テイルズ オブ ファンタジア(Tales of Phantasia)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『テイルズ オブ ファンタジア』とはナムコから発売されたスーパーファミコン用RPGゲーム。後にPlayStation版を始め様々な機種で移植やリメイクがされた。トーティス村に住む主人公クレスは親友のチェスターと共に近くの森まで狩りに出掛けるが、村の非常事態を知らせる半鐘の音が鳴り響くのを聞き、異変を感じた2人が村に戻ると壊滅状態となっていた。村が襲われた原因がクレスが父からもらったペンダントにあると知り、村人達を弔う為村に残る親友と別れ、クレスは謎を探る為に1人旅立った。

『テイルズ オブ ファンタジア』の概要

『テイルズ オブ ファンタジア』とは、1995年12月15日にナムコから発売されたスーパーファミコン(以下SFC)用RPG。『テイルズオブ』シリーズのマザーシップタイトル第1作目で、シリーズ内のジャンル名は「伝説のRPG」。
1998年12月23日にPlayStation(以下PS)版にリメイクされ、システムやサブイベントが変更、追加された。2003年8月1日にゲームボーイアドバンス(以下GBA)版が発売され、2006年9月7日にはPlayStation Portable(以下PSP)版でフルボイスエディションとしてのリメイクも果たした。2010年8月5日にはPSPでクロスエディション版が発売された。クロスエディション版は『テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョンX』に同時収録されており、パーティーメンバーに「ロンドリーネ」という新キャラクターが追加された。2010年3月17日に携帯電話用アプリに移植され、2013年9月24日にiPhone/iPad向けのアプリ(以下iOS)としても移植されたが2014年5月29日には配信が終了している。
『テイルズオブ』シリーズの第1作目であり様々な機種に移植される程の人気の高さから、ジャンル名の通り「伝説のRPG」「テイルズオブシリーズの原点」とも呼ばれている。

戦闘システムは通常のRPGとは違った戦闘システム「リニアモーションバトルシステム」を採用しており、格闘ゲームのようなコマンド入力、アクションゲームのような操作性を取り込んだものになっており、以降のテイルズオブシリーズでもこのシステムを進化させて継承していった。

OP主題歌はSFC版、GBA版は吉田由香里の『夢は終わらない 〜こぼれ落ちる時の雫〜』が起用されており、PS版、PSP版はよーみの『夢は終わらない 〜こぼれ落ちる時の雫〜』が起用されている。PS版とPSP版ではProduction I.G制作のアニメーションが流れる。藤島康介がキャラクターデザインを務めている。PS版は50万本以上を売上、PlayStation Awardsの「ゴールドプライズ」を受賞している。iOS版は無料配信後5日で15万ダウンロードを達成した。ゲームの他にアンソロジードラマCDや小説、漫画の他、OVAにもなる等広くメディア展開されている作品である。

自然豊かで穏やかな小さな村トーティスに住む主人公クレスは親友のチェスターと近くの森へ猪狩りに出掛ける。狩りが終わる頃、村から危険を知らせる半鐘の音が鳴り響き、2人が急いで村へ戻ると建物は壊され、村人は惨殺されている光景を目にする。両親の安否を心配して自宅のある道場へ向かうと、瀕死の両親に「黒い鎧の男達がクレスが15歳の誕生日に父からもらったペンダントを狙って襲ってきた」と告げられる。その後息を引き取った両親と村人達を弔う為に村に残ると言い張るチェスターを残し、クレスは1人で村を出る。
その後出会った同じ境遇のミントや両親の友人と名乗るトリニクスと出会い、親の代から続く魔王ダオスとの因縁と時空をも越える壮大な冒険へとクレスは巻き込まれていく。

『テイルズ オブ ファンタジア』のあらすじ・ストーリー

十数年前、魔王ダオスが1人の剣士と3人の法術師によって倒され、地下墓地に封印されるところから物語が始まる。

アセリア暦4304年(現在)1

クレスの旅立ち

穏やかな山村トーティスに暮らしている主人公のクレスは幼馴染で大親友のチェスターと共に村の南にある森まで狩りに出かける。その森の最深部には大きな枯れ木があり、突然その枯れ木から「樹を汚さないで」という女性の声がクレスの耳に届く。その後、大きなボア(猪)を狩ることに成功し村に戻ろうとしていた時、突然村の緊急事態を知らせる半鐘の音が鳴り響く。異変を感じたクレスとチェスターが村へ急ぎ戻ると村は壊滅状態で村人達もほとんど息絶えていた。
クレスが自宅に戻ると父ミゲールは瀕死の状態で倒れており、クレスの母マリアを心配しながら事切れる。直後、自宅から出てきた母マリアも瀕死の傷を負わされ、クレスの呼びかけも虚しくその場で息絶えてしまう。マリアは死の直前に伯父が住む北の都ユークリッドへ逃げることと、ミゲールがクレスに15歳の誕生日の時に贈ったペンダントを狙って村が襲われたことを伝え、クレスは肌身離さず持っていたペンダントが原因で村が襲われたことを知る。
チェスターの家に向かうと彼の唯一の肉親である妹アミィも殺されていた。アミィや村人達を弔うまでは村を離れないというチェスターと「後から必ずクレスを追いかける。一緒に村の仇をとろう」と約束し、クレスはユークリッドへ向けて1人旅立った。

山道を通ってユークリッドへ向かうとすぐに伯父オルソンとその妻ジョアンの住む家に行き、村が襲われ両親が死んでしまったことを伝える。しばらく伯父の家に泊まっていくことになるが、その晩、クレスがオルソンの家で寝ていると突然黒い鎧を着た男達が現れクレスは拘束されてしまう。オルソンはこの男達にユークリッドの住民全員の命を人質にとられており、やむを得ずクレスを引き渡したのだった。クレスが連れていかれた後「クレス、すまん」と嘆くオルソンであったが、直後鎧の男が1人引き返してきてオルソンは口封じの為に殺害されてしまう。

クレスは城の一室に連れてこられると青い鎧を着た謎の男にペンダントと武器を奪われ地下牢に閉じ込められてしまう。
地下牢に入れられ途方に暮れていると、壁に開いた小さな穴から女性の声が聞こえ穴の中に手を伸ばす様言われる。すると小さなイヤリングをクレスは手にする。壁にかざし、別の牢屋に囚われている女の子を救ってあげてほしいと言われる。これに従ってイヤリングをかざすと壁に大きな穴が開き隣の牢屋に行くことができる様になる。
声の主にお礼を言う為隣の牢屋に行くと女性が剣に刺されて絶命していた。クレスは女性から剣を抜き取り、その剣で牢屋の扉をこじ開けながら進むと別の牢屋に囚われている女の子を発見し、一緒に逃げる様に話す。ミントと名乗る女の子は「一緒に囚われているはずの母も助けてほしい」と懇願するが、先程の亡くなっていた女性が彼女の母親だと気付いたクレスは、「あっちには誰もいなかった」と嘘をつき地下牢からの脱走を促す。

地下牢から続く水路を通って地上まで逃げることに成功したクレスとミントだったが、直後に小さなモンスターが現れ、ミントを庇ったクレスはモンスターの吐き出した毒液を浴びて倒れてしまう。その時誰かがこちらに向かってくる足音が聞こえ、追手だと思ったミントは倒れたクレスを担いで逃げようとする。

