バキ(刃牙シリーズ第2部)のネタバレ解説・考察まとめ
『バキ』は『グラップラー刃牙』の続編で、1999年から2005年まで板垣恵介が『週刊少年チャンピオン』で連載していた漫画。巻数は31巻で話数は276話ある。2018年と2020年にアニメ化されている。『グラップラー刃牙』で活躍していたキャラクター達が新たに出てくる強キャラと死闘を繰り広げていく。作者の板垣恵介が描く丁寧な戦闘描写が、この漫画の面白い所である。『バキ』には「最凶死刑囚編」「中国大擂台賽(ちゅうごくだいらいたいさい)編」「神の子激突編」の3章ある。
ヘクター・ドイル(へくたー・どいる)
出典: baki-anime.jp
CV:子安武人
イギリスの死刑囚で、女装して警視庁に潜入できるなど中性的な容姿をしている。電気椅子での死刑に耐えて脱獄し、空軍基地から東京へむかった。ドイルと言えば、体の各所に仕込まれたギミックを武器として闘う。手首と足首、肘や膝などに刃物、腕にはスプリング、胸には爆薬と、全身が文字通りの凶器となっている。さらに走る電車にしがみつく等、身体能力もかなり高い。戦闘時は高い身体能力と体中のギミックを使用する。
シコルスキー(しこるすきー)
出典: baki-anime.jp
CV:津田健次郎
驚異的な手先の握力の持ち主。ロシアから来た死刑囚だ。見た目がツルツルの壁でもその指先なら、登ることが可能。壁の傷や錆などを利用しよじ登ることで脱獄した。得意技は岩のように硬く握られた拳による打撃で、中指の第二関節を突き出したその握り拳は刃物のように敵を切り裂く。猪狩完至の顔面にもこの技でデカい傷をつけている。
スペック(すぺっく)
出典: baki-anime.jp
CV:茶風林
死刑囚の中でも最大の体躯にスキンヘッドという出で立ち。全身には数多くのタトゥーが刻まれている。性格は極めて残虐かつ狂気的で、『バキ』の中では警官や刑務所職員だけでなく一般人さえも不必要に殺傷する。因みにアメリカの死刑囚。驚異的な心肺機能を持ち、無呼吸運動を5分間続けることができる。拳法や武術などは身に付けておらず、生来の力で圧倒的に闘う。闘い方や生き方は花山薫に似ている。アメリカのフロリダ州沖水深200mの潜水艦に設けられた海底刑務所に収監されていた。だが無呼吸運動を5分間続けることができる心肺機能を生かし生身で深海から水面まで泳いで脱獄に成功する。スペックは闘い方が似ている花山薫を生死をかけたデスマッチを『バキ』が始まった最初の方で描かれている。
柳 龍光(やなぎ りゅうこう)
出典: baki-anime.jp
CV:二又一成
日本からの死刑囚。空道という武術を使用する。「猛毒 柳」「空師」の異名がある。渋川剛気とは顔見知りでかつて彼の左眼球を潰した男。体格は160cmに満たないが「空道」の達人であり、掌に真空状態を作ることができる。掌に酸素比率6%以下の真空状態を作り出し相手の口にあてることで気を失わせる空掌や体を極限まで脱力させ、手足を鞭のようにしならせて皮膚を打つ鞭打など多彩な技を使いこなす。さらに毒手という技を使用する。毒手とは素手を猛毒の武器と化す技術で毒砂(毒草・毒薬・毒虫を混合した砂)を配合した瓶に繰り返し貫手を突き入れ、手の皮膚全体に毒素を吸収沈着させることで完成に至る。毒手で打たれたら、軽傷でも肉も骨髄も冒されて死に至るという。この毒手持ちの柳 龍光と刃牙は闘うことになり、その後の物語に繋がっていく。
中国大擂台賽(ちゅうごくだいらいたいさい)編
郭 海皇(かく かいおう)
出典: baki-anime.jp
CV:緒方賢一
齢146を数える顔に深い皺が刻まれた細身で小柄な老人。だが齢146を数える中国武術界の頂点。中国拳法最高峰「海皇」の称号を持つ唯一の人物である。普段の生活では車椅子に乗っており、単純な力だけならば日常生活に支障のきたす程の力しかない。だが、必要なとき必要な術を必要な速度で発揮するという理合に基づき、普段の生活からは考えられない強さをみせる。びっくり仰天なおじいちゃんである。郭 海皇最大の武器は極限の脱力「消力(シャオリー)」という技術だ。ほとんどの打撃を無効化し、巨大なコンクリートの壁を叩き割るような突きや蹴りを放つ。この大会では範馬勇次郎と闘っている。
劉 海王(りゅう かいおう)
出典: baki-anime.jp
CV:飯塚昭三
黒竜江省の名門である白林寺の総帥。100歳を超えてなお筋骨隆々の巨体を誇る中国拳法の達人。烈海王や怒李庵海王など優秀な人材を育て上げた人物。烈海王の回想などで度々出てきていたが、直接関わったのは大擂台賽編からである。大擂台賽において範馬勇次郎と対戦するが力量の差は圧倒的だった。顔の側面に貫手を受けたまま力任せに顔面の皮を丸ごと剥がされた。その後さらにハイキックを食らうという無残な敗北を遂げる。顔の側面に貫手を受け、その後顔の皮を捨てられるシーンはトラウマものである。
