ヴァン・ホーエンハイム(鋼の錬金術師)の徹底解説・考察まとめ

ヴァン・ホーエンハイムとは、荒川弘氏による漫画『鋼の錬金術師』の登場人物の一人であり、主人公エドワードとアルフォンスの父親。
古代文明クセルクセス王国の元奴隷。自身の血から生まれたホムンクルスに知識を与えられ、錬金術師となる。しかし、ホムンクルスの企みで望まぬ不老不死の体とされ、故郷も滅ぼされた。失意から放浪生活を過ごし、リゼンブールで出会ったトリシャという女性と結婚。”家族と共に老いて死にたい”という願いから普通の人間に戻る研究を始めるが、ホムンクルスの企みに気づくと、阻止するため旅に出る。

ホムンクルスと別れたホーエンハイムは、東の砂漠地帯にいた。ブツブツと独り言を言いながら、辺りを彷徨っていた。
しかし、途中で力尽き、シンの商隊が砂に身体が半分埋まっているホーエンハイムを発見した(最初、死んでいるものと思った一行だが、ホーエンハイムがうめき声をあげたため、まだ息があることに驚愕する)。水を飲ませ、一行がホーエンハイムに行先を尋ねるが「帰る場所はない…。行く所もない…。あそこにいるのが怖くて…逃げた…」と会話のできる状態ではなかったため、シンに連れて帰ることとなった(この一連のやり取りは、ホーエンハイムが”お父様”に魂一人一人との対話を済ませた事を打ち明けた場面での話であるため、この頃から意思疎通を図っていたと考えられる)。

シンでの出来事と”西の賢者”の繋がり

シンを訪れたホーエンハイムは、その出来事を「いい国だった」と語っていることから、そこで療養をしたことが窺える。
また、そこで語られている”西の賢者”の伝説では、容姿について、錬丹術師でありシン国皇女メイ・チャンから「金髪で金の瞳の人物」であると語っていることから、”西の賢者”=ホーエンハイムであると推察される。
なお、シン国皇太子の従者フー(同じく従者であるランファンの祖父)より”西の賢者”の伝説を次のように語っている。

「彼から錬金術を学ぶまで、錬丹術は”妄想と想像の産物”と呼べる代物であった(水銀に不老不死の効果があると信じて飲み続けられ、三代も水銀中毒で亡くなった皇族の話がある)。そこに、西から来た偉人から錬金術の基礎方程式を学び、その錬金術の技術とシン古来より伝わる技術(医術)が融合し、今の錬丹術が誕生した」
なお、この基礎方程式について、メイ・チャンは、「”円"をファクターとして術を発動する(錬金術と同じ五芒星を用いて術を発動させていることから)」「物理法則、原則乗っ取った術しか使用できない(失った腕を再生するなどはできない)」と語っている。

そして、フーは、「この錬丹術の飛躍的発展の恩恵を与えてくれた彼をのちに”西の賢者”と呼ぶようになった」と語っていることから、ホーエンハイムは、シン療養後、錬金術の基礎方程式を伝え、立ち去った事が窺える。

アメストリスでの出来事

トリシャ・エルリックとの結婚

作中、シンから如何にしてアメストリスを訪れたか明かされていない。しかし、ピナコの古いアルバムに若い頃のピナコとホーエンハイムが酒場で撮った写真があり、日付はsep,66と記載される。そのため、1866年時点にはアメストリスを訪れ、そこでピナコと親交を温めていたことがうかがえる。また、作中では、ピナコの紹介で出会ったトリシャに、ホーエンハイムが一目惚れ。そこから、猛烈なアタックを繰り返して親交を深めていたと本人が語っている(なお、アニメ版のオリジナルストーリーでは、トリシャの出会いは、リゼンプールの祭りの中、幼いトリシャから「踊ろう」と声をかけらている話が描かれている)。

その後、トリシャとの同棲を始めたホーエンハイムは、(戸籍がなかったため)籍を入れず結婚。二人の子ども、エドとアルが生まれる。

リゼンプールの結婚生活と葛藤

時が流れ、家庭を築いたホーエンハイムだったが、子どもたちとは一定の距離を置いていた。

ある日、子どもたちが寝静まったベットの側でホーエンハイムは、自分の手を見つめて固まっていた。
それを見たトリシャは、「撫でてあげればいいのに、自分の息子でしょ。何を遠慮しているの?」と声をかけた。しかし、ホーエンハイムは、頭を搔きながら「俺みたいなのが触って、化物が伝染ったら困る」と言い、立ち去る。トリシャは息子たちにどこまでもよそよそしい姿にため息をつく。

