魔術師 MERLIN(海外ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『魔術師MERLIN』とはアーサー王伝説でお馴染みのマーリンを主人公にした歴史ファンタジードラマだ。2008年から2012年にかけて製作されたイギリスドラマであり、全5シーズンから成る。アーサー王伝説をベースに、若かりし頃のアーサーとマーリンの出会いから、キャメロットの偉大なる王とそれを支える魔術師へと成長していく様を描き出した作品。老人のイメージが強いマーリン像のイメージを一新し、まだ魔力も不安定で未熟な青年であるマーリンが「偉大な魔術師」と呼ばれるまでの軌跡が綴られている。

『魔術師 MERLIN』の概要

『魔術師MERLIN』とはアーサー王伝説でお馴染みのマーリンを主人公にした歴史ファンタジードラマだ。2008年から2012年にかけて製作されたイギリスのテレビドラマであり、全5シーズンで成り立ち、各シーズン13話の計65話で構成されている。日本では2009年から第1シーズン、第2シーズンがLaLa TVで放映され、続く第3シーズンから第5シーズンはGYAO!にて配信された。DVD化も第2シーズンまでである。

本ドラマのベースとなっているのは、イギリスに古くから伝わる『アーサー王物語』であるが、主人公はアーサー王ではなく、アーサー王を支えた偉大な魔術師として讃えられているマーリンである。『アーサー王伝説』に登場するマーリンといえば、長い髭をたくわえ、白髪の長髪をしたお爺さんというイメージが強いが、本作品ではそんなマーリンのイメージを一新している。魔術師として修業の身であり、人としてもまだまだ未熟な青年としてのマーリンが運命に翻弄されながら「偉大な魔術師」へと成長していく過程を描いているのだ。

青年であるマーリン、アーサーを主人公にすることで、若者らしいおふざけや喧嘩などのシーンも豊富にある。そのため、本ドラマは10世紀のイギリスを忠実に再現しつつも、堅苦しい歴史ドラマとして提供されているのではなく、コメディ要素も豊富な歴史ファンタジー作品として作り上げられている。『アーサー王伝説』をベースとした映像作品は多数あるが、どれも比較的シリアスな内容のものが多い中、本作品は娯楽要素の高い『アーサー王伝説』ものとして幅広い年齢層から支持を受けた。ほぼ同時期には、『ハリー・ポッター』シリーズ(2001-2011)が公開されており、全世界的に魔法ブームであったことも、『魔術師MERLIN』が成功した一要因だったと監督のジェームズ・ハウズは後に振り返っている。

『魔術師 MERLIN』のあらすじ・ストーリー

第1シーズン/運命を知る

ガイアスの助手として暮らしているマーリン(右)

一人の青年が首都キャメロットにやってくる。これが、若かりし頃のマーリンである。
マーリンは、母の友人であるという宮廷医師のガイアスを訪ねる。マーリンの言葉を発することなく、反射的に魔術を使えるという異例の才能を前に、畏怖するガイアス。というのも、時のキャメロットでは魔法及び魔術に関することは処罰の対象になっていたからである。マーリンの類まれなる才能を悟られることなく、魔術をコントロールする術を探すべく、ガイアスはマーリンを助手としてかくまうことにする。しかし、血気盛んな青年であるマーリンは、市場でアーサー王子と喧嘩沙汰を起こしてしまう。
そんな中、息子を無実の罪で殺された魔女がキャメロット及びウーサー王に復讐すべく、城に忍び込む。ガイアスのお供で晩餐会に来ていたマーリンは、魔女の復讐から間一髪アーサーを救い出す。これによって、マーリンはアーサー王子の従者へと出世した。

