブの後から連絡が取れなくなっている紅緒のことであった。プレイヤーから、自分のことは気にせずアイドルの道を進むようという紅緒からの伝言を聞いたやよいは深くショックを受けドラマの撮影も上の空になってしまう。奇しくもドラマでのやよいの役は、大切な友人が離れていってしまったお嬢様であったのだ。現在の自分とシンクロする状況にやよいは元気をなくしてしまう。

シュウジが主催のチャリティーショーのライブに参加することになったやよいがプレイヤーにも来てほしいとチケットを渡しにやってくる。紅緒の分も預かったプレイヤーは駅で紅緒と遭遇するが「記念に貰っておく」とすげない態度を取られてしまう。それを知ったやよいはまたしても落ち込むもののプロとしてライブのステージに立つ。ライブでやよいは紅緒が考案した「ヤッホーやよい!ヤッホッホー!」というコールを観客にお願いしたが突然の要望に観客は無反応。そんな中、元気な「ヤッホーやよい!ヤッホッホー!」という声が聞こえてくる。そこには紅緒の姿があった。
やよいに誘われ一緒にステージに上がった紅緒はやよいと二人で歌い、見事ライブを成功させたのであった。

仲直りした二人はプレイヤーも誘って遊園地へ遊びに行く。自分もアイドルを目指そうかなと気軽に笑う紅緒にやよいとプレイヤーは驚きを隠せなかった。

青紫月子(あおむらさき つきこ)編

カフェで月子と初対面

ある日アルバイトが路地に逃げる少女とそれを追う男を目撃する。後を追うと、カフェで言い争いをしている二人の姿があった。屋敷を抜け出してきたという少女と、彼女を「お嬢様」と呼ぶ男の言葉から、少女がどこかのお嬢様であることが窺えた。
月子(つきこ)と名乗った彼女はプレイヤーがブティックの店長であることを知ると、いずれ寄らせてもらうと告げてその日は帰っていった。
後日、街で開催されるシンガーソングコンテストに参加するため月子が来店、コンテスト用のコーディネートの依頼をしてくる。地元で有名な高級ホテル「パープルホテル」の一人娘である月子は家を継ぐよう言われているが歌手になるという夢を諦められず「レディ・ムーン」の名でコンテストに参加、見事優勝を飾った。その後プレイヤーのもとへやってきた月子は、コンテストで優勝したこと、シュウジにスカウトされNIN10プロへ所属することになったことを報告をした。

後日月子とシュウジが来店。月子のデビュー曲のスタイリストを務めてほしいという依頼であった。デビュー会場は少し前にオープンしたライブハウス、シュウジに招待され見に行くと会場には月子のボディガードである岩壁(いわかべ)の姿があった。
憧れの歌手としてデビューした月子のライブは見事成功、会場は熱気に包まれていた。完璧な振り付けや歌声に月子の本気を見た岩壁は、何かを思う仕草をしていた。
後日月子からスタイリストのお礼にとカフェに誘われ、二人でお茶をしていると岩壁が現れる。月子のデビューした姿を見た岩壁は、月子の母ミヤコに内緒で歌手活動を応援することにしたのだ。
こうして岩壁も味方になって安堵したのもつかの間、月子の実家「パープルホテル」でのイベントに招待されたと月子たちが来店してくる。ミヤコに歌手活動のことを話していない月子はフェミニンな印象を崩さずに自分だと分からないようにしてほしいと依頼をしてくる。服装だけでは不安ということでメイクや髪型も変えてイメチェンをした月子は満足げであった。
後日月子が来店、イベントの成功を報告してくる。レディ・ムーンの正体がバレなかったことに安堵している月子であったが、このままミヤコに秘密のままでいいのかと悩んでいる様子であった。

ファンクラブの会報作りに映画撮影、さらにはシャンプーのCMキャラクターに抜擢されて順調に活動していく月子。しかしある日ミヤコが来店、レディ・ムーンについて何か知っていることは無いかと探りを入れに来た。ミヤコは月子の部屋にあった雑誌の広告を見てレディ・ムーンが月子によく似ていると考え、レディ・ムーンが懇意にしているというプレイヤーの店へ来たのだ。プレイヤーが知らないと答えると、それならば仕方がないと服だけ買ってミヤコは帰っていった。
後日月子とシュウジが来店。二曲目をどういう路線で進めていこうか迷っている様子であった。やはり自分にはフェミニンの路線しかないのではないかと不安がる月子に、本当にそれでいいのかとシュウジが一言。その言葉にはっとさせられた月子は自分が本当に好きなクール路線で行こうと決意、スタイリストをプレイヤーに依頼してきた。数日後ライブの日を知らせに来店した月子であったが、店の近くにミヤコの姿を認め慌てて店内へ身を隠す。周囲を嗅ぎまわられる状況に、隠し通すのが苦しくなってきたのを感じる月子であった。

