アサシン クリード IV ブラック フラッグ(RE:シンクロ)のネタバレ解説・考察まとめ

『アサシン クリード IV ブラック フラッグ』とは、ユービーアイソフトが2013年に発売したステルスアクションアドベンチャーゲーム。18世紀初頭のカリブ海を舞台に、海賊エドワード・ケンウェイの半生を描く。2026年にはフルリメイク作『アサシン クリード ブラック フラッグ RE:シンクロ』が発表され、アクションアドベンチャー形式を維持しつつ約6時間の新規エピソードや拠点の追加、システムの刷新が施された。一方、現代編操作や一部モードは削られ、エドワードの物語に特化した構成となっている。

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『アサシン クリード IV ブラック フラッグ』『アサシン クリード ブラック フラッグ RE:シンクロ』の概要

『アサシン クリード IV ブラック フラッグ』(英:Assassin's Creed IV Black Flag)とは、ユービーアイソフトが2013年に発売したステルスアクションアドベンチャーゲーム。北米では2013年10月29日、日本では2013年11月28日に発売された。『アサシン クリード』メインシリーズのナンバリング4作目であり、通算6作目の据え置き機向けタイトルにあたる。
当初はPlayStation 3やXbox 360などマルチプラットフォームで展開され、2019年には『アサシン クリード ローグ』を同時収録した『アサシン クリード リベルコレクション』がNintendo Switch向けにリリースされた。また、2026年4月24日には本作のフルリメイク作品にあたる『アサシン クリード ブラック フラッグ RE:シンクロ』(原語版:BLACK FLAG RESYNCED)の発売が発表された。

オリジナル版の物語は、18世紀初頭の海賊黄金時代末期におけるカリブ海を舞台に、実在した海賊たちが多数登場する中で『アサシン クリード III』の主人公コナーの祖父にあたるエドワード・ジェームズ・ケンウェイの半生を描く。現代編においては前作までの主人公デズモンド・マイルズの物語が完結したことを受け、アブスターゴ・エンターテインメント社の無名のリサーチアナリスト(プレイヤー自身)の一人称視点で進行する構造が採用された。

2026年発表のリメイク版『RE:シンクロ』は、近年のシリーズで主流となったアクションRPG路線ではなく、オリジナル版同様のアクションアドベンチャー形式を踏襲して制作された。リメイクにあたってはエドワードの単体シナリオに焦点を絞る方針が執られ、約6時間におよぶ新規エピソードや活動拠点となる隠れ処の追加、各種システムの改良が施された。一方で現代編の直接的な操作パートは撤去され『アサシン クリード シャドウズ』と同様のアニムスHUBを介したデータベース形式へと再構築されたほか、オリジナル版のDLC『自由の叫び』やマルチプレイモードは収録されていない。前作『シャドウズ』のセーブデータによる連動特典やアニムスHUBを介したクロスオーバー機能にも対応している。

『アサシン クリード IV ブラック フラッグ』『アサシン クリード ブラック フラッグ RE:シンクロ』のあらすじ・ストーリー

サンプル17プロジェクトと海賊の時代の幕開け

『アサシン クリード III』における現代編の出来事を経た2013年、物語の主人公はアブスターゴ・エンターテインメント社に入社する。同社では、被検体17号ことデズモンド・マイルズのDNAを解析・活用する「サンプル17プロジェクト」を進行しており、コンシューマー向けアニムス製品の素材獲得を目的としていた。主人公は上司メラニーの指針に従い、デズモンドの祖先にあたる18世紀の海賊エドワード・ジェームズ・ケンウェイの記憶を追体験し始める。

