キャプテン・マーベル(MCU)のネタバレ解説・考察まとめ
『キャプテン・マーベル』とは、アメリカ合衆国で2019年3月に公開されたスーパーヒーロー映画である。MCUシリーズとしては第21作品目。記憶を失った主人公ヴァースは、惑星ハラで暮らすエリート女性戦闘員である。任務の途中で訪れた1990年代の地球・アメリカでアベンジャーズ結成前のニック・フューリーと出会ったヴァースは、彼と行動を共にするうちに失った真実の記憶を取り戻し、自らの使命に気づくことになる。
クリー人のスパイで、スクラル人たちへ奇襲を仕掛けるためトルファで活動するなかで行方不明になった。それにより物語冒頭でキャロルたちがトルファへ潜入するきっかけとなった。本人の生存は不明であり、ホログラムのみで登場。
電車内の乗客(演:スタン・リー)
キャロルが地球へやってきた時、スクラル人の狙撃手を追いかけて乗り込んだ列車の乗客。1995年に自らがカメオ出演したアメリカのコメディ映画「モール・ラッツ」の台本を読んでいる。
ソレン(演:シャロン・ブリン)
タロスの妻であるスクラル人。2人の娘がいる。マー・ベルの手助けによってクリー人の襲撃から逃れ宇宙船に匿われていた。キャロルと共に助けにやってきたタロスと再会後は、共に地球へと脱出。物語の最後ではキャロルや他のスクラル人と共に、スクラル人の新天地を目指して旅立った。
グース(演:猫のレジー、アーチー、リゾ、ゴンゾ)
猫の姿をしているが、正体は宇宙でも危険生物として知られる”フラーケン”である。以前はマー・ベルの飼い猫であったが、空軍の実験施設でキャロルとフューリーに出会ってからは彼らと行動を共にし、特にフューリーからは溺愛されている。危機的状況になると大きく口を開け、伸ばした無数の触手によって敵を捕食する。実はその体内は異次元空間“ポケット・ディメンジョン”へ繋がっており、巨大なエネルギーを持つテッセラクトも飲むことが出来た。物語の終盤でフューリーの片目を引っかいたことでフューリーはシリーズでおなじみの眼帯姿となった。フューリーは眼帯をつけるようになった経緯を秘密にしている。
スプリーム・インテリジェン(演:アネット・ベニング)
クリー人を統治する巨大AI。各自の脳内で姿を変えて登場し、キャロルの前ではマー・ベルとして現れた。
ウェンディ・ローソン / マー・ベル(演:アネット・ベニング)
本名はマー・ベルというクリー人の科学者で、地球のアメリカ空軍に所属していた時はウェンディ・ローソンを名乗っていた。クリー人によるスクラル人への迫害、侵略に異を唱え、クリー帝国を脱走。難民となったスクラル人たちを軌道衛星上のラボに匿い、後に安住の星を見つけて彼らを逃がそうとしていた。地球に来てからはアメリカ空軍による極秘のペガサス計画に参加し、ライトスピード・エンジンを用いた航空機を開発。のちにキャロルと共に参加したライトスピード・エンジンの最終実験でスターフォースに襲われ死亡する。息を引き取る前に、キャロルに真実を話しクリーの侵略から人々を守るという遺志を継ぐよう託した。その後、ライトスピード・エンジンの爆発で力を得たキャロルはスターフォースに洗脳され、夢の中で何度もマー・ベルの姿を目にするようになる。
フィリップ・“フィル”・J・コールソン(演:クラーク・グレッグ)
ニックの部下で、S.H.I.E.L.D.のエージェント。沈着冷静かつ温和、紳士的な人物として、数々のマーベル・シネマティック・ユニバース作品に登場する。本作ではニック・フューリー役のサミュエル・L・ジャクソンと共に普段より25歳若返った姿である。有能な新人としてニックから一目置かれている。また上司に逆らってキャロルと共に空軍施設を訪れたニックを見つけるが、ニックの真意をいち早く見抜いており2人を見逃している。
ヨン・ロッグ(演:ジュード・ロウ)
クリー帝国のエリートで構成されたスターフォースの隊長を務めるクリー人。キャロルがヴァースとして生活していた時の上司であり、戦術だけでなく感情を抑える事の大切さや精神面の心得も教え込んでいる。沈着冷静な性格で、高い戦闘能力を持つ。人工知能スプリーム・インテリジェンスを崇拝しており、キャロルや同じクリー人であるロナンをも利用しながらスクラルへの侵略に心血を注ぐ。
実は裏切り者として地球へ逃亡したマー・ベルを殺害した張本人である。居合わせたキャロルを連れ去り、自らの血液を投与し戦士ヴァースとして洗脳した。物語の冒頭ではキャロルと共にトルファを攻め、地球に降り立ったキャロルに対しても、彼女が生まれ故郷の地球で本当の記憶を取り戻さないよう工作する。真実が知られてからは再びキャロルをヴァースとして洗脳しようと地球へ向かい、スクラル人のノーレックスを殺害した後にマー・ベルのラボを襲撃する。