二曲目のライブも成功し、取材のための衣装を選んでほしいと月子と岩壁が来店。取材の途中で衣装を替える可能性もあるのでプレイヤーもついていくことになったのだが、取材の最中にミヤコが乱入。シュウジの制止も聞かずに一方的にまくしたてると月子を連れて帰ってしまった。
後日シュウジが来店、月子と連絡が取れなくなってしまったと相談にやってきた。タイミングが悪く、月子とスワンの共演が決まった矢先のことであった。更に数日後岩壁が来店、外出を禁止され携帯を取り上げられた月子の現状を教えてくれた。スワンは月子も憧れるスターということで何とか共演を叶えたいと考えたプレイヤーはこっそりと月子に会いに行くことにした。
何とか月子に会い、従業員に変装させて外に出ることまでは成功したもののミヤコに見つかってしまう。すぐ部屋に戻るようにというミヤコの言葉を月子は拒否、歌手を続けたいという自分の夢、自分の自由にさせてほしいという強い気持ちをぶつけてNIN10プロへ向かっていった。
こうして月子とスワンの共演は無事に成功。その様をテレビで見ていたミヤコは月子が本気で歌手活動に向き合っているのだと知り考えを改める。和解した母娘であったが、ホテルの経営が傾いていることを知った月子は歌手の仕事をセーブしホテルの仕事の手伝いをすることとなった。しかしどのようにしたら経営が良くなるのかと考えている最中、スワンが来店。店に居合わせた月子に対し「パープルホテル」のスイートルームの予約を取りたいと依頼してきた。スワンが宿泊しているという話題性、さらにはレディ・ムーンの実家であるということが判明したことによりホテルは大盛況、月子は歌手の仕事を本格的に再開したのであった。
月子三曲目のお披露目ライブはシュウジの計らいにより、スーパームーンの夜「パープルホテル」で行われ、大成功を収めた。

黄梨蛍(きなし ほたる)編

蛍との初対面。ベーカリーワゴンを探している。

やよいが上京する少し前、プレイヤーは蛍という少女と出会っていた。ベーカリーワゴンを探している彼女にワゴンが現れる場所を教えその場は別れる。
後日ベーカリーワゴンにて、店長のロベールに『ウォースペ』という作品の素晴らしさを熱弁する蛍。ベーカリーワゴンではいつもバゲットを7本購入するという蛍はその日もバゲットを購入、すぐに帰宅しようとするも蛍は転倒してしまう。転んだはずみで眼鏡が外れた蛍の顔を見てロベールは、蛍が動画配信サイト「ねこねこ動画」で配信しているネットアイドルだと見抜いた。
蛍は人違いだと否定し帰っていったが、実際ロベールに教えられた配信を見ると、そこには間違いなく蛍が映っていた。
ある日曜日ベーカリーワゴンで会話をする蛍とロベールの前に岩壁が現れる。月子を見なかったかとロベールに詰め寄る岩壁を返り討ちにする蛍だが、服がすっかり破けてしまった。破れてしまった服の代わりを探しに来店した蛍はプレイヤーのことを気に入り、自分がネットアイドルであること、しかし蛍は二次元の存在だから周囲には秘密にしているのだと打ち明けてくれた。
しばらくしてプレイヤーは駅で蛍が安室アロム(あむろ あろむ)という男性と一緒にいることを目撃する。二人で『ウォースペ』の劇場版を見に行った帰りだという蛍はシュウジにスカウトされてアイドルとしてデビューが決まったことを教えてくれた。
後日蛍とシュウジが来店し蛍のスタイリストをするよう依頼を受ける。「ねこねこ動画」でデビューイベントの動画が配信され、これからますます蛍の人気が高まるだろうと予想された。

蛍がお気に入りの『ウォースペ』のスマホゲーム『バトル オブ スペースナイト』のリリースが決まりCMオーディションに参加するということで蛍が来店してくる。結果は見事合格で、プレイヤーに撮影のスタイリストを依頼してくる。こうして完成した広告は街中にも掲載され、人気を博した。
後日公園で話し込んでいる蛍とアロム。『バトル オブ スペースナイト』の話に花を咲かせていた二人だったが、CMに出ていた黄梨蛍の話になると途端に蛍の表情が硬くなってしまう。そういえば名前も同じだし顔が似ているような気がする、といぶかしむアロムであった。

