【女性向け】雨の日に観たい名作映画まとめ【雨に唄えば など】

映画と一言で言ってもそのテーマやジャンルはさまざまだ。派手な映像や目を引くアクションものもあれば、淡々と話が進む静かなものまで、ありとあらゆる作品であふれている。その中には何気ない日常の暮らしが描かれた作品もあり、何でもない日々に隠れた人々の心のあたたかさや、細やかな心理描写が鮮やかに映し出されている作品も多い。
この記事では雨の日のような静かで落ち着いた日に見てほしい、とくに女性が共感できそうな内容の映画をまとめた。

ひかりのまち

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『息子がいながら夜遊び好きのバツイチの姉と、夫が失踪してしまった妊婦の妹と共にロンドンに住む、伝言ダイヤルで恋人探しをするシングルのナディア。彼女たちはそれぞれ心を打ち明けあいながら、愛を求めて生きていく。
なに気ない日常のなかで、細々とした問題に悩み、寂しさを感じたりしながらも、都会で懸命に生きる女性たちの姿には、おおいに共感できる。マイケル・ウインターボトム監督は、平凡な日々、つまらない毎日でも、幸せな瞬間は誰にでも必ずやってくると、三姉妹を通して見る者を勇気づけてくれる。』

「ひかりのまち」予告編

シェルブールの雨傘

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『ミュージカル映画、悲恋映画の傑作として、いまなお映画史に燦然と輝き続ける不朽の名作「シェルブールの雨傘」。
フランス北西部の港町シェルブールで、ささやかだけれど美しい恋を育む自動車修理工の若者ギイと傘屋の少女ジュヌヴィエーヴ。恋に恋する年頃のジュヌヴィエーヴに未亡人の母夫人は心配顔。出かけるたびに嘘をつきながらもジュヌヴィエーヴはギイと出会う時間が嬉しかった。だがある日、アルジェリア戦争の徴集礼状がギィに届き、二人は離れ離れとなってしまい―。』

Les demoiselles de Rochefort -C.Deneuve-

トニー滝谷

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『村上春樹原作の同名短編を、市川準監督が映画化。ジャズ・ミュージシャンの息子として生まれ、「トニー」という名を付けられた主人公がイラストレーターとなり、仕事先の編集部員、英子と結ばれる。幸せな結婚生活で唯一の問題は、英子が次々と新しい洋服を買うという依存症だった…。イッセー尾形がトニーを淡々と演じ、英子役の宮沢りえも、言いようのない焦燥感を絶妙に表現する(彼女は妻の“身代わり”となる女性と2役を好演)。
ゆっくりと左方向へ動いていくパン(水平移動のカメラワーク)が心地よい。』

トニー滝谷

雨に唄えば

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『恋する男が降りしきる雨のなかを歌って踊るシーンが有名なこの映画だが、もっと印象的なのは主人公が美脚の持ち主シド・チャリシーと繰り広げる息を呑むようなダンスメドレーの連続シーンで、広大なスタジオ狭しと繰り広げられる歌とソロと群舞、照明と場面転換の見事さは、ドナルド・オコーナーのダンスの切れ味と相俟ってこのミュージカル映画に不朽の生命力を吹きこんでいる。』

I'm Singing in the rain, Gene Kelly

君とボクの虹色の世界

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『高齢者タクシーの運転手をしながら、アーティストを夢見るクリスティーヌ。彼女はショッピングモールで、離婚したばかりのリチャードと出会い、恋に落ちてしまう。しかし、彼はまだ新しい恋へと踏み出す勇気を持てずにいた。それぞれの想いが交差した時、彼らが見つけたものは…。愛に不器用な人々の日常を、心地よいテンポと愛ある眼差しで綴ったミランダ・ジュライ初監督作品。』

おばあちゃんの家

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『ゆったりとした田舎の時間、みんなが家族と言わんばかりの親切な田舎の人々、そして語らなくても十分に伝わるおばあちゃんの深い愛情が、心にジンワリ染みわたる。おばちゃんを演じたキム・ウルブンはじめ、サンウ以外のキャストはほとんど素人。役作りなしの自然なたたずまいが、この映画を成功に導いたといっても過言ではない。』

「おばあちゃんの家」予告編

街のあかり

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『フィンランドの名匠アキ・カウリスマキ監督作。本作のテーマは“孤独”。ひとりぼっちで生きる彼に起こる不幸はとても辛いものだけれど、彼は気づかないのだ、幸せの芽がすぐ側にあることを。切ない出来事のあとにジンワリ心に広がる希望、やはり“人生、捨てたもんじゃない”と思わせてくれる、やさしさで包み込むような物語が心地よい。』

Lights In The Dusk trailer

オアシス

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『『ペパーミント・キャンディー』のソル・ギョングとムン・ソリ主演によるラブロマンス。前科3犯の男・ジョンドゥと、脳内麻痺の女性・コンジュのふたりが、社会から疎外されながらも、ひたすらに“ふたりだけの世界”を築き上げていく。 』

blue

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『魚喃キリコの同名コミックを原作に思春期の少女たちのせつない想いを描く青春映画。市川実日子は本作で第24回モスクワ国際映画祭最優秀女優賞を受賞しているが、これには共演の小西真奈美の功績も大きく、両者の等身大のリアルな演技と、ふたりをクールに見据えるキャメラ・アイの確かさに、次第に呑み込まれていくこと必至である。劇中幾度か登場する海の風景も実に印象的だ。タイトルの“blue”の意味も、映画の最後で理解でき、深い感銘を観る者に与えてくれる趣向になっている。』

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