タイタンフォール2(Titanfall 2)のネタバレ解説・考察まとめ

バトルフィールドシリーズなどを手がけるエレクトロニック・アーツ(EA)より2016年10月28日に発売されたFPS。前作のTitanfallはPC, Xboxのみの発売だったが、Titanfall 2はPS4, PC, Xbox Oneに対応している。プレイヤーとしても操縦できる『タイタン』を駆使し、ストーリーを進めていったり、マルチプレイヤーでプレイヤーと対戦も可能なシューティングアクションだ。

『Titanfall 2』の概要

舞台は近未来の世界。人類は宇宙の様々な星へ進出し、土地を開拓してきた。その中で産業に欠かせない存在となったロボット「タイタン」。
Titanfall 2はタイタンをパートナーとするパイロット「ジャック・クーパー」と、武器を携えたタイタン「BT-7274」のストーリーを追っていく。
タイタンフォール2は従来に有りがちな、地面を駆け回り敵を倒すFPSとは違い、壁を走ったり、ビルからビルへ飛び移ったりなど、立体的なアクションが可能となっていることが特徴のFPS。また、パイロットのパートナーであるタイタンは、良き友であり良きパートナーだが、タイタンに搭乗し操縦することも可能だ。
前作の『Titanfall』にはシングルプレイのキャンペーンモードは存在しなかったが、今作より追加されて、その世界観と物語の内容は多大な支持を得ている。
マルチプレイヤーのモードも健在で、タイタンとパイロットを駆使しながら勝利を目指す。

シングルプレイ

前作『Titanfall』では、キャンペーンモードという形でのオンライン協力プレイが存在したが、今作はシングルプレイとなっている。
操作キャラクターである『ジャック・クーパー』と、ミリシアのバンガード級タイタン『BT-7274』のコンビでストーリーを進めていく形となる。

あらすじ・ストーリー

人類は宇宙の様々な星へ進出し、様々な星を開拓してきた。その中で産業に欠かせない存在となった『タイタン』。これに加え産業などの技術が進歩し、人類は進化してきた。
その中で『IMC』という企業が、タイタンの技術、独自の測量技術とデータベースから需要が高まり、この世界では強大な企業となっていた。 だが、様々な買収、合併を経て無慈悲で利益を重視した帝国のような大企業へと成長し、IMCは人類が進出した星々を征服し手中に収めようとしていた。
それに抵抗する組織『ミリシア』はIMCを敵対視しており、ストーリーの主人公『ジャック・クーパー』はこの勢力の一兵士として所属している。
ミリシアもIMCに組織的な劣勢を強いられながら、タイタンを製造する技術力を持っている。

パイロットになることを夢見ていたジャック・クーパーは、ミリシアの優秀なパイロットであるラスティモーサ大尉と親交があり、個人的にパイロットの訓練などを受けていた。
パイロットは、いわばタイタンをパートナーに持つ兵士の呼称であり、これはIMCもミリシアも変わりなく、この世界の共通の呼称である。
通常の兵士とは違い、タイタンとツーマンセルで動くので、兵士としての能力はもちろん、様々な訓練に耐えた後になることが出来る優秀な兵士でなければならない。

そんな最中、クーパー、ラスティモーサを含むミリシアの部隊はIMCとの戦闘に向かうが、敵タイタンの奇襲を受けてクーパーが所属する歩兵部隊は壊滅。援護に来たラスティモーサと、そのタイタン『BT-7274』は敵タイタンを撃破するが、その後別のタイタンにも奇襲を受けて力尽きてしまう。
その後、クーパーは力尽きかけた大尉を介抱するが、ラスティモーサ大尉はクーパーを『パイロット』として任務を引き継ぎ、タイタンを任せると言い力尽きてしまう。
こうしてパイロットとなったクーパーとBT-7274は出会い、任務を遂行しながらパートナーとして仲を深めていく。

その後BTとクーパーは任務を遂行しながらIMCのタイタンとパイロットを撃破していく中、ようやく数少ない友軍と合流した。
その際にクーパーは臨時のパイロットとしてBT-7274と行動を共にしていたため、ミリシアの司令官『サラ・ブリッグス』により適任のパイロットへ交代すると告げられるが、BT-7274のクーパーに対する戦闘評価などを踏まえて、パイロットをクーパーのままにしたいと進言し、認められる。
そして、クーパーは正式なパイロットとして任務を任されることとなる。

その後、IMCはフォールドウェポンという世界を破壊する力を持つ兵器を開発したという情報をミリシアは入手する。
それを阻止するには、フォールドウェポンの動力源である『アーク』を奪取するために、精鋭の傭兵組織『6-4』と共に、ミリシアのパイロット含むクーパーたちは出撃する。

