劇場版 銀魂 新訳紅桜篇とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『劇場版 銀魂 新訳紅桜篇』とは2010年に公開された空知英秋による漫画『銀魂』を原作とした初の映画化作品。人気の高いエピソードである紅桜篇を新たな解釈で再構成した内容で、興行収入10億円台突破した。ある日、エリザベスが万事屋を訪ね、桂が行方不明であるため探してほしいと依頼を持ち込む。一方で銀時は村田兄弟から、盗まれた妖刀紅桜を取り返してほしいとの依頼を受ける。別々の依頼を受けた万事屋であったが、その2つの依頼を突き詰めていくと銀時と桂の盟友であった高杉率いる鬼兵隊にたどり着く。

『劇場版 銀魂 新訳紅桜篇』の概要

『劇場版 銀魂 新訳紅桜篇』とは2010年4月24日より全国にて公開された空知英秋による漫画『銀魂』を原作とした銀魂初の映画化作品。
人気の高いエピソードである紅桜篇を新たな解釈で再構成した内容で、興行収入10億円台突破した。公開初日、全国劇場ほぼ全回満席という大盛況となり、初日2日間で観客動員数は16万人となり、映画観客動員ランキングで初登場4位となった。さらに、毎年7月に韓国の富川市で開催される映画祭であるプチョン国際ファンタスティック映画祭で観客賞受賞。
主題歌はアニメ紅桜篇でも主題歌を歌ったDOESが担当をした。
原作やアニメでは登場しなかった真選組や神威、阿伏兎も登場し、銀時、高杉、桂の過去の部分がより詳細に描かれていることが原作やアニメとの大きな違いである。また、劇場版のメインビジュアルおよびポスターには本編に登場していないキャラクターも描かれており、公開前のCMでは本編に登場しない一部のキャラクターがストーリーの本筋に関わる事を予感させるいわゆる予告詐欺的なつくりとなっている。テレビアニメからの映像も使われているが、背景画を新たに書き下ろしていたり、人物の色がより鮮明に色彩し直されたりとアニメ版から大幅に手を加えられている。さらに、冒頭の以蔵による桂襲撃シーンなどの約半分が新作カットが使われている。
ある日、エリザベスが万事屋を訪ね、桂が行方不明であるため探してほしいと依頼を持ち込む。血に染まった桂の私物を見つけたエリザベスは、最近噂となっている辻斬りにやられてしまったのではないかと不安に襲われていた。一方で銀時は刀鍛冶屋である村田兄弟から、盗まれた妖刀紅桜を取り返してほしいとの依頼を受ける。紅桜が妖刀といわれる所以は、関わったものすべてに災いともたらすから。そのため、紅桜が再び災いを起こす前に取り戻してほしいという話を受けた銀時。この依頼を受けた銀時は依頼主の態度に少し違和感を覚えたものの紅桜を探し始める。別々の依頼を受けた万事屋であったが、その2つの依頼を突き詰めていくと銀時と桂の盟友であった高杉率いる鬼兵隊にたどり着くこととなる。

『劇場版 銀魂 新訳紅桜篇』のあらすじ・ストーリー

辻斬りが横行するかぶき町

桜の木、のどかな田舎の風景。松下村塾で吉田松陽の授業を受けている子供時代の坂田銀時、桂小太郎、高杉晋助のシーンが描かれる。

現代に戻り、夜一人橋を渡っている攘夷志士(じょういしし)の桂に、人斬りである岡田以蔵が声をかける。桂は「辻斬りが流行っていると聞いていたが、かみつく相手は選んだ方がいい」と答える。すると、以蔵は「刀が桂のような強者の血を望んでいる」と言って刀を桂に見せる。その刀を見た桂は刀が赤く光っていることに一瞬驚くが、以蔵の殺気を感じ戦闘態勢に入る。しかし、桂の腕をもってしても以蔵の攻撃を避けることができず、桂は斬られ血を吹き出して倒れてしまう。

一方、真選組(しんせんぐみ)では過激派攘夷志士の高杉晋助が鬼兵隊(きへいたい)を復活させたということを副長である土方十四郎が局長近藤勲に伝える。しかし、近藤はさらしだけ巻いて下は丸裸で素振りをしており、その様子を土方が突っ込む。また、勤務中であるにも関わらず一番隊隊長沖田総悟が昼寝をしているため、土方がそのことを注意すると、沖田は土方に向けてバズーカ砲を発射する。沖田から反撃を受けさらにキレた土方はそのまま喧嘩をしそうになるが、監察の山崎退が昨晩辻斬りがまた出たと報告をしたため中断となってしまう。

