【進撃の巨人】リヴァイ「……」 ミカサ「……」【厳選名作SS】
進撃の巨人の厳選名作SSを掲載しています。今回は、ミカサとリヴァイが2人きりで遭難する話です。普段から犬猿の仲の2人ですが、協力して生還することはできるのでしょうか?2人が普段言えない本音を語り合います。
リヴァイ「……」 ミカサ「……」
出典: www.60me.com
1: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/20(金) 18:28:08 ID:II7Pp7J.
リヴァイ「……」
ミカサ「……」
リヴァイ「……腹が減った」
ミカサ「……ここにひとつの野戦糧食がある」
リヴァイ「……」
2: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/20(金) 18:28:44 ID:II7Pp7J.
ミカサ「これは全兵士に5日分支給されているもの」
ミカサ「作戦に出発して一週間がたった」
ミカサ「ので」
ミカサ「普通に食べていれば当然なくなる」
ミカサ「では、なぜ、ここにひとつ余っているのか?」
3: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/20(金) 18:29:21 ID:II7Pp7J.
リヴァイ「……」
ミカサ「シンキングタイム、スタート」
リヴァイ「……それは俺に考えろと言っているのか」
ミカサ「暇つぶしになるかと」
リヴァイ「チッ。んなもん考えてもしょうがねーだろうが。重要なのはそれをこれからどうやって食べるかだろ」
リヴァイ「最後の食糧だ。無駄にはできない」
リヴァイ「俺達が生きて壁に辿り着けるかどうかがそれにかかってる」
ミカサ「達?」
リヴァイ「あ?」
4: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/20(金) 18:34:50 ID:II7Pp7J.
ミカサ「これは私が大事に大事にとっておいたもの」
ミカサ「もしかしたらエレンが見つかるかもしれない。そのときにお腹が減っていてはかわいそうなので」
リヴァイ「エレンのためにとっておいてるのか」
ミカサ「そう。つまり、あなたは普通に一日分ずつ食べた。私は我慢した」
リヴァイ「……」
ミカサ「私は常日頃からあなたに報復することばかり考えている」
ミカサ「今ここで、丸二日なにも口にしていなくて極限まで空腹状態のあなたの目の前で、ゆっくりじっくり食べているところを見せ付けるとする」
ミカサ「これは、立派な報復。違わない?」
リヴァイ「……」
リヴァイ「ああそうだろうな」ハァ
5: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/20(金) 18:36:05 ID:II7Pp7J.
ミカサ「……」グッ
リヴァイ「なんだそのよしって顔は」
ミカサ「今のあなたの顔で今日も野戦糧食がおいしい」
リヴァイ「……仮に今ここが壁の中で、巨人共が汚ねぇ口を大きく開いて下で待っている巨大樹の上でなかったら、てめぇのうなじを綺麗に削いでやったのにな」
ミカサ「遠慮しておく」
ミカサ「私の方がきれいに削げる、と思う」
リヴァイ「バカ言え、それに関しちゃオレの右に出る者はいないはずだ」
ミカサ「ぐぬぬ」
リヴァイ「ふん、ガキが」
6: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/20(金) 18:37:12 ID:II7Pp7J.
ミカサ「確かに、あなたは強い」
ミカサ「人類で一番強かったはず」
ミカサ「私は同期の新兵の中では一番強かった」
ミカサ「……同期の新兵、なおかつ人類、の中では」
リヴァイ「ああ、そこは訂正しておかなきゃな」
リヴァイ「敵だろうが味方だろうが、知性巨人にはお前じゃ歯が立たなかった」
ミカサ「…」
リヴァイ「お前の同期は変なやつばっかりだった」
ミカサ「ええ。ほんとうに」
9: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/20(金) 18:43:15 ID:II7Pp7J.
リヴァイ「巨人化するやつはごろごろいるわ、壁教の秘密を握る女はいるわ、エルヴィン並みの知将がいるわ」
リヴァイ「……新兵のくせにやけに態度がでかくて、バキバキに腹筋割れてる女もいるしな」
ミカサ「もちろん、こんな態度なのはあなたの前だけ。他の上官方にはこんな失礼な真似をしない」
リヴァイ「一応俺は兵士長なんだがな。まあどうでもいいが」
ミカサ「腹筋については、兵士なので……褒められるならまだしもけなされる筋合いはない」
リヴァイ「別に色気がないとは言っていないだろ」
ミカサ「?」
ミカサ「それは私に色気があるということ?」
リヴァイ「……」
ミカサ「2週間前のことなら、セクハラで訴える準備は整っている」
リヴァイ「あ?」
10: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/20(金) 18:46:35 ID:II7Pp7J.
ミカサ「部下を酒で酔わせて部屋に連れ込む人類最強の兵士長」
リヴァイ「いい加減にしろよ」
リヴァイ「なにが『私は自分を完全にコントロールできる』だ?」
リヴァイ「酒に弱ぇくせに見え張って飲んで、しまいにゃあんな道端で眠りこけやがって。俺が拾ってやんなきゃてめぇは今頃見世物小屋だ」
ミカサ「……」
リヴァイ「まあ、今となってはそっちの方がマシだったかもしれねェが」
11: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/20(金) 18:47:38 ID:II7Pp7J.
ミカサ「…でも手を出すことはなかった」
リヴァイ「出してねえよ」
ミカサ「目を覚ましたら服を着ていなかった」
リヴァイ「汚ぇから洗濯してやったんだろうが」
ミカサ「脱がせたのに変わりはない」
リヴァイ「ガキの裸なんか見て何がおもしれえんだよ」
ミカサ「今見たと自白した」
リヴァイ「……まあ、確かに、よく鍛えてんなとは思った。あとで褒めてやる」
12: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/20(金) 18:48:55 ID:II7Pp7J.
ミカサ「……もっと別のことで名前を挙げてほしかった」
ミカサ「並の兵士100人分の実力があるとか」
ミカサ「逸材とか」
ミカサ「失うと人類にとって大きな損失だとか」
リヴァイ「…そんなのは全部俺で間に合ってる」
リヴァイ「そういう意味ではお前は俺の下位互換でしかない」
ミカサ「深く傷ついた。謝罪を要求する」
リヴァイ「事実だろうが」
ミカサ「やっぱり軍法会議ものの案件」
13: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/20(金) 19:23:34 ID:II7Pp7J.