古の王の復活

クレスが気が付くとベッドの中におり、傍らには「トリニクス=Ⅾ=モリスン」と名乗る男性が立っていた。トリニクスはクレスの名前とここに至るまでの経緯を、クレスの友人と、先程まで一緒にいたミントから聞いて理解していると話す。ミントがクレスを心配して部屋を訪れ事情を説明した後、トリニクスに気分転換に外の空気を吸いに行くよう促される。
クレスが屋敷の外に出ると、トーティス村で別れたチェスターと再会する。チェスターはクレスが村を出発した後、入れ違いにモリスンが村を訪れ一緒に村人達を弔ってくれたことを説明する。トリニクスはチェスターからクレスの名前を聞いていたのだった。
クレスの両親やミントの母メリルとは古い友人であるというトリニクスは、ミゲールが大切にしていた宝石の行方をクレスに尋ねる。その宝石はペンダントとして誕生日に父からもらったが、鎧の男達に捕まった時に奪われてしまったことを告げるとトリニクスは急に慌てだす。モリスンは屋敷のすぐそばにある地下墓地という所に向かわなくてはいけないと言い、クレス達は足手まといになりかねないから屋敷に残る様告げ、単身地下墓地へ急ぎ向かう。
チェスターがトリニクスの後を追って地下墓地へ行こうとクレスに詰め寄っていると、ミゲールの剣の師匠であるトリスタンが屋敷を訪れる。クレス達はこれまでの経緯をトリスタンに説明する。トリスタンがトリニクスが法術師であることや、メリルの存在を知っていることについて疑問に思ったクレスは、真実を知りたいとトリスタンに詰め寄る。そして、トリニクスを追いかけて両親や村人達の仇を自分達で討ちたいのだと決意を固める。トリスタンはクレス達に「装備を整え、屋敷から南東に位置する洞窟へ向かえ。自分は一足先に行って待っている」と告げた。
屋敷を出る直前にクレスは地下牢でもらったイヤリングがなくなっていることに気付くが、いつどこで失くしたのか分からず考え込んでいるとミントに声をかけられ、トリスタンの下へ向かう。洞窟ではトリスタンが待っており、洞窟の奥にある地下墓地へトリニクスは向かったことを教え、クレスに「奥義・魔神飛燕脚」を教授する。

地下墓地を進むと最深部でモリスンと鎧の男達が対峙していた。追いかけてきたクレス達に驚いてモリスンが目を離した隙に、「マルス=ウルドール」と呼ばれる鎧の男達のリーダーがクレスから奪ったペンダントを用いて、ダオスと呼ばれる古の王の封印を解いてしまう。マルスは100年程前に起こった大きな戦争「ヴァルハラ戦役」で圧倒的な力の差を見せつけていたダオスという王がいたことと、ダオスがとある冒険者達によって倒されてしまったことを話す。トリニクスはその話の全てを知っており、自分とクレス、そしてミントがその冒険者達の子孫であること、クレス達が襲われたのは偶然ではなくダオスを巡る因縁ゆえなのだと告げる。チェスターがアミィの仇だと言ってマルスに襲い掛かろうとした時、ダオスが復活してしまう。マルスはダオスに封印を解いた自分に従う様命じたが、ダオスは3ヵ月前にマルスが地下墓地を訪れた時から彼の精神を操り、封印を解く為に動かしていたのだと告げマルスを消し去ってしまった。
ダオスはトリニクス達をも消し去ろうとする。トリニクスは「法術でクレス達を別の場所に転移させるから、そこで通常の攻撃では倒せないダオスを倒す方法を学んできてくれ」と言い、1冊の本を手渡し詠唱を始める。転移の法術を行うトリニクスをダオスは攻撃しようとしていることに気付いたチェスターが、ダオスに体当たりをして時間稼ぎをする。その間にトリニクスの法術が成功しクレスとミントはどこかに飛ばされる。トリニクスの行った法術が時間転移の法術だと気付いたダオスは、いつの時代に送ったのか聞くがトリニクスは答えない。自分自身は転移できないことを未熟だと嘲笑い、倒れたチェスターと共にトリニクスはダオスの攻撃で殺害された。

アセリア暦4202年(過去)

100年前の世界

トリニクスの時間転移の法術によって飛ばされたクレスは見知らぬ荒野で目を覚ます。同じ場所で気を失っていたミントを起こし、トリニクスから預かった本を読み始める。そこにはダオスが普通の攻撃では傷つけることができないことや時の流れの制約を受けない術を持っていること、トリニクスの先祖との最終決戦の時にダオスは自身を未来へ時間転移させ逃亡し、それ以来モリスン家はダオスが現れた際に戦う役割を担ったことが書かれていた。トリニクスの代の時にダオス到来の兆しを感じ、同じ法術師のメリルとマリア、そして剣士ミゲールと共に地下墓地でダオスを迎え撃つ。ダオスを倒す術を持たない自分達では彼を封印するしか方法はないと考え、地下墓地でダオスを封印したのだった。ダオスの力を二分したペンダントはミゲール夫妻とメリルで分け持ち、トリニクスは封印されたダオスの監視役となった。
本に書かれていたことが自分達の親の真の姿だと知ったクレスとミントは、トリニクスに言われた通りダオスを倒す方法を探すことを決意する。一先ず人のいる場所へ行こうとするクレス達は、近くに落ちていたチェスターの使っていた壊れた弓を見つける。チェスターの無事を信じながらクレスとミントは荒野近くにあったベルアダムという村を訪れる。

村に入ると村長のレニオスが現れ、クレス達は自己紹介と法術でここまで飛ばされてきたことを説明する。しかし、レニオスは法術を知らず、魔術の間違いではないか聞いてきた。クレス達の認識では魔術ははるか昔に途絶えた力であった為混乱する。レニオスはクレス達を訳ありだと思い自宅に招き詳しい話を聞くことにした。
まず、クレスは魔術が途絶えた力ということを説明する様促される。クレスは魔術という力が昔は存在したが、ある日を境に突然その力は消えてしまったのだという話をマリアから聞いたと説明する。今度はミントが法術について本当に知らないのかとレニオスに聞き、法術による癒しの力を彼に見せる。レニオスは法術を本当に知らず、逆に自身が使える魔術をクレスとミントに見せる。魔術がダオスを倒す為の力ではないかとミントが言うとレニオスは驚く。クレスとミントにとってはダオスが封印から覚めて間もないという認識であったが、レニオスはダオスが現れてから随分と時間が経っており知らない者はいないと言う。
クレスはここが未来の世界ではないかと考えるが、ミントはダオスが封印される前の世界だと考えていた。レニオスが今はアセリア暦4202年であると教える。クレス達が今いる世界は100年も前の世界なのだということが判明する。法術が正式な形となったのがアセリア暦4210年以降といわれていることを知っていたミントは、レニオスが法術を知らないという事実に納得した。

その日の夜、レニオスからダオスは魔術の力でのみ傷つけることができ、倒す為には魔術の力が必要不可欠だということが判明する。しかし魔術は普通の人間では使えず、エルフの血を引く者でなければ使えない力なのだと言う。ダオスに対抗する為に強力な魔術を扱える者を仲間にする必要があると言うが、レニオスには紹介できる魔術師はいなかった。代わりにベルアダムから北にあるユークリッド村に、純血の人間であるが魔術の研究を熱心に続けているクラースという人物を紹介してくれる。
翌朝ユークリッド村を目指してクレスとミントはベルアダムを出発した。