1715年のカリブ海において、一角千金を夢見て私掠船に乗船していたエドワードは、海戦の最中に船が壊滅し、アサシン教団を裏切りテンプル騎士団へ密書と秘宝を運ぼうとしていた男ダンカン・ウォルポールと無人島に漂着する。ダンカンを討ち取ったエドワードは彼に成りすまし、報酬目当てでキューバ総督トーレスらのもとを訪れる。そこでテンプル騎士団が追う「かつて来たりし者」の超文明遺産「観測所」の存在を知ったエドワードは、遺産獲得による富を目論む。しかし、鍵を握る「賢者」を巡る紛争の中で正体が露見して捕縛され、スペインへの送還中に元奴隷の海賊アドウェールとともに脱走を敢行する。奪取したスペイン船を「ジャックドー号」と名付けたエドワードは、船長として海賊の道を進むこととなる。

海賊共和国の繁栄と破滅

ナッソーを拠点とする海賊共和国に参加したエドワードは、黒髭として知られるエドワード・「黒髭」・サッチやベンジャミン・ホーニゴールドらとともに海の自由を謳歌する一方、観測所の探索を続ける。アサシン教団のメアリ・リード(ジェームズ・キッド)を通じて教団の導師アー・タバイと対面するものの、利己的な動機から観測所を欲するエドワードは教団と対立する。

一方、現代世界では主人公の作業成果が高く評価されるが、情報技術部主任のジョン・スタンディッシュから威圧を交えた接触を受ける。主人公は知らぬ間に社内端末のハッキングに利用され、デズモンドの遺体に関する機密情報などを閲覧させられる。

1717年以降、バハマ総督ウッズ・ロジャーズによる討伐作戦や赦免権の行使により、ホーニゴールドの裏切りやサッチの戦死が相次ぎ、海賊共和国は瓦解する。追いつめられたエドワードは、「賢者」の生まれ変わりであるバーソロミュー・ロバーツと出会う。前世の記憶を持つロバーツの手引きで観測所の遺跡に到達し、重要アイテムである水晶の髑髏を手に入れるが、ロバーツの裏切りに遭い負傷したエドワードは捕獲されジャマイカの監獄に収監される。教団によって脱獄を果たしたものの、重病を患っていたメアリはエドワードの眼前で帰らぬ人となり、失意の底に落ちたエドワードは酒に溺れる自暴自棄の生活を送る。

同じ頃、度重なる情報漏洩により厳戒態勢が敷かれたアブスターゴ社では、主人公を含むアナリストたちが地下へ軟禁される。ジョンの指示でサーバーに侵入した主人公は女性の意思(ジュノー)の幻影を目撃するが、彼女の完全な復活には至らず、激高したジョンによって更なる窮地へ追い込まれる。

事件の収束

1721年、自らの生き方を見つめ直したエドワードは再起を誓う。アサシンとなったアドウェールからジャックドー号を受け取り、教団のアー・タバイと和解した彼は、ボニーを新たな副官に据えてアフリカへ潜伏したロバーツを追跡する。ロバーツを倒して水晶の髑髏を取り戻したエドワードは、最終標的であるトーレスを殺害するため防衛機構が作動する観測所へと潜入する。激闘の末にトーレスを暗殺したエドワードは、観測所を教団の管理下に置き、その扉を封印した。

現代では、覚醒した主人公の前にロバーツと容姿を一にするジョンが現れる。その正体はロバーツ同様に前世の記憶を保持する「賢者」であり、主人公の肉体へジュノーを宿らせようと画策していた。しかしアブスターゴ社に危険性を察知されたジョンは警備員に射殺され、昏倒から目覚めた主人公はメラニーから謝罪を受け、再び業務へと復帰する。

エピローグ

観測所の巡る戦いを終えたエドワードは海賊業から足を洗い、本拠地グレート・イナグアの権益をアサシン教団へ移譲して故郷イングランドへの帰国を決意する。亡き妻との間に生まれていた娘ジェニファー・スコットと面会を果たした彼は、彼女とともに帰郷の途につく。

物語の結末では数年後のイギリスが描かれ、劇場において成長したジェニファーや、再婚後に新しく生まれた息子ヘイザム・ケンウェイとともに舞台を鑑賞するエドワードの姿で幕を閉じる。