昨晩の辻斬りの現場にいた桂のペットであるエリザベスは、布がかけられている遺体を見てその場から走り去った。

そのままエリザベスは万事屋(よろずや)を訪れる。銀時、神楽、志村新八の万事屋3人はエリザベスが訊ねて来て何も話さないことに息苦しさを感じ始めた。お茶を出してもコーヒーを出しても無反応なため、困り果てていた銀時たちであったが、その時電話が鳴り、銀時は仕事が入ったと行って逃げ出してしまう。銀時の態度を見て新八と神楽は苛立ち、銀時のいちご牛乳をエリザベスに出す。すると、エリザベスは以前桂と食事をした際に桂から「武士たるもの質素な食生活を心がけなければならない。例えば、いちご牛乳など軟弱なものを飲んではいけない」と言われたことを思い出し泣き出してしまう。

一方、依頼を受けた銀時は依頼主である村田鉄矢と鉄子という2人の兄弟が営む鍛冶屋を訪れた。鉄也は声が大きく、銀時の話を一切聞かずに一方的に話をすすめるが、依頼内容としては名刀である紅桜が盗まれたから探してほしいというものであった。紅桜は妖刀であり、関わった人に不幸をもたらすため早く見つけて欲しいというものであった。この話を聞いて、「もし依頼を受けた自分へ不幸は降りかからないのか」と鉄矢に訊ねる銀時であったが、鉄矢には一切聞こえていない様子。妹の鉄子から兄は耳が悪いから話す時は耳元で声を張らないといけないとアドバイスをされ、耳元で叫ぶ銀時であったが、逆に「うるさい」と鉄矢に殴られてしまう。

桂が辻斬りにあったと考えたエリザベスは新八と神楽を昨晩の辻斬り現場である橋へ連れてきた。そして、橋の上で見つけた血の着いた桂の所持品エリザベスは2人に見せる。そして、エリザベスは涙を浮かべて「もうダメかも」と書いた看板を掲げると、熱くなった新八がエリザベスに殴りかかり「お前が信じなくてどうするんだ」と言ってエリザベスの胸倉をつかむ。殴られたエリザベスの口が開き、2つの黄色に光る目が現れ「痛―な、ミンチにすんぞ」としゃべる。その声を唯一聞いた新八は、土下座してエリザベスに謝る。神楽はペットである犬の定春に桂の所持品を嗅がせ、桂のことについて調べると言ってその場を後にした。

その頃、銀時はリサイクルショップをまわって紅桜について調べていた。店を出ると、銀時は沖田と出会う。そこで、沖田は辻斬りの現場を目撃していた人物から得た、辻斬りが使っている刀はまるで生き物のようであったという情報を銀時に伝える。

夜になり、新八とエリザベスは辻斬りが出ると噂されている場所で桂を見つけるため張り込みをしている。そこへ、新八たちの様子を不信に思った岡っ引きが声をかけてくる。すると、岡っ引きは急に何者かによって切られてしまう。「こんな場所にいると辻斬りにあって危ないよ」と言いながら噂の辻斬りが現れる。そのまま、新八とエリザベスに斬りかかろうとしたところ、銀時が現れ刀を愛用の木刀で受け、「紅桜を追っていたらここに来た」と言いながら、辻斬りがかぶっている笠を落とす。以蔵の姿を確認した銀時は、桂のことと以蔵が所持している赤く光る異様な刀のことを訊ねる。すると、以蔵は昨晩桂を襲撃した際に切った桂の髪の毛を銀時に見せる。その髪の毛を見て逆上する銀時は「お前ごときにヅラ(桂)はやられない」と言って、以蔵に斬りかかる。以蔵は確かに自分の実力だけだと桂をやることはできないが、紅桜に体を貸しているから桂を殺すことができたと言いながら刀と自分がつながっている部分を見せる。

妖刀紅桜

一方、桂のことを探っていた神楽は夜になっても手掛かりがないため、あきらめて帰ろうとしていた。しかし、定春が海に向かって座りこんでしまう。定春が見ている先には、大きな船があった。神楽が「あそこにヅラがいるのか?」と定春に訊ねると、「ワン」と答える定春。そして、近くから浪人達の声が聞こえ、岡田似蔵の様子を話し始めた。浪人達は、人斬りをまたはじめ、この前はあの桂を斬ったとふれまわっていたと話しており、その話を聞いた神楽は船までの地図を書いて定春に持たせ、銀時に届けるようお願いをする。そして、神楽は一人で船に乗り込むのであった。

似蔵と戦っている銀時は、紅桜がどんどん形を変えるため、「紅桜は刀じゃなく化け物じゃねぇか」と叫ぶ。そして、一瞬の隙をつかれ、以蔵に腹を刺されてしまう銀時。その様子を見ていた新八は「銀さん」と大声で叫ぶ。銀時は紅桜に刺されたままとどめを刺されそうになるところ、新八が以蔵の右腕を切り落として銀時を助ける。すると、岡っ引きが騒ぎを聞きつけ現れたため、以蔵は逃げだす。以蔵が逃げたあと、「やればできると思ってたよ」と新八を褒め、銀時は気を失ってしまう。

