杉本鈴美(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ
杉本鈴美(すぎもと れいみ)とは、漫画『ジョジョの奇妙な冒険』第4部『ダイヤモンドは砕けない』の登場人物で、吉良吉影の最初の犠牲者となった女性であり幽霊。享年16歳。
杜王町の住人であり、15年前交流のあった当時4歳の岸辺露伴を逃がし、愛犬のアーノルドと共に吉良吉影に殺される。以来「決して振り返ってはいけない小道」で幽霊として過ごす。
杜王町を誇りに思う正義感の強い性格で、露伴や康一に殺人鬼から杜王町を守るよう涙ながらに懇願する。最後には仗助らに追い詰められ死亡した吉良吉影を裁き、成仏する。
杉本鈴美の愛犬。犬種はゴールデンレトリバー。15年前、鈴美と共に吉良吉影の手にかかり、幽霊となる。
殺害された時に負わされた傷が死後も残っており、喉がぱっくりと割れており血が滴っている。
仗助たちによって倒された吉良吉影が幽霊となって「小道」に現れた後、彼の腕を食いちぎって復讐を果たしている。
岸辺露伴
杜王町出身の漫画家。『ピンクダークの少年』を連載しており、自分の描いたキャラクターを見た人間をファイル化し、中を読んだり命令を書き込むスタンド「ヘブンズ・ドアー」の使い手。第4部の時点では20歳。1979年生まれのB型。
わがままで人を振り回す性格で、広瀬康一には(一方的に)信頼を寄せているが、主人公の東方仗助とはそりが合わない。4歳の頃、杉本鈴美と面識があり、彼女が逃がしてくれたお陰で吉良吉影に殺されずに助かっていた。
岸辺露伴(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
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岸辺露伴(きしべ ろはん)とは、『ジョジョの奇妙な冒険』Part4『ダイヤモンドは砕けない』及びスピンオフ作品『岸辺露伴は動かない』に登場するスタンド使いにして人気漫画家である。自己中心的かつ尊大な一面が目立つが、プライドが高い分決して他者に媚びない強さもある。漫画に対する真摯な姿勢や、自分が認めた人物への敬意など、傲慢なだけの人物ではない描写も多い。高いプライドに見合う実力やクセの強さが独特の魅力となり、読者からも「露伴先生」と呼ばれ親しまれている。作者も気に入っているキャラクターである。
広瀬康一
杜王町の高校生。音を操り、脱皮を繰り返して成長するスタンド「エコーズ」の使い手。第4部の時点では15歳。1984年3月28日生まれで、身長157cm。
初登場時はごく普通の男子高校生だったが、東方仗助と出会い、スタンド能力に目覚める事で正義感が強くなり、のちの空条承太郎にも頼られるほど精神的にも成長する。
思い込みの激しい山岸由花子に告白され、彼女に監禁されたりした事もあったが、のちに相思相愛になっている。
岸辺露伴と共に「決して振り返ってはいけない小道」に迷い込んだため、杉本鈴美と最初に遭遇している。
広瀬康一(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
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広瀬康一(ひろせこういち)とは、『ジョジョの奇妙な冒険』Part4『ダイヤモンドは砕けない』及びPart5『黄金の風』冒頭に登場するスタンド使いにして主人公の東方仗助の友人であり、語り部でもある。気弱な面もあるが、成長するスタンド「エコーズ」が目覚めてからは勇気を振り絞って敵に立ち向かうようになる。その姿勢は、戦い慣れしている空条承太郎にも一目置かれるものであった。普段は優しい性格で、読者を含めて共感を得やすいキャラクター。そのためか作中では癖の強い人物にも好かれる傾向にある。
吉良吉影
杜王町に潜む快楽殺人鬼で、触れたものを爆弾に変え、跡形もなく消し去るスタンド「キラークイーン」の使い手。
杉本鈴美とアーノルドを殺害した張本人。「植物のように平穏な人生」を願っている反面、「手のきれいな女性」を殺害する事に異常な執着を示し、15年もの間殺人を続け、手がかりゼロで逃げ続けてきた。