この後、ホーエンハイムは、自身のこれまでと現在の心情について語り、そこには次第に慣れつつある他人の死や自身の身体のことと、家庭を持ったことで家族の成長や変化に自分が置いていかれることへの恐怖などが窺える。

ある日、トリシャに呼ばれて部屋を訪れると、「まだ皆で写真を撮っていないから」と自宅に写真屋を招き、写真を撮ろうと話し始める。
突然のことで戸惑うホーエンハイムに構わず準備を始めるトリシャ。途方に暮れたホーエンハイムの近くに息子たちが近づいてくる。すると、トリシャが「エドをだっこ」と手渡され、「まいったなぁ」と零すホーエンハイム。すると、エドが笑顔を浮かべ、アルを抱えたトリシャが近くにやってくる。そして、小声で「化物と言って私たちから距離を取ったりしないで」と言葉に投げかけられ、ホーエンハイムは小さく泣いた。こうして、写真に笑うエドとアル、トリシャ、その隣で泣くホーエンハイムの姿が映された。

旅立ち

その日からホーエンハイムは、一緒に死ぬための”老いて死ぬ”研究に没頭するようになる(作中、エドとアルが家の資料を基に人体錬成の理論を構築したことから、”生体錬成”の研究を行っていたと思われる)。そして、その過程で、アメストリスで国土錬成陣が組み上がりつつあること、それがホムンクルスの企みであることに気づく(この時、「これしか無い」という言葉と共に旅路の準備をしたことからこの時点で”約束の日”と逆転の錬成陣の”カウンター”を仕掛ける構想を立てていたものと思われる)。

出発の早朝、ホーエンハイムは、トリシャに「子どもたちには俺の身体のことを言うなよ」と伝え、旅路の支度を始める。トリシャが「子どもたちを起こさなくていいの?」と聞かれるが、「顔を見たら、俺泣いちゃうかも」と答えたため、トリシャは笑いながら「泣いてもいいのに」と玄関に送り届けた。しかし、その瞬間、背後から物音に二人は振り返った。息子たちは、トイレのため、寝室から出てきたことをトリシャに説明。そんな三人のやり取りに、涙が零れるのを必死に堪えるホーエンハイムは、険しい表情をして、出立。
その表情を見た幼い頃のエドは、「ホーエンハイムは自分たちを毛嫌いして出て行った」と勘違いし、彼との不仲のきっかけとなってしまった。

本編での出来事

トリシャの死と変わった自宅

1914年、ホーエンハイムがリゼンブールを発って13年後のこと(その前、イズミ夫妻がセントラルでホーエンハイムを目撃しているが、そこで何をしていたのか作中、明かされていない)。
リゼンブールの自宅を訪れたホーエンハイムは、黒い炭と木の残骸だけが残されていた自宅を見つける。時を同じくして、ピナコも昔のアルバムを眺めていたが、眠っていたデン(足をオートメイルにしたロックベル家の犬)が突然、玄関のドア目掛けて吠え始めた。不思議に思ったピナコの前で扉が開くと、そこには「俺の家が無い」と言うホーエンハイムが現れた。驚くピナコとなお吠え続けるデン。そして、ピナコから家が無くなった経緯、トリシャの死、息子たちが人体錬成で身体を失ったことについて聞かされた。

エドとの再会と父としての助言

クセルクセスから戻ったエドと再会

トリシャの墓を訪れたホーエンハイムは、ちょうどクセルクセスの用事を終え、近くを通りかかったエドと再会した。
久々の息子との再会に質問を投げかけるも、終始剣呑な態度を崩さないエドにホーエンハイムは、「なんで俺の家を焼いた」と尋ねた。それに対しエドは、「もう後戻りしないと決めた。あれがオレ達の覚悟だ」と答えるが、ホーエンハイムは「ちがうな」と否定した。「自分の過ちを、その跡を見たくないからじゃないのか。自分がしでかした事(母親を生き返らせようと人体錬成を行ったこと)の痕跡を消したかったのか?」と、エドが禁忌を犯した現実から逃げたのかと追及する。激情に任せ、その場を後にするエドを見て、「俺の若い頃にそっくりだな」と呟く。

