鋼の錬金術師(ハガレン)のホムンクルス・人造人間まとめ

『鋼の錬金術師』とは、荒川弘による漫画、およびそれを原作としたアニメや映画などのメディアミックス作品である。
母親を亡くしたエルリック兄弟は、錬金術において最大の禁忌とされている『人体錬成』を行ってしまう。それにより、エドワードは右手と左足をなくし、アルフォンスは体をなくし魂だけの存在となってしまう。エルリック兄弟は、体を取り戻すために頂上の力を得られる『賢者の石』を求める。
賢者の石により作られた人造人間がホムンクルスである。彼らはある目的を達成するために、歴史の裏で暗躍している。

グリード(Greed)

3番目に造られた『強欲』を司るホムンクルス。左手の甲にウロボロスの印がある。
名前の通り自身の欲望に忠実で、金や女、地位といったあらゆる物を手に入れたがる。「この世の物は全て俺の物。金も女も地位も名誉も全てが欲しい」というのが座右の銘。一方で、女性を殴らないことや嘘をつかないことを信条にしており、「欲が深いから所有物は絶対に見捨てない」との考えから部下を大事にしていたので彼らから慕われていた。
その性格ゆえに100年前に『お父様』の元から脱している。
体内の炭素を操って硬化させ、ダイヤモンドほどの硬さを誇る『最強の盾』を作り出すことができる。

『お父様』の元を離れてからは、軍によってキメラ(異なる種族を掛け合わせて作られた生物)を仲間とし、「デビルズネスト」という店を拠点にして生活していた。そこでエルリック兄弟と出会う。そして肉体を持たずに動くアルフォンスに不老不死のヒントを見出し、拉致した。その後、アルフォンスを取り返しに来たエドワードと戦う。そこでは最強の盾を駆使してエドワードを圧倒するが、エドワードは錬金術により炭素の結合度を変え、ダメージを与えた。
その後、エドワード達に会ったことで居場所が知られ、グリードを回収するべくキング・ブラッドレイが攻め込んでくる。そして仲間を殺害され、『お父様』の元へ連れて行かれ、『お父様』へ吸収された。

生まれ変わったグリード

その後、シン国の皇子リン・ヤオの身体の中へ入れられ、新たなグリードとして復活した。そこへ、かつての仲間がやって来るが、以前のグリードの記憶は無く、殺害する。しかし、その時、キング・ブラッドレイがかつての仲間を殺害している場面がフラッシュバックし、記憶を取り戻す。そして再び『お父様』の元を脱した。
その後、エドワードと再会し、仲間になるよう勧誘を受ける。そして、エドワード達が部下になるのなら、という条件付きで仲間になった。
それまで、身体の主導権はずっとグリードが握っていたが、リンと打ち解けて主導権を譲ることもある。

最終決戦では、軍本部を乗っ取ったマスタング達の軍隊と一緒に戦う。そこへキング・ブラッドレイが乗り込んできて、ブリッグズ兵のバッカニアと、リンの臣下であるフーと共に戦う。その戦いでは、バッカニアとフーが命と引き換えに、キング・ブラッドレイに手傷を負わせて退けた。そして、死にゆくバッカニアから正門の護衛を頼まれ、多数の軍を相手した。

最後の戦いでのグリード

その後、『お父様』の神の力を奪おうと動くが、それに失敗する。その時、必死に戦う人間達を見て、リンに「お前が欲してやまなかったもの…本当はこれだろ」と言われ「ああ…そうだ…俺が欲しかったのは…こいつらみたいな仲間だったんだな…」と吐露している。
その後、エドワード達の猛攻により神の力を抑えることが出来なくなった『お父様』に吸収されてしまう。その際、一緒に引き込まれそうになるリンを自ら切り離し、『お父様』の体をボロ炭へと変えた。そして『お父様』により消されてしまう。
最後はエドワードやリン達の顔を見て「十分だ…ああ…もう十分だ…もう何にも要らねぇや…じゃあな…魂の…友よ」と言い、満足そうな顔をして消えた。

スロウス(Sloth)

5番目に造られた『怠惰』を司るホムンクルス。右肩後ろにウロボロスの印がある。名前の通り、全てに置いてめんどくさがっている。口癖も「めんどくせー」となっている。
ホムンクルス一の巨躯で、強固な肉体を持つ。腕力は凄まじく、素手でトンネルを掘ることができる。知能は低いようで、カタコトで話す。両腕に鎖がついた手枷をつけている。
普段は鈍重な動きだが、「最速のホムンクルス」の異名を持つ。その名の通り、目にも留まらぬスピードで動くことができ、そのスピードと強靭な体を使った体当たりを繰り出す。しかし、そのスピードを自身でも制御できておらず、途中で方向を変えることができず、止まる際も必ず何かに激突している。

