2014年の本当に評価が高かった映画を紹介！『グランド・ブダペスト・ホテル』や『シンプル・シモン』など
興行収入順ではなく、本当に評価の高かった2014年公開の映画を紹介する。高級ホテルを取り仕切るコンシェルジュと彼を慕うベルボーイが繰り広げる冒険を描いた群像ミステリー『グランド・ブダペスト・ホテル』や、アスペルガー症候群のシモンを中心に描かれるラブコメディー『シンプル・シモン』など、魅力的な作品をまとめた。
出典： eiga.com
第84回アカデミー賞外国語映画賞のスウェーデン代表に選出されたラブコメディー。
気に触ることがあると、ロケットに見立てたドラム缶にこもって、宇宙へと飛び立つ想像にふけるアスペルガー症候群のシモン（ビル・スカルスガルド）。そんなシモンを理解する兄のサム（マルティン・ヴァルストロム）は、恋人フリーダ（ソフィ・ハミルトン）と暮らす新居に彼を迎え入れて共同生活を送ることに。しかし、遠慮せずに自分の生活ペースを事細かく守ろうとするシモンに嫌気が差したフリーダが出ていってしまう。落ち込むサムの姿に心を痛めたシモンは、彼にぴったりでパーフェクトな恋人を探し出そうとする。
感想
日本の美男美女を集めて質の低い恋愛作品を作っている邦画に比べればこちらの恋愛モノの方が断然おススメだし、デートとしても夫婦で観に行っても、もちろん一人で観に行っても（それは私です）楽しめる作品なので断然のおススメなので是非観に行って欲しい！
ものの見方の多様性に接したい人、
ユニークな人々のお話が好きな人、
恋愛映画が好きな人、
スウェーデンカラーのインテリアが好きな人、
アスベルガー症がどんな感じか知りたい人、
映画を観てほっこりしたい人、
お薦めです。
とにかく世界観が素敵な映画です
●ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
出典： eiga.com
犯罪歴のあるメンバーによって構成された、マーベルコミックス発の異色のヒーロー集団を映画化したSFアクション。
自らスター・ロードと名乗るトレジャーハンターのピーター・クイル（クリス・プラット）。ピーターは無限の力を持つパワーストーンのオーブを入手するものの、その後逮捕され刑務所にぶち込まれてしまう。ピーターは天才メカニックのロケットら刑務所で出会った仲間と脱獄するも、オーブの力で宇宙を滅亡させようとする強大な悪と戦うこととなり……。
感想
予習や予備知識は一切必要なし！アベンジャーズシリーズの10作目ですが、1本も観ていなくても全く問題ありません。オマケ映像にて顔見せをしたキャラが出ていますが支障なし。アメコミ映画って観たことない、という方も大歓迎！な作品です。
この映画の魅力をひとくちに言えば、肩の力がぬけた大人の洒落っけと、燃えるチームものの要素が、絶妙なバランスで同居していることだと思う。
笑いの要素もすばらしい。キャラクターたちが最高に魅力的なのはこのあたりに起因すると思うのだけど、とにかく笑える。（とくに主演のクリス・プラットはとぼけた魅力が爆発してて一気にファンになった。華がないとか思ってすいませんでした。）
間の取り方とかもいちいち気持ちいいくらいに心得ていて、絶対すべらない安定感がある。ド迫力アクションとこれを両立してしまうところに、大人の余裕を感じた。
●インターステラ―
出典： www.mcc-9.jp
『ダークナイト』シリーズや『インセプション』などのクリストファー・ノーラン監督が放つSFドラマ。
近未来、地球規模の食糧難と環境変化によって人類の滅亡のカウントダウンが進んでいた。そんな状況で、あるミッションの遂行者に元エンジニアの男が大抜てきされる。そのミッションとは、宇宙で新たに発見された未開地へ旅立つというものだった。地球に残さねばならない家族と人類滅亡の回避、二つの間で葛藤する男。悩み抜いた果てに、彼は家族に帰還を約束し、前人未到の新天地を目指すことを決意して宇宙船へと乗り込む。
感想
驚いたのは、どんなに壮大で奇怪なイメージと交わろうと、マコノヒーの体温がつねに感じられたことだ。しかも彼は、狂気やヒロイズムやニヒリズムといったありがちな要素で芝居を組み立てない。困惑し、悔恨し、落胆しながらも必死で思考し、観客とともに未知の時間と空間をくぐり抜けていく。ノーラン作品の登場人物としては「ダークナイト」のヒース・レジャーに次ぐ奮戦だ。彼を見ていると、相対性理論も少しはわかったような気になる。
普遍的な親子愛を、科学考証に則り
綿密、且つ独特な世界観で壮大に描く
クリストファー・ノーラン監督らしさ全開の意欲作
さらに刺さったのは科学的描写
米・加工科大の理論物理学の権威、キップ・ソーン教授製作総指揮の下相対性理論や量子力学に基づき、忠実に宇宙を描く
彼執筆のタイムトラベル論をニュートン誌で読み、それが具現化された映像に、ゾクゾクさせられた。
出来るだけ、でっかいスクリーンで観た方がいい
ブラックホール、事象の地平線、ワームホール、重力ターン（スイングバイ）
「時」の流れ、多次元世界、コールドスリープなど興味有れば尚更だ
本作の魅力を活字で伝え切るのは困難
映画という媒体を十分に活かし、未知の映像と、見合ったスケールのドラマを小説や漫画では表現できない映画領域を、余すことなく使い切る。
こういう脚本と映像を創造するノーラン兄弟の底が知れない
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目次 - Contents
- 年末年始にこれみよう！
- ●グランド・ブダペスト・ホテル
- 『ダージリン急行』などのウェス・アンダーソン監督が、格式高い高級ホテルを取り仕切るコンシェルジュと、彼を慕うベルボーイが繰り広げる冒険を描いた群像ミステリー。
- 感想
- 評価
- ●LIFE
- 凡庸で空想癖のある主人公が未知なる土地への旅を経て変化していくさまを、ベン・スティラー監督・主演で描くヒューマンドラマ。
- 感想
- ●シンプル・シモン
- 第84回アカデミー賞外国語映画賞のスウェーデン代表に選出されたラブコメディー。
- 感想
- ●ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
- 犯罪歴のあるメンバーによって構成された、マーベルコミックス発の異色のヒーロー集団を映画化したSFアクション。
- 感想
- ●インターステラ―
- 『ダークナイト』シリーズや『インセプション』などのクリストファー・ノーラン監督が放つSFドラマ。
- 感想
- ●ジャージー・ボーイズ
- 『グラン・トリノ』などの名匠クリント・イーストウッドが監督を務め、ブロードウェイの大ヒットミュージカルを基に描くドラマ。
- 感想
- ●6才のボクが、大人になるまで。
- 主要人物4人を同じ俳優が12年間演じ、家族の軌跡をつづった人間ドラマ。
- 感想
- 評価