ミカサ「わかった」
リヴァイ「?」
ミカサ「あなたはいつか私に抜かされるんじゃないかと思ってびくびくしているに違いない」
ミカサ「人類最強の座を私に明け渡すのが怖い」
ミカサ「違う?」
リヴァイ「…この状況でよくそんなことが言えたもんだ」
リヴァイ「おめでたい頭をしてるんだな」
ミカサ「……」
ミカサ「私は本気でそれを目指している」
リヴァイ「……人類最強になること、か?」
ミカサ「そう」
ミカサ「あなたよりもっと多く、すばやく、正確に、巨人を削ぐ。あなたより頼られる存在になる。あなたよりもっと心強い、人類にとっての希望になる」
18: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/21(土) 00:00:37 ID:GPuc10Og
リヴァイ「そんなもん目指すな」
ミカサ「なぜ?」
リヴァイ「お前には向いてねえよ」
ミカサ「…」
リヴァイ「お前はエレンさえよければそれでいいと思っているだろう。作戦の成功とか、人類の勝利とか、そんなものはどうでもいいんだ」
ミカサ「…そんなことは」
リヴァイ「ないとは言えねぇよな? お前はエレンのためなら自分の命だって平気で投げ捨てようとするだろう」
リヴァイ「兵士として失格だ。そんなやつが人類の希望になんてなれるはずがない」
ミカサ「……」
19: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/21(土) 00:02:20 ID:GPuc10Og
リヴァイ「それにしても、お前がそんなことを考えてるとは」
ミカサ「別に、それくらい目指したっていいと思う。むしろ褒められるべき」
リヴァイ「全然しっくりこねぇな」
ミカサ「……」
ミカサ「……強くなりたいのは本当。エレンを守るには、今の私の力だけでは足りない。人類最強と言われるあなたぐらいに強くなれば、エレンを守れると思った」
ミカサ「エレンはあなたを尊敬している。あなたを本当に頼りにしている。それがうらやましい」
20: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/21(土) 00:03:38 ID:GPuc10Og
リヴァイ「……」
リヴァイ「お前には、本当にエレンしかないのか」
ミカサ「はい」
リヴァイ「それが一週間考えて出た答えか」
ミカサ「はい」
リヴァイ「じゃあ、お前はこれからどうするんだ? 目的を失って。生きていけるのか」
ミカサ「? どういうこと?」
リヴァイ「…だめだ。おまえ、それじゃあ帰れない。だめだ」
リヴァイ「ミカサ。エレンはもういない」
リヴァイ「お前もちゃんと見ただろう? エレンは死んだ」
ミカサ「……」
21: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/21(土) 00:05:12 ID:GPuc10Og
ミカサ「ひどい」
ミカサ「エレンが死んだなんて、どうしてそんなことを言うの?」
リヴァイ「ミカサ」
ミカサ「確かに、巨人化したエレンの周りに、巨人たちが集まっていってエレンを食べていた。私はエレンの右手の中にいた。抜け出して、巨人を削ごうとしていたはず。エレンの協力があれば簡単だった。それに、だめだったら私がエレンのうなじを削いで本体を連れて逃げるつもりだった。それなのに、兵長がエレンの右手を切り落として、手の中にいた私を抱えて飛んだ」
ミカサ「空の上から見た。右手のないエレンは、巨人たちに食い尽くされていた。エレン本体は確認できていない。もしかしたら、アニみたいに、立体起動で逃げてるかも」
ミカサ「そうだとしたら、私たちがここにいる意味はなくなる」
ミカサ「帰りましょう兵長。エレンの下に」
22: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/21(土) 00:06:55 ID:GPuc10Og
リヴァイ「バカか。てめぇは」
リヴァイ「エレンは死んだ。巨人化を解いた後のエレンの体力の消耗は知っているだろ? 再生能力もどんどん落ちて行って、最近では1週間は意識不明の状態だった。いくら立体起動装置をつけていようと、あの状況で助かるわけがない。それこそ、誰かが助けたのでもなければ」
リヴァイ「それに、もうあれはエレンに戻れなかった。お前はエレンに食われる寸前だった」
ミカサ「……」
リヴァイ「認めろミカサ。ちゃんと向き合え」
ミカサ「……もうこの話はしないと約束したはず」
リヴァイ「お前がちっとも帰って生き延びようという気にならねえからだろうが」
リヴァイ「やはりあの件はここで解決しねえとダメだ」
23: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/21(土) 00:17:49 ID:GPuc10Og
~一週間前~
巨大樹の上
リヴァイ『チッ、ここまでか…!』
ミカサ『エレンを助けに行く!』
リヴァイ『いい加減にしろ!てめぇも見ただろうが!エレンはもう死んだ』
ミカサ『なぜ…!』
リヴァイ『落ち着くんだミカサ。今考えるべきはどうやって俺たちが生き延びるかだ』
ミカサ『……私は冷静』
リヴァイ『どこがだ。ブレードをしまえ。俺を殺したところでどうなる?エレンは帰ってこないだろう』
ミカサ『……』
24: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/21(土) 00:18:30 ID:GPuc10Og
ミカサ『……』
ミカサ『……なぜ、誰も残っていないのですか』
リヴァイ『お前は撤退命令を聞いていなかったのか? いったい何を考えてんだ』
ミカサ『なぜ、撤退せずにあなたはここにいるのですか』
リヴァイ『てめぇが戻らねえからだろうが』
ミカサ『私のことはほっておいてくれればよかったのに』
リヴァイ『あ?』
ミカサ『エレンを目の前で死なせてしまった。私もあそこで死ぬべきだった』
リヴァイ『……』
リヴァイ『何を言っても無駄だな』
リヴァイ『もういい。勝手にしろ。死にたきゃ死ね』
ミカサ『……あなたはどうするの。馬がないし帰れないはず』
リヴァイ『チッ。そんなことはわかってんだよ』
25: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/21(土) 00:19:31 ID:GPuc10Og
リヴァイ「あれから一週間もたった」
リヴァイ「十分頭を冷やす時間はあったはずだ」
リヴァイ「お前が今思っていることを全部吐き出せ」
ミカサ「……」
ミカサ「なぜ、あのとき撤退しなければならなかったの」
リヴァイ「巨人化し、暴走したエレンを残して撤退するというエルヴィンの判断は正しい」
ミカサ「正しくない」
リヴァイ「お前らの幼馴染のアルミンが進言したんだ。もうエレンはだめだと」
ミカサ「アルミンは間違っている。帰ったら話し合わないと」
26: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/21(土) 00:20:22 ID:GPuc10Og
リヴァイ「……それがお前が一週間考えた結論か? 撤退命令が間違っていたと」
ミカサ「……エレンはちゃんとエレンだった。私のエレンだった。姿は巨人でも、中身はエレンのままだった」
リヴァイ「ちゃんと現実を見ろ。お前はエレンに食われるところだったんだ」
ミカサ「ちがう」
リヴァイ「エレンは巨人化を繰り返すことによって、徐々に巨人に近づいて行った」
リヴァイ「今回は特にひどかった。自分を制御できずに、勝手に巨人化し、仲間を何人か食った」
ミカサ「ちがう」
リヴァイ「もう限界だった」
ミカサ「ちがう!」
27: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/21(土) 00:29:09 ID:GPuc10Og
