エイリアン / Alien

エイリアン / Alien

『エイリアン』とは、1979年に公開された『ブレードランナー』や『ハンニバル』などで知られるリドリー・スコット監督の、SFホラー映画の元祖ともいえる作品だ。監督の出世作でもあるが、主人公のリプリーを演じたシガニー・ウィーバーの名を、世界中に広めた映画でもある。
宇宙船に入り込んだ姿を見せないエイリアンが、次々と乗組員を襲っていくホラーSF映画で、エイリアンという名称を定着させたことでも知られる。
その後もシリーズ化されるなど、映画界に衝撃を与えた作品だ。

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エイリアン(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

エイリアン(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『エイリアン』とは、1979年に公開された『ブレードランナー』や『ハンニバル』などで知られるリドリー・スコット監督の、SFホラー映画の元祖ともいえる作品だ。監督の出世作でもあるが、主人公のリプリーを演じたシガニー・ウィーバーの名を、世界中に広めた映画でもある。 宇宙船に入り込んだ姿を見せないエイリアンが、次々と乗組員を襲っていくホラーSF映画で、エイリアンという名称を定着させたことでも知られる。 その後もシリーズ化されるなど、映画界に衝撃を与えた作品だ。

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エイリアン2(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

エイリアン2(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『エイリアン2』とは『ターミネーター』で監督として評価された、ジェームズ・キャメロンが監督と脚本を手掛けた1986年の映画だ。 前作から57年後という設定でエイリアンの数も莫大に増え、数々の未来兵器を使ったジェームズ・キャメロンならではの壮大なアクション映画。 前作でたったひとりノストロモ号の脱出艇で生還した、シガニー・ウィーバー演じるリプリー。そのリプリーが戦うのは、エイリアンの母親的な存在のエイリアン・クイーン。 作業用ロボットに乗ったリプリーとクイーンの対決は、大きな見どころだ。

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ハリー・ポッターシリーズの料理・食事・食べ物・お菓子・飲み物まとめ

ハリー・ポッターシリーズの料理・食事・食べ物・お菓子・飲み物まとめ

『ハリー・ポッター』シリーズとは、J・K・ローリングによる小説およびそれを原作とした映画、舞台、ゲームなどのメディアミックス作品である。普通の少年ハリー・ポッターはある日自分が魔法使いである事を知らされる。魔法学校で魔法を学び、仲間と友情を育むハリー。そんな中、両親を殺した宿敵ヴォルデモートとの戦いが始まる。舞台はイギリスの魔法界。作中にはイギリス魔法界ならではの料理・食事・食べ物・お菓子・飲み物が登場する。人間界には無い少し変わったものも登場し、作品に楽しさ・面白さといった彩りを添えている。

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ハリー・ポッターシリーズの魔法・呪文まとめ

ハリー・ポッターシリーズの魔法・呪文まとめ

「ハリー・ポッター」とは作家J・Kローリングが描いた小説から始まり、映画化も行われている作品である。 主人公ハリーが悪と戦いを繰り広げ、魔法を用いた世界で、杖や魔法薬を用いることで魔法や呪文を行使できる。 一部の呪文には、効果が対になる呪文が設定されており、これを作中では「反対呪文」と呼ぶ。 このハリー・ポッターの映画や小説で登場した魔法を一覧にまとめた。

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ハリー・ポッターシリーズの魔法具・アイテムまとめ

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『ハリー・ポッター』シリーズとは、J・K・ローリングによる小説およびそれを原作とした映画、舞台、ゲームなどのメディアミックス作品である。 普通の少年ハリー・ポッターはある日自分が魔法使いである事を知らされる。魔法学校で魔法を学び、仲間と友情を育むハリー。そんな中、両親を殺した宿敵ヴォルデモートとの戦いが始まる。 作中には戦いの行方を左右する重要なものや物語の鍵となるものから、魔法使い達の日常で使われるものまで、様々な魔法具やアイテムが登場する。

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ファンタジーの定番「ドワーフ」とは!?元ネタ・特徴・能力・有名キャラクターを徹底解説!

ファンタジーの定番「ドワーフ」とは!?元ネタ・特徴・能力・有名キャラクターを徹底解説!

