アニ・レオンハート(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
アニ・レオンハートとは、『週刊少年マガジン』に連載されている諫山創原作の漫画・テレビアニメ作品に登場する人物である。主人公のエレン・イェーガーと同じ第104期訓練兵団に所属し、卒業後は憲兵団に入団する。口数が少なく感情を表に表さないため、取っ付きにくい印象を与える性格。しかし格闘技に優れており、冷静な判断を下せるため訓練兵団卒業の際は4位の成績を収める実力の持ち主。
憲兵団の同期の一人。真面目で正義感が強いため、憲兵団の不正を正すために憲兵団に入団した人物。そんなマルロを見てアニは「あんたは正しい人だと思う」「あんたのような人は特殊な人と呼ばれる」と述べている。賄賂を受け取った憲兵団に対して立ち向かったマルロであったが、返り討ちにされてしまい、自身の無力さに絶望するマルロを見てアニは「それも普通の人間なんじゃないの」と語っている。大きな流れに流されてしまい、結果的に不正に加わってしまう人間の方が多く、アニ自身も流されていると感じているのだろう。マルロを見て自身の弱さを嘆くアニであった。
マルロ・フロイデンベルク(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
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マルロ・フロイデンベルクとは『進撃の巨人』の登場人物でストヘス区憲兵団支部所属の新兵。アニ・レオンハートと同期で、おかっぱ頭が特徴。同じく同期のヒッチ・ドリスから好意を持たれているが、鈍感なため気づかずにいる。強い正義感を持ち、憲兵団に志願した動機も腐敗した憲兵団を改革するためである。後に調査兵団に転属するが、ウォール・マリア最終奪還作戦で「獣の巨人」の投石攻撃を受け、頭部を吹き飛ばされて死亡する。
ミカサ・アッカーマン
アニとミカサは104期訓練兵団の中でトップクラスの実力を発揮していた。アニがエレンに絞め技をかけていた時、ミカサはそこにライナーを投げ飛ばした。ミカサにとって幼い頃から暮らしを共にしてきたエレンの存在は、家族同等の特別な存在であるため、エレンに近付くなという警告も含めて投げ飛ばしたのだ。そのためミカサの目には怒りの感情が見てとれる。普段は冷静なミカサだが、エレンのことが絡むと人が変わったような態度を度々とり、加えて大柄なライナーを投げ飛ばしてしまうほどの実力の持ち主だ。エレンに食らわせていた絞め技を見て、ミカサはアニに「私にもそれ教えて」と言うのだが、「この技は人間用なんだ。あんたに必要あるとは思わないけど猛獣に通用するかどうか興味はある。」と答えるアニ。アニの圧倒的な強さに歯が立たない者が大勢いる中で、ミカサだけは唯一立ち向かえる強さを有していた。実力トップの二人の間に不穏な空気が流れる様子を見た周囲の者達は、どちらが勝つか予想を立て、賭けを始めるなど大盛り上がりであった。
ミカサ・アッカーマン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
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ミカサ・アッカーマンとは諫山創による漫画『進撃の巨人』の登場人物で、主人公エレン・イェーガーの幼馴染。本作のヒロイン的ポジションで、幼い時にエレンに助けられた経験から、彼を守ることを自分の使命だと考えている。驚異的な身体能力を持ち、トップの成績で訓練兵団を卒業。実戦でも1人で複数の巨人を討伐する実績を残す。性格は寡黙で口下手だが、エレンのこととなると取り乱す一面もある。物語後半において、母方の祖先が東洋にあるヒィズル国将軍家だったことが明らかになった。
ライナー・ブラウン
始祖奪還作戦の際、リーダー格だったマルセル・ガリアードは突如現れた無垢の巨人からライナーを庇って食べられてしまう。その際、これ以上任務続行は不可能だと判断し故郷に帰ろうと提案したアニを、ライナーは「俺達が再び故郷に帰るためには何か成果を獲得するしかない」と強引に引き止めた。アニはそんなライナーを蹴り飛ばして「悪いと思ってんなら死ねよ!!罪を被って死ね!!」と吐き捨てるが、ライナーに「マルセルが必要なら…俺がマルセルに…なるから…帰ろう…みんなで…故郷に…」と必死に説得されたことでやむなく作戦続行を了承した。それ以降、アニはライナーを毛嫌いしており「吐きそう。それ以上顔を近づけないでくれる?」と面と向かって言うほどだった。
マルコ・ボットをに正体がバレそうになったときは「お前と!!お前の帰りを待つ親父が!!穢れた民族と違うって言うんなら!!今すぐ証明しろ!!」とライナーに言われ、アニは仕方なくマルコの立体機動装置を奪って殺害した。四年後一連のことについてライナーがアニに謝罪した際は、「何度殺そうとして思いとどまったかわからない」と本音を吐露している。