マーリンの力の大きさは強力な魔術を誇る魔女ニムエの知るところとなり、ターゲットとされてしまう。毒を盛られたマーリンを救うべく動いたのは他でもないアーサー。しかし、王子という立場を危うくした息子の行動が許せないウーサーは、マーリンは死すべきと判断し、アーサーの持ち帰った解毒剤を届けさせることを禁じた。モルガーナ姫、その侍女であるグウェンの機転でマーリンは解毒剤を手に入れることに成功し、一命を繋ぎとめた。この出来事によってモルガーナ姫、グウェン、アーサーとの絆がより深まっていくマーリン。しかし、悪夢にうなされ続けるモルガーナ姫の異変には気が付かない。自分と同じような能力が姫にもあるのではないかと疑うも、魔力は死罪であるため、滅多なことは口にしない方が良いとガイアスに釘を刺されてしまう。

マーリンの地元であるイアルドー村が賊に襲われたという知らせを受け、アーサーたちと共にマーリンは帰郷する。賊退治の際にマーリンは己の能力を発揮し、強風を起こす。しかし、これが魔法であるということがアーサーにバレてしまう。それをマーリンの幼馴染で、彼の秘密について唯一知っていた友人が「自分がやった」と、マーリンの身代わりになり絶命する。大事な人々を救うための強大な力のはずな魔術が悪の道具として認識され、公に用いることができず、結果誰かを傷つけてしまうことに嫌気がさすマーリン。それでもアーサーにはあなたが必要だという母フニスの激励を受け、再びキャメロットへ向かう。

時代の変わり目に出没するという「探求の獣」を探すアーサーたちは、「探求の獣」のものと思しき住処で逆に攻撃を受けてしまう。瀕死の状態に陥ったアーサーを救うには、太古の魔法が生きる「祝福の島」に行って司祭(ニムエ)に助けを乞わなければならないという。ニムエは、アーサーの命を助けるために誰かが犠牲にならなければいけないことをマーリンに語る。マーリンは自分が犠牲になるというが、実際にはマーリンの母の命が脅かされることになる。ガイアスが自分の命を差し出したことでマーリンの母は助かり、ガイアスが絶命。しかし、マーリンによってニムエの命が粉砕され、ガイアスは再び息を吹き返す。マーリンはこのことで、命の魔法を司る太古の魔法も習得したのであった。

第2シーズン/受け継がれるもの

第1シーズン最終話で、瀕死の状態のアーサーを一生懸命看病していたグウェンはアーサーと距離が縮まり始めるも、身分が邪魔をしてお互い素直になれず喧嘩ばかり。
そんな中、お城の地下で財宝が発見される。しかし、それは邪悪で強大な力を誇った魔術師シーガンのものだったのだ。盗みに入ったドロボウのせいで復活を遂げてしまったシーガン。マーリンの魔力の強さに驚嘆するシーガンであったが、マーリンが味方にはならないと分かると魔術対決を始める。マーリンはこれを制し、再びシーガンの魂を封印したのであった。強力な魔術師として名を馳せたシーガンの魔力を凌駕する魔力を手に入れたマーリン。順風満帆に見えるマーリンの成長の陰で、モルガーナ姫もまた魔力を開花させていた。しかし、ウーサー王が後見人を務める姫という立場上、マーリン以上に力のことを知られてはならない。自分の能力に恐怖し、コントロールできずパニックになっているのを放置できなかったマーリンは、魔術を得意とするドルイド族のところへモルガーナ姫を一時避難させる。これによってモルガーナ姫の魔力は安定させることに成功するが、彼女の魔力は危険であると、ドルイド族の男性はマーリンに忠告するのであった。

女剣士のモルゴースがキャメロットにやってくる。女性相手だと手加減したアーサーは見事に一対一の勝負に敗れ、モルゴースの策略で亡き母と対面させられることになる。そして、魔法を毛嫌いするアーサーの父ウーサーが魔法を使ったことでアーサーは生まれたが、代わりに母の命が奪われたことを知るアーサーとマーリン。魔法に頼っておきながら魔法を全面的に禁じている父の傲慢さと身勝手さに憤怒したアーサーは父親に刃先を向けるも、マーリンの介入で事なきを得る。父息子の仲違い計画に失敗したモルゴースは、モルガーナ姫に接近する。そしてモルガーナ姫は自分の出自に関する驚くべき情報を手に入れてしまう。それは、父の友人だと思っていたウーサーが実の父親だということ、そしてモルゴースとは異父姉妹関係であるということ、モルガーナ姫もモルゴース同様強い魔力を秘めているということだった。生まれてこの方裏切られ続けてきたことを知ったモルガーナ姫はキャメロットを奪還し、魔法を蘇らせるべくモルゴースと手を組むことにする。

