行って帰ってきた烈車戦隊トッキュウジャー 夢の超トッキュウ7号のネタバレ解説・考察まとめ
『行って帰ってきた烈車戦隊トッキュウジャー 夢の超トッキュウ7号』とは、スーパー戦隊Vシネマの帰ってきたシリーズの5作目に制作された映像作品である。シャドーラインとの最終決戦から10年後の2025年。大人になったトッキュウジャー5人の前に、倒したはずのシャドーラインが現れる。しかし大人になりイマジネーションを失い、戦うことができない5人は逃げる事しかできなかった。さらに突然2017年へタイムスリップしてしまう。子どもの自分達との交流の中でイマジネーションが何かを思い出し、取り戻していく。
トッキュウジャーの卒業式
小学校の卒業式を終えた子どもトッキュウジャー達は、秘密基地へ向かい、明と共にトッキュウジャーの卒業式を行った。「トッキュウジャーを卒業してもずっと仲間です。」という卒業証書の文面と、他メンバーからの拍手に思わず明は涙を流す。ライトが引っ越して離ればなれになってしまっても「毎年集まろうよ、俺たちトッキュウジャーなんだから!」と、卒業してもずっとトッキュウジャーの仲間であることを約束した。さらに明は「俺は約束する。これからもお前達とレインボーラインをずっと守り続けると!」と言い、約束の証として6人で指切りげんまんで誓い合った。
未来でのヘイ大公との決戦
子どもトッキュウジャーと別れた後、大人トッキュウジャーは元シャドーライン幹部で今は協力関係にあるグリッタ嬢と出会う。グリッタ嬢の力で過去へタイムスリップした事を知った大人トッキュウジャー達は、再びグリッタ嬢の力でタイムスリップし、2025年に帰ってきた。ヘイ大公は「大人になった貴様らはトッキュウジャーにはなれぬはず」と完全に侮っている。ライトの「見せてやるぜ!俺たち5人の」という言葉を遮るように「6人だ!」と明が横から入ってくる。突然現れた明に驚く5人に対し、明は「ようやく俺が見えるようになったようだな」と言う。実はイマジネーションをなくして見えていなかっただけで、卒業式時の約束を守り、ずっと5人をそばで守り続けていたのである。冒頭でヘイ大公に砲撃されたライトを突き飛ばし庇ったのも明であった。死亡したと思われていたタンクトップシャドーも一命を取り留め、明のタンクトップとして一緒に過ごしていることもわかった。
そこへ元車掌も登場。彼は鉄道警察隊隊長に昇進しており、夢の超トッキュウ7号の正体も彼である事が判明した。さらに子どもトッキュウジャーの5人が、グリッタ嬢から未来がピンチだと聞いて駆けつけた。
総勢12名のトッキュウジャーのイマジネーションと、未来と過去の自分同士のコンビネーションでヘイ大公を圧倒する。クローズもヘイ大公はもはやなすすべなく、「レンケツバズーカ」と「ダイカイテンキャノン」の組み合わせで止めを刺した。
『行って帰ってきた烈車戦隊トッキュウジャー 夢の超トッキュウ7号』の登場人物・キャラクター
トッキュウジャー
ライト/鈴樹来斗(すずき らいと)/トッキュウ1号
演:志尊淳
シャドーラインとの最終決戦で闇の皇帝ゼットを討ち果たしてから10年後の、大人になったライト。外見はトッキュウジャーとして列車で旅をしていた頃と変わらない。しかし内面が子どもだったトッキュウジャー時代とは違い、かつての強いイマジネーションをなくしてしまっていた。現在は変身する事も、レインボーラインを見る事もできない。基本的な明るい性格は変わらないが、以前よりも現実を理解しており、上手く成功するイマジネーションを見られなくなってしまった。しかし突如目の前に現れたヘイ大公に対して、すぐに立ち向かおうとするなど、正義感まではなくしていない。
演:馬渕誉
シャドーラインとの最終決戦で闇の皇帝ゼットを討ち果たしてから2年後の、小学6年生のライト。変身するとトッキュウ1号になる。何事も全力で楽しむ性格。トッキュウジャーの中でも特に強いイマジネーションを持つ。しかし他のメンバーには考えを理解されず、自分勝手だと思われてしまうこともしばしばある。
