グリシャ・イェーガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

グリシャ・イェーガーとは『進撃の巨人』の登場人物で主人公エレン・イェーガーの父。シガンシナ区で診療所を開き街の人々から尊敬を集めていたが、シガンシナ区に巨人が流入した後行方不明となる。失踪直前エレンに巨人化の薬を打ち込み、世界の真実が隠された自宅地下室の鍵をエレンに託した。物語中盤で彼が壁外の世界から「始祖の巨人」奪還のためにやってきた巨人化能力者であったことが明らかとなる。

巨人化の薬を打たれ巨人となったエレンはグリシャを捕食する

その後、グリシャはシガンシナ区から避難していたエレンの元に戻り、エレンからカルラが巨人に食い殺されたことを聞かされる。そしてエレンに母さんの仇を取るように言い、人目につかない森の中へと連れ出した。
そこでグリシャはエレンに地下室の鍵を託し、巨人化の薬を打ってエレンに自分を食わせた。これにより、エレンはグリシャの持つ「進撃の巨人」と「始祖の巨人」の能力を継承することになる。
エレンは最初父親を捕食したことを覚えておらず、父親は行方不明になったのだと思い込んでいた。しかしエレンがレイス家と接触したことで父を食ったのが自分であることを知る。そしてウォール・マリアを奪還したことで、グリシャの遺した世界の真実に辿り着くこととなる。

グリシャ・イェーガーの関連人物・キャラクター

エレン・イェーガー

グリシャは未来のエレンにそそのかされ、レイス家の人々を虐殺する

カルラとの間に生まれた息子。かつて自分のエゴでジークに思想を押し付けてしまった反省から、第2子であるエレンは愛情豊かにのびのびと育てていた。エレンがミカサを誘拐した犯人達の元に1人で乗り込むという無謀な行動をした際は、普段の温厚さが嘘のように激しく𠮟りつけている。
エレンが壁の外に生きたいと言い出した時は、かつての自分の過ちを思い出して動揺しながらも、秘密の地下室を見せると約束する。
そしてその後、未来のエレンにそそのかされるままにレイス家の人々を殺戮し、「始祖の巨人」の力を手に入れた。そして自らをエレンに食わせて「進撃の巨人」と「始祖の巨人」の力を継承させた。
グリシャはエレンから「進撃の巨人」の力で未来の一部を見せられたものの、あまりに恐ろしい光景だったため本当にエルディア人が救われると信じ切れなかった。そのため、始祖の力で過去を覗き見ていたジークに対し、「エレンを止めてくれ」と頼んでいる。

renote.net

カルラ・イェーガー

カルラとグリシャの結婚式

壁内で結婚した2番目の妻。キースの誘いでカルラが働いていた酒場を訪れたのが馴れ初めであり、カルラとその家族を伝染病から救ったことで仲が深まった。息子エレンも生まれ一家は幸福な生活を送っていたが、シガンシナ区の扉が破壊された際、入ってきた巨人(変身したダイナ)によってカルラが食い殺されてしまう。グリシャはエレンからカルラの死を聞くと、カルラの仇を取るようにエレンに話し、巨人化した息子に自分を食わせた。

キース・シャーディス

グリシャはキースを「人類の誇り」と褒めたたえる

壁外をさまよっていたグリシャを保護した人物。グリシャはキースから壁内世界のことを教わり、友人として親しく付き合っていた。グリシャに「調査兵団は選ばれし者」と言われたことがキースを増長させる原因となる。カルラにひそかに想いを寄せており、彼女がグリシャと結ばれたことから彼と距離を置くようになる。
ウォール・マリア陥落後グリシャと再会するが、カルラがすでに巨人に食われたと知って愕然とする。エレンと森に向かおうとするグリシャを「お前がカルラの仇を討てばいいだろ」と引き留めるが、「関わらないでくれ」と言われ結局見送ることしかできなかった。

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ジーク・イェーガー

幼いジークはグリシャとダイナをマーレ政府に密告した

ダイナとの間に生まれた最初の息子。グリシャはジークをマーレの戦士に仕立て上げることばかり考えてジーク自身と向き合おうとしなかった。そのためジークは自分を愛さない両親を見限り、自分と祖父母の安全を守るためグリシャとダイナを密告する。息子に裏切られてようやくグリシャは自らの過ちに気づく。壁内で家庭を持った後も、ジークを不幸にしてしまったことに罪悪感を抱き続けていた。
レイス家を虐殺した後、未来のジークが「始祖の巨人」の力で記憶を覗き見ていることに気づいたグリシャは、彼に謝罪し「愛している」と語り掛けた。

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ダイナ・フリッツ

最後までダイナはグリシャのことを想い続けていた

マーレ国内の収容区で育ったエルディア人で、グリシャの元妻。
実はパラディ島への移住を拒んだ王族のただ1人の末裔だった。王家の血を引く彼女を「フクロウ」がエルディア復権派に引き入れたことで2人は出会い、翌年に結婚。王家の血を受け継ぐ待望の息子・ジークを出産し、息子を政府が募集している「マーレの戦士」にしてスパイにするため、夫と共に熱心に教育する。ジークにエルディア復権派の希望を託したが、その息子に密告されたことで夫婦ともども「楽園送り」にされてしまう。
ダイナは最後までグリシャのことを想い、「どんな姿になってもあなたを探し出すから」と言って、グリシャの目の前で巨人化の注射を打たれ、無垢の巨人と化した。
巨人化したダイナは結局グリシャと巡り合うことはできなかったが、グリシャの後妻であるカルラを食い殺し、グリシャの息子であるエレンが巨人を憎むきっかけを作っている。

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エレン・クルーガー

クルーガーはグリシャに「進み続けろ」と告げる

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ケニー・アッカーマンとは『進撃の巨人』の登場人物で、中央第一憲兵団対人立体機動部隊の隊長。かつて「切り裂きケニー」の異名を取った大量殺人鬼だったが、ウーリ・レイスとの出会いを経て現在は中央第一憲兵団に所属し対人戦闘を専門とする部隊を率いている。リヴァイ・アッカーマンの育ての親であり、彼に戦闘技術を教えた人物でもある。その戦闘能力はリヴァイと同等かそれ以上であり、対立した調査兵団を大いに苦しめた。

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ヒッチ・ドリスとは『進撃の巨人』の登場人物で、憲兵団の新兵。アニ・レオンハートとは同期でルームメイト。ウェーブヘアが特徴の少女で、軽薄で不真面目な言動が多い。他の新兵同様安全な内地で楽をするために憲兵団に入ったが、実は機転の利くところがある。アニのことは愛想のない同期だと思っていたが、ストヘス区の戦闘以降行方不明になったことを心配しており、アニの正体が「女型の巨人」であることを知って大きなショックを受けていた。同期のマルロ・フロイデンベルクに好意を持っているが、マルロ本人は気づいていない。

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