輝かしい未来のために、モルガーナ姫は抹殺すべきだというドラゴンの忠告に従うことができなかったマーリンは自分の未熟さと弱さを悔やむ。そして、これまで様々な場面で助言をくれ、支えてくれた「最後のドラゴン」の頼みを聞き入れ、城の地下牢から解放するが、復讐に燃えるドラゴンはキャメロットを攻撃した。ドラゴンを捕らえるためには、「ドラゴン・ロード」と呼ばれる竜遣いが必要であり、バリノアという人物を探しに行くことになる。実はこのバリノアという人物こそがマーリンが幼くして別れた実の父親なのだという。バリノアはウーサーの傲慢さにひどく怒っていたもののマーリンの説得に納得し、同行することになる。しかし、途中で賊に襲われ、致命傷を負う。そして、「ドラゴン・ロード」の力は父から息子へと伝わること、自分が死んだらマーリンが「ドラゴン・ロード」になることが伝えられる。アーサーの手前魔法を使うことができないマーリンは父が死にゆくのを見守るだけであった。竜遣いのパワーを受け継いだマーリンは、ドラゴンと太古の言葉で話すことができるようになり、意のままにドラゴンを操ることができるようになった。ドラゴンは、キャメロットを二度と襲わないことを条件に見逃された。

第3シーズン/裏切りと変化

第2シーズン最後で、モルゴースと共に行方が分からなくなっていたモルガーナ姫が森で見つかる。約1年振りに帰還したモルガーナ姫を皆は歓喜して迎え入れる。しかし、マーリンはモルガーナ姫に毒薬を飲ませることでモルゴースのキャメロット侵略を阻止していたため、モルガーナ姫が帰還したことに様々な危機感を抱くようになる。モルガーナ姫はマーリンの前では本性を現しつつ、ウーサーのお気に入りの姫を毒殺しかけた従者はあっという間に打ち首だと牽制してきた。失踪していた1年で、魔術の知識もしっかり付けたモルガーナ姫は既にマーリンの強敵になっていたのだ。魔力のコントロールもできるようになってきていたモルガーナは、悪夢を予知夢として生かせるようにもなっていた。ある日の予知夢で自分の侍女であるグウェンがキャメロットの王妃になる場面を目撃し、激昂。今度はグウェンをターゲットに攻撃し始める。魔女の罪で濡れ衣を着せられたグウェンだったが、老人に化けたマーリンに助けられ、命の危機を脱する。

モルガーナ姫の異変は、マーリン、グウェン、ガイアスの知るところではあったが、姫を家族として溺愛するウーサー、絶対的な信頼をおくアーサーの二人はモルガーナ姫の異常さは目に入らない。
そんな中、命を司る「命の杯」がキャメロット近郊で見つかったという情報が入る。アーサーたちも探索に出掛けるが、モルゴースたちに一歩及ばず。モルゴースは手に入れた命の杯で不死身の軍隊を作り上げてしまう。それをキャメロットに手引きしたモルガーナ姫は、自分こそがウーサーの実の娘であり、自分こそがこの王国の正式な後継者に相応しいと宣言する。勝ち目がないと分かったアーサーたちは、いったん森へと逃げることにする。森ではかつて意気投合したランスロットやその友人のパーシバル、グウェンの弟のエリアン、ガウェインたちと合流する。最強の仲間を手に入れたアーサーは、彼らに騎士としての忠誠を誓ってもらい、共にキャメロットのために戦うべく立ち上がった。マーリンは、魔剣であるエクスカリバーを湖から拾い上げ、それで命の杯を斬ることに成功。これによって無敵と恐れられていた不死身の騎士も倒れ、キャメロットに再び平和が取り戻されたのだ。モルゴースは最後の戦いの際に重傷を負う。瀕死のモルゴースを支え、モルガーナは姿をくらました。