ミカサ「もうやめて。これ以上エレンを愚弄するというのなら私はあなたを殺してしまうだろう」
リヴァイ「できるもんならやってみろ」
リヴァイ「それに、エレンを愚弄しているのはてめぇの方だ」
リヴァイ「エレンは苦しんでいた」
リヴァイ「出発する前に全員の前で言っていただろう。『暴走したらどうかオレを殺してくれ』と」
リヴァイ「あいつはちゃんと自分のことがわかっていた。分かったうえで、人類の脅威になる前に自分の命を自分で切り捨てた。どうしてちゃんと認めてやらない?」
29: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/21(土) 01:06:59 ID:GPuc10Og
ミカサ「……それでも」
ミカサ「あなたほど腕のある人物なら、エレンをうなじから切り取ることができたはず」
ミカサ「エレンを連れて帰って、もう巨人化させないようにすることだってできた!生きていれば、きっと、なんだって方法があった!」
ミカサ「なにもエレンがあの場で、巨人のまま、巨人に食われて死ぬことはなかった!」
リヴァイ「……全部俺のせいにするのか」
ミカサ「あなたのせいにしないとこの感情をどうしたらいいのかわからない」
ミカサ「あなたのせいだと思ってあなたを憎んでいないと私は私のままでいられない」
30: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/21(土) 01:07:50 ID:GPuc10Og
リヴァイ「聞け。ミカサ」
リヴァイ「あの数の巨人を全部殺して、しかも暴走したエレンから本体を切り取るのは、俺一人では無理だ」
ミカサ「私だっていた」
ミカサ「私がエレンに食われている間に、あなたがエレンを切り取ればよかった」
リヴァイ「無茶言うな」
リヴァイ「俺はお前を死なせたくない」
ミカサ「なぜ?」
31: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/21(土) 01:09:05 ID:GPuc10Og
ミカサ「あなたにとっても、兵団にとっても、人類にとっても。私よりエレンの方がよっぽど価値がある」
ミカサ「私は暴走するし、あなたの言うことを聞かない。巨人化できるわけでもないしあなたほど腕もたたない。人類最強なんてほど遠い、口先だけの新兵のはず」
リヴァイ「…そうだな。エレンは見所のある大事な部下だった。人類にとっても貴重な人材だった。エレンをなくしたのは惜しい」
32: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/21(土) 01:10:46 ID:GPuc10Og
リヴァイ「……」
リヴァイ「ミカサ。お前は俺が死んででもエレンを助けるべきだったと思うか?」
ミカサ「…それは」
リヴァイ「あるいは、お前が死ぬのも厭わずに、エレンを助けることを最優先にするべきだったか?」
ミカサ「…私はそうしてほしかった」
ミカサ「でも、あなたは人類の希望だから死ぬべきではない、と思う」
33: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/21(土) 01:13:04 ID:GPuc10Og
リヴァイ「そうだ……俺は生きなければならなかった」
リヴァイ「巨人との戦いは何も終わっちゃいねえし、人類の勝利のために、俺はもっとたくさん巨人を殺さなきゃならない」
リヴァイ「エレンの代わりもいねぇが、俺の代わりもいない」
ミカサ「……」
リヴァイ「俺の死ぬべき場所はあそこじゃなかった。そう判断して、お前を連れて帰ることを選んだ」
リヴァイ「そうだ」
リヴァイ「俺もそうだが、お前の死ぬ場所もあそこじゃない」
34: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/21(土) 01:19:18 ID:GPuc10Og
ミカサ「…でも」
ミカサ「私はエレンがいないと生きていけない」
ミカサ「そばにいないと早死にするのはエレンではなく、私の方だった。ちゃんとわかっていた」
ミカサ「エレンがいないと私は何もできない」
ミカサ「戦えない、役立たず」
ミカサ「だったら、私はエレンと同じ場所で死にたかった」
ミカサ「どうしてあなたが私の死ぬ場所を決めるの?」
35: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/21(土) 01:24:20 ID:GPuc10Og
リヴァイ「……」
ミカサ「……」
リヴァイ「……今までにもお前のような部下は何人もいた。若くて、優秀で、巨人殺しが上手い。もちろん、助けられる奴は助けたし、どうしても助けられなかった奴もいた」
リヴァイ「わかるか?」
ミカサ「……いいえ」
リヴァイ「……生きていてほしいんだよミカサ」
36: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/21(土) 01:25:55 ID:GPuc10Og
リヴァイ「お前が特別なんじゃない。俺は、今まで助けられなかった仲間全員に生きていてほしかった」
ミカサ「……」
リヴァイ「エレンは助けられないが、ミカサは助けられる。あのとき、俺はそう判断した」
リヴァイ「それだけのことだ」
39: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/21(土) 01:31:00 ID:GPuc10Og
ミカサ「……」
ミカサ「あなたは私のことなんて、どうでもいいのだと思っていました」
リヴァイ「そんなわけあるか。お前は並の兵士100人分の実力を持っていて、失えば人類にとって大損害の逸材」
リヴァイ「俺と並ぶことができる可能性を持った将来有望な新兵だ……クソ生意気だが」
ミカサ「……」
リヴァイ「これからじっくり躾けてやろうと思っていたんだ」
ミカサ「……」
リヴァイ「こういえばわかるのか?」
リヴァイ「お前に死なれたら俺が困る。楽しみが減るからな」
40: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/21(土) 01:35:27 ID:GPuc10Og
ミカサ「……」ポロポロ
リヴァイ「……」
ミカサ「……」ポロポロ
リヴァイ「……いつまで泣いてるつもりだ」
ミカサ「……ごめんなさい」ポロポロ
41: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/21(土) 01:37:40 ID:GPuc10Og
ミカサ「あなたの気持ちを全く考えていなかった」ポロポロ
ミカサ「一週間もあったのに」ポロポロ
ミカサ「酷いことを言ってしまった。私はあなたになんといえばいいかわからない」
リヴァイ「俺のことはどうでもいいんだよ」
ミカサ「っ……うわああん」
42: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/21(土) 01:39:00 ID:GPuc10Og
リヴァイ「……チッ、泣く暇があったらどうやって壁まで戻るか考えろ。もうすぐ日が暮れる。巨人共が動けなくなるいい機会だ」
ミカサ「……でも、私はどうすればいいかわからない。エレンを失ってしまったのは事実」ポロポロ
ミカサ「とても寒い」
ミカサ「寒くて、生きていくのは辛い」
リヴァイ「……」
ミカサ「ので」
リヴァイ「……ので?」
43: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/21(土) 01:39:40 ID:GPuc10Og
ミカサ「……」
リヴァイ「てめえ、ここまで言わせておいて死ぬなんて言うなよ? 本当に削ぐぞ」
ミカサ「……」
ミカサ「少しだけ、あたためてほしい」
リヴァイ「…はぁ?」