召喚士クラースを仲間に迎える

マナが失われかけている現状をユグドラシルに宿る精霊に聞いてきてほしいとシルフはお願いする

クレスとミントはユークリッド村にいるクラースを訪ね、ダオスを倒す方法を学んでくる為に自分達が未来からやってきたことと、魔術の研究をしているクラースの協力が必要であることを話す。クレスの説明に半信半疑のクラースだったが、魔術が使えるのはエルフとハーフエルフだけでなく、精霊と呼ばれる存在も魔術に似た力を持つと言う。精霊との契約に成功すれば、人間でも魔術に等しい力を行使できる召喚士になることは理論的に可能であることをクラースは突き止めていた。しかしクラース自身はまだ精霊との契約を1つもしていない為、現状では召喚術は使えない。精霊は人のあまり踏み込まない様な所にいることが多く契約には危険が伴う為、クラースはクレスとミントに協力を仰ぐ。協力してもらい無事に精霊との契約に成功したら、自身の召喚術をクレス達の目的の為に役立てることを約束する。クレスがこの提案を受け入れると、クラースは村の近くにあるローンヴァレイに風の精霊シルフがいると言うので3人で向かうことになる。

ローンヴァレイに着くと谷の入口にある小屋に住むバートという男性を訪ねる。バートは精霊の契約に必要となる「ルーンリング」と呼ばれる指輪を所持しており、クラースに自分の頼みを聞いてくれたら指輪を譲ると約束してくれる。バートの頼みというのは、数日前から行方不明となっているアーチェという名前の、ポニーテールが特徴的な娘を探してきてほしいというものだった。数日前に地震があり、その後からシルフ達が騒ぎ出している様なので娘はシルフ達の様子を見に谷の奥に向かったのではないかと心配しており、精霊との契約に向かうのならついでに見てきてほしいと言う。バートの娘探しを引き受ける代わりに、クラースは無事シルフと契約する為に必要な指輪「オパール」を手に入れる。
谷の奥を目指して進んでいくと、突然シルフ達が襲い掛かってくる。クレス達はシルフ達を落ち着かせて襲ってきた訳を聞くと、「魔界の空気に触れて仲間たちが正気を失っている」と告げ消えてしまう。クラースは数日前に発生した地震のせいで、こちらの世界と魔界との間に歪みが生じ、瘴気と呼ばれる魔界の空気がどこからか流れ出している為にシルフ達が冒されているのだと推測した。瘴気が流れている穴を見つけ出し塞ぐことでシルフ達を助けられると分かったクレス達は、谷にある洞窟の中に入る。洞窟の奥は瘴気が充満していた為、大きな岩で瘴気の流れ出ている穴を全て塞ぎ瘴気の流出を止めた。するとシルフ達は正気を取り戻す。
谷の奥でシルフに会うとオパールの指輪を用いてシルフとの契約を試みる。シルフはクラースとの契約を承諾するが、今のままでは契約しても近いうちに無駄となってしまうと言う。クラースが理由を尋ねるとシルフは「精霊の力の源であるマナが世界から失われかけている。マナがなくなってしまえば精霊も魔術も世界から消滅してしまう」と説明した。シルフは精霊の森に生えている世界樹ユグドラシルの下へ行き、その精霊の話を聞いてマナ消失の危機について聞いてきてほしいとクラース達に頼み「エレメントオーブ」という世界樹の精霊と話ができるアイテムを渡す。
クラースは契約の前にシルフに最近少女が1人で谷に来ていないか尋ねるが、シルフはこの数か月の間、谷の奥まで来たのはクラース達だけであると答える。クラースは無事シルフとの契約に成功し、3人は谷を下りる。谷の入口にいるバートと再会し、シルフとの契約に成功したこととバートの娘は谷にはいなかったことを報告する。
落胆するバートにミントはこれから向かう町でも娘の捜索を続けると答え、クレス達はシルフ達が言っていた精霊の森に向かった。

ベルアダムの南の森が精霊の森と呼ばれており、その最深部に世界樹ユグドラシルは立っていた。エレメントオーブの力で世界樹の精霊マーテルが現れ「自分の声が聞こえるのなら、この世界樹ユグドラシルの死期が近いという事実を知ってほしい」と語りかける。「寿命がないとされるユグドラシルの死期が近いというのは何故か」とクラースが問うと、マーテルは「精霊達や魔術の源であるマナはこのユグドラシルから生まれるのだが、そのマナが何らかの理由で枯渇しようとしているのだ」と答えた。世界中に存在するマナが目の前にある世界樹1本から生み出されているという事実に、クラースは驚愕する。するとクレスは100年後には魔術が存在しないことと、ユグドラシルが枯れ果ててしまった姿を見ているとクラースに言う。クレスはチェスターと狩りに行った森でユグドラシルの枯れてしまった姿を目撃していた。
マーテルはユグドラシルが生き続ける為に必要なマナは魔術の消費だけで枯渇するのは考えられないので、別の強い力がマナを大量に消費しているのだろうと言い消えてしまう。ミントは自分の法術の力でユグドラシルを救うことはできないだろうかと考え、実際に法術を使ってみるが力が足りない様で救うことはできない。3人はマナの大量消費を原因を解明し取り除く方法を探す必要があると考えた。クラースがマナの大量消費にダオスが関係しているのではないかと言い、3人は必ずダオスを倒さなければならないという思いを強くした。
「確認されている精霊の中で最も強い力を持つとされる月の精霊ルナとの契約が成れば大きな戦力になる」とクラースは言い、ルナと契約する為に必要な指輪が、アルヴァニスタ王国にあるドワーフ族の鉱山跡「モーリア坑道」にあると言われていると説明する。アルヴァニスタ自体も魔術文化が発達した国とされている為、重要な情報が得られるのではないと考え、3人はアルヴァニスタへ向けて出発する。

魔術師アーチェが仲間になる

アルヴァニスタへはベネツィアという町から定期船行くことができる為、まずはベネツィアを目指すことになった3人は途中にあるハーメルの町に足を踏み入れると、町が崩壊していた。生存者を探して町の中央まで進むとリアという少女が1人で佇んでおり、デミテルという魔術師がハーメルの町を襲いリアの両親をも殺害してしまったことをクレス達に話す。先を急がなくてはならないと分かっていながらも、自身の境遇と似ているリアを放っておけないクレスは仇討ちの力になると言い出す。ミントもリアを放ってはおけないとクラースを説得し、リアを仲間に迎え入れる。リアは「デミテルの居場所は詳しく知らないが、北の方へ去っていった」と言うので、ハーメルから北に位置するベネツィアを目指すことになる。

ベネツィアでデミテルの情報を集めると、ベネツィアより西の方にある孤島に住んでいることが判明する。港から船を出してもらい西の孤島へ向かうと大きな館がそびえ立っていた。館の地下にある研究室でデミテルを見つけクレス達は戦いを挑もうとする。しかしデミテルはリアの両親は事故死だったと言い、リア自身も事故で共に死んでいると告げる。クレスはどちらが本当のことを言っているのかわからず迷っていたが、デミテルの後ろに何かが取り付いているのが見えると、デミテルに「ダオスの手先か」と声を荒げる。デミテルは驚きながらも正体がばれたことで本性を現しクレス達に襲い掛かる。デミテルを倒すとリアも突然倒れ「これで両親の下へ行くことができる」と言い残し、リアの魂が空へと舞い上がっていくのが見えた。クレス達が驚いていると倒れていたリアと思われていた少女が起き上がり、自分の名前は「アーチェ」でリアは自分の親友なのだと言う。
クレス達はバートの下へアーチェを送り届ける。アーチェはデミテルに殺された憎しみを嘆き、彷徨っていたリアの魂に自分の身体を貸していたのだった。アーチェがクレス達にリアを助けてくれたことを感謝すると、今度は自分がみんなの力になると言い出し仲間に加わる。バートからアーチェを助けてくれたお礼として「アクアマリン」と「ルビー」という2つの契約の指輪を受け取る。