そしてクーパーたちはアークを奪取する手前までたどり着くも、BT-7274は攻撃を受けアークを奪取しそのまま帰還することは不可能となってしまう。
そこでBT-7274はアークをその場で破壊することを決め、最後の任務を達成するべく自ら自爆をすることを決める。クーパーもBT-7274と最期を共にする覚悟でいたが、BT-7274の独断によりクーパーは脱出させられ、BT-7274の自爆により見事にアークを破壊する形で物語は終結する。

登場人物・キャラクター

ジャック・クーパー

シングルプレイの主人公。
ミリシアに所属するライフルマン(要は普通の歩兵)としてIMCに対抗するべく従事していた。
ミリシアはタイタンを所有するものの、IMC程の数は揃っていなかった。
そのためクーパーはパイロットの訓練をラスティモーサ大尉により受けていたにも関わらず、自分用のタイタンが支給されなかった。
だが、ラスティモーサ大尉の指導のおかげで、秘めたるパイロットとしての能力がストーリーを進めていくごとに培われて行く。
どんなシビアな状況でもユーモアを持てるメンタルの持ち主で、時折BTに対してもジョークや皮肉を言ったりする。

BT-7274

クーパーの恩師であるラスティモーサ大尉に託された、IMCに対し物量で劣るミリシアが独自に開発した「質で勝るタイタン」という名目で開発されたバンガード級タイタン。
敵として出現するタイタンより分厚い装甲を持ちながら、機動力も兼ね備え、様々な兵器を使いこなすことの出来るタイタン。
IMCからもミリシアのネームドとして扱われており、かなり性能が高いことが伺える。 パイロットの生存を優先するプロトコルと、学習型コンピューターを内蔵している。

ラスティモーサ大尉とBTは3年の付き合いがあり、学習型コンピューターのおかげか、自我のようなものが存在する。
始めこそ、臨時のパイロットとしてしかクーパーを受け入れてなかったが、戦いを共にする内に友情のようなものが芽生える。

ロボットの宿命なのか、与えられた任務は実行できると判断すればそれを頑固に実行しようとする。
クーパーの皮肉や冗談は基本通じないが、皮肉は検知する事も出来るようだ。 ある種、それがメカ萌えのようなものに感じるので、ストーリーを進めていくうちにプレイヤー自身もBT-7274に心奪われてしまうことも少なくない。

ストーリー中にはBT-7274がクーパーを投擲して目標地点まで届ける場面があるが、その都度一度クーパーとカメラで目を合わせ『信じて!』と言い投げるシーンがプレイヤーの心を打つ。

ストーリー中用語

パイロット

タイタンを与えられた兵士の呼称。ミリシアやIMC、その他勢力でもこれは変わらない。
ミリシアの場合は勢力が小さく製造できるタイタンの数に限りがあるので、より優秀な兵士しかパイロットになることが出来ない。
主に優れた肉体、精神能力に加えて、タイタン操縦時の戦闘能力やパルクール能力をマスターする必要がある。
ジェットパックを装備しており、長い距離の壁走りや2段ジャンプが可能で機動力がかなり高い。
パイロットとタイタンはそれぞれに脅威度が指定されており、タイタン5:パイロット4とされている。
これによりパイロット単体だけでも通常の兵士からすればかなりの脅威を誇るほか、対タイタン兵器を用いた対タイタン戦もこなすことが出来、場合によってはパイロット単体でもタイタンを凌駕することが出来るほど。
また、産業に従事するタイタンパイロットも同じパイロットだが、戦闘を認可させられるためには、上記のような条件が必要。

タイタン

現代の現実世界にも普及しつつある強化外骨格が派生し、誕生した自立型ロボット。全高7mほどで、重さは40t程度。
武器を装備して戦闘での利用はもちろん、産業や運搬などにも利用される兵器。
基本的にはタイタンそれぞれにAIが搭載されており、人間とのコミュニケーションも可能。
自分で考えて行動が可能なので、パイロットがいなくても単独で行動することが可能。
図体が大きく、通常のロボットなどよりは機動性に優れるが、敵パイロットなどに狭い路地や建物に逃げ込まれると追撃が困難で、ジャンプが一部を除いて不可能。

プロトコル

BT-7274以外にも搭載されている、タイタンが遂行するべきルール、原則。
プロトコル1、パイロットとリンクすること。プロトコル2、ミッションを遂行すること。プロトコル3、パイロットを守ること。
基本的にはこれの原則に則り、上からの命令に律儀に従うようになっている。

ミリシアSRS

民兵が集う組織。IMCに抵抗する入植者や開拓民が集まる武装組織。
盗賊、傭兵、海賊などの犯罪組織も構成の一分になっているが、根本的な敵はIMCとし、IMCの敵は味方といった形で協力している。
巨大な企業でもあるIMCと対立しながら多数タイタンを製造しており、巨大な組織であることは間違いない。

特攻兵団

1998_02-18
1998_02-18
@1998_02-18

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