シン・ウルトラマン(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『シン・ウルトラマン』とは、脚本・庵野秀明、監督・樋口真嗣による、人類のために戦う異星人ウルトラマンと、その周囲の人々の活躍を描いた映画作品。日本を代表するクリエイターによる伝説的な特撮作品のリブートということで、公開前から大きな話題となった。
突如日本に出現し始めた巨大生物、禍威獣。その脅威に対抗するため結成された禍特隊の前に、銀色の巨人が現れる。ウルトラマンと名付けられたその巨人は禍威獣から人々を守るように振る舞い、禍特隊がその謎を追う一方、地球にはかつてない危機が迫っていた。
ゾーフィ(シン・ウルトラマン)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
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ゾーフィとは、『シン・ウルトラマン』の登場人物で、ウルトラマンと同じ天体出身の外星人。
彼らの出身地は「光の星」と呼ばれており、個々の高い戦闘力と優れた科学力を用いて宇宙の調停者として振る舞っている。地球人の生物兵器としての高いポテンシャルが明らかとなった時、光の星はこれを“全宇宙の知的生命体にとっての将来的な脅威”と見なして滅ぼすことを決定する。そのために地球を訪れるも、なんとしても地球人を守らんとするウルトラマンと決裂。最後は地球人の生物兵器として以外の可能性を認め、地球を去った。
『シン・ウルトラマン』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
本作のウルトラマンにカラータイマーが無い理由
伝説的特撮番組『ウルトラマン』のリブート作品として製作された本作は、原作へのリスペクトに溢れた作品となっている。主役となるウルトラマンの姿においてもそれは同様だが、1点だけ明らかに異なる部分がある。本作のウルトラマンには、カラータイマーが無いのである。
ウルトラマンといえば「無敵のような力を持つが、3分間しか戦えず、タイムリミットが近づくと胸のカラータイマーが青から赤に変わって点滅する」のがお約束である。なぜ本作ではその設定が採用されなかったかというと、実は「原作の初期設定では、ウルトラマンにはカラータイマーがついていなかった」のが理由である。
原作のウルトラマンの姿を設定した成田了は、「ウルトラマンはこういう姿の生物なのだから、金属的なタイマーがついているのはおかしい」として、カラータイマーをつけることに反対していた。しかし作劇上の都合からあった方が良いという判断になり、やむなくこれをつけることとなった。
『ウルトラマン』の熱心なファンであることでも知られる庵野は、このやり取りについても承知しており、本作においては当初成田が目指していた“より生物としてのリアリティのあるウルトラマン”を採用した。これが理由で、本作のウルトラマンはカラータイマー無しの状態で画面に登場したのである。
一方、「エネルギーの残量がビジュアル的に理解できる」というアイデア自体は残されており、本作のウルトラマンはパワーが落ちると全身の赤い部分が緑から銀色へと変わっていくようになっている。この点に注意して彼の活躍を見直すと、どの戦いでどれほど苦戦していたかが自然と分かるようになっている。
『シン・ウルトラマン』の主題歌・挿入歌
主題歌:米津玄師『M八七』
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目次 - Contents
- 『シン・ウルトラマン』の概要
- 『シン・ウルトラマン』のあらすじ・ストーリー
- 禍威獣と禍特隊
- ウルトラマン出現
- ザラブの暗躍
- メフィラスの陰謀
- さらばウルトラマン
- 『シン・ウルトラマン』の登場人物・キャラクター
- 人間
- 神永新二(かみなが しんじ/演:斎藤工)
- 田村君男(たむら きみお/演:西島秀俊)
- 浅見弘子(あさみ ひろこ/演:長澤まさみ)
- 滝明久(たき あきひさ/演:有岡大貴)
- 船縁由美(ふなべり ゆみ/演:早見あかり)
- 外星人(がいせいじん)
- ウルトラマン/リピア
- ザラブ
- メフィラス(演:山本耕史)
- ゾーフィ
- 『シン・ウルトラマン』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 本作のウルトラマンにカラータイマーが無い理由
- 『シン・ウルトラマン』の主題歌・挿入歌
- 主題歌:米津玄師『M八七』