44: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/21(土) 01:43:35 ID:GPuc10Og
ミカサ「エレンがいなくても、この世界は美しくて暖かいことを実感したい。そうでなければ本当に私は死んでしまう」
リヴァイ「どういう理屈だよそりゃ」
ミカサ「生きていられなくなって、死んでしまうの」
リヴァイ「……まあ、そういうことにしておいてやる」
45: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/21(土) 01:48:58 ID:GPuc10Og
ミカサ「やっとわかった気がする」
リヴァイ「?」
ミカサ「あなたに何と言えばいいのかを」
リヴァイ「……」
ミカサ「リヴァイ兵長」
ミカサ「あなたが二度も命を助けてくれた。だから、私はまだ死にたくない」
リヴァイ「……!」
リヴァイ「この、クソガキ」
ギュッ
48: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/21(土) 12:03:15 ID:GPuc10Og
ミカサ「……」ポロポロ
リヴァイ「……チッ」
ミカサ「……兵長、あったかい」
リヴァイ「こうすればお前は生きていられるのか」
ミカサ「そんな気がする……。兵長の心臓の音が聞こえる。とても、安心する」
リヴァイ「…てめえは赤ん坊か。もう死に急ぐんじゃねえぞ」
ミカサ「はい」
リヴァイ「わかりゃそれでいいんだよ」頭ワシャワシャ
49: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/21(土) 12:04:57 ID:GPuc10Og
ミカサ「……」
ミカサ「……どうも、ありがとうございました」
リヴァイ「……おい、その手はなんだ」
ミカサ「小さくてちょうどなでやすい」頭ナデナデ
リヴァイ「あ?」
ミカサ「……あなたは一人で頑張りすぎている」
ミカサ「私ではあなたの力になれない?」
リヴァイ「……そりゃどーいう意味だ」
ミカサ「…いえ、なんでも」
リヴァイ「……いい加減なでるのをやめろ」
ミカサ「子供みたいで意外とかわいいなと」ナデナデ
リヴァイ「随分死にてえらしいな」ジャキ
50: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/21(土) 12:06:55 ID:GPuc10Og
ミカサ「ごめんなさい。これを半分あげるから許してほしい」つ野戦糧食
リヴァイ「あ? 随分素直じゃねえか」
ミカサ「もともとこれはエレンのもの。エレンはあなたを尊敬していたから許してくれるだろう」
リヴァイ「なら半分と言わず全部寄越せ」
ミカサ「鬼」
リヴァイ「当たり前だ、てめぇのために俺がどれだけ骨を折ったと思ってやがる」
57: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/21(土) 21:01:35 ID:GPuc10Og
リヴァイ「」バリバリ
ミカサ「…」
リヴァイ「」バリバリ
ミカサ「…」
ミカサ「…本当に全部食べるとは」
リヴァイ「あ? てめぇがよこしたんだろーが」
ミカサ「かわいい部下を思いやる気持ちはないのか」
リヴァイ「かわいい…?どこが?」
ミカサ「…」
ミカサ「やっぱりセクハラとパワハラで訴訟を起こす。アルミンに手伝ってもらおう」
リヴァイ「この期に及んでまだそんなことを…まあいい」ハァ
リヴァイ「その前にまずアルミンに会う方法を考えろ」
58: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/21(土) 23:14:34 ID:GPuc10Og
ミカサ「…」
ミカサ「あなたを死なせたくない団長あたりが馬に乗って助けに来るとか」
リヴァイ「ねえな」
リヴァイ「もう一週間経ってる。死んでいると思われてるだろう」
ミカサ「…じゃあ、生きて帰ったらきっとみんなびっくりする」
リヴァイ「だろうな」
ミカサ「よかった。最近驚かされることばかりだったので、驚かす側にまわれるのはうれしい」
リヴァイ「そうか。そりゃよかったな」
ミカサ「…」
リヴァイ「…」
59: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/21(土) 23:20:22 ID:GPuc10Og
ミカサ「……どうしよう。どうするべき?」
リヴァイ「……」
ミカサ「アルミンなら正しい答えを導き出せるはず。アルミンに会わないと…」
ミカサ「あ」
ミカサ「…そうだった。アルミンに会うには壁に戻らないといけない…でも戻る手段はない…」
ミカサ「どうすれば戻れる?」オロオロ
リヴァイ「……」
60: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/21(土) 23:39:22 ID:GPuc10Og
リヴァイ「落ち着け。落ち着いたところでどうにもならねぇが」ハァ
ミカサ「はい…」
リヴァイ「……お前は本当に色々と残念だな」
ミカサ「……」
リヴァイ「顔は整ってるくせに体はちっとも女らしくねえし、実力はあっても中身が全く備わっちゃいねえし」
ミカサ「…自覚している。でも、あなたに言われるのは心外」
61: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/21(土) 23:51:43 ID:GPuc10Og
ミカサ「私だって、あなたのことは残念だと思っている」
リヴァイ「あ?」
ミカサ「小さいころ、はじめてあなたを見たとき、エレンがあなたをヒーローのように褒めていた。ので、私もそう思っていた。エレンがそういうから」
ミカサ「それなのに、あなたはとても暴力的で、性格もいいとは言えなくて、おまけにチビだった」
ミカサ「とてもヒーローとは思えない」
リヴァイ「……訴訟と言わず今ここで決着つけてやってもいいんだぞ」
ミカサ「そういうところも、すごく子供のよう。エレン並」
ミカサ「非常に残念」
62: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/21(土) 23:58:30 ID:GPuc10Og
リヴァイ「てめぇがいちいちケンカ売ってくるからだろうが」
リヴァイ「…大体さっきのあのしおらしい態度はどうした」
ミカサ「……」
ミカサ「…あれは、その…」
63: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/22(日) 00:01:08 ID:bH26QG3I
ミカサ「私らしくなかった。冷静じゃなかった。よりによってあなたの前であんな醜態をさらすなんて」
ミカサ「恥ずかしい。とてもとても、恥ずかしい」
ミカサ「……だから、そのせいでもある。ケンカを売りたくなるのは恥じらいのせい」
ミカサ「つまり、あなたのせい。どうにかして」
リヴァイ「……」
リヴァイ「…あのなぁ」
64: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/22(日) 00:09:15 ID:bH26QG3I
リヴァイ「だったら、おとなしく恥らってろ」
リヴァイ「噛み付くばかりじゃなくて、少しはかわいげがあるところも見せてみるんだな」
ミカサ「…そうするメリットは?」
リヴァイ「俺が楽しい。お前が恥らっている姿は面白い」
ミカサ「よし、表でろ」
リヴァイ「もう出てる」
ミカサ「チッ」
69: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/08(火) 23:24:31 ID:6G6fUZJY
ミカサ「もういい。疲れた」
リヴァイ「そりゃこっちのセリフだ」
ミカサ「……」
リヴァイ「……」
ミカサ「そろそろ迎えに来てくれてもいいんじゃ」
リヴァイ「だから、来ねえっつってんだろ」
