わがままファッション GIRLS MODE よくばり宣言!(ガールズモード2)のネタバレ解説・考察まとめ
『わがままファッション GIRLS MODE よくばり宣言!(ガールズモード2)』とは、2012年に発売された女性向けのファッション、着せ替えを楽しむニンテンドー3DS用ソフト。女性を中心に支持を集め国内売上本数は約39万3000本。『ガールズモード』シリーズ二作目となる本作ではグラフィックが大幅に向上、メンズコーデ含め新作アイテムも多数追加された。セレクトショップの店長となり、お客様の要望に応えるコーデを提供するファッションコーディネートゲームである。
『わがままファッション GIRLS MODE よくばり宣言!』の概要
『わがままファッション GIRLS MODE よくばり宣言!』とは、2012年9月27日に発売されたニンテンドー3DS用ソフトで、『ガールズモード』シリーズ第二作目となる。開発はシンソフィアで、前作『わがままファッション GIRLS MODE』及び2015年に発売された第三作目『GIRLS MODE3 キラキラ☆コーデ』、2017年に発売された第四作目の『Girls Mode4 スター☆スタイリスト』も手掛けている。
発売から約一年半後の2014年4月17日には様々な機能が追加された『わがままファッション GIRLS MODE よくばり宣言!トキメキUP!』が発売、パッケージの背景色も黄色からピンクに差し替えられパッケージの女性の髪型も少し変化している。ただし『わがままファッション GIRLS MODE よくばり宣言!』だけを持っている人でも、3DSのインターネット機能で追加コンテンツが無料でダウンロードが可能である。
前作『わがままファッション GIRLS MODE』ではDSを縦向きに持ち操作していたが、本作では3DS の立体視機能対応により画面を横向きにして操作する。また、ハードがDSから3DSへ移行したことによりグラフィックが大幅に向上し、約12000点のアイテムから幅広いコーデが可能になった。その他、レディースファッションだけではなくメンズファッションのコーデ機能も追加され、よりブティックでの仕事の幅が広がっている。
書籍版も存在し、コミカライズ版及び小説版が発売されている。幼児・女児向け雑誌『キャラぱふぇ』で連載したコミカライズ版は2003年にデビューした漫画家の桃雪琴梨が手掛け、その後角川つばさ文庫で発行された小説版の挿絵も桃雪琴梨が継続して手掛けている。小説版はライトノベル作家で『ペルソナ2』など多くのゲームのノベライズを担当している高瀬美恵が執筆、全三巻が発行された。
主人公であるプレイヤーはブティック「Lucina(ルキナ)」に立ち寄ったことから店長のミキと知り合いになり、そのまま店でアルバイトとして採用されることとなった。その後ミキから店を譲られたプレイヤーは、店長として日々お客様の要望に応えていくのであった。
『わがままファッション GIRLS MODE よくばり宣言!』のあらすじ・ストーリー
ブティックでのアルバイト開始
ある日プレイヤーが街を散策していると「Lucina(ルキナ)」というブティックに飾られているマネキンのコーデが目に入った。見入っていると店長であるミキという女性に話しかけられる。両手が荷物でふさがっているミキの手助けをするとお礼がしたいと店内に招き入れられる。その時「デートのコーデが決まらない」という女性が来店、ミキにコーデを依頼してきた。可愛らしいガーリーテイストでまとめられたコーデをプレイヤーが褒めると「ファッションのことをよく分かっているのね」とミキの目の色が変わった。
別のお客様が来店すると唐突にミキが「このお客様にはどういう服装が合うと思うか」とプレイヤーへ質問を投げかけてくる。プレイヤーが要望通りのアイテムを提案するとミキはプレイヤーのファッションセンスに目を付け「Lucina」のアルバイトに誘ってくる。最近忙しくなってきたからアルバイトをちょうど探していたというミキの提案をプレイヤーは了承し、「Lucina」の店員として働くことが決まるのであった。
