天体制圧用最終兵器ゼットン(シン・ウルトラマン)の徹底解説・考察まとめ

天体制圧用最終兵器ゼットンとは、『シン・ウルトラマン』に登場する、一兆度もの火球を放ってその星系ごと天体を消滅させる光の星の兵器。元ネタは『ウルトラマン』の最終話に登場し、ウルトラマンを敗北に追い込んだ怪獣ゼットンである。
「地球人の生物兵器としてのポテンシャル」を“宇宙の将来的脅威”と判断した光の星の決定を受け、ゾーフィによって地球に持ち込まれる。同族たちの決定に1人反発したウルトラマンと戦い、これを造作も無く一蹴する強さを見せつけた。『シン・ウルトラマン』の実質的ラスボスである。

天体制圧用最終兵器ゼットンのプロフィール・人物像

天体制圧用最終兵器ゼットンとは、『シン・ウルトラマン』に登場する、1兆度もの火球を放ってその星系ごと天体を消滅させる光の星の兵器(作中では1テラケルビンの高熱火球と称される)。
元ネタは『ウルトラマン』の最終話に登場し、ウルトラマンを敗北に追い込んだ宇宙恐竜ゼットンで、『シン・ウルトラマン』でも実質的なラスボスを務める。厳密にはキャラクターではないが、本記事ではキャラクターとして扱う。

携帯時は円盤を組み合わせたような形状をしているが、起動させると徐々に拡大しながらパーツを展開し、最終的に60メートルのウルトラマンが人形サイズに見えるような巨大な姿になる。体の各所は黒い甲殻と蛇腹状の白い箇所が組み合わさったような形状をしており、元ネタとなったゼットンの面影を残しつつも機械的。シンメトリックな前衛芸術を思わせる異形の持ち主。
外星人(がいせいじん)メフィラスによって「地球人の生物兵器としてのポテンシャル」が全宇宙に広く知れ渡ることとなった時、宇宙に住まう130億もの知的生命体の調停者として活動する光の星は、これを“宇宙の将来的脅威”と見なして地球ごと消滅させることを決定。光の星の戦士であるゾーフィにゼットンを預けて地球へと派遣する。

その地球では、地球人からウルトラマンと呼ばれる光の星の戦士が活動しており、「地球人はただ悪しき目的のために利用される生物兵器にはならない」と主張してゼットンの使用に断固反対の姿勢を取る。宇宙全体の秩序を重んじるゾーフィは、ウルトラマンの懇願を無視してゼットンを起動し、地球を中心とした数百光年内の天体を滅ぼす準備を進めていく。
あくまで地球人を守らんとするウルトラマン、彼と共に叡智の限りを尽くして戦う地球人たちにその絶大な力を見せつけ、壮絶な死闘を繰り広げた。

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天体制圧用最終兵器ゼットンの能力

1テラケルビンの高熱火球

天体を葬る際に使用する、ゼットンの主力兵器。目標のみならず、半径数百光年に存在する星を丸ごと消し飛ばす壮絶極まる威力を誇る。本来は特定の天体を狙って消し飛ばすというより、宇宙に広く進出し星間移動なども行うようになった種族をまとめて消滅させるための兵器なのだと思われる。
攻撃の反動もまた恐るべきものとなるが、ゼットンにはこの火球から自らを防御するシステムが搭載されており、一度放てば使えなくなるといった代物でもない。ただしさすがに発射には時間がかかり、エネルギーのチャージに数日を要する。

電磁光波防壁(でんじこうはぼうへき)

ゼットンへの直接攻撃を防ぐためのバリア。ウルトラマンの必殺技ですら完全に防ぎ切る堅牢さを誇り、さらにこのバリアを弾丸として射出して攻撃に転用することも可能。攻防一体の防衛用兵装で、幾多の禍威獣(かいじゅう)や外星人を倒してきたウルトラマンをまったく寄せ付けずに完勝した。

