銀魂2 掟は破るためにこそある(実写映画)のネタバレ解説・考察まとめ
「銀魂2 掟は破るためにこそある」とは、2018年8月に公開された、空知英秋原作の漫画「銀魂」を実写化した日本映画です。2017年公開「銀魂」の続編で、前作に続き監督は福田雄一、主演は小栗旬が務めています。前作とほぼ同じメインキャストで臨んだ本作は、原作で人気の長編「真選組動乱編」と、ギャグ色の強い「将軍接待編」をドッキングさせた内容。「真選組動乱篇」は真選組の参謀伊東鴨太郎の謀反を中心にした物語、「将軍接待編」は、万事屋がバイトするキャバクラに徳川茂茂がやってきて起きる騒動を描いたものです。
沖田総悟(おきたそうご / 演:吉沢亮)
真選組一番隊隊長。剣の腕は真選組随一、その上甘く爽やかなルックスと弱点がなさそうですが、実は超ドS。常に土方から副長の座を奪おうとちょっかいを出しています。本作ではひょうひょうとしたその見かけの下にある、狂気のような熱さが一気にほとばしる場面があって、原作ファンならずとも要注目です。
伊東鴨太郎(いとうかもたろう / 演:三浦春馬)
真選組の参謀。隊に入ってから日が浅いが、局長の近藤から能力を高く買われてスピード出世しました。剣は北斗一刀流免許皆伝の腕前、頭も切れるインテリです。作品後半で彼の幼少期が描かれますが、双子の兄に両親の愛情を奪われて次第に性格が歪んでいく過程がよくわかる内容になっています。土方とはまた違った鋭さを持つキャラクターです。
河上万斉(かわかみばんさい / 演:窪田正孝)
人斬り万斉の異名をとる男。高杉晋助が率いる鬼兵隊では高杉の右腕的存在。背中に背負っている三味線は武器にもなる。ヘッドフォンとサングラスがトレードマーク。原作では攘夷戦争が終わった後に知り合った高杉から、鬼兵隊に入らないかと直接誘われたことが描写されていました。表の顔は、江戸のアイドル歌手のプロデューサー「つんぽ」。
高杉晋助(たかすぎしんすけ / 演:堂本剛)
攘夷戦争時代、銀時とはともに戦った同志でしたが、現在は「すべてを壊すだけ」のため鬼兵隊を結成。カリスマ性のある人物で、多くの侍たちが彼のもとに集結してきます。桂小太郎、銀時とは師である吉田松陽が開いていた村塾でともに学んでいた幼馴染。彼らの結びつきはとても固いものでしたが、攘夷戦争後はそれぞれ別々の道を歩むことになりました。
山崎退(やまざきさがる / 演:戸塚純貴)
真選組で観察方を務める隊士。何にでも溶け込む圧倒的な地味さとバドミントン好きなのが特徴。モデルは新撰組観察方、山崎丞(すすむ)。バドミントンが好きで、片手にミントンラケットを持っていることが多い。本作で彼の葬式場面が出てきますが、そこにはラケットを持った彼の姿の写真が飾られていました。
キャバクラ「すまいる」の店長(演:佐藤二朗)
志村新八の姉、お妙が働くキャバクラ「すまいる」の店長。周囲の人たちを困惑させるような癖のあるしゃべりとリアクションが特徴。店のキャバ嬢たちが風邪でほとんど休んでしまったので、お妙を通じて銀時たち万事屋の3人を呼び寄せました。やってきた客のひとりが将軍徳川茂茂だと知って卒倒します。
篠原進之進(しのはらしんのしん / 演:柾木玲弥)
伊東鴨太郎の腹心の部下。彼についての細かい情報はありませんが、副長の土方とはまたタイプの異なる頭脳明晰な伊東に心酔し、彼に付き従おうと決めた隊士のように描かれています。
平賀源外(ひらがげんない / 演:ムロツヨシ)
江戸随一の発明家。「源外庵」という工房を営んでいます。そこで数々のロボットや発明品を生み出してきた彼は、万事屋とのつながりが深く、問題解決の糸口を見つけ出すこともしばしばありました。本作では、他の有名アニメ作品の有名キャラを連想させる発明品を登場させ、それを動かして銀時らのピンチを救う役割を果たしていました。
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目次 - Contents
- 「銀魂2掟は破るためにこそある」の概要
- 「銀魂2 掟は破るためにこそある」のあらすじ・ストーリー
- 土方に起きた異変
- 伊東の策略
- 列車・江戸城での戦い
- その後
- 「銀魂2 掟は破るためにこそある」の主な登場人物・キャラクター
- 坂田銀時(さかたぎんとき / 演:小栗旬)
- 志村新八(しむらしんぱち / 演:菅田将暉)
- 神楽(かぐら / 演:橋本環奈)
- 桂小太郎(かつらこたろう / 演:岡田将生)
- エリザベス
- お登勢(おとせ / 演:キムラ緑子)
- 志村妙(しむらたえ / 演:長澤まさみ)
- 猿飛あやめ(さるとびあやめ / 演:夏菜)
- 徳川茂茂(とくがわしげしげ / 演:勝地涼)
- 松平片栗虎(まつだいらかたくりこ / 演:堤真一)
- 近藤勲(こんどういさお / 演:中村勘九郎)
- 土方十四郎(ひじかたとうしろう / 演:柳楽優弥)
- 沖田総悟(おきたそうご / 演:吉沢亮)
- 伊東鴨太郎(いとうかもたろう / 演:三浦春馬)
- 河上万斉(かわかみばんさい / 演:窪田正孝)
- 高杉晋助(たかすぎしんすけ / 演:堂本剛)
- 山崎退(やまざきさがる / 演:戸塚純貴)
- キャバクラ「すまいる」の店長(演:佐藤二朗)
- 篠原進之進(しのはらしんのしん / 演:柾木玲弥)
- 平賀源外(ひらがげんない / 演:ムロツヨシ)
- 「銀魂2 掟は破るためにこそある」の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 将軍が登場するギャグ回と、シリアス長編な「動乱編」の奇跡的なドッキング
- 銀時VS万斉、土方VS伊東。激しいアクションシーンに注目。
- 真選組の隊服姿になった万事屋の3人
- 鬼の副長からヘタレオタクのトッシーへ。衝撃的な変貌ぶりが爆笑もの。
- 局長近藤の人間的な深みが印象的
- 沖田の「死んじまいなぁ」
- 伊東鴨太郎という人物の描き方
- 危ないパロディネタがあちこちにちりばめられている。
- 「銀魂2 掟は破るためにこそある」の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 桂とエリザベスの爆笑シーン
- 「未公開シーン」で撮影されていた、将軍の衝撃的な姿
- 筋骨隆々の銀時とガリガリの新八
- トッシーを楽しみながら演じた柳楽優弥
- ここまでやるか、と監督も感心した神楽役橋本環奈のはじけっぷり
- 沖田総悟役吉沢亮のヘン顔
- まったく原作を反映していない佐藤二朗の演技
- 三重苦に苦しめられながらも素晴らしいアクションを披露した万斉役窪田正孝
- 「銀魂2 掟は破るためにこそある」の主題歌・挿入歌
- 挿入歌:ラブパンク(桑原苑美、KOCHO、maimie)『高い下駄を置いてゆけ』
- 挿入歌:小栗旬『I Love Slow Life』
- ED(エンディング):back number『大不正解』