サクラ大戦TV(アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『サクラ大戦TV』とは、セガサターン用アドベンチャーゲーム『サクラ大戦』及び、ゲームのストーリーを元に新たなストーリーや構成を加えたテレビアニメ作品である。ゲーム版の世界における日本の年号である太正12年、真宮寺さくらの帝国華撃団加入から、葵叉丹率いる黒之巣会との戦いまでを描いている。ゲーム版が帝国華撃団隊長の大神一郎を主人公とした恋愛シミュレーションであるのに対し、本作は華撃団隊員の真宮寺さくらを主人公としたメンバーの結束をメインテーマとして描いており、シリアスなストーリー展開が特徴である。

CV:池田昌子

仙台に住むさくらの母。降魔戦争で夫である一馬を亡くし、義母である一馬の母と共に暮らしている。帝都東京で敵と戦うさくらの身を案じている。さくらがカヌチの儀のために仙台に戻った際、大神にさくらの宿命や破邪の血について話している。

権爺(ごんじい)

CV:槐柳二

真宮寺家の使用人であり、さくらの幼少期から世話を焼いていた。さくらが父の法事よりも舞台を優先した際、説得するために仙台から帝劇まで足を運んだ。さくらの舞台に向き合う姿を目の当たりにし、米田と共に舞台を見守った。

神崎 重樹(かんざき しげき)

すみれとの再会

CV:江原正士

すみれの父であり神崎財閥の代表。代表ながら第一線で指示を出し、休みも取らずに奔走していたため、すみれからは娘に関心のない父親に写っていた。最終決戦時に実際に父が働く姿を目にし、自分たちを守るため兵器の開発に尽力していたと知ったすみれは父や帝都を守るため戦うことを誓う。

黒之巣会(くろのすかい)

葵 叉丹(あおいさたん) / 山崎 真之介(やまざきしんのすけ)

CV:家中宏

黒之巣会の死天王の一人であり、首領である。
本人が強大な霊力の持ち主であるだけでなく、脇侍や最終決戦で登場する魔操機兵『神威(かむい)』を設計・開発している。傲慢で、仲間を駒にする事も厭わない残忍な性格の持ち主。葵叉丹は、帝国陸軍対降魔部隊所属の山崎真之介が姿を変えた存在である。かつての山崎は帝都を守るために尽力を注ぎ霊子甲冑を設計する。しかし、上層部に設計を費用面や政治的な観点から却下されてしまう。それにより、山崎は帝都そのものに不信感を募らせ、降魔戦争の際に道を踏み外す。
稀代の魔人、天海僧正を復活させ、その怨念を利用し帝都滅亡を目論む。穢土城出現まで実現するも、花組に討伐される。

紅のミロク(くれないのみろく)

CV:引田有美

黒之巣会死天王の一人であり、夢組の結界を破り、米田達の前に登場する。花魁のような姿や話し方をした女性。一度すみれに討たれ、叉丹に復活させられるも自我をほとんど失った状態であった。すみれに対する強い恨みを持ち、常に戦場ですみれを探すようになる。最終的には花組に再び倒される。

蒼き刹那(あおきせつな)

CV:石田彰

死天王の一人、羅刹の双子の兄。一見子供のような体格と容姿だが、残忍な性格をしており、加山の仲間など何人も手にかけている。鋭利な爪を伸ばした攻撃と、読心術を使った精神攻撃を得意とする。大神を拉致した際、花組の隊員を傷つける幻覚を見せ、精神的に追い詰めた。一度花組に討伐されてからは羅刹と一心同体の姿で現れ、花組に立ち塞がる。最終的には因縁のある加山に同じく精神的に攻撃され、倒される。

白銀の羅刹(はくぎんのらせつ)

CV:江川央生

死天王の一人であり刹那の双子の弟である。刹那の指示で動き、人語を話さない。装着している仮面が外れると暴走する化け物として描かれている。後半は刹那と一心同体になっており、力は羅刹、頭脳は刹那として花組の前に現れる。最終的に大神に倒される。

『サクラ大戦TV』の用語

帝国華撃団(ていこくかげきだん)

霊力による帝都防衛を目的とした、日本政府直属の秘密防衛組織である。
対降魔迎撃部隊花組が主力であり、輸送空挺部隊風組や隠密行動部隊月組などで構成されている。
総司令長官:米田一基陸軍中将
副司令:藤枝あやめ陸軍中尉
花組隊長:大神一郎
花組隊員: 真宮寺さくら、神崎すみれ、マリア・タチバナ、アイリス、李紅蘭、桐島カンナ
本部:銀座、大帝国劇場
平時は帝国歌劇団として活躍しており、日々舞台活動を行っている。

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