高荷恵(るろうに剣心)の徹底解説・考察まとめ
高荷恵(たかに めぐみ)とは『るろうに剣心』シリーズの登場人物であり、会津出身の美人女医である。悪徳商人の武田観柳に命じられアヘンの精製・密造を行っていた。その後、本作の主人公・緋村剣心に助けられ、剣心たちの仲間となる。戦闘へは参加しないが、その医療技術で剣心たちの怪我を治療をしたり、客観的な立場からアドバイスを送るなど裏方的な立ち回りが多い。恵は自分を助けてくれた剣心に恋心を抱いていたが、同じ剣士という立場から彼を支えていた神谷薫には勝てないことを悟り自ら身を引いた。
高荷恵の関連人物・キャラクター
緋村剣心(ひむら けんしん)
本作の主人公であり、恵の意中の人。類まれなる剣の才を持ち流派・飛天御剣流(ひてんみつるぎりゅう)の使い手。恵が武田観柳の配下に追われているところを助けたことがきっかけで仲間となる。恵を観柳から助け出したときに、恵から惚れられ何度かアプローチを受けたがすべて受け流している。怪我をするといつも恵に治療をしてもらっている。そのためか、恵は剣心は超人ではなく普通の人より運動能力が高いだけで、数年もすれば飛天御剣流が使えなくなると言い当てた。剣心が薫を好きだということが分かったため、最後は身を引いている。
神谷薫(かみや かおる)
神谷活心流(かみやかっしんりゅう)の師範代であり、神谷道場の経営者。神谷道場には緋村剣心と明神弥彦が居候として住んでいる。恵も観柳のアジトから抜け出したときや、小国診療所に勤める前は神谷道場に住んでいた。恵とは剣心を巡って言い争いになったこともしばしばある。大抵は恵が薫をからかって楽しんでいることが多い。物語が進むにつれて、薫の恵に対する印象が変化していく。恵は薫が落ち込んでいると、剣心にとっていちばん大切な存在は薫であると教えている。
相楽左之助(さがら さのすけ)
剣心の仲間のひとりで裏社会では喧嘩屋として名を馳せている。喧嘩屋ではあるが、情に厚く仲間思いである。恵と出会った時は恵を「阿片女」と呼び、避けるような行動を取っていた。左之助の友人は、恵たちが密造していたアヘンのせいで命を落としており、それが理由で避けるような行動を取っていたのだ。恵が観柳のアジトへと戻った際も、剣心は助けに行こうとするが、一度左之助は断った。左之助は肉弾戦を好むため怪我をすることが多く、怪我をする度に小国診療所にいる恵の元へ行く。恵もそんな左之助のことを「亜細亜の大馬鹿者」などと呼んではいるが治療は手を抜かずに行っている。
武田観柳(たけだ かんりゅう)
新型アヘン蜘蛛の巣の密売を行っていたやり手商人。極悪非道で何でも金で解決しようと考える傾向がある。恵を自身のアジトに監禁しアヘンの製造・精製を指示していた。元は恵が助手として働いていた医者とアヘンの製造を行っていたが、金の問題で医者を殺してしまった。医者亡き後に唯一アヘンの精製方法が分かるものが恵であった。最後は観柳のアジトに剣心たちが乗り込み、恵を助けた後に警察によって身柄を拘束された。
四乃森蒼紫(しのもり あおし)
江戸幕府直属の組織であった御庭番衆の最後の御頭である。武芸の才に秀でており、15歳という若さで先代の御頭の跡を継いだ。江戸幕府瓦解後は、明治政府から要職の提案を受けたが全て断っており、時代に見捨てられた部下を放っておくことは出来ず共に裏社会で生きていくことを決意した。恵とは武田観柳に雇われていたときに出会う。恵は観柳の手下として働いていた蒼紫のことを快く思っていない。恵は剣心たちが志々雄を倒しに京都へ行っている際に神谷道場の留守を預かっていた。そんなときに蒼紫が道場を訪れ恵と蒼紫は対峙することになるが、恵は恐怖のあまり座り込んでしまい身動きが取れないほど萎縮してしまった。ストーリーが進むにつれて、蒼紫の性格が変化していき剣心の仲間となる。
高荷恵の名言・名セリフ/名シーン・名場面
「解毒治療は時間との勝負よ!」
恵が神谷道場に匿われているときに、観柳の配下が神谷道場を訪れた。観柳は御庭番衆を金で雇い、恵を取り返すべく差し向けたのだ。御庭番衆のひとり、べしみは毒を用いて攻撃を仕掛け、弥彦が被毒してしまった。すぐに治療しないと命を落とすかもしれない状況に、恵はテキパキと治療薬の確保や必要な道具を用意するように仲間たちに指示をする。状況が分かっていない仲間たちに向けて「解毒治療は時間との勝負よ!」と急かし、弥彦を無事に治療することができた。この一件で恵は将来有望な医者であることが判明した。
「薫ちゃんに飽きたら言って下さいね、私でよければいつでも相手にしますから」
恵が観柳のアジトから助け出されたあとに、小国診療所で助手として働くことになる。小国診療所へ向かうため、別れ際に「薫ちゃんに飽きたら言って下さいね、私でよければいつでも相手にしますから」と剣心に伝えた。この言葉を聞いた薫は「二度と戻ってこないで」と怒った。恵は剣心へアプローチしたが叶うことはなかった。
「さよならすら言ってもらえなかった私の気持ちはあなたにはわからないんだから」
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目次 - Contents
- 高荷恵のプロフィール・人物像
- 高荷恵の来歴・活躍
- 高荷家での幼少期
- アヘンの製造と逃亡
- 剣心との出会い
- 観柳の元へ
- 薫の一番の理解者へ
- 剣心への想いとの決別
- 医者としてさらなる成長
- 北海道の地へ
- 高荷恵の関連人物・キャラクター
- 緋村剣心(ひむら けんしん)
- 神谷薫(かみや かおる)
- 相楽左之助(さがら さのすけ)
- 武田観柳(たけだ かんりゅう)
- 四乃森蒼紫(しのもり あおし)
- 高荷恵の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「解毒治療は時間との勝負よ!」
- 「薫ちゃんに飽きたら言って下さいね、私でよければいつでも相手にしますから」
- 「さよならすら言ってもらえなかった私の気持ちはあなたにはわからないんだから」
- 高荷恵の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 料理が上手
- アニメ版の恋の相手
- るろうに剣心読み切り版では薫の姉という立ち位置