『お父様』により国土錬成陣作成を命じられており、アメストリス国の地中を掘り進めて錬成陣を作ろうとしていた。少なくとも100年はトンネルを掘り続けている。ラストは時間がかかったのはスロウスが怠けているせいである、としている。
トンネルを掘り進めている途中でアメストリス国の北方にある『ブリッグス要塞』に迷い込む。そこでエルリック兄弟やアームストロング、ブリッグス要塞の司令官のオリヴィエと戦闘となる。その時は戦車の燃料をかけられて吹雪の中に放り出され、その結果凍結して身動きが取れなくなってしまう。しかし、『お父様』に与する軍部の中将・レイブンにより解放される。その後、トンネル掘りを再開し、国土錬成陣を完成させている。

最終決戦では再びオリヴィアやアームストロングと戦う。高速移動やホムンクルスの再生力で一同を苦しめるが、そこへエルリック兄弟の師匠であるイズミ・カーティスとその夫が応援に入り、劣勢となり、最後はアームスト論の一撃により消滅する。その間際「生きてるのもめんどくせえ」と発している。

プライド(Pride)

『傲慢』を司るホムンクルス。『お父様』により生み出された最初のホムンクルス。それ故に「始まりのホムンクルス」と称していた。キング・ブラッドレイの子息、セリム・ブラッドレイに扮している。
本体は「フラスコの中の小人」と呼ばれていた頃の『お父様』の姿に瓜二つの黒い影である。影の中には眼と口が存在している。影を鋭利に尖らせて斬撃を行ったり、影の中に存在している口で捕食もできる。影に実体はないので、攻撃しても意味はない。
「容れ物」の中でしか活動することができず、セリムから伸びる影、または国土錬成陣のトンネル内に活動範囲が限られる(グリードはセリムの体を「『お出かけの用の容れ物』言っている)。しかし、セリムと繋がる影全てが本体になるので、夜や、影が多い建物内では非常に脅威となる。
影の性質を持つ故に、影もできないほどの暗闇の中では何もすることができない。

エンヴィー以上に冷酷無比な性格をしている。人間を見下し、同じホムンクルスの仲間でさえ駒として見ている。ホムンクルスに対して「仲間ではなく共同体」というセリフも発している。しかし、自身を本当の息子として接するブラッドレイ夫人に対しては特別な情を抱いている。見下している人間に対して「人間は揺ぎ無い信念を持っている」と評価していたこともある。
ホーエンハイムは、「傲慢」が「お父様」の本質のため、最初に切り離されて性格・姿も似ていると指摘している。

最終決戦の前、『お父様』が神の力を得るために必要な人柱(真理の扉にたどり着いた錬金術師)を集めにグラトニーと共にエドワードたちを追跡する。そしてアルフォンスの鎧を支配し、エドワードたちと戦闘となる。そこでは夜ということもあり、圧倒的な強さを見せる。しかし、リンやランファンなどが応援に駆けつけ、エドワードは錬金術により街を停電させる。気を探知して戦うことができるリンやランファン、嗅覚が鋭く暗闇でも戦うことができるハインケル(ライオンのキメラ)と戦うことになり、形勢が逆転する。しかし、一緒に戦っていたグラトニーが瀕死になっているのを見たプライドはグラトニーを捕食し、グラトニーが持っていた鋭い嗅覚を手に入れる。それにより再び形勢が逆転するが、そこへ現れたホーエンハイムにより、光が届かないドーム(ホーエンハイムが錬金術で作った)の中にアルフォンスと一緒に閉じ込められる。
その後、モールス信号によって呼び寄せた、ホムンクルスに与する紅蓮の錬金術師ゾルフ・J・キンブリーが現れ、救い出される。そのままアルフォンスと戦うことになる。賢者の石を使用するアルフォンスと凄まじい戦いを繰り広げるが、賢者の石の製造に関わっていた錬金術師ティム・マルコーがアルフォンスの応援に現れる。それによりキンブリーに重傷を負わされていたハインケルが復活し、キンブリーに瀕死の重傷を与える。そしてアルフォンスはマルコーの車で逃走し、プライドはセリムの体を車で轢かれてしまう。その後、死亡寸前となったキンブリーを捕食し、『お父様』の元へ戻った。