船に忍び込んだ神楽は月を見ながら煙管を吸っている高杉を見つけ、後ろに回り込み銃で脅して船内を案内するよう命令をする。しかし、高杉は神楽の脅しに動ずることもなく、不気味な笑みを浮かべながら振り返って神楽の顔を見る。神楽は高杉の顔を見てすぐに、ただものじゃないと感じ取り後ずさる。すると、神楽に向かって何者かが銃を撃ってきた。

神楽は弾を避けつつ応戦をする。神楽に向けて銃を撃ってきた人物は、鬼兵隊で早打ちが得意と言う来島また子であった。激しい撃ち合いの末、お互い銃を向けて止まる神楽とまた子。神楽はまた子の隙を見て、また子を蹴り飛ばし船の奥に進もうとするが、また子に肩と足を撃たれ倒れてしまう。それでもその先へ進もうとする神楽であったが、船の奥にある何かをみて立ち止まる。「何だここ」とつぶやくと後ろからまた子に銃を突きつけられ、「そいつを見ちゃもう生かして帰せないな」と言われ、その後銃声が鳴り響く。神楽が見たのは紅桜が大量に保管されている倉庫であった。

万事屋で目を覚ます銀時。銀時のそばでは、新八の姉である妙がうたた寝していた。銀時が目覚めたことに気が付いた妙は、「私のことわかります?」と訊ねる。すると、銀時は「胸がまな板みたいな女」と答え、志村妙にパンチを食らってしまう。更に薙刀をもっているのを見て、看病する人がなぜ薙刀を持っているのかと聞くと、新八に絶対動かないようにみておけと頼まれたことを笑顔で話す妙。そして、銀時が少しでも動こうとすると薙刀を銀時の前に突き刺し、脅しながら「傷口が開くから動くなって言ってんだろう」と人格が豹変する妙。トイレに行きたいと銀時が言っても、「ここでしてください」と妙は空のペットボトルを銀時に渡してくるため、銀時は布団から一切動けない環境になってしまう。その時、鉄子が万事屋を訪ねて来た。妙は鉄子を追い返そうとするが、銀時は妙を制止して「来る頃だと思っていたよ」と言って万事屋へ招き入れる。鉄子は紅桜のことについて話し始めた。「紅桜とは、父親の打った紅桜を元に鉄矢が作った対戦艦用からくり機動兵器で電魂と呼ばれる人工知能を有している。そして、使用者に寄生し戦闘内容を記憶していくまさに生きた刀だ」と話す鉄子。「鉄矢はその刀を使って高杉と手を組み江戸を潰そうと考えている、だから鉄矢のことを止めて欲しい」と鉄子はお願いをする。しかし、紅桜のことを知っていながら自分のことを騙していたとわかった銀時は、今更そんなことを話に来るなんて面の皮がジャンプより厚いと鉄子をなじる。鉄子は父親からどんなに精魂込めて刀を作っても所詮人斬り包丁だと言われて育ったが、兄が一生懸命作った刀が人斬りに使われるなんてことがやっぱり許せないと言って泣き出してしまう。そして、治療費と言ってお金を銀時に差し出す。しかし銀時は、鉄子から差し出されたお金を返し、仲間もやられて居場所もわからず、自分もボロボロでもう頭がぐちゃぐちゃだから関わりたくないと追い返す。

一方、新八は定春から神楽が書いた地図を受け取っており、地図を元に船の近くの樽の中から様子をうかがっていた。怖そうな浪人がうようよしているため新八は樽から出るタイミングをうかがっていると、エリザベスが桂のような格好をして歩いているのを発見する。不審者すぎるエリザベスに対し心で突っ込みを入れる新八であったがはエリザベスが、口から大砲を出して船に向かってぶっぱなしエリザベスが浪人の注目を引き付ける。そして、新八に刀を渡して「先に行け」という看板を見せつける。新八は「エリザベス先輩」と泣き叫びながら船に向かって走っていく。

似蔵は紅桜の侵食がだいぶ進んでおり、苦しんでいる。以蔵が単独で桂と銀時を倒したことに対し、「やりすぎだ」と文句を言ってきたたまた子を締め上げる。自分はただ高杉の横にいたいだけなのに、過去の英雄は邪魔でしかないと銀時達の排除に燃えている様子の以蔵。