第4シーズン/アーサー王、円卓の騎士の誕生

今やキャメロットの総指揮はアーサーに、その補佐役には叔父のアグラヴェインが任された。
第3シーズンラストで致命傷を負ったモルゴースとモルガーナの行方を追うアーサーたち。モルゴースは自分の短い生を捧げ、この世とあの世を隔てるベールを裂くため世界の門番であるケイリークスを召喚し、死霊ドロカをこの世に放つという凶行に走った。
ドロカが触れたものは全て死すると言われており、すぐに被害が広まっていった。アーサーと円卓の騎士、マーリンは直ちにドロカ退治に向かうも苦闘。ドロカをこの世に放出しないためには命と引き換えにベールを閉じる必要があることを知るマーリンたち。ここでランスロットは、自らの命を差し出し、ベールを元通りにすることに成功する。モルゴースが自らの命を犠牲にして放ったドロカ作戦が失敗に終わったことに怒るモルガーナ。その隣にはアーサーに忠誠を誓っているはずのアグラヴェインの姿が。怒り狂うモルガーナにケイリークスは、エムリスがいる限り勝ち目はないだろと忠告する。エムリスとはいったい誰のことなのか、ここからエムリス探しに奔走することになる。

アーサーが即位し、アーサーにとっても嬉しい日が近づいていた。それは、最愛の女性グウェンとの結婚式の日。しかし、キャメロットの王妃にグウェンがなるなんてことは到底許せないモルガーナは、かつてグウェンが恋焦がれていた相手であるランスロットを死から蘇らせ、邪魔することにする。ランスロットが突然帰還したことに驚きを隠せない一同。マーリンは純粋に喜んでいたが、どうもランスロットの様子がおかしいことが気掛かりに。魔術を使って調べてみると、本人ではないことが判明。同時に、アーサーとグウェンの結婚が危ぶまれる状況になっていることを察知したマーリンはランスロットのもとへ急ぐも、それはランスロットとグウェンの密会の場面だった。運悪く、アーサーもその密会現場を目撃。激怒したアーサーはグウェンを追放の刑に。ランスロットは死刑に。マーリンは状況を伝えるもアーサーは受け入れない。

アグラヴェインはアーサーの絶対的な信頼を得たタイミングで、モルガーナとその仲間たちをキャメロットに侵入させる。叔父が裏切ったこともよく分からないまま、逃亡するアーサーとマーリン。円卓の騎士、ガイアスらは囚われの身になってしまう。
度重なる裏切り行為で信念を見失ったアーサーを鼓舞すべくマーリンは、聖剣エクスカリバーを湖の底から拾い上げ、それを岩に突き刺した。この岩から剣を引き抜けた者だけが王としての資質があると、大芝居を打ったのだ。自分を信じて付いてきてくれた領民たちの目の前で、見事聖剣を岩から引き抜いたアーサー。自信も取り戻し、再びモルガーナと対峙する。マーリンはあらかじめモルガーナの魔力を削ぐことに成功していたため、魔術が発動できないモルガーナはキャメロットを捨て、逃げ惑う。アーサーはキャメロットを取り戻し、グウェンを妃に迎え、めでたく結婚する。
逃亡中に負傷したモルガーナは、子竜のエイスーザに癒され、命拾いする。

第5シーズン/命を懸けた大決戦

アーサーは王として、キャメロットに3年の平和な時代をもたらした。しかし、その裏ではモルガーナが動き出しており、ガウェインらが囚われの身になる。アーサーとマーリンはこれを救出すべく出兵するが、グウェンの侍女の裏切り行為にあい、襲撃を受けてるも逃亡。逃亡中にモルドレッドに捕まり、他の捕虜と共にモルガーナに奴隷として渡されそうになる。しかし、モルドレッドの機転でアーサーは命拾いする。これによってモルドレッドは円卓の騎士に任命された。