『アサシン クリード IV ブラック フラッグ』『アサシン クリード ブラック フラッグ RE:シンクロ』のゲームシステム

海戦・探索

『ブラック フラッグ』における中核的な要素として、プレイヤーの愛船である「ジャックドー号」を操作してシームレスに大海原を航海する海戦システムが挙げられる。大砲や銛を駆使した敵船との激しい砲撃戦や、敵船に接舷しての乗り込み、拿捕した船からの資材略奪および乗組員の獲得など、自由度の高い海賊行為が具現化されている。

リメイク版である『RE:シンクロ』では、これらの海戦メカニクスがさらに刷新・深化している。波の抵抗や風向きといった気象・環境要因がより厳密かつリアルにシミュレートされ、操船における高度な駆け引きが要求されるようになった。これにより、荒天時の嵐の中での接戦や、地形を利用した待ち伏せ(アンブッシュ)戦術など、戦略性に富んだ海上戦闘が可能となっている。

探索要素においても多角的な強化が図られている。オリジナル版で好評を博した水中での沈没船調査、銛を用いた大型海洋生物(サメやクジラ)の狩猟、密林奥深くに潜む古代遺跡の攻略といったコンテンツは、グラフィックの刷新と精密なマップデザインにより没入感が大幅に向上した。また、陸上パートでは最新作の水準に合わせたパルクールやステルスアクションの挙動改良が施され、都市部や要塞における隠密行動の操作性が向上している。砦の制圧、マップ上に点在する宝の地図を辿る財宝探索、巨大生物との戦闘といった豊富なサブコンテンツや、攻略ルート・進行順序を自由に選択できるオープンワールド特有の設計も特徴である。

『アサシン クリード IV ブラック フラッグ』『アサシン クリード ブラック フラッグ RE:シンクロ』の登場人物・キャラクター

主人公

エドワード・ジェームズ・ケンウェイ(Edward James Kenway)

CV:津田健次郎(オリジナル版) / 花輪英司(『RE:シンクロ』)
過去パートの主人公。ウェールズ人の母とイングランド人の父の間に生まれ、後に伝説的な海賊へと上り詰めた人物。『アサシン クリード III』の主人公コナーの祖父にあたる。富と一攫千金を求めて私掠船に乗り組んでいたが、漂着した無人島で刺客ダンカン・ウォルポールを討ち取り、彼のアサシン衣裳と身分を掠め取る。一連の成りすましを通じて莫大な価値を秘めた超文明遺産「観測所」の存在を知り、富を得る手段としてアサシンを装い行動を開始する。奪取したスペイン船を「ジャックドー号」と命名して海賊船長となり、二刀流の剣術、四丁のピストル、吹き矢を自在に操る卓越した戦闘技術と天性の身体能力で大海原を駆け巡る。当初は利益至上主義でアサシン教団の信条にも無頓着であったが、観測所を巡る裏切りや仲間の死を経て精神的に大きく成長し、物語終盤にて正式なアサシンとして認められる。別居中の妻を呼び寄せるためサトウキビ農園の購入を夢見ていた。異母姉弟となる娘ジェニファー・スコットと息子ヘイザム・ケンウェイの父親でもある。

海賊たち

エドワード・「黒髭」・サッチ(Edward "Blackbeard" Thatch)

CV:廣田行生
元私掠船員で、ケンウェイやホーニゴールドらの同僚。ナッソーにおける海賊共和国の創設者および指導者であり、後に「黒髭」の異名で恐れられる大海賊。荒々しい外見とは裏腹に計算高く知性溢れる人物。海賊共和国の衰退と窮状を巡りホーニゴールドと対立し、イギリス国王による恩赦も拒絶して稼業からの引退を模索するが、イギリス海軍による急襲を受け、ケンウェイの眼前で命を落とす。

ベンジャミン・ホーニゴールド(Benjamin Hornigold)

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@yuki12momo

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