以蔵から解放され、似蔵に締め上げられた首をなでながらまた子は神楽が捕まっている部屋を訪れた。神楽は、また子に撃たれたうえに手を縛られているにも関わらず、神楽を抑えようとした浪人達がぼこぼこにされてしまっている。監視している武市変平太に対し「ロリコンも大概にするっス」と文句を言うまた子であったが、武市は一夜にして撃たれた傷が塞がっている神楽をみて夜兎の一族と特徴が似ているため貴重な人物だと話す。しかし、また子は神楽に対し興味がないようで高杉を狙った殺し屋だと決めつけ神楽を締め上げようとするが、神楽に顔に痰を吐きかけられ逆上し、本気で殺そうとする。武市は「この子あと2、3年経ったら凄いことになるから」と言っていて、また子を止めるが、また子は「やっぱりロリコンか」と叫んで暴れる。神楽とまた子は口いっぱいに痰を溜めてお互いに向けて吐き出そうとしたそのとき、急に船が爆破される音を聞いて驚く神楽とまた子と武市。

鉄子の依頼を受ける銀時

鉄子を追い返した銀時のことを褒める妙。しつこいくらいに褒める妙に対しイライラした銀時は、「どこにも行かないからジャンプ買ってこい」と妙を万事屋から追い出す。
妙が出ていく音を聞き、立ち上がる銀時は「いい年してやんちゃなんてしたくないけど」といいながら玄関に向かうと、銀時の着物一式と妙の手紙が置かれていた。手紙には「私のお気に入りの傘あとでちゃんと返しに来てくださいね」と書かれており、その手紙を見て頭をかく銀時。そして舌打ちをし、「可愛くねー女」とつぶやいて傘を差しながら万事屋を後にする。妙は出かける銀時を眺めながら「バカな男(ひと)」とつぶやく。

鉄子は万事屋から帰り途中、銀時に返された封筒を見ると中から待ち合わせ場所が書かれた手紙を見つける。

神楽たちが聞いた爆発の原因は桂の仲間の攘夷志士たちが撃った大砲によるもので、彼らが乗った船が高杉の船に接近してくる。武市とまた子は桂の一団は神楽を助けにきたものと考え、神楽を船の先にくくりつけ、これで大砲を打つことができないと考える。しかし、神楽を見ても大砲を撃ってくる攘夷志士たち。神楽は「何も関係もないのにバカじゃないの」とまた子をばかにするが、一発の大砲が神楽めがけて飛んできた。神楽は弾があたる間一髪のところで乗り込んできた新八に助けられた。これで一安心と思っていたが、大量の砲弾を浴びた船は沈みかけてしまう。しかし、小型の飛行機に乗った以蔵が、完全に紅桜と同化した右手を使って攘夷志士が乗る船を真っ二つにしたところで形勢は逆転する。その様子を高杉の船から鉄也は満足そうに見ていた。

神楽を抱えて走っていた新八であったが、激しい砲弾を浴びていたため、足を踏み外し船から落ちそうになってしまう。神楽を片腕で支えている新八は絶体絶命となってしまう。すると、体が引き上げられ後ろを見るとエリザベスが現れた。エリザベスを見てほっとした新八であったが、後ろから現れた高杉がエリザベスを真っ二つにする。「エリザベス」と叫ぶ新八。「いつからここは仮想パーティ会場になったんだ。ガキが来ていいところじゃない」と高杉が言うと、「ガキじゃない桂だ」エリザベスの中から声が聞こえ、桂が現れ高杉に斬りかかる。

銀時は鉄子のスクーターに2ケツして、高杉の船に向かっている。鉄子は銀時に自分でうった刀を「木刀では紅桜と戦えないから」と言って渡す。刀を受け取って銀時は船に乗り込む。

桂は高杉に「お前のやろうとしていることを見過ごすことはできない。貴様の野望、海に消えてもらおう」と言って、大量の紅桜が保管してある倉庫を爆破する。高杉は爆発に乗じて桂の前から逃げるが、それを止めようとする桂の前にたくさんの浪人が立ちふさがった。桂は浪人を斬りかかろうと戦闘態勢に入るも、新八と神楽にボコボコにされる。桂がいなくなったと心配していたのに、エリザベスの中にいたと知って怒った神楽と新八であったが、桂は自分自身が標的だと思っていたから周りに迷惑をかけないよう単独で行動していたと話す。桂たちがもめているところへ、エリザベスを先頭にした攘夷志士の船がやってきて、加勢する。そして、この場所は自分たちが請け負うから高杉のもとへ行くよう桂を促すエリザベス。高杉を追いかける桂であったが、桂の行く手を武市とまた子が阻んでくる。すると神楽と新八が桂の前に出て、各々欲しいものを桂に頼み、桂を高杉のもとへ向かわせようとする。しかし、桂は「お前たちに何かあったら銀時に合わせる顔がない」と言って2人を返そうとするが、「その変な髪型見て笑ってもらえ」と神楽が言い、また子と戦いを始める。武市とまた子は新八と神楽の行動原理がわからず「お前達は何者だ」と訊ねると、「宇宙一バカな侍だコノヤロー」と答える。

