マリーのアトリエ 〜ザールブルグの錬金術士〜(A1)のネタバレ解説・考察まとめ

『マリーのアトリエ 〜ザールブルグの錬金術士〜(A1)』とはガストから発売されたPlayStation用RPGゲーム。
後にイベントやエンディングが追加されたセガサターン版を始め、様々な機種に移植がされた。
錬金術士になることを目指してアカデミーで勉強していた主人公マルローネだったが、成績が悪く卒業できない状態だった。そこでアカデミーは「町で錬金術の店を経営し、高レベルのアイテムを作って提出する」という卒業試験を出す。
マルローネは店を経営しながら、5年間の卒業試験に挑むことになる。

5年間の努力が認められ、マリーはアカデミーから卒業を認められる

賢者の石の調合を無事成功させてアカデミーに提出させたマリーは文句なしの合格判定をもらう。ここでアイテム図鑑を完成せているかいないかでマイスターランクという特別クラスに進級するかどうかが変化しエンディングにも影響する。この他にもなんとか合格判定をもらって無事にアカデミーを卒業するエンディングが多く用意されており、プレイヤーの行動次第で変化する。

『マリーのアトリエ 〜ザールブルグの錬金術士〜』のエンディング

本作はマルチエンディングであり、5年間のマリーの行動次第でエンディングが変化する。
エンディングは6つあり、SS版以降はエンディングが1つ追加されて全部で7つである。

エンディング1 伝説の人

シアは旅立った親友マリーの帰りをザールブルグでずっと待ち続ける

倒れたシアを救うイベントを達成し、マリーのレベルが最高値の50に達している時のエンディング。
店の経営をしながら真面目に勉強に取り組み、錬金術の知識と技術を身に付けたマリーは、万能薬と言われるエリキシル剤を作成して難病を患っていた親友のシアを救う。5年間のマリーの努力をイングリドや校長であるドルニエは認め、「もう教えるべきことはない」と卒業を言い渡す。マリーはさらなる錬金術の知識と技術を求めてザールブルグから旅立つのだった。
レベルの高いアイテムを中心に作成し、マリーのレベルを上げていくことが重要となる。

エンディング2 街の救世主

錬金術士というより冒険者として有名になったマリーは街の救世主として語り継がれる様になる

魔人ファーレンを倒している時のエンディング。
材料採取の為街の外に出る機会が増えたマリーは、いつしか錬金術よりも冒険にのめり込んでいく。5年間で錬金術の知識と技術をしっかり身に付けてアカデミーから卒業を認められたマリーだったが、錬金術士としてではなく冒険者として街で有名になった彼女はそのまま冒険者へと転身してしまうのだった。
魔人ファーレンは戦うボスの中で最強である為、冒険で仲間のレベルを鍛えつつ、マリーも爆弾等の攻撃系アイテムを中心に作成しながらレベルを上げていく必要がある。

エンディング3 研究者

錬金術の才能が開花し、遂には選ばれた生徒のみが進めるマイスターランクへと進級するマリー

アイテム図鑑を完成している時のエンディング。
現在アカデミーで教えられているアイテムを全て手にして図鑑を完成させたマリー。イングリドの予想をはるかに上回る成果を見せたマリーは文句なしの合格判定を受け、さらに成績優良生徒のみが進むことを許される「マイスターランク」への進級が認められる。マリーはイングリドの勧めるままマイスターランクへ進級し、さらなる錬金術の向上を目指す。
このエンディングはとにかく全てのアイテムを1度でも手にすることが重要で、調合器具や参考書も全て手にする必要がある。アイテム図鑑が完成していると無条件でこのエンディングとなってしまうので、他のエンディングにしたい場合はわざと図鑑を完成させない様に気を付けなければいけない。

エンディング4 賢者の石

作成が非常に難しいとされる賢者の石を作成し、実力を認められたマリーはイングリドの勧めで教師となる

錬金術の一大目標である「賢者の石」の作成に成功している時のエンディング。
作成が非常に難しく成功例の極めて少ない賢者の石を作成したマリーは文句なしの合格判定を受け無事卒業を認められる。5年間で立派に成長したマリーはアカデミーの教師にならないかと勧められ、卒業後は教壇に立つ様になる。
賢者の石の材料はどれも非常に貴重なアイテムで1点ものが多い為、十分に準備して作成に臨む必要がある。

エンディング5 ノーマルエンディング

シアの協力の下、マリーは改めて自分の工房を設けて店を開く

5年の間でアイテムレベル4以上のアイテムを1つ以上作成している時のエンディング。
目覚ましい成長は見られなかったものの、アカデミーが定める卒業基準を満たすまでに成長したマリーは無事に卒業を果たす。卒業後はシアの協力を得ながら、街に自分の工房を開き今まで通りの生活を続けるのだった。
普通にプレイしていれば達成できるエンディングで、レベル4のアイテムを作成した後はひたすら休んでいてもこのエンディングを迎えることができる。

エンディング6 バッドエンディング

イラストはなく、真っ暗な背景に文字と不穏なBGMが流れる

5年の間でアイテムレベル4以上のアイテムを1つも作成していない時のエンディング。
5年もの時間をもらいながらも全く成長が見られなかったマリー。不器用なマリーでも時間をかければ人並みの成績を修められるだろうと期待していたイングリドもさすがに失望してしまい留年を言い渡す。アカデミーを逃げ出すマリーをイングリドはお仕置きと称して恐ろしい形相で追いかけるのだった。
プレイ開始から何もせずにひたすら休んでいればこのエンディングに辿り着ける。エンディング時に流れるBGMは非常におどろおどろしいものとなっている。

エンディング7 伝説のふたり

病弱だったシアはマリーの作ったエリキシル剤の効果で人一倍元気になり、王室騎士団の団長エンデルクさえもはたき1本で倒してしまう

6vMiyukiIgarashi_artmovie
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