最終決戦降は列車を降りて、普通の小学生として生活してきた。小学校卒業とともに引っ越して昴ヶ浜を出ることになったが仲間達にはそれを言い出せずにいた。離れ離れになってしまう前に、もう一度トッキュウジャー全員で集まりたいと思い、明を探しに行く。途中で大人ライトに出会うが、大人の自分がイマジネーションを失ってしまった事を知りショックを受ける。「本物の俺ならそんな事言わない!」と大人ライトに涙ながらに訴える。このまっすぐで全力の訴えは、大人ライトがイマジネーションを取り戻すきっかけとなった。
トカッチ/渡嘉敷晴(とかしき はる)/トッキュウ2号
演:平牧仁
シャドーラインとの最終決戦で闇の皇帝ゼットを討ち果たしてから10年後の、大人になったトカッチ。以前はトレードマークとも言えたメガネをやめてコンタクトをしている。コンタクトに変えた事に本人はソワソワしているが、ミオ、ヒカリ、カグラには面倒くさそうに流されてしまった。昔と同じで残念な一面は健在である。
2017年の世界で、子どもトカッチから「なんでメガネやめたの?」と聞かれ、周りの人にメガネをダサい、似合っていないとバカにされた経験を零した。こういった周りの人の目や意見に左右された経験から、自分自身が分からなくなり、イマジネーションを失ってしまった。突如消えた子どもトッキュウジャーを見て驚く他メンバーに対し、すぐに「違うよ…列車に乗ったんだ…」と発言しており、理論的に状況を把握するところは変わっていない。
演:永瀬圭志朗
シャドーラインとの最終決戦で闇の皇帝ゼットを討ち果たしてから2年後の、小学6年生のトカッチ。変身するとトッキュウ2号になる。理論的で慎重な性格だが、大体は空回りしてしまう。ライトが自分勝手に突っ走ってしまった際などに、サポートに周ることが多い。正論を言っているにも関わらず、頻繁にライトに口を塞がれてしまう残念系メガネ男子。
最終決戦降は列車を降りて、普通の小学生として生活してきた。小学校の卒業式前日にライトと共に明を探しに行き、大人トカッチと出会う。コンタクトを落としてしまった大人トカッチに対して、自分のスペアメガネを差し出して「明くんの居場所教えて」とまっすぐ問いかけた。これがきっかけで大人トカッチは、周囲の目や意見は関係ない事を思い出し、イマジネーションを取り戻す。
ミオ/夏目美緒(なつめ みお)/トッキュウ3号
演:梨里杏
シャドーラインとの最終決戦で闇の皇帝ゼットを討ち果たしてから10年後の、大人になったミオ。外見はトッキュウジャー時代に比べて、少し伸びた髪をウェーブさせ、大人びた姿になっている。現在は公務員試験に向けた勉強に励んでいるが、「なんだか受かる気がしない」とこぼしている。さらにトカッチ、ヒカリ、カグラとの会話の中で「未来が輝いてるイマジネーションが見えない」とも発言しており、イマジネーションを失くしてしまっている。
子供の頃から常識的でライトやカグラに比べるとイマジネーションで突っ走れるタイプではなかったが、大人になってからはさらに消極的になってしまった。
演:石井薫子
シャドーラインとの最終決戦で闇の皇帝ゼットを討ち果たしてから2年後の、小学6年生のミオ。変身するとトッキュウ3号になる。男勝りで恋愛に関する事は苦手としているが、基本的にはメンバー1の常識人である。面倒見がいいお姉さん的な存在。ライトやカグラのような強いイマジネーションがないことに劣等感を感じていたが、普段無意識に押さえ込んでしまっていたイマジネーションを自由に引き出せるようになってから、さらに戦闘力が上がった。
最終決戦降は列車を降りて、普通の小学生として生活してきた。小学校の卒業式前日にライトと共に明を探しに行き、途中で大人ミオと出会う。空腹の大人ミオと大人カグラに対して、子どもカグラと共にイマジネーションのシュークリームを差し出す。これがきっかけで大人ミオは、子供の頃の自由なイマジネーションを忘れてしまっていた事に気がつき、イマジネーションを取り戻す。