70: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/08(火) 23:26:12 ID:6G6fUZJY
ミカサ「…兵長、ガスはあとどれくらい?」
リヴァイ「あ?んなもんほとんど残ってねえよ。てめぇもだろ」
ミカサ「ええ」
リヴァイ「第一、あっても馬がなきゃ帰れねえ」
ミカサ「巨人の上に乗って移動するとか…」
リヴァイ「ほう、なかなか面白いことを言うじゃねえか。やってみろ。俺は止めない」
ミカサ「ごめんなさい」
?「――おーい」
71: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/08(火) 23:29:34 ID:6G6fUZJY
リヴァイ「…おい」
ミカサ「……」
リヴァイ「なにかきこえねえか」
ミカサ「……聞こえるような気もする」
?「――サ!」
ミカサ「…あ!」
72: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/08(火) 23:32:16 ID:6G6fUZJY
アルミン「ミカサ!」
ハンジ「おーい!生きてるー?」
ミカサ「っ、アルミン!」
リヴァイ「なっ」
ハンジ「待ってて!今そっちに行くから!」
73: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/08(火) 23:37:55 ID:6G6fUZJY
アルミン「よかった…ミカサが無事で」
ミカサ「アルミン。会いたかった」ギュウウウ
ハンジ「リヴァイー!よかったー生きてるうう」ギュウウウ
リヴァイ「!?」
リヴァイ「…馬鹿野郎、きたねえ、抱き着くな!」
ハンジ「どう考えても一週間木の上にいたあなたの方が汚いっつの!」
リヴァイ「!」
リヴァイ「そうだ…最悪だ……風呂入りてえ」
リヴァイ(そういえばさっきも風呂入ってねえミカサのこと抱きしめちまった)
リヴァイ(あのガキが妙なこと言いやがるから)チラ
ミカサ「アルミンアルミン。あったかいアルミン。世界はとてもとても美しい」
アルミン「はは…苦しいよミカサ」
リヴァイ「……チッ」
74: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/08(火) 23:39:36 ID:6G6fUZJY
リヴァイ「……」
ハンジ「信じられないって顔してるね」
リヴァイ「ああ…なぜここまで来た」
ハンジ「ま、みんなあなたを失いたくなかったってとこかな。もちろんミカサもね」
リヴァイ「……」
ハンジ「さ、早く帰ろう。巨人が目を覚まさないうちに」
75: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/08(火) 23:43:06 ID:6G6fUZJY
ハンジ「あーそれにしても、本当によかったよかった。遅くなってごめんね」
ハンジ「エルヴィンの目を盗んでいろいろ準備するのに手間取っちゃって」
ハンジ「アルミンがいろいろ考えてくれたんだよ~」
ハンジ「いやね?エルヴィンだって何も君たちを助けたくなかったわけじゃなくて、いろいろ立場ってもんがあって」
リヴァイ(頭いてえ。よく馬に乗った状態でぺらぺら喋れるな)
ハンジ「でも、リヴァイが撤退命令無視してミカサを助けに行ったんだろ? 帰ったら大目玉かもね――って聞いてる?」
リヴァイ「ああ。お前のそのふざけた声がもう一度聞けてよかった」
ハンジ「!」
ハンジ「…ったく。変わってなくて安心したよ」
76: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/08(火) 23:49:03 ID:6G6fUZJY
アルミン「……本当によかった。エレンとミカサを同時に失ったかと思ったよ」
アルミン「ジャンが、君のことが心配で毎晩一時間おきに僕に『ミカサは大丈夫かな』って話しかけてくるから、おかげで寝不足だ」
アルミン「あのサシャもね? 君の分のパンを大事に大事にとっているよ。カビが生えるよってみんなで言ってるんだけど。帰ったらいっぱいパンを食べなきゃだね、ミカサ」
ミカサ「…」
アルミン「クリスタもコニーも、君の班の先輩方も。みんな君が生きているのを願ってる。もちろん僕も」
アルミン「もうあんなことしないって約束してほしい。ミカサ。もっと君自身のために生きてくれ」
ミカサ「…うん。ごめんなさい、アルミン」
ミカサ「助けてくれてありがとう」
77: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/08(火) 23:56:16 ID:6G6fUZJY
ハンジ「お、そろそろ壁だ」
アルミン「ちょうどよかった。日が出る前に戻って来れましたね」
ミカサ「あの。リヴァイ兵長」
リヴァイ「なんだ」
ミカサ「生きてますね、私たち」
リヴァイ「そうだな」
ミカサ「……アルミンにも会えたことだし、訴訟は起こそうと思う。ので、覚悟しててください」
リヴァイ「ああ。期待しとく」
ミカサ「……冗談。です」
リヴァイ「お前、つまらない冗談はもうやめろよ。本当に。次はないと思え」
ミカサ「ごめんなさい」
78: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/09(水) 00:04:40 ID:IDworWOI
ミカサ「…すごい。生きられるんですね。これからも」
リヴァイ「ああ。もうお前の命はエレンだけのものじゃねえぞ。俺と、それからアルミンとハンジ、エルヴィンにお前の同期に――」
ミカサ「もうそれは十分わかった」
リヴァイ「本当か?」
ミカサ「はい」
79: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/09(水) 00:13:25 ID:IDworWOI
ミカサ「勝てば生きる。戦わなければ、勝てない」
ミカサ「私はもっともっと強くなる。戦いに勝って、生きるために。いつかあなたに並ぶくらい」
リヴァイ「……」
ミカサ「ので、そのときは本当に覚悟しておくといい。私はあなたの座を脅かすつもりでいく」
リヴァイ「……ほう。期待しないで待っておいてやる」
80: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/09(水) 00:14:16 ID:IDworWOI
ミカサ「……兵長」
リヴァイ「……なんだ」
ミカサ「ありがとう、ございました」ニコ
リヴァイ「……」
リヴァイ「…ずっと笑ってりゃいいのに。つくづく残念な女だ」ボソ
ミカサ「?」
81: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/09(水) 00:15:08 ID:IDworWOI
ハンジ「あらら。随分仲良くなったみたいだね?」ヒソヒソ
アルミン「最強タッグの結成ですかね」ヒソヒソ
ハンジ「そりゃ、心強い。これからもいっぱい活躍してもらわなきゃね――」
おわり
関連リンク
進撃の巨人の厳選面白SSまとめ - RENOTE [リノート]
renote.net
『進撃の巨人』に関する名作SSを厳選してまとめています。シリアスな本編に辛くなったら、たまにはクスっと笑える面白いSSをお楽しみください。中にはキャラ崩壊・ネタバレしているものもあるかもしれないのでご注意ください。
Related Articles関連記事
進撃の巨人(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ
『進撃の巨人』とは、諫山創による日本の漫画作品。『別冊少年マガジン』で連載されていた。ジャンルはダークファンタジーであり、人類存亡をかけて巨人との戦いに挑む人々の物語が描かれている。巨大な壁に守られた人類達の元に、圧倒的な力を持った「巨人」が出現。主人公のエレン・イェーガーは目の前で母を捕食され、巨人の殲滅を誓う。日本国内だけでなく、海外からの人気も高く、テレビアニメや実写映画化をはじめ、様々なメディアミックス展開がされている。