ライナー・ブラウン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
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ライナー・ブラウンとは『進撃の巨人』の登場人物で調査兵団の団員。主人公エレン・イェーガーとはウォールローゼ南区第104期訓練兵団時代の同期である。責任感が強く、リーダーシップもあることから同期の中ではまとめ役を担っていた。しかし、その正体はウォール・マリアを破壊した「鎧の巨人」であり、始祖奪還を目的にパラディ島に送り込まれたマーレの戦士である。正体が判明した後はたびたびエレン達と対立し、始祖の力を巡って死闘を繰り広げていく。
ベルトルト・フーバー
マーレの戦士の仲間。訓練兵時代は接点があるようには見えなかったが、実はベルトルトはひそかにアニに片思いしていた。兵団選択の時は憲兵団に入るアニを無意識に目で追いかけており、ライナーからは「見すぎだ。俺じゃなくたってわかるくらいな…」と指摘されていた。
アルミンもベルトルトの想いに気づいていたようで、エレンを巡る攻防の際「アニを置いて行くの?アニなら今…極北のユトピア区の地下深くで拷問を受けてるよ」と告げてベルトルトの動揺を誘っていた。ただしこれはアルミンがとっさについた嘘で、本当はこの時アニは結晶の中で眠りについていた。
ベルトルト・フーバー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
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ベルトルト・フーバーとは『進撃の巨人』の登場人物で調査兵団団員。第104期訓練兵団を3位で卒業し、どの分野でもそつなくこなすことができる優秀な人物である。ただし優柔不断で判断を他人に任せる傾向があり、積極性に欠けることから他の同期と比べると少し影が薄い。その正体は、ウォール・マリア陥落の主因となった「超大型巨人」であり、始祖奪還作戦のために大国マーレから派遣された「マーレの戦士」の1人だった。任務を達成し故郷に帰ることを切望していたが、結局その願いは叶わず異国の地で命を落とすこととなる。
ヒッチ・ドリス
憲兵団の同期。アニのことを「あんたの寝顔が怖くて起こせなかった」「暗くて愛想がない」とからかっていたが、アニの正体を知らないヒッチはストヘス区襲撃以来帰ってこないアニのことを「あいつの荷物がまだ私の部屋にあって…邪魔なの」「人と関わるのを怖がってるような子だったし…あいつのことまだ何も知らなかったのに…あの日以来見つかってないのは巨人にグチャグチャにされて見分けつかなくかったからでしょ!?」などと何かと気にかけていたようだ。ヒッチはアニが地下に幽閉されている4年間、アニの見張りをしながら一方的にだが様々な話をしていたようだ。アニの硬質化が解かれた際、アニは「あんたのくだらない男のグチを聞かされるのもこれで終わり」と話していた様子から、恋愛に関する話をヒッチはしていたようだ。それだけでなく、アニのせいで多くの人々が死んだことについてどう思うか、ヒッチはアニに何度も尋ね続けていた。それがきっかけでアニは今まで考えたこともなかった自分の責任について考え、「父の元へ帰るためならまた同じことをやる」という結論に至っている。
地下で一人きりで過ごす自分の相手をしてくれたヒッチにアニは感謝していたようで、後に「寂しくて気が狂いそうだったからアルミンとヒッチの話だけが楽しみだった」と述べている。ヒッチとの別れの際にアニは「4年間話しかけてくれてありがとう。さようなら。陰湿なクラスメイトより」といった手紙を残して去っていった。
ヒッチ・ドリス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
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ヒッチ・ドリスとは『進撃の巨人』の登場人物で、憲兵団の新兵。アニ・レオンハートとは同期でルームメイト。ウェーブヘアが特徴の少女で、軽薄で不真面目な言動が多い。他の新兵同様安全な内地で楽をするために憲兵団に入ったが、実は機転の利くところがある。アニのことは愛想のない同期だと思っていたが、ストヘス区の戦闘以降行方不明になったことを心配しており、アニの正体が「女型の巨人」であることを知って大きなショックを受けていた。同期のマルロ・フロイデンベルクに好意を持っているが、マルロ本人は気づいていない。
アニ・レオンハートの名言・名セリフ/名シーン・名場面