承太郎たちの追跡で正体がバレるが、川尻浩作というサラリーマンになり替わることで一度は逃げ切っている。その後、自分を追ってきた者を爆殺し時間を巻き戻す能力「バイツァ・ダスト」を身に着け、浩作の息子の早人を利用するが、その早人の機転で解除する事になる。その後は仗助たちとの戦いに敗北し、事故死。
死後、自分が最初に殺した少女である杉本鈴美の幽霊がいる「決して振り返ってはいけない小道」で振り返ってしまい、あの世に魂を連れ去られて消滅する。
吉良吉影(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
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吉良吉影(きら よしかげ)とは、荒木飛呂彦の漫画『ジョジョの奇妙な冒険』Part4『ダイヤモンドは砕けない』の敵キャラクターで、スタンド使いである。高い知能を持つが、目立つことを嫌いひっそりと生きてきた。その一方で強い殺人衝動を持ち、特に美しい手を持つ女性を殺すことに異常な執着を見せる。触れたものを爆弾に変えるスタンド「キラークイーン」を持ち、15年前から誰にもバレずに殺人を続けてきた。異常殺人鬼ではあるが、性癖を抜きにすれば「平穏に生きたい」という吉良の人生観に共感する読者も少なくない。
杉本鈴美の名言・名セリフ/名シーン・名場面
「あっあ~~♪ あなた女の子にフラレるわよっ」
露伴たちと初めて会った時のシーン。ポッキー占いをして折れた形で占うというもので、鈴美は露伴に「あっあ~~♪ あなた女の子にフラレるわよっ」と年相応にはしゃいだ様子を見せる。直後に発覚する殺人事件や幽霊である事など感じさせないような明るいシーンで、後々の展開を引き立たせている。
「あなたたち生きてる人間が町の『誇り』と『平和』を取り戻さなければ、いったい誰がとり戻すっていうのよッ!」
杉本鈴美は、15年前の事件で吉良吉影に殺された最初の犠牲者であり、今でも殺人が続いている事を憂いている。自分の大好きな杜王町が殺人者の潜む町となっている事に誇りが傷つくと言い、露伴と康一に「あなたたち生きてる人間が町の『誇り』と『平和』を取り戻さなければ、いったい誰がとり戻すっていうのよッ!」と涙ながらに訴えた。幽霊となり果てて15年間、町の平和を願っていた彼女の悲痛な想いが語られる名シーン。
「さあ……? でも……『安心』なんてない所よ…少なくとも……………」
吉良吉影が「決して振り返ってはいけない小道」で振り返り、無数の手によってあの世に連れ去られる際、吉良は「わたしはどこに…連れていかれるんだ……?」と鈴美に尋ねた。それに対し鈴美は「さあ……? でも……『安心』なんてない所よ…少なくとも……………」と冷たく言い放つ。長年の因縁に決着がつき、殺人鬼がついに裁かれた瞬間である。
「ありがとう、みんな…さようなら…みんな…」
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目次 - Contents
- 杉本鈴美のプロフィール・人物像
- 杉本鈴美の来歴・活躍
- 杉本鈴美登場までのあらすじ
- 15年続く殺人事件
- 決して振り返ってはいけない小道
- 重ちーの死
- 吉良吉影への裁き
- 杉本鈴美の能力
- 杉本鈴美の関連人物・キャラクター
- アーノルド
- 岸辺露伴
- 広瀬康一
- 吉良吉影
- 杉本鈴美の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「あっあ~~♪ あなた女の子にフラレるわよっ」
- 「あなたたち生きてる人間が町の『誇り』と『平和』を取り戻さなければ、いったい誰がとり戻すっていうのよッ!」
- 「さあ……? でも……『安心』なんてない所よ…少なくとも……………」
- 「ありがとう、みんな…さようなら…みんな…」
- 杉本鈴美の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 杜王町名所その6「少女の幽霊に会える小道」
- 杉本鈴美が殺害されるエピソードの元ネタはアメリカの都市伝説「なめられた手」