ドワーフとは、ファンタジー風の異世界を舞台とする作品にたびたび登場する、人間に近い姿をした「亜人」と呼ばれる種族の1つである。もともとは北欧神話に登場する妖精の一種で、『指輪物語』や『ロードス島物語』といった作品で取り上げられながら設定が整理されていった。 ドワーフは小柄で屈強な体を持ち、手先が器用で鉱物の加工を得意とする。酒を好み、髭が長く、偏屈なところはあるが人間に対して友好的である。ここでは、ファンタジー物の作品では定番のキャラクターであるドワーフについて解説していく。

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ハリー・ポッターシリーズの名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

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『ハリー・ポッター』とはJ・K・ローリングによる小説及びそれを原作とした映画、舞台、ゲーム作品である。本作は1997年にイギリスで1作目が刊行。その後、全7シリーズが刊行され2007年に完結した。児童書でありながら緻密に設定された世界観に、子供だけではなく大人も引き込まれる物語だ。バラエティ豊かな登場人物たちの言葉には見ている人を勇気づけたり、人生を導くほどの説得力があるものが数多くある。そのため、幅広い世代の人に愛され、共感を持たれる作品となっている。

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ブラック・レイン(Black Rain)のネタバレ解説・考察まとめ

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『ブラック・レイン』とは、1989年公開のアメリカ映画。リドリー・スコット監督によるポリス・アクション・ムービー。マイケル・ダグラス、アンディ・ガルシア、高倉健、松田優作といった豪華な日米キャストの共演や、大阪での長期にわたるロケーション撮影が話題となった。ニューヨークで逮捕した男を日本に護送した2人の米国の刑事が、日本の警察と文化やスタイルの違いから対立しながらもお互い協力してヤクザと戦う物語を、大阪の街を舞台に描く。

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ハンニバル(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

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『ハンニバル』とは、2001年の米英伊合作によるサイコ・スリラー映画である。原作はトマス・ハリスの同名小説で、大ヒット作『羊たちの沈黙』の続編に当たる。監督はリドリー・スコットが務め、主人公レクター役は前作から引き続きアンソニー・ホプキンスが担当した。元精神科医で狂気の連続殺人鬼「ハンニバル・レクター博士」を巡る、極めて猟奇的な物語。FBI捜査官クラリスは彼を追うのだが、その先には身も凍る恐ろしい惨劇が待っていた。息を飲むスリリングな展開と、絵画のような映像によるコントラストは必見である。

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アバター(Avatar)のネタバレ解説・考察まとめ

アバター(Avatar)のネタバレ解説・考察まとめ

『観るのではない。そこにいるのだ。』というキャッチコピーで3D上映され話題となった2009年公開のアメリカ・イギリス合作のSFファンタジー映画。監督は、「タイタニック」「ターミネーター」などを手がけた、ジェームズ・キャメロン。世界興行収入は歴代1位を記録した。自然豊かな惑星「パンドラ」を舞台に繰り広げられる人間と先住民族ナヴィの戦いを描いた作品。

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グリーンマイル(The Green Mile)のネタバレ解説・考察まとめ

グリーンマイル(The Green Mile)のネタバレ解説・考察まとめ

『グリーンマイル』とはホラー小説家スティーヴン・キングのファンタジー小説が原作で、1999年にアメリカで公開されたフランク・ダラボン監督の映画。トム・ハンクスなどの豪華キャストで製作された感動傑作で、2000年度のアカデミー賞で4部門にノミネートされている。物語は1935年のある刑務所の死刑囚棟が舞台で、主人公は看守主任のポール。そこに死刑囚として送られてきた不思議な力を持つ大男の黒人ジョンと、他の看守や死刑囚、ネズミのMr.ジングルスたちとの交流を描いたファンタジーヒューマンドラマである。

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ホビット 思いがけない冒険(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

