ヱヴァンゲリヲン新劇場版の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズとは、1995年制作のテレビアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』を原作とした劇場版アニメ。総監督庵野秀明を始めとして、ほとんどの声優やスタッフがテレビアニメシリーズに引き続き制作を手掛けている。単なるリメイクではなく「再構築(リビルド)」と位置づけ、14歳の少年少女が人型兵器エヴァンゲリオンに乗って謎の使徒と戦うという大本の設定は同一ながら、中盤から全く新しい展開を見せている。2021年にシリーズ完結作となる『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』が公開された。
加持リョウジ「葛城。達者でな」
サードインパクトを止めるため、戦闘機に乗り込もうとする加持。そんな彼がミサトに最後に残した言葉が、この「葛城。達者でな」だった。
ミサトはこの頃加持との子供を妊娠していたが、その事実を知っていたのかは定かではない。自分の命を捨てて愛する人の未来を守ろうとした加持。ミサトはその遺志を継ぎ、反ネルフ組織ヴィレを率いて人類の未来のため戦うことを決意した。
アヤナミレイ(仮称)「碇君が好きだから。ありがとう、話をしてくれて」
「どうして僕に優しくするの」とシンジに聞かれたアヤナミは、「碇君が好きだから。ありがとう、話をしてくれて」と答える。それはクローン・アヤナミシリーズがシンジへの好意をプログラムされていたからというだけではない。かつて自分に本を持ってきてくれたシンジのことを、アヤナミは好きだと感じた。それは命令によるものではなく、アヤナミ自身の感情だった。
この言葉をきっかけに、シンジはようやく絶望から立ち直るのだった。
アヤナミレイ(仮称)「涙?泣いてるのは、私?」
第3村での生活を通して、人間らしい感情を覚えていくアヤナミレイ(仮称)。しかし、その体はネルフ本部以外では長くはもたないように作られていた。自分の命が長くないと知ったアヤナミの瞳から勝手に涙がこぼれる。「涙?泣いてるのは、私?」というセリフはテレビアニメシリーズにも存在したが、こちらはより切なさが胸に迫る演出になっている。
最後に村で過ごした日々は楽しかった、もっと生きていたかったと言い残し、アヤナミはシンジの目の前でLCL化し消滅するのだった。
伊吹マヤ「これだから若い男は」
元ネルフ本部オペレーターにして、ヴンダー整備長・伊吹マヤ。彼女の口癖は「これだから若い男は」である。ヴィレの人員の半数以上はネルフとは縁もゆかりもない元一般人であり、マヤの厳しい叱責に愚痴を漏らす者も多かった。しかし、ヴンダーの脊髄からガイウスの槍を作り出した際は、未熟な部下たちが危険を顧みず率先して作業に当たっているのを見て、「これだから若い男は」と嬉しそうに呟いている。
鈴原サクラ「勝手もいいけどエヴァにだけは乗らんでくださいよ!」
シンジのクラスメイト鈴原トウジの妹にして、ヴィレ医療スタッフの鈴原サクラ。彼女は14年ぶりに目覚めたシンジの担当医務官である。ネルフが派遣したMark.09に乗ってヴンダーを去ろうとするシンジに、サクラは「エヴァにだけは乗らんでくださいよ!」と叫ぶ。彼女の父親がニアサードインパクトで亡くなったこともあり、シンジがエヴァに乗ることに強い嫌悪感を抱いていた。次にシンジがエヴァに乗り、フォースインパクトが起これば今度こそ人類は滅んでしまう。その恐れとシンジの身勝手さへの苛立ちがこもったセリフである。
鈴原サクラ「碇さんは恩人で!仇なんや!」
初号機に乗ろうとするシンジを止めるため、発砲するサクラ。しかしその銃弾が葛城ミサトに当たってしまい、激しく狼狽しながらサクラは「碇さんは恩人で!仇なんや!」という胸の内を明かす。シンジが人類を救ったことは事実だが、サクラの家族を失うきっかけとなったこともまた事実であり、感謝と憎しみの両方が入り混じる複雑な想いを吐露している。
北上ミドリ「もう明日生きていくことだけを考えよ」
ニアサードインパクトにより家族を失い、ヴンダー搭乗員になった北上ミドリ。ニアサードインパクトのきっかけとなったシンジを強く憎む彼女は、シンジが初号機に乗ると名乗り出たとき銃を向けて阻止しようとした。しかしそれに同調したサクラが、艦長であるミサトを誤って撃ってしまう。腹部を撃ち抜かれながらも「全責任は自分が取る」と主張するミサトに、ミドリは銃を降ろす。そしてサクラを「もう明日生きていくことだけを考えよ」と言ってなだめるのだった。
過去の憎しみは消えないが、明日生きていくために私情を捨てることを選んだ、ミドリの悲壮な決意が伝わるシーン。
洞木ヒカリ「仲良くなるためのおまじない」
鈴原トウジの妻であるヒカリは、ネルフから離れて行き場がなくなったアヤナミレイ(仮称)を預かり、親身に面倒を見る。そしてアヤナミは、ヒカリから様々な言葉や感情を学んでいく。
ある時、手をつなぐ親子を見たアヤナミは、ヒカリに「あれは何?」と尋ねた。ヒカリは「仲良くなるためのおまじない」と答える。
まるで絵本の1ページのような、アヤナミと第3村の人々の交流を描いた心温まる名シーンである。
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目次 - Contents
