銀魂2 掟は破るためにこそある(実写映画)のネタバレ解説・考察まとめ
「銀魂2 掟は破るためにこそある」とは、2018年8月に公開された、空知英秋原作の漫画「銀魂」を実写化した日本映画です。2017年公開「銀魂」の続編で、前作に続き監督は福田雄一、主演は小栗旬が務めています。前作とほぼ同じメインキャストで臨んだ本作は、原作で人気の長編「真選組動乱編」と、ギャグ色の強い「将軍接待編」をドッキングさせた内容。「真選組動乱篇」は真選組の参謀伊東鴨太郎の謀反を中心にした物語、「将軍接待編」は、万事屋がバイトするキャバクラに徳川茂茂がやってきて起きる騒動を描いたものです。
エリザベス
桂と常に行動をともにしている謎の宇宙生物。黄色いくちばしを持つペンギンのような見かけをしています。見た目よりも賢く、桂の頼りになる相棒ですが、口がきけないのでプラカードで会話をします。彼の来歴については本作で触れられていませんが、桂や銀時が攘夷志士だった頃の仲間(坂本辰馬)が、桂に預けていったという経緯が原作では語られています。
お登勢(おとせ / 演:キムラ緑子)
万事屋の大家。姉御肌でさっぱりとした性格をしており、近隣の人たちから慕われています。銀時からの家賃が滞りがちなので、しょっちゅう催促に現れます。年齢は推定60歳前後。万事屋のある建物の一階でスナック「お登勢」を営業しています。原作では、攘夷戦争後に行き倒れ同然になっていた銀時を助けた恩人として紹介されています。
志村妙(しむらたえ / 演:長澤まさみ)
新八の姉。みかけは楚々たる美人ですが、切れると大変怖い女性。料理が超絶的に苦手。父親が残した剣術道場再興の資金を貯めるため、キャバクラで働いています。真選組局長の近藤勲から一方的な愛情を寄せられており、そのストーカー行為には毎回断固たる鉄拳制裁で応じます。近藤にはそんな対応をする彼女も、銀時から「ブラコン」と言われるほど弟の新八のことは可愛がっています。
猿飛あやめ(さるとびあやめ / 演:夏菜)
幕府の元御庭番衆のひとりで、凄腕のくノ一。ただし、銀時の前ではただの「雌豚」になってしまう。銀時を常にストーカーしているドMな彼女の通称は「さっちゃん」。御庭番衆をリストラされてからは、様々な仕事をしてきましたが、そのいずれでも銀時が絡むものになると、恋心が先に立ってしまい仕事は二の次になってしまいます。
徳川茂茂(とくがわしげしげ / 演:勝地涼)
江戸幕府の若き征夷大将軍。民の暮らしがどういうものか自らの目で確かめたいと、お忍びでよく江戸の町に現れます。いかなる時も物静かで威厳ある態度を崩しません。本作ではギャグ的な側面の描写が多いのですが、原作では本来の「将軍」としての堂々とした振る舞いで周囲を圧倒するシーンも描かれており、江戸の人たちから愛される存在です。
松平片栗虎(まつだいらかたくりこ / 演:堤真一)
警察庁長官。異常なキャバクラ好きで、将軍徳川茂茂をよく伴って江戸の町に繰り出しています。原作では女好き、遊び好きな面だけでなく、物事の裏の裏まで見通して作戦を練る、そんな策士的な面の描写もされています。また一人娘の栗子には超甘々なお父さんという意外な一面も持っています。
近藤勲(こんどういさお / 演:中村勘九郎)
真選組局長。情に厚く、部下たちから慕われる器の広い男ですが、志村妙に一方的な好意を寄せていて、重度のストーカーと化しています。本作では、近藤のギャグ的な側面よりも、人間としての器の大きさ、純粋さに焦点が当てられており、局長としての威厳を感じさせる存在となっています。
土方十四郎(ひじかたとうしろう / 演:柳楽優弥)
真選組副長。ニヒルでクール。真選組随一のモテ男と呼ばれることもあります。「鬼の副長」と呼ばれ周囲から恐れられる存在ですが、度を越したマヨネーズ好きなのが玉に傷。本作では、その「鬼」が、へたれたオタクになってしまいます。彼の変貌ぶりは本作での見どころのひとつと言えるでしょう。
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目次 - Contents
- 「銀魂2掟は破るためにこそある」の概要
- 「銀魂2 掟は破るためにこそある」のあらすじ・ストーリー
- 土方に起きた異変
- 伊東の策略
- 列車・江戸城での戦い
- その後
- 「銀魂2 掟は破るためにこそある」の主な登場人物・キャラクター
- 坂田銀時(さかたぎんとき / 演:小栗旬)
- 志村新八(しむらしんぱち / 演:菅田将暉)
- 神楽(かぐら / 演:橋本環奈)
- 桂小太郎(かつらこたろう / 演:岡田将生)
- エリザベス
- お登勢(おとせ / 演:キムラ緑子)
- 志村妙(しむらたえ / 演:長澤まさみ)
- 猿飛あやめ(さるとびあやめ / 演:夏菜)
- 徳川茂茂(とくがわしげしげ / 演:勝地涼)
- 松平片栗虎(まつだいらかたくりこ / 演:堤真一)
- 近藤勲(こんどういさお / 演:中村勘九郎)
- 土方十四郎(ひじかたとうしろう / 演:柳楽優弥)
- 沖田総悟(おきたそうご / 演:吉沢亮)
- 伊東鴨太郎(いとうかもたろう / 演:三浦春馬)
- 河上万斉(かわかみばんさい / 演:窪田正孝)
- 高杉晋助(たかすぎしんすけ / 演:堂本剛)
- 山崎退(やまざきさがる / 演:戸塚純貴)
- キャバクラ「すまいる」の店長(演:佐藤二朗)
- 篠原進之進(しのはらしんのしん / 演:柾木玲弥)
- 平賀源外(ひらがげんない / 演:ムロツヨシ)
- 「銀魂2 掟は破るためにこそある」の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 将軍が登場するギャグ回と、シリアス長編な「動乱編」の奇跡的なドッキング
- 銀時VS万斉、土方VS伊東。激しいアクションシーンに注目。
- 真選組の隊服姿になった万事屋の3人
- 鬼の副長からヘタレオタクのトッシーへ。衝撃的な変貌ぶりが爆笑もの。
- 局長近藤の人間的な深みが印象的
- 沖田の「死んじまいなぁ」
- 伊東鴨太郎という人物の描き方
- 危ないパロディネタがあちこちにちりばめられている。
- 「銀魂2 掟は破るためにこそある」の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 桂とエリザベスの爆笑シーン
- 「未公開シーン」で撮影されていた、将軍の衝撃的な姿
- 筋骨隆々の銀時とガリガリの新八
- トッシーを楽しみながら演じた柳楽優弥
- ここまでやるか、と監督も感心した神楽役橋本環奈のはじけっぷり
- 沖田総悟役吉沢亮のヘン顔
- まったく原作を反映していない佐藤二朗の演技
- 三重苦に苦しめられながらも素晴らしいアクションを披露した万斉役窪田正孝
- 「銀魂2 掟は破るためにこそある」の主題歌・挿入歌
- 挿入歌:ラブパンク(桑原苑美、KOCHO、maimie)『高い下駄を置いてゆけ』
- 挿入歌:小栗旬『I Love Slow Life』
- ED(エンディング):back number『大不正解』