ホビット 思いがけない冒険(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ホビット 思いがけない冒険』は、『ロード・オブ・ザ・リング』の60年前の前日譚となる『ホビット』三部作の1作目で、2012年に公開された。原作はJ・R・R・トールキンの小説『ホビットの冒険』。ニュージーランドの壮大な風景に加え、最新技術を活用した今までにない映像美、臨場感溢れるアクションシーンの連続で、観客を興奮の渦に巻き込む。ホビット族のビルボが困難を乗り越えながら仲間との友情を築いていく冒険物語で、『ロード・オブ・ザ・リング』につながるシーンも多く、シリーズの理解も深まる見逃せない作品。

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トップガン(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

トップガン(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『トップガン』とは1986年にアメリカ合衆国で制作された青春映画である。アメリカ海軍のエリートパイロット養成機関「トップガン」に送り込まれた青年マーヴェリックが美しき教官チャーリーとの恋、ライバルとのトップ争い、そして友人の死を乗り越えていく姿を描き出していく。迫力満点の空中戦、戦闘機に乗っているかのような臨場感、胸躍る音楽に彩られた大ヒット作だ。

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ホビット 決戦のゆくえ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

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『ホビット 決戦のゆくえ』とは、『ロード・オブ・ザ・リングシリーズ』の60年前が舞台となる『ホビット』3部作の最終章で、2014年に公開された映画。原作はJ・R・R・トールキンの小説『ホビットの冒険』。ホビット族のビルボが仲間と共にドワーフ王国の再興を目指す冒険物語で、壮大な世界観や臨場感溢れる映像、圧倒的スケールの戦闘シーンが観る者を魅了する。町を襲う竜や闇の勢力との壮絶な死闘に加え、ビルボとドワーフら旅の仲間の絆、エルフの女性とドワーフの若者の切ない恋の行方も魅力の作品。

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ハリー・ポッターと賢者の石(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

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『ハリー・ポッターと賢者の石』とは、イギリスを舞台に魔法使いの少年・ハリーが闇の魔法使い・ヴォルデモートと立ち向かうファンタジー映画。魔法学校を通じて、ハリーと友人たちの絆や成長を描いていく。 1997年に刊行されたJ・K・ローリング原作小説を映画化したもので、2001年に公開された。ハリーポッターシリーズ第一弾。

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ブレードランナー(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

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『ブレードランナー』とは、フィリップ・K・ディック作のSF小説『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』の映画化作品。監督はリドリー・スコット、脚本はハンプトン・ファンチャーであり、1982年に公開された。 レプリカントと呼ばれる、人間と区別がつきにくい人造人間6名が火星から地球へと逃亡してくるのをきっかけに、主人公リック・デッカードがレプリカント狩りのため復職につく。すべてのレプリカントを狩れるのか。人間と機械の違いとは何か。SF映画「禁断の惑星」や「メトロポリス」に次ぐSF映画の金字塔。

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テルマ&ルイーズ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

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『テルマ&ルイーズ』(Thelma and Louise)とは、1991年5月にアメリカで公開されたロードムービーである。平凡な主婦テルマが、友人のウェイトレス、ルイーズと共にドライブに出かけた。途中のドライブインで、テルマが見知らぬ男たちにレイプされそうになった時、ルイーズは男たちを射殺してしまう。二人はそのまま銀行強盗をして逃避劇を繰り広げる。二人の女性の日常から転落していく様を描いたバイオレンス作品。

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ハリー・ポッターと死の秘宝(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

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『ハリー・ポッターと死の秘宝』とは、イギリスを舞台に魔法使いの少年・ハリーが闇の魔法使い・ヴォルデモートと立ち向かうファンタジー映画。ホグワーツに戻らず、分霊箱を探す旅に出かけたハリー、ロン、ハーマイオニー。数少ない手がかりを探しながら、困難な旅を続けていく。そんな中ホグワーツにヴォルデモートが現れ、戦闘が始まる。多くの仲間が死んでいく中、ついにハリーはヴォルデモートと対峙することになる。J・K・ローリングの小説が原作のシリーズ。第七弾。

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チャッピー(CHAPPiE)のネタバレ解説・考察まとめ

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“感情”や“意識”を持った人工知能内臓の学習型ロボット“チャッピー”を巡り、そのロボットの設計者、ロボットを強奪したギャング・グループ、設計者を妬む同僚などが入り乱れて、ユーモアを交えながら壮絶なアクションとサスペンスが展開する、2015年公開の近未来SF映画。監督は、独創的なSF映画「第9地区」(09)でデビューした南アフリカ出身のニール・ブロムカンプ。