紅桜との戦い

鉄矢と似蔵の元へ笑顔で手を振りながらやってくる銀時。似蔵は殺したと思っていた銀時がまた目の前に現れたことで、銀時のことを目障りだと怒りをあらわにする。しかし、紅桜と融合が完璧ではないため具合の悪そうな以蔵。「腹でもくだしてんのか」と挑発する銀時であったが、以蔵は「腹壊してんのはお前さんだろう」と言って以前紅桜で刺した傷を手でえぐる。

一方、桂は高杉の元へたどり着く。銀時が紅桜と戦っているのを見て、「もうすでに人の動きではないな。体が紅桜の動きについていけず悲鳴をあげている、こうなることはわかっていただろう」と高杉のことを桂は責める。鉄矢は銀時が紅桜と互角以上にやり合っているのを見て、銀時の実力に驚いている。

銀時は紅桜と互角以上にやりあっていたが、戦闘の途中で以蔵と紅桜の融合が完成し、形成は逆転する。紅桜に吹っ飛ばされて銀時は、神楽とまた子たちが戦っている場所に落ちてくる。以蔵はすでに自我はなく、完全に侵食されている様子。以蔵の様子を見てまずいと思ったまた子と武市は以蔵を止めようと攻撃するが、紅桜によって弾き飛ばされてしまう。銀時にとどめを刺そうとする以蔵であったが、鉄子が「この人だけは殺させない」と言って以蔵に刀を突き刺す。神楽と新八も「そのモジャモジャ(銀時)を返せ」と参戦するが、全く歯が立たない。すると、鉄子が紅桜に襲われそうになってしまう。刺されると思った鉄子であったが、紅桜の攻撃を受けたのは鉄矢であった。紅桜を完成させるために全てを捨てたと思っていた鉄矢であったが、鉄子だけは捨てることができず、思わず鉄子をかばってしまったのである。そこで目を覚ました銀時は、紅桜にとどめを刺す。銀時の一撃で紅桜は壊れた。以蔵と紅桜を倒すことはできたが、鉄矢は鉄子の腕の中で死んでしまう。

桂は高杉に「お前のことは今も昔も嫌いだが、今も昔も仲間だと思っている。どこから道を違えたのか」と声をかける。すると高杉は「始まりこそ同じでも最初から俺たちはてんでばらばらだったじゃねぇか」と笑う。桂の後ろから今度は宇宙海賊春雨が現れる。高杉は春雨と手を組んでおり、桂たちに攻撃を仕掛ける。高杉は、「この世界が松陽先生を奪った。先生を奪ったこの世界に喧嘩を売るしかない、ぶっ潰してやる」と言いながら桂の前から姿を消す。
春雨も入り乱れての戦いの中、桂と銀時たちは合流した。桂は攘夷志士に紅桜は殲滅できたから退くよう命令を下す。「退路は俺たちが守る」という銀時と桂であったが、神楽と新八はその場を動こうとはしない。しかしエリザベスは神楽と新八を抱えて一気に走り出す。2人になったところで春雨相手に全力で戦う銀時と桂。

銀時たちの方が優勢であったが、春雨の数が多くキリがないと感じた銀時と桂は、最後に高杉に向け「次に会ったときは容赦なくぶったおす」と言い、船からパラシュートを使って逃げる。高杉は不適な笑みを浮かべるのであった。銀時たちの戦いを興味深そうに春雨の一員である神威と阿伏兎が眺めていた。その後、ボロボロの銀時を抱えて妙が待っている万事屋へ神楽と新八が戻ってくる。

『劇場版 銀魂 新訳紅桜篇』の登場人物・キャラクター

万事屋

坂田銀時(さかたぎんとき)

CV:杉田智和
何でも屋万事屋銀ちゃんを営むオーナーで、甘党で普段死んだ魚のような目をしている。血糖値が高く、パフェは週1でしか食べることができない。20年前の攘夷戦争に高杉、桂、坂本らと参加し、周囲からは白夜叉と恐れられた攘夷四天王の1人で剣豪。松下村塾に通っており、高杉、桂とはその時からの盟友。いちご牛乳が大好物で愛読書はジャンプ。苦手なものは幽霊。かなづちなため、プールや海に行った際は必ず浮き輪を付けている。天然パーマの銀髪が特徴で洞爺湖と書かれた木刀を愛用している。基本的に無気力かつだらしなく適当な性格だが、いざというときは決める男で約束は必ず守る。紅桜について鉄矢から調査を持ち掛けられる。

志村新八(しむらしんぱち)