天体制圧用最終兵器ゼットンの来歴・活躍

光の星の最終兵器

起動前のゼットン。ゾーフィの掌に乗るほどのサイズである。

経緯は不明ながら、光の星の戦士たちによって運用されており、彼らが開発した兵器もしくは生物兵器だと思われる。
宇宙の調停者として活動する光の星は、他の知的生命体にとって目に余る脅威だと判断した存在に対しては容赦が無く、たびたびゼットンを用いては星系ごとそれを葬ってきた。ゼットンの破壊力と光の星の決断力は外星人の間でも広く知られているらしく、ゾーフィが地球を来訪していたことを知ったメフィラスは、「光の星はゼットンで地球を消滅させることを決定したのだ」と判断して早々に地球を去っている。

ウルトラマンの敗北

ウルトラマンを攻撃するゼットン。

メフィラスにより「地球人の生物兵器としてのポテンシャル」が広く宇宙に知れ渡ることとなり、光の星はこれを“宇宙に住まう知的生命体にとっての将来的な脅威”になりうると判断。光の星の戦士であるゾーフィにゼットンとそれを運用する権利を委ね、地球ごと地球人を全滅させるよう命じる。
ゾーフィはこれに従い地球を訪れ、先んじてこの地で活動していた、地球人からウルトラマンの名で呼ばれる光の星の戦士と合流。地球人という生き物に魅せられていたウルトラマンは、「地球人はただ悪しき存在に利用されるだけの生物兵器にはなりえない、光の星の決定は間違っている」と必死に主張するも、ゾーフィは「宇宙に存在する130億の知的生命体の1つが滅びるだけのこと」と取り合わずにゼットンを起動する。

ウルトラマンは光の星の決定に反してでも地球人を守ろうと考え、大気圏上で高熱火球の発射準備を進めるゼットンに単身挑む。今まで幾多の禍威獣や外星人を打ち倒してきた必殺技を立て続けに叩き込むもまったく効果が無く、ゼットンの反撃の前に奮闘虚しく敗れ去る。
神にも等しい力で地球を守ってきたウルトラマンが、ゼットンの前に手も足も出ずに倒されたという事実は、地球人たちを絶望させるのに十分な出来事だった。

地球人の示した希望

しかしウルトラマンが地球に降り立って以来、友として仲間として確かな絆を築いてきた禍特対(かとくたい)こと禍威獣特設対策室専従班(かいじゅうとくせつたいさくしつせんじゅうはん)の面々は諦めず、ウルトラマンから託された光の星由来の技術を徹底的に検証。ウルトラマンが変身する際にも使用しているベーターシステムの応用で、高熱火球の発射の瞬間にゼットンを別の宇宙に追放するという作戦を発案する。
これはもともと成功率が限りなく低い上に、地球側の戦力で唯一実行可能なウルトラマンの生存がまず間違いなく不可能というもので、禍特対の面々は実行を躊躇する。しかしウルトラマンは愛する地球人を救うためと作戦の実行役を快諾し、「必ず帰る」と禍特対の面々に約束して再びゼットンに挑んでいく。

作戦は成功し、ゼットンは攻撃の直前で別の宇宙へと叩き込まれ、通常の状態であれば問題無く防げる自らの高熱火球の威力をまともに受けて轟沈する。そのエネルギーの本流にウルトラマンもまた巻き込まれて深手を負うも、禍特対の仲間たちとの約束を守りたい一心で奇跡的な生還を果たし、ゾーフィによって回収される。
ゼットンの物語上の活躍はここで終わるものの、光の星に他に何体のゼットンがいるのかは不明である。

天体制圧用最終兵器ゼットンの関連人物・キャラクター

ゾーフィ

光の星の戦士。地球人の生物兵器としてのポテンシャルが宇宙に広く知れ渡ったことにより、これを“全宇宙の知的生命体の将来的な脅威”と見なした光の星の決定に従い、ゼットンで地球を滅ぼそうとした。
地球を消滅させることを「宇宙にいる130億もの知的生命体の1つが滅びるだけだ」と語るなど、作中での言動は非情で無機質にも見えるが、ゼットンが撃破された時は大いに驚き、それを成したウルトラマンと人類の叡智を称賛。「地球人を滅ぼそうとしたのは早計だった」と光の星の判断の過ちを素直に認めた。

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ウルトラマン/リピア

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