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オデッセイ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

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『オデッセイ』は、2015年にリドリー・スコットが監督を務めたアメリカ映画。原作は2011年に出版されたアンデイ・ウィアーのヒット小説『火星の人』。 過酷な状況に置かれながらも人間性を失わず、生存の危機に立ち向かう宇宙飛行士。そして、彼を助けようと奮闘する人々を描いた。NASAが全面的に協力し、惑星科学部門の責任者、ジェームズ・グリーンが科学技術面のアドバイザーとして雇用されている。

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ゴーストバスターズ/アフターライフ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

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『ゴーストバスターズ/アフターライフ』とは、2021年に公開されたSFコメディ映画である。監督はジェイソン・ライトマン。フィービー、ポッドキャスト、トレヴァーといったような子ども達がメインとなってゴーストを退治する物語である。今は亡き、かつてゴーストバスターズの一員であったフィービーのおじいちゃん家に引っ越すことでゴースト退治の物語は動きはじめる。様々なゴーストがでてくるのも面白く見ていて飽きない要素の一つである。フィービー達が銃や捕獲機を使ってゴーストを退治する場面が迫力があり見どころである。

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パリ、テキサス(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

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『パリ、テキサス』とは1984年に製作された西ドイツとフランスの合作映画である。監督はヴィム・ヴェンダース。1984年の第37回カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞した。テキサスを放浪していた男、トラヴィス。記憶も曖昧なまま彷徨い続けていたトラヴィスの妻子との別れや再会を描いた傑作のロードムービー。カラカラに心の乾いた男が家族との再会によって蘇っていく過程の描かれ方が絶妙である。息子や妻との再会は彼にとってテキサスの中のパリスに辿り着いたかのようであった。

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魔術師 MERLIN(海外ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

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『魔術師MERLIN』とはアーサー王伝説でお馴染みのマーリンを主人公にした歴史ファンタジードラマだ。2008年から2012年にかけて製作されたイギリスドラマであり、全5シーズンから成る。アーサー王伝説をベースに、若かりし頃のアーサーとマーリンの出会いから、キャメロットの偉大なる王とそれを支える魔術師へと成長していく様を描き出した作品。老人のイメージが強いマーリン像のイメージを一新し、まだ魔力も不安定で未熟な青年であるマーリンが「偉大な魔術師」と呼ばれるまでの軌跡が綴られている。

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エイリアン / Alienのレビュー・評価・感想

エイリアン / Alien
8

それまでCM監督だったリドリー・スコットがメジャーデビューを果たした古典的SFホラー映画『エイリアン』

『エイリアン』は1979年に公開されたSFホラー映画の古典であり、監督はリドリー・スコットが務め、主演女優のシガニー・ウィーバーは本作での成功で名前を売りました。
「狭苦しくて暗い宇宙船の中で、得体の知れない異星人と戦う」というストーリーラインのフォーマットはその後の類似作に踏襲されることになりました。
映画原題の「Alien」の本来の語義は「外国人」ですが、本作以降は「異星人」の固有名詞として広く流通することになりました。
初回公開時の映画のコピーは「In Space No One can Hear your Scream.」で、「宇宙ではあなたの悲鳴は誰にも聞こえない」と訳出されました。
攻撃的な異星人のデザインは、スイスの有名デザイナーであるH・R・ギーガーに委嘱されました。
ギーガーはシュルレアリスム系の作風を特徴としていて、本作で一躍有名になったおぞましいフォルムを持つエイリアンを造形しています。
ちなみ本作以降『エイリアン2』が製作されていますが、こちらの監督はリドリー・スコットではなくて、ジェームズ・キャメロン。ミステリーよりもアクション大作として仕上がっています。
『エイリアン』は惑星間宇宙船を舞台に設定されたお化け屋敷的なストーリー展開の古典的なスリラー映画と評されることもあり、恐怖映画の常套手段を墨守しながらも、斬新な視覚イメージでSF作品として攻めたところに監督リドリー・スコットの非凡な力量を見る評者もいます。