そんなある日シュウジが来店し、蛍を見かけなかったかと尋ねてくる。家にもおらず電話にも出ず打ち合わせにも来ない蛍を捜してほしいと頼んできた。蛍が姿を見せない打ち合わせというのは、生ライブでファンに実物の蛍を披露するというものであった。
公園に行ってみると蛍の姿があった。ネットの中で生きている「黄梨蛍」と現実の自分は別の世界の人間だと思っていた蛍は、ファンの前に姿を見せてもいいものかと悩んでいたのだ。リアルな蛍は蛍ではない、だから友人のアロムにも正体を明かしていなかった蛍だが、周囲に心配をかけていたことを謝るためNIN10プロに向かっていった。
しばらくして蛍が来店。『ウォースペ』第三シーズンに登場したマリアという新キャラが着ているようなゴシックな服を希望、初めてゴシックな服に身を包んだ蛍は思ったより似合っていると喜んでいた。蛍は「聖地巡礼をしたい」とプレイヤーを連れて山へ向かった。『ウォースペ』第三シーズンは山中の基地から物語が始まるということで、蛍はプレイヤーと共に山登りに来たのだった。
頂上に到達するとすっかり日が暮れており、空には星空が広がっていた。きれいな星を見上げながら蛍は「実際に見てわかるよさや感動を与えられるのならば」と生ライブに意欲を示していた。

生ライブは大成功を収め、ライブを見ていたアロムもオーラが凄かったと感銘を受けていた。しかしやはりアロムは黄梨蛍が自分の友人の蛍によく似ているということが気にかかっていた。
後日『バトスペ』のイベントにイメージモデルとして参加する蛍がゴシックなコーデを買いに来る。会場限定の『バトスペ』グッズが貰えるというイベントにプレイヤーも誘われ、同じくイベントに向かおうとするアロムと共に会場へ向かった。
こうしてイベントが開催するものの、ステージに上がった蛍はアロムの姿を見つけて動揺してしまう。何とか動揺を隠そうとするが『ウォースペ』の主題歌を担当しているスワンがゲストに現れたことによってさらに動揺、とりあえずスワンと『バトスペ』で対戦をする流れとなった。
イベント終了後スワンとゲーム仲間になったという蛍は、スワンとの共演のため会場限定グッズであるロゴTシャツに合わせてのコーデを依頼。控室にて、スワンのロケ地であるスキー場で『バトスペ』の対戦をまたやりたいとスワンに誘われスタイリストであるプレイヤーもスキー場へ同行、三人でスキーを楽しんだ。その最中プレイヤーはスワンに、日本に滞在している間のスタイリストになってもらえないかと依頼された。

『ウォースペ』のアニメシリーズが日本で製作されることになり、主題歌を蛍が歌うことになった。そこで蛍は『ウォースペ』の新キャラであるマリアのようなゴシック路線を希望していたが、シュウジは路線変更にはまだ早いと反対、意見が割れるものの最終的には蛍の意見が尊重されゴシック路線で行くこととなった。新曲は先行試写会での発表が決まった。
試写会当日偶然アロムと出会ったプレイヤーはチケットが二枚あるから一緒に行かないかと誘われる。本来は蛍と行くつもりだったが用事があると断られたのだという。こうして会場に向かい蛍の姿を改めて見たアロムは、黄梨蛍が友人の蛍と同一人物であると確信した。
次の日曜日にベーカリーワゴンに行くといつものように蛍の姿があった。世間話をしているとアロムが登場、蛍の正体に気付いたことを打ち明けてきたのだ。焦る蛍にアロムは「どうして言ってくれなかったのか」と告げて去っていってしまう。アロムを騙していたのだろうかという自己嫌悪と大切な友人が離れていってしまったことで深く落ち込んだ蛍は『ウォースペ』を見る気力すら失っていた。それでもアロムと何とか仲直りしたいと考えている蛍はアロムに謝罪動画を送ることにした。
何とか勇気を出して動画を送信するも、駅で会ったアロムは「返事に困るから」と動画を開いてすらいなかった。今や大人気アイドルとなった蛍と自分では釣り合わないから今まで通り友達と接するのは出来ない、今までありがとうとプレイヤーに伝言を頼んできた。しかし後日アロムが来店、せめて蛍に釣り合う外見になって蛍を責めてしまったことを謝りたいとコーデを依頼してくる。メンズショップでイメチェンを果たしたアロムは次の日曜日ベーカリーワゴンへ立ち寄った蛍に謝罪、二人は仲直りを果たして以前通り友人付き合いを続けることとなった。
三曲目のスタイリストを依頼するために蛍とシュウジが来店。そこでの蛍はもう赤い眼鏡をしていなかった。三曲目は野外ドームで大々的に開かれ、大盛り上がりを見せた。