クレス達は当初の目的であるアルヴァニスタへ向けて再出発し、ベネツィアから船に乗る。船上でモーリア坑道へ探索に向かうメイアーという冒険者に話しかけられる。メイアーと一緒に食事をすることになり、話しているうちにクラースとメイアーは意気投合し酒を飲み交わしていた。お互い酔いが回った頃、メイアーはクラースにだけ小声で、自分の本当の目的はモーリア坑道の探索ではないことを明かす。メイアーはアルヴァニスタにある冒険者ギルドを通じて、王国の秘密を売りに行くことなのだと言う。平和に見えるアルヴァニスタだが王国の唯一の跡取り息子レアード王子がダオスの側近に操られていて、実はもうほとんどダオスに支配されている様なもので、アルヴァニスタがダオスと表立って争えないのはその理由が裏にあるからだとメイアーが話す。
その話を聞いた翌朝、メイアーはクレス達の部屋を訪れる。クレスが出迎えると突然メイアーは剣を構えて襲い掛かってきた。クラースがそれに気付きクレスを助けるが、前日に飲みすぎた酒のせいで二日酔いにより倒れてしまう。ミントとアーチェも体調が優れない為、クレス1人で逃げたメイアーを追って甲板に出る。メイアーはダオスの手先に操られておりクレスに剣を向けてきた。クレスがメイアーを倒すとそのまま彼は息を引き取ってしまう。
メイアーはアルヴァニスタの秘密を知りすぎた為にダオスの手先に操られてしまったのだった。クラースも自分達の存在がダオスに知られてしまったからさらに危険な旅になると危惧の念を抱く。

アルヴァニスタに到着すると城を目指しレアード王子の救出をすることになる。作戦を立てる為宿屋で1泊すると、その夜にクラースは「城にダオスの手先が入り込んでいるのならヘタに動くと相手の思う壺なので、夜の内に城へ潜入し王子を助けてしまおう」と言う。アーチェの箒に1人ずつ乗せてもらい、空から城に潜入して王子の寝室を目指す。
王子の寝室に入り込むことには成功したが、レアード王子に気付かれてしまい城の兵士を呼ばれてしまう。兵士が来る前になんとかダオスの手先を見つけ出そうとクラースが辺りを見渡すと、部屋の中に怪しいインコを発見する。正体を見破られたダオスの手先は「ジャミル」と名乗り、インコの姿からモンスターの姿へと変わりクレス達に襲い掛かってきた。ジャミルを倒すとレアード王子は正気を取り戻すが、クレス達を見て先程と同様に兵士を呼ばれてしまう。
レアード王子がダオスの手先に操られていたという事実を知っているのは国王とその側近である重臣達だけであった為、一般の兵士達はその事実を知らずクレス達を捕えて牢に入れてしまう。大人しく捕まったクレス達だったが、牢にアルヴァニスタの宮廷魔術師ルーングロムが現れ、クレス達を謁見の間へと案内する。謁見の間で国王に会い城に潜入した理由を問われる。クラースはレアード王子を助ける為に潜入したことと、ダオスを倒す為より強力な魔術を求めてアルヴァニスタまでやってきたことを説明する。国王は王子を救ってくれたことに感謝し、アルヴァニスタの同盟国であるミッドガルズと共にダオスの軍勢との戦争に参加する意思を固める。そしてクレス達に強力な魔術を身に付けたと感じたなら、戦争に力を貸すことを考えてほしいと依頼する。
ルーングロムから魔術書を1冊と、王子を操っていたモンスターの死体から出てきたという契約の指輪「ガーネット」と、「グーングニル」という強力な槍を受け取る。クラースは月の精霊ルナとの契約に挑む為、契約の指輪を探しにモーリア坑道へ行きたいので、探索許可証の発行を国王に依頼する。国王は快く許可し、町の冒険者ギルドで受け取る様話す。

モーリア坑道の探索と各地の精霊との契約

後日酒場にある冒険者ギルドでモーリア坑道の探索許可証を受け取り、酒場にいるサクラバという人物から1,000ガルドで秘密の言葉「ヨチイダ」を購入し、クレス達はモーリア坑道へ急ぐ。モーリア坑道の5階まで進むと手の届かない位置にスイッチがあり、これ以上先には進めなかった為クレス達は1度アルヴァニスタまで引き返す。アルヴァニスタ城内の研究所にいる学者達に話を聞いて、存在が確認されている精霊達との契約を優先することになる。ベルアダムの近くに地の精霊が眠る「精霊の洞窟」があること、北海の孤島に水の精霊が眠る「浸食洞」があること、フレイランドという砂漠の大陸に火の精霊が眠る「熱砂の洞窟」があることを聞く。
アルヴァニスタからベルアダム行きの連絡船に乗せてもらい、精霊の洞窟へ向かうと入口に扉があり秘密の言葉を求められる。アルヴァニスタの酒場でサクラバから買った合言葉「ヨチイダ」を入力すると扉が開き、中に入ることができる。洞窟の奥で地の精霊ノームに会うと力試しをされ、これに勝つとルビーの指輪を用いて契約を結ぶことに成功する。
今度はベネツィアから船を出してもらい浸食洞までやってくると水の精霊ウンディーネが現れ、ノームの時と同様に力試しをされる。ウンディーネに勝つと契約に応じてくれ、アクアマリンの指輪を用いて契約をする。
次にアルヴァニスタの港からフレイランドまで船に乗せてもらい、熱砂の洞窟へ向かう。熱砂の洞窟で「ソーサラーリング」という火花を撃つことのできる指輪を手に入れる。ソーサラーリングは火花を飛ばすことで手の届かない場所にあるスイッチを押したり、火花の衝撃で柱を倒したりすることができ、これを利用して洞窟内を進む。洞窟の奥で火の精霊イフリートを呼び出すと、こちらもノームとウンディーネと同じように力を試される。イフリートに勝つとガーネットの指輪を用いて契約を交わす。
モーリア坑道に戻り、5階の手の届かない位置にあったスイッチをソーサラーリングを使って押して先に進む。すると地下10階に石盤が建っていて謎の文字が彫られていた。クラースが読めずにいると横からアーチェがすらすらと読み始める。文字は古代エルフ語であった為、エルフの血を引くアーチェは読むことができたのだった。石盤には「地水火風の精霊をこの先にある部屋の指定された場所に召喚すると扉が開く」という内容が書かれていた。石盤の指示通りに地水火風の精霊を召喚し石盤の下に戻ると、そこには四大精霊を統率する元素の精霊マクスウェルが現れる。クラースは月の精霊ルナと契約する為の指輪を探していて、石盤の奥にある宝物庫の扉を開けてほしいとマクスウェルに懇願する。マクスウェルは宝物庫へ行かせるだけの実力があれば扉を開けると約束し、クレス達の力を試す。マクスウェルに勝利するとその実力を認められ、宝物庫へ続く扉を開けることを承諾すると共に、精霊の契約を結ぼうとクラースに話を持ち掛ける。クラースは喜び、モーリア坑道内で見つけていた「ターコイズ」の指輪を用いてマクスウェルとの契約する。マクスウェルはクレスの持っていたグーングニルを「この槍の真の力はこんなものではない」と言い、少し力を引き出してくれる。