覚醒したキャロルと地球で一対一での勝負になるが、まるで歯が立たず敗北し、そのままキャロルによりポッド型宇宙船に乗せられ、惑星ハラへと送還させられた。
『キャプテン・マーベル』の用語
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目次 - Contents
- 『キャプテン・マーベル』の概要
- 『キャプテン・マーベル』のあらすじ・ストーリー
- 悪夢に隠されていた真実
- 記憶を求めて
- キャロルの覚醒
- 『キャプテン・マーベル』の登場人物・キャラクター
- キャロル・ダンヴァース / ヴァース / キャプテン・マーベル(演:ブリー・ラーソン)
- ニコラス・ジョセフ・“ニック”・フューリー(演:サミュエル・L・ジャクソン)
- タロス(演:ベン・メンデルソーン)
- ケラー(演:ベン・メンデルソーン)
- コラス・ザ・パーサー(演:ジャイモン・フンスー)
- ロナン・ジ・アキューザー(演:リー・ペイス)
- マリア・ランボー(演:ラシャーナ・リンチ)
- ミン・エルヴァ(演:ジェンマ・チャン)
- ブロン・チャー(演:ルーン・タムティ)
- アット・ラス(演:アルゲニス・ペレス・ソト)
- モニカ・ランボー(演:アキラ・アクバル)
- ノーレックス(演:マシュー・マー)
- ソー・ラー(演:チュク・モデュー)
- 電車内の乗客(演:スタン・リー)
- ソレン(演:シャロン・ブリン)
- グース(演:猫のレジー、アーチー、リゾ、ゴンゾ)
- スプリーム・インテリジェン(演:アネット・ベニング)
- ウェンディ・ローソン / マー・ベル(演:アネット・ベニング)
- フィリップ・“フィル”・J・コールソン(演:クラーク・グレッグ)
- ヨン・ロッグ(演:ジュード・ロウ)
- 『キャプテン・マーベル』の用語
- キャプテン・マーベルのツール・能力
- スーツ
- ヘルメット
- ガントレット
- フォトンブラスト
- バイナリー・パワー
- その他のツール・アイテム
- テッセラクト / スペース・ストーン
- スターフォースのツール
- ピストル
- マグニトロン・ガントレット
- エナジー・ソード
- スナイパー・ライフル
- アキューザーズのツール
- ロナンの装備
- ライフル
- スクラルの武器
- スクラルのクリスタル
- 地球人のツール
- ハンドガン
- 短機関銃
- ポケベル
- テクノロジー・ビークル
- フォトン・インヒビター
- スプリーム・インテリジェンス
- 記憶操縦装置
- ライトスピード・エンジン
- クリーのビークル
- ヘリオン
- スペース・ポッド
- アキューザーズの戦艦
- シルバー・アスター
- アキューザーズの宇宙戦闘機
- マー・ベルのラボ
- スクラルのビークル
- 宇宙船
- スペース・ポッド
- 地球のビークル
- ハーレーダビッドソン・スポーツスターXL1000
- クワドジェット
- シボレー・カプリス(S.H.I.E.L.D.の車両)
- シボレー・インパラ SS7代目(S.H.I.E.L.D.の車両)
- シボレー・サバーバン7代目(S.H.I.E.L.D.の車両)
- 宇宙帝国・惑星・施設
- 地球 / C-53
- ブロックバスター・ビデオ(カルフォルニア州)
- ロサンゼルス地下鉄(カルフォルニア州)
- SIP N SURF(カルフォルニア州)
- パンチョス(カルフォルニア州)
- ペガサス計画NASA / アメリカ空軍施設(モハーヴェ砂漠)
- エドワーズ空軍基地(モハーヴェ砂漠)
- ランボー家(ルイジアナ州)
- クリー帝国
- 惑星ハラ(クリー帝国)
- 惑星トルファ(クリー帝国)
- 登場種族・生物
- 地球人
- クリー人
- スクラル人
- トルファ人
- フラーケン
- 部隊・公的機関・計画
- スターフォース
- アキューザーズ
- S.H.I.E.L.D.
- プロテクター計画 / アベンジャーズ計画
- ペガサス計画
- 『キャプテン・マーベル』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- キャロルの覚醒
- 戦いはしない、終わらせるだけ
- フューリーの傷の理由
- 『キャプテン・マーベル』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 他のMCUシリーズとの関わり
- MCUシリーズ初の女性ヒーロー単独主役作品として公開されるまでの経緯
- 『キャプテン・マーベル』の予告編動画
- 『キャプテン・マーベル』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):『Captain Marvel』
- ED(エンディング):Hole『Celebrity Skin』