エドと共にピナコの元に戻ったホーエンハイムは、エドが寝静まるのを見届けてから、ピナコと酒を酌み交わし、息子たちの人体錬成について尋ねた。その時、ホーエンハイムは「なんで、誰もあいつらを叱ってやらないんだ」と尋ねたが、ピナコは「あんたが叱ってあげなよ。あの子らだって父親が居れば、母親を作ろうなんて思わなかっただろうに!」と諭され、「どうやって叱っていいのかわからん」と零した。そして、ピナコから父親が近くに居れば、あの子たちも母親を作ろうとしなかっただろうと言われ、ホーエンハイムは「母親を作る…か」と呟きと共にデンが部屋の外に向かうの見つけ、そこにエドがいることに気づく。すると、ホーエンハイムはピナコに「あいつらが人体錬成で失敗してできたもの、片付けてくれたのはお前だったな」と話を振り、「本当にそれはトリシャだったのか?」と尋ねた。しかし、ピナコは感傷的に「人の形をしていなかった。あれをトリシャとは…」と言い出したため、その言葉を遮り「たとえば、瞳の色、声、髪の色…」と、具体性を持った問いかけを続けた。それを聞いたピナコは、憤慨し、ドア越しに聞いていたエドは、愕然とした。
こうして、クセルクセスの一件である意味人体錬成の成功例であるホーエンハイムは、死んだ人間、魂を失った者が取り戻すことは不可能であることを、間接的にエドに伝え、自らの行いの現実を受け止めるよう促した(これが後に、エドが、クセルクセスの滅亡の事実とホムンクルスの目的に気づく遠因となる)。

忠告

朝、エドを起こそうかと尋ねるピナコにホーエンハイムは、「いいよ。汽車に遅れる」と断り、玄関に向かった。その途中、ふっと玄関横のコルクボードに目が留まり、そこの家族写真を手に取った。ホーエンハイムは「この写真もらっていいか」とピナコに尋ねると、大切そうに胸ポケットに仕舞った。そして、扉を開けた瞬間、いつもと変わらず接してくれるピナコに、彼なりの不器用な礼を言いつつ、「じきに酷い事がこの国で起こる。今のうちに、よその国へ逃げとけ」と伝えた。しかし、ピナコは「ここを帰る場所にしてる奴らがいるんでね」と断るのを尻目にその場を後にした。出てしばらくすると、悲しそうな顔で「残念だよピナコ。もうお前のメシが食えなくなるなんて」と呟いた。

アメストリス各地を巡回

家を後にしたホーエンハイムは、アメストリスの各地を巡る。

エドと別れた直後、馬車の移動中に野盗の襲撃を受けた。その少し前、ホーエンハイムが柔らかい表情で家族の写真を眺めているのを、前の席の親子に指摘され、最近の出来事を話しつつ、「同じ錬金術師だから、また会えますよ」と次の再会を待ち焦がれていることを零す。その後、野盗に拳銃で撃たれるも平然としており、野盗も同じ馬車に乗っていた乗客も恐怖に顔を引きつらせる(野盗はそのことに逃げ出す)。その姿に先ほど談笑していた母親から「何者ですか」と尋ねられ、「化物」と答えた。

別の日、エドたちが”お父様”と対面し、錬金術を封じられた時のこと。山を越えようとする山中、ホーエンハイムは、突然足を止め、彼方を凝視。後に、その術はホムンクルスが各地に配置した賢者の石により行われていることが判明するため、同じ賢者の石であるホーエンハイムもそのことに気づいていたことが考えられる。
そして、山の頂上に到着したホーエンハイムは賢者の石を解き放ち、着実に国土錬成陣の”カウンター”構築の準備を進める。その道中、列車でうたた寝しているところを同じ車両に乗り合わせたイズミ夫妻と再会を果たす。息子たちのことで礼を言いながら、歩く途中、イズミが吐血。崩れるイズミを支えた時、彼女の力の流れの違和感からそれが病ではないことに気づき、人体錬成を行った事を尋ねる。イズミはその問いに同意と通行料であることを明かすと、断りを入れてから、治療を施す。
その様子に驚くイズミが「何者?」と聞かれ、ホーエンハイムは、「貴方には本当の事を言っておこう」と答え、自身の正体が”賢者の石”そのものであることを打ち明けた。

