エイリアン(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『エイリアン』とは、1979年に公開された『ブレードランナー』や『ハンニバル』などで知られるリドリー・スコット監督の、SFホラー映画の元祖ともいえる作品だ。監督の出世作でもあるが、主人公のリプリーを演じたシガニー・ウィーバーの名を、世界中に広めた映画でもある。
宇宙船に入り込んだ姿を見せないエイリアンが、次々と乗組員を襲っていくホラーSF映画で、エイリアンという名称を定着させたことでも知られる。
その後もシリーズ化されるなど、映画界に衝撃を与えた作品だ。
エレン・リプリー(演:シガニー・ウィーバー)
日本語吹替(VHS・DVD版):幸田直子
通信士である二等航海士。船長のダラスと一等航海士のケインがいなくなってからは、ノストロモ号の指揮を執ることになる。
常に船内の安全を優先するため、会社の命令に忠実なダラスやアッシュとたびたび口論になる。
ノストロモ号の乗組員としては唯一の生存者である。
ジョーン・ランバート(演:ヴェロニカ・カートライト)
日本語吹替(VHS・DVD版):榊原良子
二等航海士で操舵手。ダラスがいなくなったあとパニックになり、脱出艇で逃げようと騒ぎ出す。
パーカーとともにエイリアンに遭遇した時は、動くことができずそのままエイリアンに襲われ命を落とす。
デニス・パーカー(演:ヤフェット・コットー)
日本語吹替(VHS・DVD版):郷里大輔
黒人の機関長。機関士の給料やボーナスが少ないことに不満を持っていて、みんなに突っかかっていた。
ノストロモ号の修理や火炎放射器を作るなど器用な人物。ランバートがエイリアンに襲われそうになったとき、火炎放射器を使おうとしたが、ランバートにも火がかかる距離だったため、自らエイリアンに飛び掛かるが、あえなく死亡してしまう。
サミュエル・ブレット(演:ハリー・ディーン・スタントン)
日本語吹替(VHS・DVD版):穂積隆信
パーカーの部下である機関士。常にパーカーの言うことだけ従っている。
エイリアンを探しているときに見つけた猫のジョーンズを追いかけるが、そのときにエイリアンの脱皮した抜け殻を見つけ、大きく成長したエイリアンに殺される。
ギルバート・ケイン(演:ジョン・ハート)
日本語吹替(VHS・DVD版):納谷六朗
一等航海士で副長。
惑星で船外操作をしていたとき、謎の宇宙船の中でエイリアンに寄生された最初の犠牲者。遺体は宇宙に放出された。
アッシュ(演:イアン・ホルム)
日本語吹替(VHS・DVD版):田中信夫
科学主任だが実はウェイランド・ユタニ社の作ったアンドロイドだった。異星人の捕獲という会社の真の目的を知ったリプリーを襲うが、駆け付けたパーカーに火炎放射器で焼かれた。
『エイリアン』の用語
ウェイランド・ユタニ社
巨大企業で、ノストロモ号を使って生きた異星人を捕らえ、軍事兵器に利用することを目論んでいる。
会社については、映画の中では多く語られていない。
ノストロモ号
ウェイランド・ユタニ社の宇宙貨物船。資源惑星から鉱石を積み、地球に戻る途中だった。マザーと呼ばれるメインコンピュータが船のコントロールをしている。
最後はリプリーにより自爆スイッチを作動され爆発して消滅する。
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目次 - Contents
- 『エイリアン』の概要
- 『エイリアン』のあらすじ・ストーリー
- プロローグ
- 謎の宇宙船
- エイリアンの寄生
- エイリアンを捜索
- エイリアンとの闘い
- ノストロモ号の本当の目的
- 脱出艇で母艦から脱出
- 母艦の爆発
- 『エイリアン』の登場人物・キャラクター
- アーサー・ダラス(演:トム・スケリット)
- エレン・リプリー(演:シガニー・ウィーバー)
- ジョーン・ランバート(演:ヴェロニカ・カートライト)
- デニス・パーカー(演:ヤフェット・コットー)
- サミュエル・ブレット(演:ハリー・ディーン・スタントン)
- ギルバート・ケイン(演:ジョン・ハート)
- アッシュ(演:イアン・ホルム)
- 『エイリアン』の用語
- ウェイランド・ユタニ社
- ノストロモ号
- マザー
- 小惑星(LV-426)
- スペースジョッキー
- 脱出艇シャトル「ナルキッソス」
- ジョーンズ
- コールドスリープ
- 『エイリアン』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 惑星の宇宙船にいた異星人のミイラ、スペースジョッキーを発見するシーン
- ケインの胸から飛び出すエイリアン
- 崩壊するアッシュ
- 脱皮して大きくなるエイリアン
- ダラスとブレットがエイリアンによって繭にされていたシーン
- 『エイリアン』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 当時無名だったリドリー・スコット監督はすんなりとオファーをOKした
- リプリーの役は本来は男性が演じる予定だった
- リドリー・スコット監督は、H・R・ギーガーの画集を見てエイリアンのデザインを依頼
- アッシュがリプリーを殺害しようとして口に押し込んだ雑誌は『平凡パンチ』
- サントラに収録された曲のほとんどが映画で使われておらず、作曲したジェリー・ゴールドスミスは激怒した
- 『エイリアン』の主題歌・挿入歌
- 主題歌:ジェリー・ゴールドスミス『メインテーマ』
- 挿入歌:デビー・レイノルズ『You Are My Lucky Star』(リプリーがラストの方で口ずさむ歌)
- クレジット画面:ハワード・ハンソン『交響曲第2番 ロマンティック』