Read Article
進撃の巨人の九つの巨人まとめ
『進撃の巨人』とは、諫山創によるダークファンタジー漫画およびそれを原作としたアニメ・小説・ゲーム・映画などのメディアミックス作品。人類を無差別に殺す謎の生命体「巨人」が存在する世界を舞台に、巨人を駆逐することに執念を燃やす主人公エレン・イェーガーの戦いを描く。作中ではエレン以外に巨人化の能力を持つ人物が登場し、それらは「九つの巨人」と呼ばれている。「九つの巨人」はそれぞれ「始祖の巨人」や「鎧の巨人」などの固有名称を持ち、普通の巨人とは一線を画す特殊技能を持っている。
Read Article
進撃の巨人の恋愛関係・カップル・カップリング・夫婦・恋人まとめ
『進撃の巨人』は、諫山創原作の漫画である。少年漫画雑誌『別冊少年マガジン』で2009年から連載された。突如現れた巨人により人類は滅亡の危機にさらされるが、巨大な壁を建設することで100年間平和を保ってきた。しかしある日超大型巨人が壁を蹴破り、人類は再び巨人の襲来に遭う。巨人に母を捕食された主人公・エレンは、巨人のせん滅を誓って調査兵団に入団する。大迫力の戦闘シーンの合間には、エレンや幼なじみのミカサらをめぐる恋愛要素も描かれている。
Read Article
進撃の巨人の壁・地区・歴史情報まとめ
『進撃の巨人』とは、諫山創によるダークファンタジー漫画およびそれを原作としたアニメ・小説・ゲーム・映画などのメディアミックス作品。人類を無差別に殺す謎の生命体「巨人」が存在する世界で、生き残った人類は3重の壁を築き、その内側でかろうじて命脈を繋いでいた。しかしそんなある日、壁を超える巨体を持つ「超大型巨人」によってシガンシナ区の扉が壊され、巨人の大群が壁内に侵入。人類は活動領域の後退を余儀なくされた。巨人に母親を殺されたエレンは、全ての巨人を駆逐することを心に誓う。
Read Article
進撃の巨人の回収済み・未回収の伏線・謎まとめ
『進撃の巨人』とは、諫山創によるダークファンタジー漫画、およびそれを原作としたアニメである。2009年から少年漫画雑誌『別冊少年マガジン』で連載された。正体不明の巨人の脅威に怯える人類は、強固な壁を作り100年間の平和を実現していた。しかしある日超大型巨人が壁を破壊し、人類は再び巨人に襲撃される。巨人に母親を喰われたエレン・イェーガーは巨人を駆逐するために調査兵団に入団。巨人との対戦の中で、巨人の正体やエレンたちの出生の秘密など、たくさんの伏線が明かされてゆく。
Read Article
北欧神話徹底解説・考察まとめ!おもしろくて分かりやすい!
北欧神話(ほくおうしんわ)とは、キリスト教が広まる以前にノルド人(ノース人)が信仰していた神話体系。ノルド人がスカンジナビア半島を勢力圏としていたため、スカンジナビア神話とも呼ばれている。口伝によって伝えられていたが、13世紀頃、アイスランドの詩人スノッリ・ストゥルルソンによって『エッダ』という書物にまとめられた。 「滅亡の運命」が定められた神々の隆盛と終焉を描いており、全体的に暗い印象のエピソードが多い。物語全体の完成度が高く、漫画などの現代の創作物においてもたびたび題材として用いられる。
Read Article
進撃の巨人の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
『進撃の巨人』とは、巨人たちに立ち向かう人類の戦いと世界の謎を描いた、諫山創による漫画作品。人類を守る壁を破壊し侵入した巨人によって両親を喪った少年エレン・イェーガー。巨人を滅ぼすためエレンは調査兵団に参加し、巨人との戦いに身を投じる。作品の人気が高まるに従い、個々のキャラクターへの注目も高まって、彼らが発した心揺さぶるセリフに惹かれる読者も増えていった。巨人という死に直結する敵が常に存在する世界での物語は、数々の名言を生み出した。
Read Article
進撃の巨人の歴代OP・ED主題歌・挿入歌まとめ
『進撃の巨人』とは諫山創によるダークファンタジー漫画及びそれを原作としたアニメ・映画・ゲームなどのメディアミックス作品。この記事では、『進撃の巨人』のアニメに使用された歴代のオープニング・エンディング主題歌・挿入歌と、実写映画、アニメ映画などの主題歌を紹介する。
Read Article
ユミル・フリッツ/始祖ユミル(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ユミル・フリッツは『進撃の巨人』の登場人物で、「始祖ユミル」とも呼ばれている。エルディア人こと「ユミルの民」の始祖となった女性で、光るムカデのような生物と接触したことで彼女は「始祖の巨人」の能力を得たとされている。マリア・ローゼ・シーナという名前の3人の娘達がおり、パラディ島の3重の壁は彼女達の名前から名付けられた。ユミルの死後、巨人化能力は3人の娘達に引き継がれ、さらに子々孫々に脈々と継承されることとなった。
Read Article
ジーク・イェーガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ジーク・イェーガーとは『進撃の巨人』の登場人物で主人公エレン・イェーガーの異母兄。「獣の巨人」の継承者として調査兵団の前に立ちはだかり、高い投擲能力で多くの兵士を殺傷した。「九つの巨人」の継承者で組織されるマーレの戦士部隊のリーダーであり、多くの戦場でマーレに勝利をもたらしてきた。しかしその真の目的はエルディア人の救済であり、全てのエルディア人から生殖能力を奪うことで巨人の力を巡るこれ以上の悲劇を起こらないようにしたいと考えている。
Read Article
リヴァイ・アッカーマン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
リヴァイ・アッカーマンとは『進撃の巨人』の登場人物であり、調査兵団に所属する兵士長。1人で1個旅団(約4000人)並みの戦力を持つとされ、「人類最強の兵士」として名高い。三白眼と刈り上げた髪型、小柄な体格が特徴で、ブレードを逆手に持って回転しながら巨人の肉を切り刻む戦闘スタイルを好んでいる。性格は冷静沈着で無愛想。スラム出身ということで言動も粗暴である。神経質で潔癖症だが、部下の最期を看取る際には汚れを気にせず手を握るという仲間想いの一面もある。
Read Article
エレン・クルーガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
エレン・クルーガーとは『進撃の巨人』の登場人物で、ユミルの民であることを偽造してマーレ人になりすまし、マーレ治安当局の職員として潜入していたエルディア復権派のスパイである。9つの巨人の1つである「進撃の巨人」の力を身に宿し、通称「フクロウ」と呼ばれている。 ユミルの呪いによって寿命が近い自分の代わりに、グリシャ・イエーガーにエルディア復権の願いを託して壁の中へ行くよう指示した。その後進撃の巨人を継承させる為無垢の巨人化したグリシャに捕食され、スパイとしての任務を果たし、その生涯を終えた。
Read Article
アニ・レオンハート(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
アニ・レオンハートとは、『週刊少年マガジン』に連載されている諫山創原作の漫画・テレビアニメ作品に登場する人物である。主人公のエレン・イェーガーと同じ第104期訓練兵団に所属し、卒業後は憲兵団に入団する。口数が少なく感情を表に表さないため、取っ付きにくい印象を与える性格。しかし格闘技に優れており、冷静な判断を下せるため訓練兵団卒業の際は4位の成績を収める実力の持ち主。
Read Article