ユニットの結成

ある日店にシュウジが来店。呼ばれるがままNIN10プロへ行くとやよい、月子、蛍の三人と、三人の歌の作曲も手掛けている人気作曲家の音鳴(おとなり)が集まっていた。NIN10プロ大感謝祭を開くことを決定、その目玉として三人でユニットを結成することにしたと息巻くシュウジであったが突然の案にその場にいた全員が困惑していた。イメージも性格も全く異なる上親しくない間柄の三人は乗り気ではなく、さらにはどういう曲を作ればいいのか分からないと音鳴は叫んでいた。
ひとまず記者会見を開いてユニットの結成を発表することになったが、全くまとまりのない記者会見は波乱の予感しかなかった。
どうすればいいのか自分たちで考えろとシュウジに叱られた三人は周囲の人間にアドバイスを求めることにした。各々考えていく中、最終的にはキイチの「まずは仲良くなるために女子会をしたらどうか」という提案が採用された。
後日やよいと月子が来店。仲良くなるためにまずはお揃いの服を着て「パープルホテル」のレストランで食事会をすることとなった。後日やよいと蛍が来店、見せてもらった写真を見る限り三人でおいしい食事を囲んで話も弾んだ様子であった。これに味を占めた三人はもっと仲良くなるため牧場へピクニックへ行くこととなる。後日来店してきた月子と蛍に見せられた三人の写真はとても楽しげであった。続いて三人で『ウォースペ』の映画を見に行くことになる。後日展示会の前でやよいが映画鑑賞会の感想を楽しそうに語ってくれた。

すっかり仲良くなった三人は張り切ってレッスンに挑み、レッスン着もお揃いにしようという案が出る。レッスンのためのTシャツのデザインはプレイヤーが行うこととなった。さらにユニット名もプレイヤーが決めることとなり、決まったユニット名に三人とも満足げであった。
感謝祭当日は三人が用意した髪飾りに合わせてスタイリストを務めることとなった。プレイヤーもステージを見守ることになり、ついに感謝祭が始まった。
息の合った三人の歌とダンスはネット上でも大好評、感謝祭は大盛況のうちに幕を下ろしたのであった。

後日やよいと月子が来店。世界的なファッション誌『ガールズモード』から取材が来たということで取材のためのコーデを依頼される。こうしてこの街から世界的なスターが誕生したということで、この街は世界中から注目されることとなった。感謝祭の最中に『ガールズモード』編集長であるナナ・サマーとトモロウらしき人物をアルバイトが目撃、トモロウが戻ってきているのではと世間話をしているプレイヤーとアルバイトのもとへシュウジが乱入。その年ファッションが一番輝いていた女子に贈られる権威ある賞「ワールド・オブ・ガールズモード」に三人がノミネートされたと鼻息荒く報告しに来たのであった。

WGM(ワールド・オブ・ガールズモード)の開催

三人が「ワールド・オブ・ガールズモード」にノミネートされたニュースを聞いたのもつかの間シュウジが来店、トモロウを見かけなかったかと詰め寄ってきた。トモロウはこの街に戻ってきているようであったがプレイヤーはまだ会っていなかった。街でトモロウらしき人物の目撃情報を聞き店に戻ると『ガールズモード』の編集長であるナナ・サマーが来店、コーデを依頼してきた。
コーデを提供し終わるや否やトモロウが来店。ナナの話によると、部下を首にしようとした場に居合わせたトモロウが「そんな簡単に若者のトゥモローを奪っちゃだめじゃないかな」とナナを説得、それにはっとさせられたナナはトモロウをいたく気に入り自分のアシスタントにしたのだという。
そしてシュウジも来店しトモロウとの再会を果たした矢先「ワールド・オブ・ガールズモード」の授賞式をこの街でやるとナナが宣言、その場にいたシュウジは「ついに俺の時代が来た」と息巻いていた。
ノミネートが決まり「ワールド・オブ・ガールズモード」へ参加するやよい、月子、蛍であったがある日プレイヤーのもとに蛍から「緊急事態発生」とメッセージが来る。慌ててNIN10プロへ行ってみると、シュウジとナナが衣装をプロのデザイナーへ依頼したことが三人の反感を買っているという話を聞かされた。今まで世話になったプレイヤーに衣装デザインをしてほしい、という三人の要望にシュウジはプレイヤーへ「やってみろ」と言葉をかけるのであった。

パフォーマンスを見せる三人

三人の意見を聞いて完成したステージ衣装は大好評、三人はもとよりナナやシュウジも太鼓判を押した。
こうして「ワールド・オブ・ガールズモード」の表彰式が開かれ、ステージ上には昨年の受賞者であるスワンの姿もあった。今年の受賞者はスワンよりトロフィーが贈られることになっているのだ。
ネット投票と審査員の投票でグランプリに輝いたのは、やよい、月子、蛍の三人組であった。スワンからトロフィーを受け取った三人は「ここまで来れたのは店長のおかげ」としてプレイヤーをステージに呼び、トロフィーを贈呈させてほしいと申し出てきた。
受賞者のパフォーマンスとして三人は歌とダンスを披露、会場は大盛り上がりを見せたのであった。

サブストーリー

スワン・ブラック編

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