ジョン・ウィック：チャプター2（映画）のネタバレ解説・考察まとめ

今作で明らかにされたコンチネンタルの掟の一つ。
相互の交換条件を血の捺印をもって契約として交わした契約であり、メダル状の証。
契約者は誓印の持ち主の依頼を一度だけ叶える義務があり、それを拒否したり持ち主を殺した場合は規約違反となる。

コンチネンタル・ホテル

世界中で殺し屋たちをサポートする機関であるコンチネンタルが運営する施設。
武器や情報の調達から死体の処理といったことを行って殺し屋をサポートしている。
コンチネンタル会員はこのサポートをホテル内外問わずに受けることが可能となっており、すべての支払いは裏社会共通の金貨で行われる。
コンチネンタル・ホテルでは人を殺してはいけないといった絶対的な掟が存在し、これを破ると会員資格がはく奪されたうえで、死の制裁といった粛清される。
コンチネンタルホテル・ニューヨークはウィンストンが、コンチネンタル・ホテル・ローマはジュリアスがオーナーを務めている。

『ジョン・ウィック：チャプター2』の名言・名セリフ／名シーン・名場面

鉛筆を使っての暗殺シーン

ジョン・ウィックの伝説の一つとなっているのが、鉛筆1本で男3人を暗殺したというもの。
この暗殺方法が今作では映像となってみることができる。
また、前作を上回るようなハードなアクションシーンが多く登場するのも今作の魅力の一つ。
しかも、ほぼすべてのシーンをキアヌ自身が演じており、スタントマンが演じたのは物語序盤のカーアクションでジョンが車にぶつかるシーンと、物語中盤でローマの石階段からジョンとカシアンが転げ落ちるシーンの2つのみ。

ナイ・フーとカー・フー

前作でも披露されていた、ジョンが使う殺人術である銃と武術を組み合わせたガン・フー（ガン＋カンフー）。
今作では、柔道・柔術技の割合をさらに多くしたガン・フーとなって登場する。
また、今作ではガン・フーに加え、ナイフと武術を組み合わせたナイ・フーと車と武術を合わせたカー・フーを使ったアクションシーンは必見である。

世界遺産を使ったロケ

ジアナの死を見届けたジョンがカシアンを筆頭とした彼女のボディーガードから逃げるシーンを撮影した場所が、ローマにある世界遺産カラカラ浴場。
このシーンはスピード感あふれるアクションシーンやライブシーンも見ものだが、ロケ地のカラカラ浴場も存分に映っており、世界遺産も楽しめるシーンとなっている。
またこの場所で行われているライブで流れている「Plastic Heart」 と「Fool」は、この楽曲を提供したCiscandra Nostalghia本人が歌唱している。

『ジョン・ウィック：チャプター2』の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話

仕立て屋を演じているのはこの映画の衣装デザイナー本人

『ジョン・ウィック：チャプター2』で登場する仕立て屋のアンジェロを演じるルカ・モスカは前作の『ジョン・ウィック』からこの映画の衣装デザインを手掛けているデザイナー。
実際にルカ自身が選んだスーツを劇中でもルカが選んでいるのである。

バイオリン奏者の殺し屋を演じるのは監督の奥さん

ジョンを殺そうと襲い掛かるヴァイオリン奏者の殺し屋を演じているのは、ハイジ・マネーメーカー。
彼女は監督チャド・スタエルスキーの妻であり、プロのスタントパーソンである。
劇中ではこのヴァイオリン奏者以外にルビー・ローズのスタントも務めている。

ジョンが今作で殺したのは128人

前作『ジョン・ウィック』でジョンが殺した人数は84人。
今作ではそれを大幅に上回り、たった1人で128人を殺している。
この128人を偲ぶ追悼式の映像が公式に届けられた。
この追悼式で司会を務めるのは、今作でジョンに暗殺されなかったアブラム・タラソフ。
彼はジョンに果敢に挑み命を落とした人々へ敬意を表し、一人一人追悼をする。

『ジョン・ウィック：チャプター2』の主題歌・挿入歌