フロック・フォルスター(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
フロック・フォルスターとは『進撃の巨人』の登場人物で、104期訓練兵団の卒業生。当初は駐屯兵団に所属していたが、ウォール・マリア最終奪還作戦の前に調査兵団に移籍した。「獣の巨人」を倒すための特攻作戦では唯一生き残り、瀕死のエルヴィン団長をリヴァイ達の元へ連れて行った。その後はエレンをパラディ島の救世主として祭り上げる「イェーガー派」の中心人物として、兵団総統を暗殺しクーデターを先導した。
Read Article
エレン・イェーガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
エレン・イェーガーとは諫山創による漫画『進撃の巨人』の主人公。壁の外の世界に強い憧れを持っており、幼少期から調査兵団に入ることを目指してきた。その想いは、母親を巨人に食い殺されたことで一層強まり、調査兵団に入って巨人を駆逐することを心に誓う。性格は熱血漢で直情的。無鉄砲と思えるほどの勇敢さから、強大な巨人相手にも物怖じせずに向かっていく。命の危機に瀕した際に巨人化する能力に目覚め、人類の自由のためにその力を振るっていくことになる。
Read Article
グリシャ・イェーガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
グリシャ・イェーガーとは『進撃の巨人』の登場人物で主人公エレン・イェーガーの父。シガンシナ区で診療所を開き街の人々から尊敬を集めていたが、シガンシナ区に巨人が流入した後行方不明となる。失踪直前エレンに巨人化の薬を打ち込み、世界の真実が隠された自宅地下室の鍵をエレンに託した。物語中盤で彼が壁外の世界から「始祖の巨人」奪還のためにやってきた巨人化能力者であったことが明らかとなる。
Read Article
ピーク・フィンガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ピーク・フィンガーとは『進撃の巨人』の登場人物で「車力の巨人」の継承者。「九つの巨人」継承者で構成されるマーレの戦士の一員として、数々の戦場で功績を打ち立ててきた。当初は始祖奪還計画に参加せずマーレ本国を守っていたが、850年「獣の巨人」であるジーク・イェーガーと共にパラディ島に上陸する。ウォール・マリア奪還を狙う調査兵団との決戦では後方支援を担当し、負傷したジークと「鎧の巨人」であるライナー・ブラウンの逃走を助けた。性格はマイペースだが、冷静沈着で判断力に優れている。
Read Article
ファルコ・グライス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ファルコ・グライスとは『進撃の巨人』のキャラクターでマーレの戦士候補生。戦士候補生の同期であるガビ・ブラウンに好意を抱いており、彼女を救うために「鎧の巨人」継承を目指している。内気な性格だが、「悪魔の末裔」と言われるパラディ島の人々に対しても自分達と変わらない人間だと捉える優しい心の持ち主。心的外傷を負った兵士にも親切に接しており、そこでクルーガーと名乗る負傷兵と出会い、交流を深めていく。
Read Article
キース・シャーディス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
キース・シャーディスとは『進撃の巨人』の登場人物で第104期訓練兵団の指導教官。スキンヘッドに顎ひげを生やした強面の男性で、訓練兵の間では鬼教官として恐れられている。元々は第12代団長として調査兵団を率いていたが、無謀な壁外調査を繰り返し多くの部下を死なせたにもかかわらず成果を残せなかったことから、自分の無能を悟りエルヴィン・スミスに団長職を引き継がせた。主人公エレンの父親であるグリシャ・イェーガーとは以前から面識があり、彼が消息を絶つ直前に顔を合わせた最後の人物である。
Read Article
ロッド・レイス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ロッド・レイスとは、「進撃の巨人」に登場するキャラクターである。壁内人類の真の王家であるレイス家当主。実質的には壁内での最高権力者である。ウーリ・レイスの兄であり、フリーダ・レイスやヒストリア・レイスの父親。正妻との間に5人の子がいたが、当時使用人として働いていたアルマとも関係を持ち、ヒストリアが産まれたことにより、事実的には子供は6人。だがグリシャにより正妻との間の子は皆殺されてしまい、生き残っている子供はヒストリアただ1人である。
Read Article
ダイナ・フリッツ(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ダイナ・フリッツとは『進撃の巨人』の登場人物。主人公エレンの父親グリシャの前妻で「獣の巨人」ジークの母。その正体はフリッツ王家の末裔。ストーリー上、巨人の歴史と王家の情報を語る重要な役割を持つ。パラディ島に移住することを拒みマーレに留まった一族は、代々巨人の情報を隠し持っており、その末裔であるダイナはエルディア復権派と共に始祖の巨人の奪還を企てるが、計画は息子ジークの密告により失敗。ダイナは巨人化後、グリシャの後妻であるカルラを捕食する。最期はエレンの持つ座標の力で巨人の群れに喰われた。
Read Article
ケニー・アッカーマン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ケニー・アッカーマンとは『進撃の巨人』の登場人物で、中央第一憲兵団対人立体機動部隊の隊長。かつて「切り裂きケニー」の異名を取った大量殺人鬼だったが、ウーリ・レイスとの出会いを経て現在は中央第一憲兵団に所属し対人戦闘を専門とする部隊を率いている。リヴァイ・アッカーマンの育ての親であり、彼に戦闘技術を教えた人物でもある。その戦闘能力はリヴァイと同等かそれ以上であり、対立した調査兵団を大いに苦しめた。
Read Article
ヒッチ・ドリス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ヒッチ・ドリスとは『進撃の巨人』の登場人物で、憲兵団の新兵。アニ・レオンハートとは同期でルームメイト。ウェーブヘアが特徴の少女で、軽薄で不真面目な言動が多い。他の新兵同様安全な内地で楽をするために憲兵団に入ったが、実は機転の利くところがある。アニのことは愛想のない同期だと思っていたが、ストヘス区の戦闘以降行方不明になったことを心配しており、アニの正体が「女型の巨人」であることを知って大きなショックを受けていた。同期のマルロ・フロイデンベルクに好意を持っているが、マルロ本人は気づいていない。
Read Article
エルヴィン・スミス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
エルヴィン・スミスとは『進撃の巨人』の登場人物であり、調査兵団第13代団長である。調査兵団は人類の生存圏を広げることを目的とし、日々巨人との死闘を繰り広げている。その類まれなる頭脳と判断力から大きな功績を挙げているが、目的のためなら手段を選ばない非情さから「悪魔的」と称されることもある。彼の真の目的は世界の真実を解き明かし、「人類は王家によって記憶を改竄された」という父の仮説を証明すること。人類最強と称されるリヴァイ兵士長を調査兵団に入れたのも彼である。
Read Article