ヒカリ/野々村洸(ののむら ひかり)/トッキュウ4号
演:横浜流星
シャドーラインとの最終決戦で闇の皇帝ゼットを討ち果たしてから10年後の、大人になったヒカリ。外見はトッキュウジャー時代はストレートだった髪をゆるくウェーブさせている。子ども時代から「根拠のない想像はしない」、というリアリストであったが、大人になるとさらに拍車がかかってイマジネーションを失くしてしまった。
突然タイムスリップした際に、他メンバーが困惑している中、誰よりも早く「つまり…タイムスリップしたって事か…」と状況を理解しており、相変わらず頭の回転の速さがうかがえる。レインボーラインを見る事ができず、イマジネーションを失ってしまった事を改めて知った際にはショックを受けた。
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目次 - Contents
- 『行って帰ってきた烈車戦隊トッキュウジャー 夢の超トッキュウ7号』の概要
- 『行って帰ってきた烈車戦隊トッキュウジャー 夢の超トッキュウ7号』のあらすじ・ストーリー
- 大人になったトッキュウジャー
- なくしてしまったイマジネーション
- 子どもトッキュウジャーVSヘイ大公
- 明に会いに行く子どもトッキュウジャー
- 記憶を消された明
- 大人と子どもの自分同士が出会う
- タンクトップシャドーが語る真実
- トカッチとヒカリ
- ミオとカグラ
- 取り戻したイマジネーション
- 記憶を取り戻した明
- トッキュウジャーの卒業式
- 未来でのヘイ大公との決戦
- 『行って帰ってきた烈車戦隊トッキュウジャー 夢の超トッキュウ7号』の登場人物・キャラクター
- トッキュウジャー
- ライト/鈴樹来斗(すずき らいと)/トッキュウ1号
- トカッチ/渡嘉敷晴(とかしき はる)/トッキュウ2号
- ミオ/夏目美緒(なつめ みお)/トッキュウ3号
- ヒカリ/野々村洸(ののむら ひかり)/トッキュウ4号
- カグラ/泉神楽(いずみ かぐら)/トッキュウ5号
- 虹野明(にじの あきら)/ザラム
- レインボーライン関係者
- 元車掌/夢の超トッキュウ7号
- ワゴン
- チケット
- 保線員
- シャドーライン関係者
- ヘイ大公
- タンクトップシャドー
- グリッタ嬢
- ネロ男爵
- ノア夫人
- モルク侯爵
- シュバルツ将軍
- その他
- 先生
- 『行って帰ってきた烈車戦隊トッキュウジャー 夢の超トッキュウ7号』の用語
- イマジネーション
- レインボーライン
- 列車
- トッキュウジャー
- シャドーライン
- シャドー怪人
- クローズ
- クライナー
- 本作品オリジナルの必殺技
- シャイニングトッキュウキック
- トカッチボコボコ
- ウチマスガール
- 『行って帰ってきた烈車戦隊トッキュウジャー 夢の超トッキュウ7号』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「イマジネーションは何度でも取り戻すことができる!」
- 仲間から見えなくなっても、8年間約束を守り続けた明
- 12名のトッキュウジャーの圧巻の変身シーン
- 『行って帰ってきた烈車戦隊トッキュウジャー 夢の超トッキュウ7号』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- ペットボトルを落としたのはハプニング
- スーツアクター・押川善文の引退作品
- 『行って帰ってきた烈車戦隊トッキュウジャー 夢の超トッキュウ7号』の主題歌・挿入歌
- 主題歌:伊勢大貴「列車戦隊トッキュウジャー」
- 挿入歌:大西洋平「 雨のちレインボー」
- 『行って帰ってきた烈車戦隊トッキュウジャー 夢の超トッキュウ7号』の予告動画
- 予告動画
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