「私の父もあんたらと同じで…何か現実離れした理想に酔いしれてばかりいた…幼い私は心底下らないと思いながらも…この無意味な技の習得を強いる父に逆らえなかった…」
アニは幼い頃から父親から厳しい格闘技の特訓を受けていた。アニの父は、アニをマーレの戦士にすることによって自由な暮らしを手に入れようとしていた。そのために、アニは休むことすら許されなかった。そんな父親を幼い頃からアニは冷めた目で見ていたようだ。そしてアニは自身の特技である格闘技を無意味と語っている。無意味な格闘技を必死に教え込ませ、自由な暮らしを夢見る父親を蔑みながらも、そんな父親に抵抗できない自分自身にも呆れている様子がよく分かる。現実離れした理想を掲げる父親に逆らえない無力な自分。アニの気怠そうな雰囲気はこういったものからきているのかもしれない。
「実際クズだと思うし悪いヤツに違いないよ。到底正しい人間とは言えないだろうけど…それも普通の人間なんじゃないの?あんたの言うように本来人間が皆良い人であればこの組織はこんなに腐ってないでしょ?この組織の仕組みが人間の本質がよく表れるような構造になってるだけで。だから…私は…ただそうやって流されるような弱いヤツでも人間だと思われたいだけ…それだけ」
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イェレナ(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
イェレナとは『進撃の巨人』の登場人物で反マーレ派義勇兵の中心人物。マーレに滅ぼされた国の出身で、「獣の巨人」継承者で王家の血を引くジーク・イェーガーの信奉者として活動し、パラディ島の近代化に大きく貢献した。ジークの提唱する「エルディア人安楽死計画」達成のためなら寝食を共にした仲間すら殺害する冷酷な性格の女性。しかし実際にはマーレの被害者というのは虚偽であり、「世界を救う英雄」に憧れているだけのごく一般的なマーレ人である。
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ジャン・キルシュタイン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ジャン・キルシュタインとは『進撃の巨人』の登場人物で、調査兵団に所属する兵士。第104期訓練兵団を6番で卒業した。自己の保身を第一に考える現実主義者で、思ったことを率直に言い過ぎる性格からたびたび主人公のエレン・イェーガーと対立していた。当初は巨人の脅威から逃れるために内地への配属を希望していたが、友人のマルコ・ボットが戦死したことで考えを大きく変え、調査兵団に入団する。入団後は持ち前の現状把握能力を活かして同期のまとめ役として活躍した。
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目次 - Contents
- アニ・レオンハートのプロフィール・人物像
- アニ・レオンハートの正体
- アニ・レオンハートの来歴・活躍
- 父からの厳しい訓練
- 父との約束
- 訓練兵団入団
- 第57回壁外調査
- ストヘス区での戦い
- 目覚め
- エレンとの最終決戦
- アニ・レオンハートの能力
- 体術
- 無垢の巨人を呼び寄せる
- 硬質化
- アニ・レオンハートの関連人物・キャラクター
- アルミン・アルレルト
- エレン・イェーガー
- マルロ・フロイデンベルク
- ミカサ・アッカーマン
- ライナー・ブラウン
- ベルトルト・フーバー
- ヒッチ・ドリス
- アニ・レオンハートの名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「私の父もあんたらと同じで…何か現実離れした理想に酔いしれてばかりいた…幼い私は心底下らないと思いながらも…この無意味な技の習得を強いる父に逆らえなかった…」
- 「実際クズだと思うし悪いヤツに違いないよ。到底正しい人間とは言えないだろうけど…それも普通の人間なんじゃないの?あんたの言うように本来人間が皆良い人であればこの組織はこんなに腐ってないでしょ?この組織の仕組みが人間の本質がよく表れるような構造になってるだけで。だから…私は…ただそうやって流されるような弱いヤツでも人間だと思われたいだけ…それだけ」
- 『あんたがマガトに弁明しな!「すべて自分の責任です」って言え!何が名誉マーレ人だ!選ばれし戦士だ!マーレもエルディアも全部クソッたれだ!全員嘘っ吐きで!自分のことしか考えてないくせに!私もそうだ!生きて帰んなきゃいけないんだよ!』
- アニ・レオンハートの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 見かけによらず甘党
- 自称「か弱い乙女」