エイリアン / Alien
8

トラウマもの

未知の生命体が顔に張り付く描写だとか、腹を突き破って出てくるとか、トラウマ描写の多い作品だったなと思います。腹を突き破るのとか、見ていられませんでした。エイリアンが地球に攻めてくるというのも怖いですけど、宇宙船の面々が襲われるのは、逃げ場がない恐怖があるなぁと思いました。大体の人が殺されたり、繭にされたりして、一人しか生き残らないというのもびっくりです。今はそういう話もたまにありますが、すごい思い切ったなと思いました。そして、エイリアンの頭の形が露骨というか、なんか全体的にエロい雰囲気のある作品だと思います。エイリアンも人を殺すというか、人を使って繁殖するのが目的みたいだし、犯されているみたいな雰囲気もあって、なおさら怖かったです。エイリアンはこの監督さんの代名詞みたいになって、ここから何作も続いていきますが、やっぱり1が好きだなあと思います。このときから続編は作るつもりだったのでしょうか。それはわかりませんが、設定とかは細かく決めてそうでした。シガニー・ウィーバーもまだ若く、綺麗で強そうでいいなと思いました。シガニーのドキドキしている顔を見ると、こちらもドキドキします。臨場感たっぷりの作品でした。

エイリアン / Alien
10

エイリアン

宇宙では悲鳴は聞こえない、このうたい文句につられて観に行きました。その時の衝撃は今も忘れません。今はなくなったテアトル東京という日本一の映画館で見た時の恐怖と衝撃、映画の面白さ、エレン・リプリーの勇気強さ、聡明さに感動。初めて見たエイリアンのおぞましさ凶悪さ不気味さ、ギーガーが作り出したエイリアンの姿形、ギーガーの頭の中はどうなっているのでしょう。まさに天才の閃き。救難信号をキャッチした船がある惑星に不時着。乗組員が探索に出る。何とも不気味な惑星である。不思議な生物を船内に持ち帰り調べようとしたのだが、ものの見事に失敗、生物は船内に逃げて行方不明。船員たちは恐怖の中に叩き込まれた。一人一人殺されていく悲惨な形で、人類が出会った最恐の生物。一人生き残ったリプリーとエイリアンの死闘が始まる。ハラハラドキドキ、映画館は悲鳴のるつぼ。日本の観客はおとなしいといわれているが、この映画は悲鳴の連続で見終わってグッタリ。ラストは言わぬが花、不気味さを残して映画は終わる…この1作でリドリー・スコツトは世界的な監督に、シガニー・ウイーバーも一躍スター女優に駆け上がった。これ以降リプリーとエイリアンの死闘は果てしなく…リプリーとエイリアンの決着が観たい。

エイリアン / Alien
9

SFホラーの金字塔とハリウッドホラーの原典

SF映画はB級作品である。そんな常識を覆したのは、『スターウォーズ』や『未知との遭遇』など数々の名作映画であった。そして、それら二つの作品と双璧を成したのは、リドリー・スコット監督作品の『エイリアン』であった。SF+ホラーというのは1970年代から1980年代にかけてのハリウッドにとって非常に画期的なアイデアであった。閉鎖的な宇宙船という空間の中で、謎のエイリアンによる襲撃を受け、次々と殺されていくクルーたち。クルーの中にも狂気に呑まれ、仲間に危害を加えようとする極限の緊張状態。人類の英知も、武器も、技術も通用しない外敵(エイリアン)とたった一人生き残った乗組員との絶望的な戦い。このような人間の得体の知れない存在への恐怖感、不安感を煽り立てた映画は今までになかったと言える。
そして、今作のエイリアンは、画家H・R・ギーガーが「ネクロノミコンⅣ」で描いた、黒と気色の悪いフォルムを持つ謎の異形存在がモデルになっている。この「ネクロノミコン」は、ハワード・フィリップ・ラブクラフトの「クトゥルフの呼び声」というシリーズに出てくる怪文書であるが、ハリウッドのホラー映画は『死霊のはらわた』や『遊星からの物体X』、そしてこの『エイリアン』と、多くのホラー作品がクトゥルフシリーズに由来しているため、他作品とのクロス要素も必見である。

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