CV:阪口大助
廃刀令でさびれてしまった剣術道場の息子。メガネが本体と言われることの多い、地味な少年。万事屋で助手として働いており、万事屋の中で一番の常識人。ボケを連発する登場人物が多い中、ツッコミ役として貴重な存在。姉の志村妙が大好きで自他ともに認めるシスコン。アイドル寺門通の大ファンで親衛隊隊長を務めている。壊滅的な音痴。また、女性にモテず、女性を前にするとしどろもどろになってしまうことも多々あり、童貞。エリザベスと一緒に行方不明となった桂を探すこととなる。

神楽(かぐら)

CV:釘宮理恵
宇宙最強と称される傭兵部族・夜兎族の少女で万事屋に住み込みで働いている。小柄な見た目からは想像つかないほどの怪力と食欲の持ち主。赤い髪、青い瞳、真っ白な肌が特徴で、日焼けが苦手なため日向では常に傘をさしている。傘には銃が仕込まれており、それを使って戦うことが多い。語尾に「〜アル」「~ネ」「~ヨ」「~ヨロシ」とつけて話すことから、沖田からチャイナと呼ばれている。また、発言が辛辣で毒舌と言われることも多い。料理は卵かけごはんしか作れず、そのことで銀時に文句を言われて料理教室に通ったこともある。行方不明の桂を探して一人で鬼兵隊の船に乗り込むほどの勇敢な性格。

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ジャンプの歴代ヒロインまとめ

ジャンプの歴代ヒロインまとめ

日本でもっとも発行部数の多い漫画雑誌『週刊少年ジャンプ』は、人気でも知名度でも漫画という文化の頂点に位置する存在であり、幾多の傑作を生み出してきた。少年漫画であるだけにほとんどの作品の主人公は男性キャラクターだが、彼らを盛り立てるヒロインもまた魅力的な造形の人物ばかりである。 大人に子供、主人公に守られるだけの存在から共に戦う相棒、正規のヒロインを蹴散らして主人公と結ばれた者、“少年漫画”の常識を超えたヒロインかつ女性主人公というタイプ。ここでは、ジャンプ作品を彩ったヒロインたちを紹介する。

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河上万斉(銀魂)とは【徹底解説・考察まとめ】

河上万斉(銀魂)とは【徹底解説・考察まとめ】

河上万斉(かわかみばんさい)は、空知英秋作画「銀魂」において、主人公坂田銀時の幼馴染だった高杉晋助が提督を務める「鬼兵隊(きへいたい)」の幹部。高杉の右腕的存在で、交渉ごとに長けています。高杉と出会う前は「人斬り万斉」という別名で呼ばれていました。鬼兵隊のメンバーでありながら、一方で音楽プロデューサーとしての活動も行うという、多才な人物です。

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伊東鴨太郎(銀魂)とは【徹底解説・考察まとめ】

伊東鴨太郎(銀魂)とは【徹底解説・考察まとめ】

伊東鴨太郎(いとうかもたろう)は、空知英秋作画の漫画「銀魂」(ぎんたま)で、江戸に屯所を置く武装警察「真選組」(しんせんぐみ)の参謀です。入隊してから1年弱で、局長の近藤勲から「先生」と呼ばれるほどの信頼を勝ち得ました。文武両道で見た目はクールですが、実は心に傷を抱えて生きてきた人物です。

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沖田総悟(銀魂)とは【徹底解説・考察まとめ】

沖田総悟(銀魂)とは【徹底解説・考察まとめ】

沖田総悟(おきたそうご)は、空知英秋作画の漫画「銀魂」で、江戸に屯所を構える武装警察・真選組の一番隊隊長を務める青年。主人公、坂田銀時、土方十四郎と並び、女性ファンが多い。見かけは爽やかな美青年ですが、腹黒でドS。剣の腕は真選組内でも随一と言われています。超マイペースで、何を考えているのかわかりにくい性格です。

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今井信女(銀魂)とは【徹底解説・考察まとめ】

今井信女(銀魂)とは【徹底解説・考察まとめ】

今井信女(いまいのぶめ)は、空知英秋作画「銀魂」において、真選組と並ぶ特殊武装警察・見廻組の副長を務める女性。長い黒髪、無表情、抜群の戦闘力が特徴の人物です。刺客集団・天照院奈落で幼少期に殺し屋として育てられました。その時の名前は骸(むくろ)でしたが、見廻組局長の佐々木異三郎から「今井信女」を名乗るよう言いつけられ、以降その名で佐々木とともに行動するようになりました。