宣戦布告

イズミ夫妻と別れたホーエンハイムは、リオールにやってきた。
リオールとは、物語序盤、エドとアルがレト教主の詐欺を暴き、ホムンクルス主導で暴動に発展した場所であり、現在復興活動を行っていた。そんな中、炊き出しを行っていたロゼ(レト教詐欺事件の被害者)の前に、空腹で行き倒れたホーエンハイムが「…私にも…ください」と言い現れた。
食事を振舞われ、一息ついたホーエンハイムに(エドとアルが最初に訪れた食事処の)店主が「おまえさんどこから来たんだ?」と尋ねる。「どこからでもないね。あちこちうろうろしているんでね」とホーエンハイムが答えると、店主は、先の暴動で街はすっかり寂れてしまったとぼやいた。しかし、ホーエンハイムは、「何も無いってことはないよ」と優しく返し、ロゼに食事の礼と食器を渡した。受け取ったロゼは、詐欺事件のショックから「これくらいの事しか私には出来ませんから」と話すと、ホーエンハイムは「謙遜を。君の笑顔と温かい飯がみんなの力となるさ」と優しく励ます。

炊き出しの片づけを始めたロゼと店主に、ホーエンハイムは「教会を探しているんだけど」と尋ねると、ロゼが教会の屋根を指して答える。二人と短いやり取りを終えたホーエンハイムは、二人に教会の中に案内してもらうよう頼み、二人は了承する。通路を進みホーエンハイムが地下への道を尋ねると、毒の池が広がって人が立ち入れないことを話す。
そこにたどり着いたホーエンハイムが、池に足を踏み出した瞬間、地面を錬成。橋を作りながら、「ちょっと奥まで行ってきますんで、そこで待っていてください」と二人に言うと、奥へと歩を進めたホーエンハイムは、突然、巨大な坑道へとたどり着いた。奥からの物音に「いきなり当たりか」と呟き、奥を凝視すると、巨大な影が迫ってきてホーエンハイムを攻撃し始めた。障害物を錬成しても簡単に切断される様子に、悪態を打ちつつ必死に走るホーエンハイムは、自分が掘った横穴に辿り着く。
すると、影はそこに壁があるように横穴の周りをぐるぐる回り、その様子にホーエンハイムは「どうした。かかって来ないのか?」挑戦的な笑みを浮かべ尋ねる。すると、影は「その姿、ヴァン・ホーエンハイムか」と応えたため、ホーエンハイムは「どうやらここまでがお前の容れ物らしいな。ここを出ると死ぬ…か?ーーーこのトンネル内と中心部でしか動けないと見たがどうだ?ーーーなんとか言ってみろ引き籠りめ」と煽りの言葉をぶつけた。影が奥歯を噛みしめる音を聞き、「怒ってる?」とホーエンハイムが尋ねると、影は「怒りなど存在しません。ーーーいらぬ感情は父上の中に置いていきました。私の名は『プライド』」と答えた。
「なるほど。『プライド』かーーーあいつが最初に切り離したのがおまえ。『傲慢』だった訳だーーーその姿こそあいつーーおまえ父親の本質か」そう尋ねるホーエンハイムの質問にプライドは答えず「父上のところに来ていただこうか」という。それに対してホーエンハイムは「焦るな。行ってやるさ。アイツに伝えろ、そのうち奴隷二十三号が会いに行く。せいぜい中央で踏ん反り返ってろ」と伝言を伝えその場を後にする。
帰ってきたホーエンハイムにロゼは、「何して来たんですか?」と尋ねられ、ホーエンハイムは笑みと共に「宣戦布告」と答える。

アルと再会

Koala_Ishitsuka
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『鋼の錬金術師』の魅力をまとめてみた!ファンタジー少年漫画の傑作!【ハガレン】

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ここでは荒川弘が手掛けたファンタジー少年漫画の傑作、『鋼の錬金術師』の魅力についてまとめた。錬金術をテーマに、賢者の石を追い求める兄弟の冒険を描いた物語。アニメ化をきっかけに大きなブームとなり、実写映画化や原作に準拠した2度目のアニメ化を果たした。

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