ベルトルト・フーバー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ベルトルト・フーバーとは『進撃の巨人』の登場人物で調査兵団団員。第104期訓練兵団を3位で卒業し、どの分野でもそつなくこなすことができる優秀な人物である。ただし優柔不断で判断を他人に任せる傾向があり、積極性に欠けることから他の同期と比べると少し影が薄い。その正体は、ウォール・マリア陥落の主因となった「超大型巨人」であり、始祖奪還作戦のために大国マーレから派遣された「マーレの戦士」の1人だった。任務を達成し故郷に帰ることを切望していたが、結局その願いは叶わず異国の地で命を落とすこととなる。
Read Article
ポルコ・ガリアード(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ポルコ・ガリアードとは『進撃の巨人』の登場人物で「顎の巨人」の継承者。「九つの巨人」継承者で構成される「マーレの戦士」の一員として、「顎の巨人」の持ち味である硬い顎と牙や俊敏性を活かし数々の戦場で活躍している。戦士候補生時代の同期であるライナー・ブラウンとは「鎧の巨人」継承権をめぐって争ったライバルだった。自分ではなく能力の低いライナーが「鎧の巨人」継承者として選ばれたことや、兄のマルセルがライナーをかばって巨人に食われたことから、ライナーに対して悪感情を抱いている。
Read Article
ライナー・ブラウン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ライナー・ブラウンとは『進撃の巨人』の登場人物で調査兵団の団員。主人公エレン・イェーガーとはウォールローゼ南区第104期訓練兵団時代の同期である。責任感が強く、リーダーシップもあることから同期の中ではまとめ役を担っていた。しかし、その正体はウォール・マリアを破壊した「鎧の巨人」であり、始祖奪還を目的にパラディ島に送り込まれたマーレの戦士である。正体が判明した後はたびたびエレン達と対立し、始祖の力を巡って死闘を繰り広げていく。
Read Article
ガビ・ブラウン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ガビ・ブラウンとは『進撃の巨人』の登場人物で、「マーレの戦士」候補生。天真爛漫で型破りな性格で、憧れの従兄であるライナーから「鎧の巨人」を継承するため日夜訓練に励んでいる。パラディ島のエルディア人を悪魔の末裔として強く憎んでおり、彼らを皆殺しにして自分達善良なエルディア人を収容区から解放することを願っていた。しかし成り行きでパラディ島に渡ることとなり、そこで出会った人々との交流からガビの考え方は変化し始める。
Read Article
ハンジ・ゾエ(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ハンジ・ゾエとは『進撃の巨人』の登場人物で調査兵団所属のベテラン兵士。初登場時は分隊長だったが、後にエルヴィン・スミス団長の後を継いで調査兵団第14代団長に就任する。ゴーグル(平常時は眼鏡)を着用し、茶髪を無造作に1つにまとめた中性的な外見をしている。明るく聡明な人物だが、巨人に対する情熱は人一倍で変人揃いの調査兵団内でも特に異彩を放っている。ウォール・マリア最終奪還作戦以降は左目を負傷したことから眼帯を着用している。
Read Article
ダリス・ザックレー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ダリス・ザックレーとは『進撃の巨人』の登場人物で憲兵団・駐屯兵団・調査兵団の3つの兵団を束ねる総統。特別兵法会議においてエレン・イェーガーの処遇を調査兵団に委ねた人物である。王政編では調査兵団団長のエルヴィン・スミスや駐屯兵団司令官のドット・ピクシスらと共にクーデターに加担する。実はエルヴィンが決起する以前から王政に根深い嫌悪感を抱いており、密かに体制転覆の機会をうかがっていた。王都制圧後は身柄を拘束した王政幹部達に喜々として拷問を行っている。
Read Article
アルミン・アルレルト(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
アルミン・アルレルトとは『進撃の巨人』の登場人物で、主人公エレン・イェーガーの幼馴染。金髪ボブカットの中性的な外見を持つ。大人しいが芯の強い勇敢な性格で探求心が強い。祖父の影響で人類はいずれ壁の外に出るべきだという思想を持っており、エレンが外の世界に憧れるようになったのもアルミンの影響である。小柄で身体能力は低いものの、知能や判断力はずば抜けており、エレンや調査兵団の窮地をその知略で度々救っている。
Read Article
進撃!巨人中学校(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ
『進撃!巨人中学校』とは中川沙樹が描く、諫山創の『進撃の巨人』の公式学園パロディ漫画。2015年にProduction I.G製作でアニメ化。前半をアニメパート、後半を出演声優たちによるバラエティ番組の実写パートとして30分枠で放送。中学生になったエレン・イェーガーは進撃中学校へ入学する。学校には巨人も在籍しており、エレンは巨人に恨みを持っており巨人を駆逐しようと非公式部活「調査団」へ入部した。
Read Article
ミカサ・アッカーマン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ミカサ・アッカーマンとは諫山創による漫画『進撃の巨人』の登場人物で、主人公エレン・イェーガーの幼馴染。本作のヒロイン的ポジションで、幼い時にエレンに助けられた経験から、彼を守ることを自分の使命だと考えている。驚異的な身体能力を持ち、トップの成績で訓練兵団を卒業。実戦でも1人で複数の巨人を討伐する実績を残す。性格は寡黙で口下手だが、エレンのこととなると取り乱す一面もある。物語後半において、母方の祖先が東洋にあるヒィズル国将軍家だったことが明らかになった。
Read Article
クリスタ・レンズ/ヒストリア・レイス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
クリスタ・レンズ(ヒストリア・レイス)とは、諫山創による漫画『進撃の巨人』の登場人物。第104期訓練兵団卒業生であり、主人公エレン・イェーガーは同期の1人。小柄で温厚、思いやりのある可愛らしいアイドル的な存在として登場する。同期のユミルと仲が良い。成績10位以内に入っているが、実際はユミルからその座を譲られただけで身体能力は人並みである。本名はヒストリア・レイスといい、壁内世界の真の王家の末裔であることが後に発覚する。
Read Article
フリーダ・レイス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
フリーダ・レイスとは『進撃の巨人』の登場人物であり、レイス家の長女。黒髪で青い瞳を持つ。レイス家当主のロッド・レイスとその正妻の第1子として生まれた。表向きは地方の貴族として振る舞っているが、実際は壁内の真の王家の末裔。レイス家に代々引き継がれている特別な巨人能力を叔父のウーリ・レイスから引き継ぎ、宿している。本人の飾らない性格は多くの者から慕われており、妾の子である異母妹ヒストリアにも姉として優しく接していた。
Read Article
イェレナ(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
イェレナとは『進撃の巨人』の登場人物で反マーレ派義勇兵の中心人物。マーレに滅ぼされた国の出身で、「獣の巨人」継承者で王家の血を引くジーク・イェーガーの信奉者として活動し、パラディ島の近代化に大きく貢献した。ジークの提唱する「エルディア人安楽死計画」達成のためなら寝食を共にした仲間すら殺害する冷酷な性格の女性。しかし実際にはマーレの被害者というのは虚偽であり、「世界を救う英雄」に憧れているだけのごく一般的なマーレ人である。
Read Article