翌日出勤するとテツコという女性が出迎えてくれた。テツコは以前「Lucina」で働いており現在はプロのスタイリストとして活躍しているが、今でも時折ミキの手伝いをしているのだという。ミキからプレイヤーの話を聞いていたテツコはプレイヤーを歓迎し、「ミキさんが誰かをスカウトするなんて珍しいのよ」と教えてくれた。この日は美容師であるヨウコや常連の女性のミラ、ミキの昔からの知り合いであるショウコと出会うこととなる。プレイヤーが薦めたアイテムをショウコが購入すると、テツコは目を丸くして「ショウコさんにお買い上げされるなんてすごいことなのよ」と驚いた様子であった。
翌日カオルコという女性が来店し、プレイヤーに展示会のことを教えてくれることとなった。その日の夜ヨウコが再度来店し、美容室を開くため最近話題になっているこの街へ引っ越してきたのだと教えてくれた。更にミラが再来店、プレイヤーに接客を依頼してきた。要望通りにアイテムを提供するとミラは「見立てる人によって同じテイストでも印象が変わってくる」という言葉を呟いて帰っていった。ミラの言葉を聞いたミキは何かを考え込んでいる様子であった。
翌日ミユという女性が来店する。現在閉店している祖母のメイクサロンを継ぐためこの街へ戻ってきたという。その後、いつも通り店で仕事をしているとテツコに話しかけられ、プレイヤーにフェミニンなコーデを依頼してきた。コーデを見たテツコはプレイヤーを公園へ誘い、自分の悩みを吐露してくれた。
かつて見たミキのコーデに憧れ、街へ戻ってきたミキへ頼み込んで店の手伝いをしていたテツコであったが、ミキのような大人らしい女性らしさを求めるうちにいつしかミキの真似をするようになっていた。ミキはそんなテツコの様子に気付いており、女性らしさだけではなくポップファッションやロリータなど色々なコーデをテツコに施して気付かせようとしてくれていたのだという。そしてプレイヤーのコーデを見たテツコは「大人っぽくて女性らしいがミキの真似ではなく、このコーデには○○(プレイヤー名)らしさがある」と感じ、自分らしさを大切にすべきと吹っ切れたテツコはスタイリストの仕事に戻ることを決心したのであった。
店長に就任
プレイヤーが日々アルバイト生活を続ける中、ヨウコが来店し、話の流れで一緒にカフェへ行くこととなった。カフェにはミユもおり、美容室、メイクサロン、ブティックとそれぞれ自分たちが働く店で自分たちなりにこの街を盛り上げようと、友情を深めるのであった。その後、プレイヤーが何度か接客をしてきたユキミという女性が来店、アルバイトをしたいとミキに頼み込んできた。プレイヤーやミキの働きぶりを見ていたユキミは自分もこんな仕事がしてみたいと決意し、ミキに直談判をしに来たのであった。「そういうのあたし好きよ」とミキはユキミのアルバイト雇用を快諾、後日からアルバイトに採用されることとなった。
「Lucina」で働き始めてからしばらくしてミキが突然「あたしをコーデしてみない?」とプレイヤーに依頼、ミキの好み通りのコーデを提供するとミキは「この店を譲ります!」と発言しプレイヤーを大いに驚かせることとなった。以前から信頼のできる人に店を譲りたかったのだというミキはインテリアデザイナーのソウイチという男性に連絡を取り店のリフォームを依頼、数日間の後にプレイヤーの店として新しくブティックがオープンするのであった。
店長として初出勤の日はチフミという女性が来店。彼女は日曜日のみ展示会の案内を務めている女性で、ファッションにはあまり詳しくないということであった。その後展示会に行ってみるとカオルコが、各ブランドに定休日が設けられタイムセールが開催されると教えてくれた。
その後はヨウコの美容室、ミユのメイクサロンが順にオープンし街が賑やかになっていく。そんな折プレイヤーはマコトという女性と出会う。彼女はフリーのカメラマンで、いつか女の子の笑顔が集まる街でスタジオを開くのが夢だという。第一候補はこの街だよ、とマコトはプレイヤーを撮影しながら笑っていた。
後日展示会にメンズブランドがオープン、プレイヤーのブティックでもメンズアイテムを扱うこととなった。時を同じくしてテツコがテッペイという新人モデルを紹介すべく来店、その数日後にはテッペイが一人で来店し、メンズブランド「Air Ship(エアー・シップ)」の面接のためプレイヤーへコーデを依頼したいのだと言う。要望通りのコーデを提供するとテッペイは緊張しながらも面接に向かい、見事合格するのであった。
「ガールズコンテスト」の開催
日々店長として働くプレイヤーの耳に、テツコが「プリンセスコンテスト」に出場するという噂が入っていた。「プリンセスコンテスト」は国内最高峰のファッションコンテストで、優れたスタイリストでなければ参加資格が与えられない名誉あるコンテストであった。
