ガンダムシリーズの宇宙世紀年表まとめ
宇宙世紀とは『機動戦士ガンダム』から『G-SAVIOUR』までの作品間に存在する、架空の歴史である。
いわゆる戦記の体裁を採用しており、主に上記作品群の劇中で描かれた戦争をはじめとした、国家および組織間の闘争に年月を当てはめ、あたかも本当にガンダムワールドの歴史が続いているかのように楽しむ事を可能とした設定となっている。
反面、宇宙世紀のガンダムシリーズは年表に基づいた作劇を行うため、この設定を知らないと作品を理解する事が難しくなるという難点も抱えている。
戦闘するガンダム試作1号機（手前）とガンダム試作2号機（奥）
OVA『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』で描かれる物語。
機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY（スターダストメモリー）のネタバレ解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
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機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY（Mobile Suit Gundam 0083）とは、1991年から1992年にかけて、全13話が製作されたOVAシリーズである。アムロ・レイの活躍によって終結した、『機動戦士ガンダム』の戦いの三年後を描く。本作の星の屑作戦によって地球にコロニーが落とされたことで、物語は『機動戦士Ζガンダム』へと続いていく。
ジオン残党軍の組織化
・宇宙世紀0081年3月
一年戦争終結後、敗北を認めない旧ジオン敗残兵達によるゲリラ活動が激化。
その多くはエギーユ・デラーズという人物の組織する「デラーズ・フリート」に集約される事で、再び戦乱が訪れる。
また、マハラジャ・カーンによって旧ジオンの宇宙要塞「アクシズ」にもジオン残党の戦力が集結、一大勢力となる。
さらに、この頃より連邦軍内部にて極秘裏に「ガンダム開発計画」が始動。
ガンダム強奪事件
・宇宙世紀0083年10月
ガンダム開発計画による核弾頭搭載モビルスーツ「ガンダム試作2号機」が連邦のオーストラリア、トリントン基地でジオン兵士アナベル・ガトーによって強奪される。
これを追って連邦軍新造艦「アルビオン」が「ガンダム試作1号機」を筆頭戦力として出撃。
しかしガトーを追い詰める事ができず、宇宙にまで逃げられる。
・宇宙世紀0083年11月
連邦の宇宙要塞コンペイトウ（旧名ソロモン）での連邦軍観艦式中に、ガトー強襲。ガンダム試作2号機に搭載されていた核弾頭が観艦式の中心に撃ち込まれ、連邦軍艦隊に大規模被害が発生した。
星の屑作戦
・宇宙世紀0083年11月
デラーズ・フリートにより地球へのコロニー落としを目的とした「星の屑作戦」発動。同軍は連邦軍をかく乱しつつ、コロニーを大気圏突入への軌道へ乗せるが、連邦軍のアルビオン隊が、連邦軍上層部の命令を無視する形で阻止に向かうも失敗。
コロニーは地球に落下し大きな被害をもたらした。
目的を果たしたデラーズ・フリートは、星の屑作戦阻止のために集結していた連邦軍艦隊と交戦し壊滅。ごく一部の生き残りもアクシズに集結する旧ジオン敗残兵と合流し、アクシズ軍の一部となる形で自然消滅した。
ティターンズの結成
・宇宙世紀0083年12月
連邦軍のジャミトフ・ハイマンによってジオン軍残党狩りを目的にした特殊部隊「ティターンズ」が結成される。
デラーズ・フリートによる星の屑作戦を阻止できなかった背景もあり、ティターンズによるジオン軍残党狩りは熾烈を極める事となった。
グリプス戦役
Ζガンダム。
テレビアニメおよび劇場用アニメ『機動戦士Ζガンダム』にて語られる物語。
ただし、劇場用の場合は後の『機動戦士ガンダムΖΖ』に物語が繋がらない。
機動戦士Ζガンダム（ゼータガンダム）のネタバレ解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
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『機動戦士Ζガンダム』とは、1985年から1986年にかけて日本サンライズによって制作・放送されたロボットアニメ。全50話で略称は「Ζ（ゼータ）」。
一年戦争終結から7年、地球連邦軍は増長したエリート組織ティターンズと反地球連邦組織エゥーゴが内紛状態に陥っていた。学生だったカミーユ・ビダンはその抗争に巻き込まれる中で、様々な出会いや別れ、戦いを経験し、新たなニュータイプとして覚醒していく。
反ティターンズ組織エゥーゴ
・宇宙世紀0085年7月
30バンチ事件発生。これは、ティターンズがサイド1のコロニーのひとつ「30バンチ」へ毒ガスを投入し、その住民を虐殺するという凄惨な事件であった。
この事を受け、連邦軍内部の軍人を主として、反連邦政府活動が激化。
その結果、反連邦組織であるエゥーゴ（A.E.U.G）が結成され、ティターンズとの間にグリプス戦役が勃発する。
なお、エゥーゴには旧ジオンのシャア・アズナブルこと、クワトロ・バジーナも参加していた。
また、アムロ・レイに続くとされるニュータイプパイロット、カミーユ・ビダンがエゥーゴ入り。ティターンズの「ガンダムMK-II」を奪って戦線に参加した。
ほどなくしてガンダムMk-IIのデータを元にエゥーゴ初のガンダムとなる「Ζガンダム」を開発。カミーユ・ビダンがこれへ乗り換える。
アクシズの帰還
・宇宙世紀0086年2月
移動機能により地球圏を離れていた宇宙要塞アクシズが地球圏に帰還を開始する。
これにより、ハマーン・カーン率いるアクシズ軍までもがエゥーゴとティターンズの戦争に漁夫の利を狙って介入する事により、グリプス戦役は三つ巴の戦争となる。
ティターンズの壊滅
・宇宙世紀0088年2月
エゥーゴ、アクシズ、ティターンズによる艦隊戦が行われる。
エゥーゴによるグリプス2コロニーを改造した巨大レーザー砲「コロニーレーザー」の照射によってティターンズ艦隊は敗走した。
これによりティターンズは事実上の壊滅となる。
その後、エゥーゴとアクシズの戦闘が発生。
これに決着は付かなかったものの、ティターンズとの戦闘で疲弊していたエゥーゴに対して、最初から漁夫の利狙いのアクシズには戦力的余裕があり、相対的にエゥーゴ弱体化に繋がった。
これを機会としてアクシズはその指導者ハマーン・カーンにより「ネオ・ジオン」を名乗る事となる。
また、戦闘の影響でエゥーゴパイロットのカミーユ・ビダンが精神的外傷を負い、パイロット復帰が困難となる。
さらにクワトロ・バジーナが行方不明となった。
第一次ネオ・ジオン抗争
ΖΖガンダム（右）
テレビアニメ『機動戦士ガンダムΖΖ』で描かれる物語。
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目次 - Contents
- 『ガンダムシリーズ』の概要
- 宇宙世紀とは
- 宇宙世紀の年表
- 黎明期
- 西暦から宇宙世紀へ
- 地球連邦とコロニー国家群
- 一年戦争
- ジオン公国の独立宣言とMSの誕生
- ガンダムの開発
- ジオン公国の敗北
- デラーズ紛争
- ジオン残党軍の組織化
- ガンダム強奪事件
- 星の屑作戦
- ティターンズの結成
- グリプス戦役
- 反ティターンズ組織エゥーゴ
- アクシズの帰還
- ティターンズの壊滅
- 第一次ネオ・ジオン抗争
- シャングリラの少年たち
- グレミーの反乱
- ハマーン・カーンの死
- 第二次ネオ・ジオン抗争
- シャア・アズナブルの帰還
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