龍書文(ろん しょぶん)
出典: baki-anime.jp
CV:手塚秀彰
台湾出身の45歳。15歳から19歳までの間に全台湾擂台賽で連続優勝を果たす。それからさらに台湾裏社会で何でもありの賭博試合を続けて無敗を保ってきた天才拳法家だ。大擂台賽ではビスケット・オリバと闘うことになる。龍書文といえば手をポケットに隠したまま腰を切って加速させる高速の抜拳術が特徴である。そのビスケット・オリバと同様に「Mr.不可拘束(ミスター・アンチェイン)」の異名がある。アンチェイン同士の因縁の対決が面白い闘いとなっている。
神の子激突編
マホメド・アライJr.(まほめど・あらいじゅにあ)
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刃牙シリーズの武術・流派まとめ
『刃牙』シリーズは、強さを求めて飽くなき戦いを繰り広げる格闘家たちの熱く壮絶な生き様を描いた板垣恵介の描く漫画作品。『グラップラー刃牙』、『バキ』、『範馬刃牙』、『刃牙道』、『バキ道』と名前を変えながら30年以上の長期連載を果たしている。 格闘技を扱った作品であるだけに、現実に存在するものを中心に様々な武術や流派が登場する。空手や柔道といったお馴染みのものから柔術、合気道、ボクシングまで多種多様。ここでは、『刃牙』シリーズに登場する武術と流派を紹介する。
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目次 - Contents
- 『バキ』の概要
- 『バキ』のあらすじ・ストーリー
- 最凶死刑囚編
- 中国大擂台賽(ちゅうごくだいらいたいさい)編
- 神の子激突編
- 『バキ』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- 範馬 刃牙(はんま バキ)
- 範馬 勇次郎(はんま ゆうじろう)
- 愚地 独歩(おろち どっぽ)
- 渋川 剛気(しぶかわ ごうき)
- 烈 海王(れつ かいおう)
- 花山 薫(はなやま かおる)
- ビスケット・オリバ(びすけっと・おりば)
- ジャック・ハンマー(ジャック範馬)
- 愚地 克巳(おろち かつみ)
- 猪狩 完至(いがり かんじ)
- 徳川 光成(とくがわ みつなり)
- 最凶死刑囚編
- ドリアン / 怒李庵海王(どりあん かいおう)
- ヘクター・ドイル(へくたー・どいる)
- シコルスキー(しこるすきー)
- スペック(すぺっく)
- 柳 龍光(やなぎ りゅうこう)
- 中国大擂台賽(ちゅうごくだいらいたいさい)編
- 郭 海皇(かく かいおう)
- 劉 海王(りゅう かいおう)
- 龍書文(ろん しょぶん)
- 神の子激突編
- マホメド・アライJr.(まほめど・あらいじゅにあ)
- マホメド・アライ(まほめど・あらい)
- 『バキ』の用語
- 最凶死刑囚
- 無呼吸連打
- 中国大擂台賽(ちゅうごくだいらいたいさい)
- 海王
- 『バキ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 花山薫「まだやるかい?」
- 範馬勇次郎「強くなりたくば喰らえ!!!」
- 烈海王「私は一向にかまわんッッ」
- 『バキ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 『バキ』に登場するキャラクターのモデルは実際の人物
- 範馬勇次郎とアメリカの友好条約
- 自衛隊に入隊していた作者の板垣恵介
- 『バキ』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):GRANRODEO「BEASTFUL」(第1期第1話 - 第13話)
- ED(エンディング):田所あずさ「RESOLVE」(第1期第1話 - 第13話)
- OP(オープニング):Fear, and Loathing in Las Vegas「The Gong of Knockout」(第1期第14話 - 第26話)
- ED(エンディング):DEVIL NO ID「BEAUTIFUL BEAST」(第1期第14話 - 第26話)
- OP(オープニング):GRANRODEO「情熱は覚えている」(第2期)
- ED(エンディング):藤田恵名「DEAD STROKE」(第2期)