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来島また子(銀魂)とは【徹底解説・考察まとめ】

来島また子(銀魂)とは【徹底解説・考察まとめ】

来島また子(きじままたこ)は、空知英秋作画「銀魂」において、主人公坂田銀時の幼馴染だった高杉晋助が提督を務める「鬼兵隊(きへいたい)」のメインメンバー。鬼兵隊は、もともと攘夷戦争時に高杉が率いていた武装集団で、幕府によって一度は壊滅状態に追い込まれましたが、後に復活しました。また子は復活後の鬼兵隊に参加。2丁拳銃を自在に操り「紅い弾丸」と異名を取る、高杉に心酔する女性です。

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月詠(銀魂)とは【徹底解説・考察まとめ】

月詠(銀魂)とは【徹底解説・考察まとめ】

月詠(つくよ)は、空知英秋作画の漫画「銀魂」で、遊郭吉原の自警団、百華の頭領を務める女性。初代頭領・地雷亜から叩き込まれた戦闘術で、大勢の敵をも圧倒する強さを誇ります。自ら頬と額につけた傷が残っていますが、それでも「上玉」と呼ばれる美貌の持ち主。酒癖の悪さが玉にキズですが、他人の心を思いやれる優しさも持ち合わせています。

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高杉晋助(銀魂)とは【徹底解説・考察まとめ】

高杉晋助(銀魂)とは【徹底解説・考察まとめ】

高杉晋助(たかすぎしんすけ)は、空知英秋作画の漫画「銀魂」で、主人公・坂田銀時とともに吉田松陽の松下村塾で学び、攘夷戦争においては鬼兵隊を率いて戦った人物です。良家の出でありながら、常に世の中を斜に眺めるようなところがあった彼は、戦争が終わった後「恩師を奪った世界を壊す」ために、過激なテロ活動を続けます。物語中、数少ないノーギャグキャラのひとり。

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坂田銀時(銀魂)とは【徹底解説・考察まとめ】

坂田銀時(銀魂)とは【徹底解説・考察まとめ】

坂田銀時(さかたぎんとき)は、空知英秋作画の漫画「銀魂」の主人公。真っ白な天然パーマと、普段は気だるそうな死んだ目、しかしいざというときにはきらめく瞳が特徴です。一見だらだらしてはいますが、心の奥底には熱い侍魂を秘め、仲間思いで義理堅い一面を持ち合わせています。甘いものが非常に好きで、血糖値が高め。腰には「洞爺湖」と彫りの入った木刀をさしています。万事屋という何でも屋の社長。

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斉藤終(銀魂)とは【徹底解説・考察まとめ】

斉藤終(銀魂)とは【徹底解説・考察まとめ】

斉藤終(さいとうしまる)は、空知英秋作画の漫画「銀魂」で、江戸に屯所を置く武装警察「真選組」の三番隊隊長。局長の近藤や土方、沖田たちとは同郷武州の出身です。二刀流の使い手で、沖田からも「最強クラス」と目される彼の最大の特徴は、極端にボリューミーなアフロヘアです。その他、極端な無口であること、すぐに寝てしまうこと、ものを書く時語尾によくZをつける、というのも彼を印象付ける特徴となっています。

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服部全蔵(銀魂)とは【徹底解説・考察まとめ】

服部全蔵(銀魂)とは【徹底解説・考察まとめ】

服部全蔵(はっとりぜんぞう)とは、空知英秋作画の漫画「銀魂」で、かつての幕府に仕えた隠密集団(御庭番衆)の頭だった人物。極端に長い前髪で目の表情を読ませず、御庭番衆をリストラされて以後も忍びのスキルは落ちていません。主人公の坂田銀時とは、「ジャンプが大好き」という共通点があります。

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土方十四郎(銀魂)とは【徹底解説・考察まとめ】

土方十四郎(銀魂)とは【徹底解説・考察まとめ】

土方十四郎(ひじかたとうしろう)は、空知英秋作画の漫画「銀魂」で、江戸に屯所を置く武装警察「真選組」の副長を務める青年です。黒髪、鋭い双眸、くわえタバコの似合うニヒルな彼は、男性キャラでは、主人公の坂田銀時と並び女性ファンの多い人物。普段はクールですが直情的な部分もあり、一方でフォローの達人という一面も持ち合わせています。極度のマヨラー。

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桂小太郎(銀魂)とは【徹底解説・考察まとめ】

桂小太郎(銀魂)とは【徹底解説・考察まとめ】

桂小太郎(かつらこたろう)は、空知英秋作画の漫画「銀魂」で、主人公・坂田銀時とともに吉田松陽の松下村塾で学び、攘夷戦争では「狂乱の貴公子」の異名を取った人物です。攘夷戦争終結後も、攘夷志士としてのテロ活動を続けてきました。真選組から指名手配犯として追われる身ながら、何かと表に出て来たがる傾向があります。本人は大真面目なのに、傍から見るとふざけているとしか思えない言動が目立ちます。