宝物庫に向かい契約の指輪を探すとすぐに2つ見つかるが、壊れていて使い物にならない様子だった。一度アルヴァニスタへ持ち帰りルーングロムに壊れた指輪を直す方法がないか聞きに行く。事情を聞いたルーングロムは「昔指輪の研究をしていたことのある親友のエドワードという魔術師に聞けば、指輪を直す方法が分かるかもしれない」と言う。エドワードはアルヴァニスタの町の近くに館を構えて住んでいるというので、ルーングロムはエドワード宛に紹介状を用意してくれる。
ルーングロムから紹介状を受け取ると、突然クレスの耳に「分不相応な物を持つな」と女性の声が聞こえてきた。声はそれきり聞こえてこず、クレスにしか聞こえなかったようであった。クレスはただの空耳かと思い、気にすることなくエドワード邸に向かう。
クレス達がエドワードの家を訪ねると彼の妻シフが出てきた。エドワードはアルヴァニスタがダオスとの戦争に参加できないことを知り、ダオスを倒せる者達を求めて旅に出たとシフは教えてくれる。アルヴァニスタの東にあるフレイランド大陸に向かったと言うので、エドワードを探す為クレス達はフレイランドへ向かう。

クレス達はフレイランドにある唯一の村オリーブヴィレッジへ立ち寄りエドワードの行方を探す。村人に話を聞くとエドワードは宿屋に向かったことが判明する。宿屋の主人にエドワードの行方を聞くと「バジリスクという砂漠にいるモンスターのうろこを求めて出かけた」という情報を得る。バジリスクを倒してうろこを5枚程手に入れてから宿屋の主人に話かけると、宿屋で1泊して待っていてくれればエドワードと引き合わせてくれると言ってくれる。
翌朝、宿屋にエドワードがやってきてクレス達はエドワードに会うことができた。クラースがバジリスクのうろこと引き換えに壊れた契約の指輪について尋ねようとすると、クレスとミントはエドワードを「モリスンさん」と呼び驚く。エドワードがクレス達を過去へ送った法術師のトリニクスの姿と酷似していたのだった。実際にエドワードはトリニクスの祖先であった。驚く2人を気にしながらもクラースはエドワードにルーングロムの紹介状を渡し、壊れた契約の指輪について尋ねる。エドワードは契約の指輪というのは今は亡きドワーフ族とエルフに合作であり、同じ指輪は二度と作れないので指輪を修復するしかないと言う。クレス達はユミルの森でエルフに会えば修復の方法が得られると教えられる。アルヴァニスタの紹介状があればユミルの森に入れるだろうとエドワードに言われ、ルーングロムに紹介状を用意してもらう為クレス達はアルヴァニスタへ戻ることになる。
エドワードはダオスとの戦争に参加する為に仲間を集めてミッドガルズへ向かうことを告げ、クラース達に来る戦争への参加してほしいと呼び掛けながら宿屋を出る。クレスはエドワードを追いかけトリニクスから預かった本をエドワードに見せる。その本には書いた覚えない自分の文字とサインが書かれていた為エドワードは驚く。クレスは自分が100年先の未来からやってきたことと、この本はエドワードの子孫から預かったものであると告げる。エドワードはクレスの言葉に半信半疑であったが、仮にその話が真実だとしても自分はこの本を読みたくないと言い本をクレスに返す。
同じ頃、宿屋の中ではミントがアーチェに自分達が100年後の未来から時間転移で飛ばされてきたという真実を伝えていた。エドワードは戦争の結果やその後に起こることを知りたいとは思っておらず、どんな結果になろうとも今自分にできることをやり遂げたいと言う。その言葉にクレスはエドワードの力になる為に必ずミッドガルズへ行く言い、エドワードもクレスを元の時代に戻れる様に時間転移の術を扱える様に研究を続けようと約束を交わす。

アルヴァニスタへ戻りルーングロムにエドワードの今後の予定とユミルの森に入る為の紹介状を用意してほしいことを話す。手続きに時間がかかる為、1日待ってほしいと言われる。
翌日、ルーングロムを訪ねるとユミルの森に入る為に必要なアルヴァニスタの紋章が描かれたエンブレムをもらうが、ユミルの森にはハーフエルフは絶対入れないと言う。ハーフエルフであるアーチェは同行できない為、アルヴァニスタの宿屋で待っていると言いアーチェがパーティーから外れる。ユミルの森を通りエルフの集落へ入ると、族長であるブラムバルドに会って契約の指輪の修復について尋ねる。ここでは直せず、エルフの集落のさらに奥に広がる森の中にエルフ族の聖域ヘイムダームと呼ばれる場所があり、そこにある漆黒の石盤まで来てほしいとブラムバルドは告げる。クレス達は森の奥にある漆黒の石盤の下までたどり着くとブラムバルドが待っており、この石盤には根源を司る精霊の王オリジンが眠っているとされている為、物質再生の力があるのだと言う。オリジンの力で契約の指輪「ムーンストーン」と「トパーズ」の2つは無事修復され、いよいよルナとの契約の望もうとするクラース。
ブラムバルドはフレイランドとミッドガルズの間にある「12星座の塔」という所に精霊が住んでいると聞いたことがあると言うので、アーチェと合流して12星座の塔を目指すことになる。

ブラムバルドと共にエルフの集落へ戻ると村の見張りが侵入者を捕えたと報告する。その侵入者がハーフエルフであり、聞き覚えのある声だった為急いで見に行くとアーチェがこっそりユミルの森に付いてきており、エルフ達に見つかって捕えられていたのだった。アーチェは仲間なので解放してほしいとミントは言うが、ハーフエルフの不法侵入は極刑であり例外は認められないとブラムバルドが告げる。
その時、宿屋から1人の女性が飛び出してきて「この子を殺すと言うなら私が身代わりになります」と言った。その言葉を聞いたブラムバルドはアーチェを解放し、すぐに集落を出る様に命じた。集落を出る直前、アーチェは先程助けてくれた女性が自分の母親だと気付きもう一度会わせてほしいと懇願するが見張りに阻まれてしまう。
その後、母の顔をもう一度見ることができないまま集落を出て12星座の塔へ向かう。

12星座の塔を登っていくと最上階の手前で妖精アルテミスが現れ、この先にあるルナの部屋へは行かせないと階段の前で通せんぼをしてきた。12星座の塔にいる精霊はクラース達の探していた月の精霊ルナであった。アルテミスは「ここを通りたければピンクの髪の女の子が誰かとキスをしたら通してやる」と言うのでアーチェがクレスとキスしようとする。アーチェは乗り気であったが、ミントに阻まれ言い合いに発展してしまう。その時、女性の声が聞こえてきてアルテミスにいたずらをやめる様に言う。アルテミスは言われた通りクレス達へのいたずらをやめ、姿を消す。
最上階でルナに会うと、戦いは望まないが世界を守る為ならば力を貸すと言い、「ムーンストーン」の指輪を用いてクラースと契約を結ぶ。ルナはアルテミスに「自分はクレス達といかなくてはならない。1人になってしまうがくじけてはいけない」と声をかける。アルテミスは1人寂しそうにルナを見送った。

