ウィザードリィ外伝IV（胎魔の鼓動）のネタバレ解説・考察まとめ

2022.11.30

『ウィザードリィ外伝IV』とは、1996年に発売されたスーパーファミコン専用ソフトで、3Dダンジョン・ロールプレイングゲーム。副題は『胎魔の鼓動(THROB OF THE DEMON'S HERAT)』。日本国産ウィザードリィの第四作である。本作はオーソドックスなハック＆スラッシュでありながら、和風テイストな舞台やイベント、ホラー要素を盛り込み、数多くのNPCとの交流や勢力争いを楽しめる。緋蓮城の先代城主の死に端を発する地方の反乱を治めるため、冒険者に「三種の神器」を集めさせるというストーリー。

『ウィザードリィ外伝IV（胎魔の鼓動）』の登場人物・キャラクター

輝羅（中央）

緋蓮城の新たな城主。先代が死去して後を継いだばかりで実績はない。太古の英雄として活躍した「神人」の末裔。
本作の依頼主であり、冒険者たちが三種の神器を持ち帰ると第一エンディングを迎え、先頭に立って反乱軍を討伐する様子が描かれる。
その後、三賢者の一人に裏切られ、その血を「胎魔の魔王」に捧げられてしまう。冒険者たちが「胎魔の魔王」を倒しクリアすると、その後の第二エンディングで残った二人の賢者に無事救出される様子が描かれる。

三賢者の二人

輝羅（中央）を救出する賢者二人

新たな城主「輝羅」を補佐する賢者たち。三人のうち一人は輝羅を裏切るが、残る二人は変わらず彼を補佐して国政を支える様子が、エンディングで描かれている。

NPC（ノンプレイヤーキャラクター）

ききょう

不動の塔1Fにいるびしょ濡れの女性。彼女は最初、呪われており、アイテム「香水」を所持していなければ会う事ができない。
「香水」を与えると「支度部屋の鍵」をくれ、その中にある「豪華な着物」をラマ御前に渡すよう、それとなく冒険者たちを誘導してくる。
（「豪華な着物」は呪いのアイテムであり、ラマ御前に渡すと彼女を殺す事ができる）

しゅげん・らま

不動の塔にいる、ラマ御前に仕える忍者の頭領。塔の現将軍ガイラスと敵対しており、暗殺を目論んでいる。
出会った当初は無害な茶坊主を演じているが、冒険者たちが罠をくぐり抜け、隠し部屋に到達すると、その腕を見込んでガイラス暗殺を依頼してくる。
冒険者たちが協力する場合、アイテム「密書」をくれ、ラマ御前に渡すよう言う。
依頼を達成してガイラスを暗殺した場合、しゅげん・らまは神器「破壊の剣」を取ろうとして罠にかかり死亡する（余談になるがこの直前、しゅげん・らまは「やくそくの金だ、受け取りな」と報酬を渡す素振りを見せるが、ゲーム設定ミスなのか冒険者たちの所持金は増えない）。
依頼を反故にしてラマ御前を殺し、ガイラスを殺さなかった場合、しゅげん・らまは「この私をだまそうとはいい度胸だ！」と襲いかかってくる。
どちらのルートに進んでも、戦闘に勝利すればしゅげん・らまは死亡、「破壊の剣」をノーリスクで入手する事ができる。

バイラス

不動の塔3Fにいる青年。現将軍ガイラスの嫡子。しかし父の血を引いている訳ではなく、父親とはほとんど面識がない。
彼は武器職人として優秀であり、取引すると侍・忍者用の武器を買う事ができる。
言動から察するに現状を快く思っておらず、塔の支配体制の崩壊を望んでいる素振りを見せる。

あやめ

不動の塔B1にいる、のっぺらぼうの女性の亡霊。正体は先代将軍の妻で、現将軍ガイラスとラマ御前の謀略に遭い、夫と共に命を落とした。
アイテム「般若」を渡すと戦闘になるが、アイテム「小面」を渡すと情報提供をしてくれる。
どちらのルートになってもアイテム「魂のお守り」を入手する事ができる。

ラマ御前

不動の塔4Fにいる、現将軍ガイラスの妻。高慢な毒婦で、ガイラスと組んで先代将軍夫妻を処刑し、不動の塔の支配者として君臨した。
だが実権を握った後、夫の器の小ささに幻滅したのか、今度は配下しゅげん・らまと結託してガイラスを謀殺しようと企む。
しゅげん・らまから託されたアイテム「密書」を渡した場合、アイテム「暗殺剣」をくれる。ガイラスを殺した場合、冒険者たちを口封じしようと襲い掛かってくる。
アイテム「豪華な着物」を渡した場合、着物に締め付けられ死亡。その後ガイラスを殺さなかった場合、しゅげん・らまと戦闘になる。
いずれの場合でも最終的にラマ御前は死亡し、神器「破壊の剣」をノーリスクで入手する事ができる。

将軍ガイラス

不動の塔4Fにいる現将軍。不動の塔の現在の支配者であり、先代将軍夫妻をラマ御前と組んで謀殺し、今の地位にいる。
彼と話す、戦闘する、アイテム「暗殺剣」を与えて殺す、どのルートを選んでもアイテム「剣の鍵」を入手できる。

さぶろうた

cinnamonexus555

@cinnamonexus555

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