- 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』の概要
- ヱヴァンゲリヲン新劇場版の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 碇シンジ「逃げちゃ駄目だ、逃げちゃ駄目だ、逃げちゃ駄目だ、逃げちゃ駄目だ、逃げちゃ駄目だ...」
- 碇シンジ「知らない天井だ」
- 碇シンジ「目標をセンターに入れて…スイッチ。目標をセンターに入れて…スイッチ。目標をセンターに入れて…スイッチ」
- 碇シンジ「笑えば…いいと思うよ」
- 碇シンジ「僕は、エヴァンゲリオン初号機パイロット、碇シンジです!」
- 碇シンジ「綾波を…返せっ…!」
- 碇シンジ「綾波は綾波しかいない!だから今、助ける!」
- 碇シンジ「僕は、僕の落とし前を付けたい」
- 碇シンジ「涙で救えるのは自分だけだ。他の誰も救えない。だからもう、泣かないよ」
- 碇シンジ「さようなら、全てのエヴァンゲリオン」
- 綾波レイ「あなたは死なないわ、私が守るもの」
- 綾波レイ「ごめんなさい。こういう時、どんな顔すればいいかわからないの」
- 綾波レイ「碇君と一緒にいるとぽかぽかする。私も碇君にぽかぽかしてほしい。碇指令と仲良くなって、ぽかぽかしてほしいと思う」
- 綾波レイ「碇君がもう、エヴァに乗らなくていいようにする」
- 綾波レイ「逃げて、2号機の人…ありがとう」
- 綾波レイ「私が消えても代わりはいるもの」
- 式波・アスカ・ラングレー「あんたバカぁ?」
- 式波・アスカ・ラングレー「でも最近、他人といるのもいいなって思うことがあったんだ。あたしには似合わないけど」
- 式波・アスカ・ラングレー「そっか。私、笑えるんだ」
- 式波・アスカ・ラングレー「ガキシンジ。助けてくれないんだ、あたしを」
- 式波・アスカ・ラングレー「ここは私のいる所じゃない。守るところよ」
- 式波・アスカ・ラングレー「いつか食べたお弁当、美味しかった。あの頃はシンジのこと、好きだったんだと思う。でも、私が先に大人になっちゃった」
- 式波・アスカ・ラングレー「ほんとはただ、頭を撫でてほしかっただけなの」
- 真希波・マリ・イラストリアス「君、いい匂い。LCLの香りがする」
- 真希波・マリ・イラストリアス「モード反転、裏コード…ザ・ビースト!」
- 真希波・マリ・イラストリアス「だけどまぁ…そうやっていじけていたって、何にも楽しい事ないよ」
- 真希波・マリ・イラストリアス「何処にいても必ず、迎えにいくから。待ってなよ、ワンコ君」
- 真希波・マリ・イラストリアス「ヒント。屋上、眼鏡。乳の大きい、いい女」
- 真希波・マリ・イラストリアス「君はよくやってる。偉いよ」
- 葛城ミサト「一つ言い忘れてたけど、あなたは人に褒められる立派な事をしたのよ。胸を張って良いわ」
- 葛城ミサト「理由はないわ。その運命があなただったってだけ。ただし、シンジ君1人が命を賭けて戦っているんじゃない。みんな一緒よ」
- 葛城ミサト「自分の子供を信じて下さい。私も初号機パイロットを信じます」
- 葛城ミサト「この世界は、あなたの知らない面白いことで満ち満ちているわよ。楽しみなさい」
- 葛城ミサト「行きなさいシンジ君!誰かのためじゃない!あなた自身の願いのために!」
- 葛城ミサト「シンジ君の取った行動の責任はすべて私にあります。現在も碇シンジは私葛城ミサトの管理下にあり、これからの彼の行動の責任をすべて私が負うということです。私は、今のシンジ君に全てを託してみたい」
- 葛城ミサト「母さん、これしかあなたにできなかった。ごめんね、リョウジ」
- 渚カヲル「また3番目とはね。変わらないな君も…会える時が楽しみだよ、碇シンジ君」
- 渚カヲル「さあ、約束の時だ、碇シンジ君。今度こそ、君だけは幸せにしてみせるよ」
- 渚カヲル「僕は君に会うために生まれてきたんだね」
- 渚カヲル「希望は残っているよ。どんな時にもね」
- 渚カヲル「シンジ君は、やすらぎと自分の場所を見つければいい。縁が君を導くだろう。…そんな顔しないで。また会えるよ、シンジ君」
- 碇ゲンドウ「自分の願望はあらゆる犠牲を払い、自分の力で実現させるものだ。他人から与えられるものではない。シンジ、大人になれ」
- 碇ゲンドウ「ヒトには常に希望という光が与えられている。だが、希望という病にすがり、溺れるのもヒトの常だ」
- 碇ゲンドウ「他人の死と思いを受け入れるとは。大人になったな、シンジ」
- 加持リョウジ「大人はさ、ずるいぐらいがちょうどいいんだ」
- 加持リョウジ「けど、つらいことを知ってる人間の方が、それだけ人に優しく出来る。それは弱さとは違うからな」
- 加持リョウジ「葛城を、守ってくれ。それは俺に出来ない、君にしか出来ないことだ。頼む」
- 加持リョウジ「葛城。達者でな」
- アヤナミレイ(仮称)「碇君が好きだから。ありがとう、話をしてくれて」
- アヤナミレイ(仮称)「涙?泣いてるのは、私?」
- 伊吹マヤ「これだから若い男は」
- 鈴原サクラ「勝手もいいけどエヴァにだけは乗らんでくださいよ!」
- 鈴原サクラ「碇さんは恩人で!仇なんや!」
- 北上ミドリ「もう明日生きていくことだけを考えよ」
- 洞木ヒカリ「仲良くなるためのおまじない」