ヴァルハラ戦役

月の精霊ルナとの契約に成功し、エドワードの力になる程の力を付けられたと実感したクレス達はミッドガルズへと向かう。ミッドガルズの町中は戦争前の緊張感に包まれていた。クレス達は城の見張りにアルヴァニスタのエンブレムを見せ、エドワードに会わせてほしいと言うと城の会議室へ通される。会議室で待っているとエドワードとミッドガルズ騎士団長ライゼンが現れ、ダオスの野望を打ち砕く為に共に戦おうと話す。するとアーチェはダオスの野望について疑問を抱く。ライゼンはダオスは世界を滅ぼそうしているのだから倒さねばならないと告げるが、アーチェはまだ納得していない様子だった。
ライゼンは開戦の時期とこれからの作戦について王の前で話がしたいから謁見の間まできてほしいと告げる。クレス達は謁見の間へ行く途中、廊下でライゼンと王国の魔術師が、「ダオスから王国内で行われている研究を中止する様最後通告があった」という話をしている場面に遭遇する。その後、ライゼンに案内され謁見の間へ行くと王に会い戦列に加わることを報告する。ライゼンは既にヴァルハラ平原にダオス軍の軍隊が結集しており、戦争の時は近いことを王やクレス達に伝える。王はこの戦争の切り札となるであろう研究を城の中でしているということをクレス達に話す。ライゼンの案内でミッドガルズの魔科学研究所を訪れたクレス達は、「魔科学」とは人間でも魔術を使える様にする研究であり、この技術は完成間近であると知る。戦争に勝利したらその功労を称えて優先的に魔科学の技術を教えるとライゼンに言われ、クラースは俄然やる気を出していた。
一度城の外に出ると、アーチェはダオスの野望について納得していないと声を荒げる。ダオスはモンスターを操って町や人を襲ってはいるが全く襲われていない町があったり、アルヴァニスタも襲われはしたが王子を操って動けなくしただけだと言い、無差別に襲っているという訳ではないと主張する。直接町に攻撃をしかけているのはミッドガルズだけという事実に、アーチェは疑問を持っていた。クレスは「ハーメルだって襲われてリアやリアの両親もダオスがデミテルを操って殺したではないか」とアーチェに問いかけるが、アーチェはそこにも疑問を持っていた。アーチェはミッドガルズとハーメル、もしくはリアの両親に何か共通点があるのではないかと考えていたのだった。クラースもアーチェの話を聞いて、ダオスの目的について妙な点がいくつかあることを認め考え始めた。アーチェは一度父バートの所に戻って話を聞きたいのでローンヴァレイへ行きたいと言う。

少々遠いがミッドガルズからローンヴァレイへ向かいバートに会う。アーチェは自宅に帰るなりバートに詰め寄り、死んだと聞かされていた母が実際には生きていて、最近会ったと言うことを話す。バートは驚きながらもアーチェの母ルーチェが出ていってしまった真相を語り出す。昔はエルフと人間は共存していたが、ある日突然エルフは人間を嫌い、エルフの血が人間の血と混ざることを拒んでユミルの森に移り住んでしまった。全てのエルフが同じ考えではなかったが、バートとルーチェの様に、エルフ族の意向で無理矢理引き離された例がたくさんあったと言う。ルーチェが出ていった日、ルーチェを迎えにやってきたエルフの男性は「種族の隔たりは予想以上に大きい。人間達のやってきたことと、これからやろうとしていることの愚かさを今一度考え直せ。でなければエルフは二度と人間達の前に姿を現さないだろう」と言ったが、バートにはこの言葉の意味が分からなかったという。クレス達もこの話を聞いて「人間がやろうとしていることの愚かさ」とは一体何のことなのか疑問を抱く。アーチェはバートにルーチェを恨んでいるかと尋ねるが、バートは恨むどころかルーチェを今でも愛しているとはっきり答え、アーチェは気持ちの整理を付けた。
そしてアーチェは当初の目的であるリアの両親とミッドガルズとの共通点についてバートに尋ねた。バートが知っていたのは、スカーレット夫妻が前はミッドガルズに住んでいて、そこで未知の力の研究をしていたということだけだった。未知の力が魔科学のことだとすると、ダオスと魔科学は何か関係があるのではないかとクレス達は考えた。

ローンヴァレイからミッドガルズに戻ると城の前で騒ぎが起きていた。何事かとクレス達が駆けつけると、ダオスの手下ジェストーナが子供を人質に取りエドワードと対峙していた。子供を助けたかったら自害しろとエドワード達に迫るジェストーナだったが、隙を見てエドワードは瞬間移動の術を使いジェストーナの後ろに回り込み子供を助ける。怒ったジェストーナはエドワードを剣で一突きする。エドワードは未完成の時間転移の術を使って自身の身体ごとジェストーナを消滅させた。
本来であればヴァルハラ戦役で活躍するはずであったエドワードがいなくなってしまったことで歴史が変わってしまった。エドワードを助けられなかったクレスは悔やみ、「ダオスの真の目的を考えている暇はない。決着をつけなくてはならない」とダオスと決着をつける意思を固めるのだった。

この騒ぎの後、すぐに戦争に向けての作戦会議が城で行われる。ダオスの居城がある島とミッドガルズの大陸を繋げるのは僅か1本の橋のみであり、この橋を先に占拠することが重要である。まずはミッドガルズを出てヴァルハラ平原を抜けて橋を目指すことを一番の目標となる。ミッドガルズの主力部隊が橋に到達するまで最短で5日かかるが、5日もかけてしまってはダオス軍も橋を越えてしまう。従って、少人数の特殊部隊を何隊か編成しダオス軍を撹乱させる作戦がとることになった。特殊部隊は4隊作られ、その内の1隊をクラースを隊長としたクレス達に任されることになった。
戦争の先陣を切る為特殊部隊の1隊としてヴァルハラ平原にやってきたクレス達。平原を進み目的地の橋の近くまでやってくると、ダオス陸軍部隊長イシュラントが立ち塞がりクレス達に戦いを挑む。イシュラントを撃破すると橋の確保に成功する。戦果を報告する為城に戻り王から褒賞を受け取るとその直後、城の兵士が慌てて謁見の間へとやってきて「敵が空から攻めてくる」と報告する。

ダオスの空戦部隊が空からミッドガルズに攻め込んできた為、城では慌てて投石器や大砲部隊を投入し応戦する。さらにライゼンは城で開発を進めていた魔科学兵器である魔導砲を投入し、その力を見せようと準備に取り掛かる。クレス達も何か力になれればと城の外に出る。するとクレスだけにアルヴァニスタ城でも聞こえた女性の声が届く。女性はまたしても「分不相応なものを持つものではない」と言う。するとクレスは謎の光に包まれて仲間達の前から姿を消してしまう。光に包まれたクレスが気が付くと目の前にはペガサスに乗った女性がいた。彼女は自分を「ヴァルキリー」と名乗り、クレスが持つ神具を返せと言う。クレスは何のことかわからずにいると、ヴァルキリーはクレスの持っているグーングニルは彼女が忠誠を誓う主君オーディーンの物なので返す様要求する。素直に返せばお礼をすると言うヴァルキリーに、クレスはグーングニルを返す代わりにヴァルキリーの乗っているペガサスを貸してほしいとお願いした。
同じ頃、ミッドガルズでは魔導砲による攻撃が開始されていた。魔導砲の強力な攻撃でダオスの空戦部隊の大半を殲滅させることができたが、敵はまだ残っていた。
もう1回魔導砲を使おうとするが、マナが足りず使い物にならなくなったとの知らせが届く。敵が目の前までせまっており、クラース達がどうしようかと焦っているとクレスがペガサスを連れて戻ってきた。ペガサスがアーチェの箒を長く飛べるように一時的にパワーアップしてくれ、クレスとアーチェの2人で空戦部隊のボスを叩く。ボスを失った空戦部隊は統率がとれなくなり退却していった。空戦部隊との戦いを終えたクレスは約束通りグーングニルをペガサスに返し、ペガサスはヴァルキリーの下へ帰って行った。
クレス達の下にライゼンが現れ、研究所のエドワードの机にあったという呪文書と手紙をクレス達に渡す。エドワードの手紙にはダオスがかつて「この世に悪があるとすればそれは私ではなく人間の心の中にあるのだ」と言ったことや、志半ばで倒れた私の意思を継いでくれる者に自身が知る限りの魔術を託すという内容が書かれていた。ライゼンはエドワードの意思を継ぎ、世界を救ってほしいとクレス達に頼むのだった。