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エリザベス(銀魂)とは【徹底解説・考察まとめ】

エリザベス(銀魂)とは【徹底解説・考察まとめ】

エリザベスは、空知英秋作画の漫画「銀魂」で、主人公の坂田銀時がかつて攘夷戦争においてともに戦った仲間、桂小太郎と常に一緒にいる謎の宇宙生物です。白い大型のペンギンのような見かけをしていて、会話はプラカードを通して行います。その風貌からは想像ができないほど実は戦闘能力が高く、口からドリルを出したりキャノン砲を出したりして敵を攻撃。たまに見える脚にはすね毛が生えています。

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神威(銀魂)とは【徹底解説・考察まとめ】

神威(銀魂)とは【徹底解説・考察まとめ】

神威(かむい)は、空知英秋作画の漫画「銀魂」で、主人公坂田銀時が営む万事屋に居候する少女・神楽の兄。妹同様の赤毛が特徴で、宇宙最強とも言われる傭兵部族・夜兎族の一人です。童顔で笑顔でいることが多いのですが、一旦戦闘モードに入ると本能むき出しに。戦うことが大好きで、相手が強ければ強いほどいいと考えています。

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神楽(銀魂)とは【徹底解説・考察まとめ】

神楽(銀魂)とは【徹底解説・考察まとめ】

神楽(かぐら)は、空知英秋作画の漫画「銀魂」で、主人公坂田銀時が営む万事屋に、強引に押しかける形で住み込み、万事屋の仕事を手伝うことになった少女です。夜兎という宇宙最強の傭兵部族の一人で、細い体からは信じられないような怪力と、驚くべき食欲の持ち主。赤い髪、青い瞳、真っ白な肌が特徴で、日焼けが苦手なため日向では常に傘をさしています。

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佐々木異三郎(銀魂)とは【徹底解説・考察まとめ】

佐々木異三郎(銀魂)とは【徹底解説・考察まとめ】

佐々木異三郎(ささきいさぶろう)は、空知英秋作画の漫画「銀魂」に登場する特殊武装警察・見廻組の局長。名家に生まれ、文武両道、隙のない人物ですが、冷たく傲慢な性格で威圧感を漂わせています。真選組創立に深くかかわった人物であり、実は心に癒しがたい傷を負っていることがわかってくると印象がぐっと変化するキャラクターです。

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お登勢(銀魂)とは【徹底解説・考察まとめ】

お登勢(銀魂)とは【徹底解説・考察まとめ】

お登勢(おとせ)とは、空知英秋作画による漫画「銀魂」において、主人公・坂田銀時が営む万事屋(よろずや)の大家です。生粋の江戸っ子で、気前がよく、困った人を放っておけない面倒見の良い性格の持ち主。曲がったことが大嫌いで、野暮なことも大嫌いです。行き倒れ寸前の銀時を助けた、命の恩人でもあります。

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坂本辰馬(銀魂)とは【徹底解説・考察まとめ】

坂本辰馬(銀魂)とは【徹底解説・考察まとめ】

坂本辰馬(さかもとたつま)とは、 空知英秋作画の漫画「銀魂」で、主人公坂田銀時が物語中、過去に参加していた攘夷戦争において、「攘夷志士四天王」の一人として銀時、桂、高杉とともに戦った男です。戦を好まず、商い・貿易を通じて自分なりに世界を変えていこうとする坂本のもとには、そのカリスマ性に惹かれて多くの人たちが集まってきます。

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近藤勲(銀魂)とは【徹底解説・考察まとめ】

近藤勲(銀魂)とは【徹底解説・考察まとめ】

近藤勲(こんどういさお)は、空知英秋作画の漫画「銀魂」において、江戸に屯所を構える武装警察・真選組の局長を務める人物です。隊士たちからの人望も厚く、頼り甲斐のある大人の男性ですが、一方で志村新八の姉・妙にしつこく言いよるストーカーとしての側面も持っています。その風貌から「ゴリラ」と呼ばれることが多い、筋骨隆々の身長180cmを上回る大男です。

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沖田ミツバ(銀魂)とは【徹底解説・考察まとめ】

沖田ミツバ(銀魂)とは【徹底解説・考察まとめ】

沖田ミツバ(おきたみつば)は、空知英秋作画の漫画「銀魂」(ぎんたま)で、江戸に屯所を置く武装警察「真選組」(しんせんぐみ)の一番隊隊長・沖田総悟の実姉。早くに両親を亡くし、総悟を親代わりになって育てました。土方十四郎に想いを寄せていますが、彼が江戸に出る時は黙って見送りました。病弱で、激辛な食べ物が好み。商人、蔵場当馬と婚約し江戸を訪れ弟の総悟と久しぶりに再会します。

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