エドに敗れたプライド

最終決戦では、マスタングを人柱にすべく、構築式(錬金術に必要な計算式)を持った錬金術師を取り込み、自身が仲立ちとなって強制的にマスタングに人体錬成させた。それにより必要な5人の人柱が揃ったが、人体錬成のリバウンドでセリムの体が損傷している。
その後、エドワードと戦うことになり、エドワードの身体を新たな容れ物にしようと企む。しかしエドワードに乗り移る瞬間、取り込んだキンブリーが現れる。キンブリーは、散々人間を下に見てきたプライドが人間の中に逃げ込もうとするのを「美しくない」と評し、プライドを妨害する。その隙に自身を賢者の石へと錬成したエドに侵入され、消滅させられた。消える間際、キング・ブラッドレイとブラッドレイ夫人の姿を思い出している。

ラース(Wrath)

アメストリス最高の権力者・大総統キング・ブラッドレイ、その正体が『憤怒』のホムンクルスであるラースである。左眼にウロボロスの印がある。
他のホムンクルスとは異なり、人間をもとに作られた。ホムンクルス達に大総統となるべく訓練を受けた大総統候補生の一人。賢者の石を注入され、賢者の石の中の魂と争って勝利した。その時に「キング・ブラッドレイ」の名を授かり、左眼にウロボロスの印が現れた。 賢者の石の魂に打ち勝っているので、ブラッドレイの中には彼の魂しか残っておらず、それ故に他のホムンクルスのように体を治癒することができない。さらに通常の人間のように老化する。
凄まじい動体視力を誇る左眼『最強の眼』を持つ。この眼は銃弾さえも捉えることができる。他のホムンクルスと比べると地味な能力だが、飛び抜けた身体能力と凄まじい剣技を持つブラッドレイは恐ろしく強い。現に同じホムンクルスのグリードを負かし、『お父様』の元へ連れて帰っている。
他のホムンクルスとは異なり人間を単純に下に見ていない。「思い通りにならなくて腹が立つ」という、ある種、認めるような発言もしている。妻はブラッドレイ自身で選んでおり、特殊な感情を抱いている。

物語当初は、その地位にふさわしくない軽口叩き、親しみやすいキャラクターだった。現に、エドワードは国家錬金術師試験の時に襲いかかるフリをしている(その時はエドワードが気づかないほどの速さで槍を斬っている)。
『お父様』の元から逃げ出していたグリードが、エルリック兄弟と関わり合いになったことから居場所が割れ、ブラッドレイ自らグリードを捕獲に乗り出した。その時にホムンクルスであることが明らかになった。この戦いでは『最強の眼』によりグリードの攻撃を掻い潜り、グリードを打ち負かして『お父様』の元へ連れ帰った。この時、グリードの部下を殺害しており、これが後にグリードが記憶を取り戻すきっかけとなる。

ラストを倒したマスタングに目をつけ、マスタングの部下を地方へ飛ばした。そしてマスタングの部下の一人であるリザ・ホークアイを自身のを自身の秘書に任命して人質とした。

フーとバッカニアの決死の一撃のよりダメージを受けるブラッドレイ

その後、マスタングの企みを嗅ぎつけ、東部視察へ赴く。しかし、マスタングと結託していたグラマン中将にそれを利用され、セントラルへ戻る列車を爆破される。列車ごと谷底へ落ちるが、瓦礫を踏んで陸へ戻る。そして歩いてセントラルへ戻り、最終決戦へと参加する。
ブリッグズ兵が固めていた正門へ正面突破する。そして、その先でグリード、リンの臣下であるフー、ブリッグズ兵のバッカニアと戦闘となる。三人を相手取って、それでもなお優勢にでる。叶わないと見たフーは腹部に巻きつけた爆弾によりブラッドレイと一緒に死のうとする。しかし、ブラッドレイは即座に導火線と共にフーの腹部を斬り裂く。そこで致命傷を受けていたバッカニアが、フーの身体ごとブラッドレイを貫く(フーの身体が障害となり、攻撃が見えなかった)。それにより重症を負い、場内の堀に落ちた。
その後、『お父様』の元へ向かっていたマスタングたちの元へ現れる。マスタングの焔を掻い潜り、手に剣を突き刺し動きを封じる。その隙にプライドが人体錬成を行い、マスタングを人柱にする。