翌日、クレス達はダオスと決着をつける為にダオスの城に乗り込んだ。城の最上階でクレスはダオスに剣を向けるが、ダオスは「自分にはお前達と戦う理由がない」と言った。しかしミッドガルズの手先ならば戦いもやむを得ないとダオスはクレス達との戦いに応じる。クレス達はダオスを追いつけるが、突然ダオスは姿を消してしまう。時空を飛び越えて逃げてしまったのだった。

過去から現代へ

ダオスに逃げられてしまったクレス達はこれからどうするべきか考える為、アルヴァニスタへ戻りルーングロムに会う。ルーングロムはエドワードから手紙を受け取っており、その中にはエドワードの自宅にある書斎の鍵が同封されていたことをクレス達に話す。その鍵を持ってエドワードの自宅を訪ね書斎に入る。エドワードはずっと時間転移の研究を続けていたことを知っていたルーングロムは、書斎の本棚から1冊の本を取り出した。その本には「トール」と呼ばれる超古代に栄えた王国がベネツィアの北東100kmの沖合に沈んでいることと、トールでは王国独自の技術で時間転移を行っていたことが書かれていた。トールの技術はまだ滅んではいないらしいが、海底に行く手段がないとされていた。しかし本にはウンディーネの力を借りればトールへ行くことは不可能ではないとも書かれていた。クレス達はベネツィアからトールが沈んでいるとされる海域まで船を出してもらい、船上でウンディーネを召喚して海底まで運んでもらうことが決定する。
するとミントが「トールへ行く前にこの時代で世界樹ユグドラシルを救う方法を見つけておかなければ、時間転移で元の時代に戻っても魔術や召喚術が使えない」と発言する。魔術でしか傷つかないダオスを倒す為に、ユグドラシルが枯れない方法を探してからトールを目指すことになる。

その夜、ミントは子供の頃の夢を見る。母メリルが身に付けているユニコーンのイヤリングをミントが欲しがるという内容の夢で、ユニコーンは法術師の象徴であると母に聞いたことを思い出す。ミントはこの世界のどこかにいるとされるユニコーンの力を借りて、自身の法術でユグドラシルを救えないだろうかと考える。町人達に話を聞き、ユニコーンはヴァルハラ平原の北東にある白樺の森にいて、汚れ無き乙女にしか会わないと言われているという情報を得る。
白樺の森に入り、クレスは森の中にモンスターがいないことを確認すると、ユニコーンは女性でしか会えないのだからミントとアーチェの2人で行ってくる様言う。ミントとアーチェが森の奥に進むとアーチェは突然違う所を探してくると言い、別行動になる。ミントが森の奥にある湖の前まで来るとそこには探していたユニコーンが立っていた。ミントはユニコーンに、ユグドラシルの現状とこの世界のマナを救う為に力を貸してほしいことを伝える。
同じ頃、森の入口で待っていたクレスとクラースが森の中に邪悪な気配があることを察知して、ミントとアーチェを心配して森の奥に向かう。途中で別行動をとっていたアーチェと合流してミントの下へ向かうと、ダオスの手下だと名乗るモンスターに襲われていた。モンスターを倒してミントとユニコーンを助けると、ユニコーンは先程のミントの話を全て信じ「ユニコーンホーン」という杖に姿に力を貸してくれると言う。
ユグドラシルを救う為の力を得たクレス達は精霊の森へ行き、ユニコーンホーンの力を使ってミントがユグドラシルに法術をかける。ユニコーンホーンの力は凄まじく、ユグドラシルは見事に復活する。するとユグドラシルに宿る精霊マーテルが現れ、ミントにお礼を言う。しかしマーテルはしばらくは生きられそうだが、マナが枯渇しようとしている事実は変わらないと言い残し消えてしまう。クラースはマナの大量消費は魔化学兵器が原因であると推測していた。クレスもダオスがミッドガルズを襲った理由は、魔科学を滅ぼそうとした為ではないだろうか考えていた。もしそうだとしてもマナを利用する為なのか、魔科学の力を恐れたからなのか根本的な理由はわからない。直接ダオスに聞く為、クレス達は現代に戻ろうとトールへ向かう。

ベネツィアから船を出してもらい、船上でウンディーネを召喚して彼女の力で水中に潜りトールを発見する。トール内を捜索し、都市機能を管理するマザーコンピュータがある部屋を見つける。中に入るとセキュリティーシステムが作動し警備ロボの襲撃を受けてしまう。警備ロボを破壊すると「ダイヤモンド」の指輪が手に入る。
マザーコンピュータを起動させ、トールの都市機能を回復させる。都市機能が回復するとトールの都市全体が海の上まで浮上する。その後、マザーコンピュータでタイムワープを選択し今から102年後の5月21日、地下墓地の一番奥まで時間転移を指定しクレス達は現代へと戻る。

アセリア暦4304年(現在)2

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『鉄拳6』とは、バンダイナムコゲームスが開発を手掛け販売した、3D対戦型格闘ゲームである。2007年11月26日にアーケード版(ゲームセンターで遊ぶ筐体)が稼働を開始した。本作品は、『鉄拳』のシリーズとしては7作目にあたる(鉄拳の過去作は1,2,3,TAG,4,5となるため6は7作品目)。全世界で約299万本を売り上げた世界的に人気な3D格闘ゲームであり、全世界から絶大な支持を受けている。この頃から世界大会なども活発に開かれるようになり、世界各国で強豪プレイヤー達がしのぎを削った。

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7〜モールモースの騎兵隊〜(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

7〜モールモースの騎兵隊〜(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『7〜モールモースの騎兵隊〜』とはナムコから発売されたPlayStation2用RPGゲームである。 ローテーションバトルシステムという戦闘システムで戦い、独特な世界観が魅力的な作品である。 アルメセラ王国の騎士見習いである主人公は軍の演習の為に訪れた「モールモース」という辺境の村で不思議な事件に巻き込まれてしまう。 主人公は事件をきっかけに知り合った戦士の少年バルと神官の少女フィルと共に凶悪な魔物から世界を救う旅に出るのであった。

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ああっ女神さまっ(漫画・アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ああっ女神さまっ(漫画・アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ああっ女神さまっ』とは、講談社『月刊アフタヌーン』で連載された藤島康介の漫画。「お助け女神事務所」に間違い電話を掛けた主人公の森里螢一のもとに、ベルダンディーという女神がやって来るところから物語が始まる。日常に北欧神話をベースにした非日常的な存在の神や魔族などの騒動を描いたラブコメディであり、SF要素やモータースポーツが絡む青春ものの面も持ち合わせる作品でもある。OVAやテレビアニメ、劇場版とたびたびアニメ化されている。

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エースコンバット・ゼロ ザ・ベルカン・ウォー(ZERO)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

エースコンバット・ゼロ ザ・ベルカン・ウォー(ZERO)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『エースコンバット・ゼロ ザ・ベルカン・ウォー』(ACE COMBAT ZERO THE BELKAN WAR)とは、ナムコ(現バンダイナムコエンターテインメント)の開発によるフライトシューティングゲーム。PlayStation 2専用ソフトとして発売。旧ナムコ社が発売した『エースコンバット』シリーズPS2三部作の最終作であり、同社が開発した最後のゲームソフトとなった。かつて世界を巻き込んだ「ベルカ戦争」と歴史の闇に葬られた戦いを主人公である傭兵サイファーとして駆け抜ける物語。