キャメロット内部が乱心のグウェン王妃によって混乱に陥っていた頃、モルドレッドの方にも波乱があった。モルドレッドの恋人であるカーラが、魔法を拒絶するアーサーを暗殺しようとして捕まってしまったのだ。カーラに罪はないというものの誰も聞く耳を持たないどころか、モルドレッドも牢屋に入れられてしまう。恋人の無駄死で憤怒したモルドレッドはアーサーを捨て、モルガーナの元へ。そして、エムリスの正体がマーリンであることを告げる。

自身がエムリスであることがモルガーナ側にバレてしまったマーリン。モルガーナの策略で魔術が封印されてしまう。その間もモルガーナ率いるサクソン人の大軍が攻め入ってきていた。アーサー率いる軍は魔力で上回るモルガーナの軍に押され気味であった。マーリンは、父バリノアの霊に助けられ、再び魔術を取り戻し、急ぎアーサーの軍を援護する。エイスーザを追い払い、天気を操ってサクソン軍を倒したのである。しかし、モルドレッドがアーサーに与えた一撃を阻止することはできなかった。魔剣で刺されたアーサーを連れ、治療できる場に避難するマーリン。マーリンはアーサーに自分の正体を打ち明けるも、アーサーに拒絶されてしまう。ガイアスは、太古の島(アヴァロンの湖)に行かなくてはもはやアーサーを治せないと言う。そこへ、モルガーナが追い付いてきた。モルガーナは馬を追い払い、アーサーの息の根を止めようとするも、マーリンにエクスカリバーで刺され絶命する。馬がいなくなった状態でアヴァロンに着くことはできず、アーサーはマーリンの腕の中で絶命する。

アーサー亡きキャメロットでは、グウェンが女王に。戴冠式にはガイアス、レオンの姿がある。
時は現代に移り、トラック走る田舎道を老マーリンが歩いている。その目の先には、アーサー王が眠るアヴァロン湖があった。

『魔術師 MERLIN』の登場人物・キャラクター

主人公

マーリン/エムリス (演:コリン・モーガン)

日本語吹き替え:浪川大輔

本ドラマの主人公であるマーリンは16、17歳ぐらいの青年である。この時代、魔法は訓練して使えるようになる者がほとんどだったが、マーリンは生まれながらにして自在に魔法を操る力を有していた。そのため、偉大な魔法使いになる運命を担っていると言われるようになる。キャメロットでガイアスの助手を務める前は、故郷のイアルドー村で母フニスと仲睦まじく暮らしていた。しかし、マーリンが自身の膨大な魔力量を持て余すようになったため、魔術の助けとなるガイアスの元へマーリンを託すことになる。そこでアーサーとも出会い、生涯の友となる。マーリンの父(バリノア)は、魔術を使う者という理由でウーサーから迫害されており、まだマーリンがフニスのお腹にいる時にフニスと別れている。しかも、バリノアはドラゴンロードの血筋であり、後にマーリンがこの血を受け継ぐこととなる。ドルイドからは「エムリス」と呼ばれ、偉大な魔法使いとして敬われている。

王族

アーサー・ペンドラゴン(演:ブラッドリー・ジェームズ)

日本語吹き替え:前野智昭

アーサー・ペンドラゴンは、時の王ウーサー・ペンドラゴンの一人息子であり、王子である。登場当初は、横柄な態度が目立つ、荒くれ者として描かれていた。しかし、本当は正義感が強く、民に優しく、リーダーの素質を持つ人物だったのだ。マーリンとの出会いによって、横柄な態度を改め、一人の王として成長していく。父ウーサー王は騎士になれるのは高貴な血の者だけと、階級社会にこだわりを見せるのに対し、アーサーは実力があり、かつ高貴な志を持つものであれば騎士なるべきだという考えを持つ。これが後の「円卓の騎士」誕生へと繋がる。
モルガーナ姫の侍女であるグウェンと恋に落ち、数々の障害を乗り越えて、めでたくゴールインする。

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