そんな折ミキから電話が来る。以前から街で建設中であったドーム型の建物に今晩来てほしいというものであった。言われるがまま行ってみるとミキとショウコがプレイヤーを待ち構えていた。ミキは以前ミラの話を聞いた時からファッションコンテストをこの街で開きたいと考え、ショウコに話を持ち掛けていたのだという。こうして「ガールズコンテスト」というファッションコンテストが開幕した。初日であるこの日はフリーのスタイリストのみに声をかけていたが、次回以降はプレイヤーにも参加資格が与えられるとのことであった。参加者の中にはテツコもおり、この日は見事テツコが優勝を飾ったのであった。
後日ミキから電話があり、今晩からプレイヤーにもコンテストへ参加してほしいという要請であった。
「プリンセスコンテスト」の開幕
プレイヤーがブティックの仕事の傍ら「ガールズコンテスト」で優勝を重ねていく最中、テツコが別の街で開催された「プリンセスコンテスト」で優勝し、そして「プリンセスコンテスト」の次回開催地がこの街だと知らされる。「プリンセスコンテスト」へ参加するには前段である「プレミアムコンテスト」にてミキとショウコが設けた特別なテーマで優勝する必要があった。プレイヤーが優勝すると翌日、コンテストの司会者であるナオトとショウコが来店、プレイヤーをコンテストへ招待すると花束を手渡してくるのであった。テツコも参加する、と聞かされていたが当のテツコは「今回は一休みする」と不参加であるとのことだった。
こうして盛大に開かれた「プリンセスコンテスト」でプレイヤーのコーデが見事優勝を飾ると、ランウェイで歩くよう要請があった。大歓声の中、ランウェイで笑顔で手を振るプレイヤーであった。
「プリンセスコンテスト」優勝後にチフミが来店し、「ワールドクイーンコンテスト」について言及してきた。このコンテストは世界最高峰のファッションコンテストで、名の知れたブティックの店長ならば誰もが参加を夢見る権威あるコンテストであった。この「ワールドクイーンコンテスト」に参加すべくプレイヤーもコンテストで優勝を重ね、見事ナオトとショウコからコンテストへの招待をされるのであった。
「プリンセスコンテスト」以上の熱気で包まれた「ワールドクイーンコンテスト」ではテツコも参加し、今まで以上にレベルの高いコンテストとなった。プレイヤーは見事優勝を飾り、ランウェイを堂々と歩くのであった。
『わがままファッション GIRLS MODE よくばり宣言!』のゲームシステム
基本的な流れ
一日の動き
ショップでの接客を中心に一日を自由に過ごす。3DSの内蔵時計とは連動しておらず、朝から一定時間経過すると昼、夜、深夜と時間が進んでいく。深夜になってからさらに時間が経過すると強制的に次の日の朝となる。溜まったハッピーゲージがハッピームーンへ蓄積されるのもこのタイミング。
店にお客様が残っていても全員を接客する必要はない。
店だけではなく様々な場所で他のキャラクターやお客様とイベントが起こることがある。中にはイベントでのみ行けるスポットがある。
ハッピーを溜めて満月にする
接客をしお客様を満足させたりコンテストで優勝するとハッピーゲージが溜まり、ゲージが満タンになるとハッピームーンが満月になる。満月を迎えるたびに新しいブランドがオープンする、在庫量が増えるなどプレイヤーにとって利のあるイベントが多く起こる。ストーリーを進めるにはハッピーを溜めていく必要がある。
ゲージは主にコンテストで優勝すると多く溜まるが、お客様と出掛けたり着替え、メイク、模様替えをするなどといったことでも微量ながらゲージは溜まる。
マイショップ
接客
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目次 - Contents
- 『わがままファッション GIRLS MODE よくばり宣言!』の概要
- 『わがままファッション GIRLS MODE よくばり宣言!』のあらすじ・ストーリー
- ブティックでのアルバイト開始
- 店長に就任
- 「ガールズコンテスト」の開催
- 「プリンセスコンテスト」の開幕
- 『わがままファッション GIRLS MODE よくばり宣言!』のゲームシステム
- 基本的な流れ
- 一日の動き
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