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THE IDOLM@STER 2(アイマス2)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

THE IDOLM@STER 2(アイマス2)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『THE IDOLM@STER 2(アイマス2)』とは、2011年にバンダイナムコゲームスから発売された、「アイドル育成シミュレーションゲーム」。ハードは「PlayStation 3」と「Xbox 360」。 アイドルたちが、プロデューサーとユニットメンバーと手を組み、一年間で、様々な営業を重ねて人気を集め、トップアイドルの証とも言える「アイドルアカデミー大賞」を目指して奮闘していくストーリーである。 アイドルとの触れ合いや、コミュニケーションが豊富なのがこのゲーム最大の魅力。

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子育てクイズ マイエンジェル(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

子育てクイズ マイエンジェル(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『子育てクイズ マイエンジェル』とは、1996年7月にアーケードゲームとして稼働開始した『子育てクイズ マイエンジェル』の家庭版で、ナムコから発売されたPlayStation用ゲームである。クイズと育成の両方を楽しむゲーム性が人気となり、家庭版にはミニゲームやアルバムモードなどの追加要素が盛り込まれている。 プレイヤーは、娘の両親となり、娘を0~25歳までクイズに答えながら育てていく。娘は、正解したクイズのジャンルや選択肢によって、性格が変化し将来の職業にも影響を与えることになる。

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子育てクイズ もっとマイエンジェル(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

子育てクイズ もっとマイエンジェル(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『子育てクイズ もっとマイエンジェル』とは、ナムコから発売されたPlayStation用育成クイズゲーム。『子育てクイズ マイエンジェル』シリーズの家庭用オリジナルの続編である。 プレイヤーは、娘の両親となり、生まれたばかりの娘を25歳になるまでクイズに答えながら育てていく。娘は、正解したクイズのジャンルや選択肢によって、性格が変化し将来の職業にも影響を与えることになる。また、娘が10歳の夏休みに体験する初恋をテーマにしたモードも追加されている。

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僕のヒーローアカデミア ULTRA RUMBLE(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

僕のヒーローアカデミア ULTRA RUMBLE(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『僕のヒーローアカデミア ULTRA RUMBLE』とは、『週刊少年ジャンプ』に掲載されている『僕のヒーローアカデミア』を題材とした家庭用ゲームであり、バンダイナムエンターテイメントが開発したもの。3人1組でチームを組み、物語に存在する特殊能力、個性を駆使することで広大なステージを生き残るバトルロイヤルである。 各キャラクターによって性能が異なり、様々なアクションや戦略を楽しむことができる。基本無料で、見知らぬ人や友だちと一緒にプレイすることが可能である。

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テイルズ オブ ザ ワールド レディアント マイソロジー3(マイソロ3)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

テイルズ オブ ザ ワールド レディアント マイソロジー3(マイソロ3)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『テイルズ オブ ザ ワールド レディアント マイソロジー3』とは、2011年にバンダイナムコゲームスより発売されたPlayStation Portable用RPGである。 本作の主人公は、「ディセンダー」として世界樹から生まれ、『テイルズ オブ シリーズ』のキャラクター達と共に冒険する。シリーズキャラクターが作品を越えて共演し、77人の操作可能なキャラクターが登場する。空を駆ける船「バンエルティア号」を拠点に、ダンジョンに潜りクエストをこなすことでストーリーは進行する。

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テイルズ オブ ザ ワールド レディアント マイソロジー2(マイソロ2)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

テイルズ オブ ザ ワールド レディアント マイソロジー2(マイソロ2)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『テイルズ オブ ザ ワールド レディアント マイソロジー2』とは、2009年1月29日にバンダイナムコゲームスから発売されたPlayStation Portable用RPGである。本作は、『テイルズ オブ シリーズ』のキャラクターが作品を越えて共演し、50人以上が登場する。本作の主人公は記憶を失っており、記憶を取り戻すため、海賊船「バンエルティア号」を拠点に、ダンジョンに潜りクエストをこなすことでストーリーは進行する。

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【テイルズ オブ ゼスティリア】アリーシャの扱いとロゼのキャラ贔屓による炎上騒動まとめ【TOZ】

【テイルズ オブ ゼスティリア】アリーシャの扱いとロゼのキャラ贔屓による炎上騒動まとめ【TOZ】

「テイルズ オブ」シリーズの中でも評価が低いとされている『テイルズ オブ ゼスティリア』だが、その原因の1つとしてアリーシャ・ディフダというキャラクターが居る。 なぜ評価が低いのか、アリーシャに対する公式の扱い、ロゼというキャラクターが贔屓されているのではないかという疑惑、プロデューサーによるヒロイン騒動に関する発言によるテイルズチャンネル+、twitterの炎上も含め、解説。

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テイルズオブシリーズのマスコットキャラ+グッズまとめ

テイルズオブシリーズのマスコットキャラ+グッズまとめ

我らがバンナム様の大人気ゲーム、テイルズオブシリーズですが、その壮大でリアルな世界観はRPGとして最高峰です。そんな中、いくつかのシリーズに登場するマスコットキャラクターがいます。それは今ではマスコットの範疇で収まる事無く、数多くのグッズとして制作・販売され、そのかわいさも抜群なのです。今回は、そんなテイルズオブシリーズのマスコットキャラの紹介とグッズをまとめてみました。

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【テイルズシリーズ】ファン以外が見たら意味不明な画像まとめ

【テイルズシリーズ】ファン以外が見たら意味不明な画像まとめ

『テイルズシリーズ』とは、バンダイナムコエンターテイメントが製作する、1995年の『テイルズ オブ ファンタジア』を1作目とするRPGの総称である。 ほぼ全ての作品が完全に独立した世界観を持ち、ゲームごとにまったく異なる場所での冒険をすることになるという特徴があるため、個別の設定や専門知識が無いと「何これ?」と首をかしげたくなるような光景も時に見られる。またシリーズの歴史と人気から、様々なファンアートも作られている。ここではその一部を紹介する。

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「テイルズ オブ ゼスティリア」の炎上内容まとめ!「テイルズ オブ ベルセリア」発表時にも不安が残る事態に…

「テイルズ オブ ゼスティリア」の炎上内容まとめ!「テイルズ オブ ベルセリア」発表時にも不安が残る事態に…

『テイルズ オブ ゼスティリア』の炎上についてまとめて紹介する。ヒロイン詐欺やシナリオ改変疑惑などの様々な問題と、それに対する公式の対応の悪さやプロデューサーの反省の無さが重なり、厳しい意見が多く寄せられる事態になったというものだ。この騒動が収まらないままに発表された作品である『テイルズ オブ ベルセリア』には当然不安の声があがった。

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【テイルズ オブ エクシリア】主人公・ジュードとミラのカップリングイラスト・画像まとめ【TALES OF XILLIA】

【テイルズ オブ エクシリア】主人公・ジュードとミラのカップリングイラスト・画像まとめ【TALES OF XILLIA】

『テイルズ オブ エクシリア』(TOX)は『テイルズ オブ』シリーズのゲームであり、シリーズ初のダブル主人公の形をとっている。2人の主人公は医学生の男の子であるジュード・マティスと、大精霊マクスウェルがこの世で活動するために受肉したとされる存在であるミラ=マクスウェルという女性だ。ミラは人間ではないことから当初は人間を「弱い存在」とみていたが、次第に人の心を理解していき、ジュードとも親密になっていく。

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