スカーと相対したブラッドレイ

そして、『逆転の錬成陣』を実行しようとしていたスカーの元へと現れ、戦闘を行う。その時、「こうして死に直面するというのはいいものだな。「単純に死ぬまで戦い抜いてやろう」という気持ちしか湧いてこん。地位も、経歴も、出自も、人種も、性別も、名も、何も要らん。何にも縛られず、誰のためでもなくただ闘う。それが心地良い。ああ…やっと辿りついた…」と漏らしている。
そして、再構築の錬成を使うようになったスカー(錬金術は『理解』『分解』『再構築』が基本となる。スカーはそれまで『分解』の錬金術しか使っていなかった)に重症を負わせられるが、それでも止まらずスカーを圧倒し追い詰めた。しかし、太陽の光が目に入り、その一瞬の隙をスカーに突かれて決定的なダメージを負う。その際、ブラッドレイは折れた剣を口でキャッチし、スカーにも重症を負わせている。
倒れたブラッドレイの元に、フーの孫娘であるランファンがやって来て遺言がないか問う。愛する者はいなかったのか、妻に残す言葉はないのか、とまくしたてるランファンに「愛だの悲しみだのと、くだらぬ言葉を垂れ流すな小娘。舐めるなよ。アレ(妻)は私が選んだ女だ。私とアレの間に遺言などいらん」と言い切った。そして「用意されたレールの上の一生ではあったが、お前たち人間のおかげで、まあ…多少…やりごたえのあるいい人生だったよ…」と告げて命を落とした。

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歴史的傑作!『鋼の錬金術師』の名言・名セリフ/名シーン・名場面特集!

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禁忌を犯したエルリック兄弟が、失った肉体を取り戻すために大冒険を繰り広げる『鋼の錬金術師』。2001年から連載がスタートし、アニメ、ゲーム、映画と様々なメディアミックスを果たした世界的な人気作品である。 ここでは、そんな『鋼の錬金術師』の作中に登場する数々の名言、迷言、暴言を画像と共に紹介する。

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鋼の錬金術師オープニングテーマソングのご紹介。

鋼の錬金術師オープニングテーマソングのご紹介。

荒川弘先生の大人気作鋼の錬金術師。2017年に実写化が決まり、衰えない人気の高さを証明しています。物語の面白さと完成度の高さはもちろんなんですが、アニメのオープニングテーマソングとアニメの世界観のマッチングは素晴らしいものがあります。名だたるアーティストの楽曲が使われております。ここではテーマソングとそのアーティストをご紹介したいと思います。

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『鋼の錬金術師』にまつわる都市伝説まとめ!エドの名前の由来などを紹介【ハガレン】

『鋼の錬金術師』にまつわる都市伝説まとめ!エドの名前の由来などを紹介【ハガレン】

人気作『鋼の錬金術師』にまつわる都市伝説をまとめました。漫画連載中は妊娠中・出産後にも関わらず、一度も休載することが無かったという作者に関するエピソードや、エドの名前の由来や背が低い理由といった、登場人物・キャラクターに関する噂などを掲載。ハガレンファン必読の情報をたっぷり紹介していきます。

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『鋼の錬金術師』の壁紙用画像まとめ!エルリック兄弟の素敵なイラスト多数!【ハガレン】

『鋼の錬金術師』の壁紙用画像まとめ!エルリック兄弟の素敵なイラスト多数!【ハガレン】

『鋼の錬金術師』の壁紙用画像をまとめてみました。主人公のエドワード・エルリックと、弟のアルフォンス・エルリックのイラストがメインですが、ロイ・マスタングやエンヴィーのソロショットも揃えています。カッコいい場面・シーンはもちろん、可愛らしい日常風景などもあるのでぜひチェックしてみてください。

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『鋼の錬金術師』の魅力をまとめてみた!ファンタジー少年漫画の傑作!【ハガレン】

『鋼の錬金術師』の魅力をまとめてみた!ファンタジー少年漫画の傑作!【ハガレン】

ここでは荒川弘が手掛けたファンタジー少年漫画の傑作、『鋼の錬金術師』の魅力についてまとめた。錬金術をテーマに、賢者の石を追い求める兄弟の冒険を描いた物語。アニメ化をきっかけに大きなブームとなり、実写映画化や原作に準拠した2度目のアニメ化を果たした。

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「鋼の錬金術師」の版権イラストまとめ!アニメ雑誌に掲載された画像などを紹介!【ハガレン】

「鋼の錬金術師」の版権イラストまとめ!アニメ雑誌に掲載された画像などを紹介!【ハガレン】

『鋼の錬金術師』の版権イラストをまとめてみました。アニメ雑誌や映画のポスターなどで公開された画像を紹介しています。主人公のエドワード・エルリックはもちろん、弟のアルフォンスや、国家錬金術師のロイ・マスタングなどが描かれているものも多いです。

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