銀魂 THE FINAL(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『銀魂 THE FINAL』とは、空知英秋による漫画『銀魂』の最終盤のストーリーを原作としたアニメ映画作品。幾度にも渡りアニメ化、映画化を果たした『銀魂』の完結編である。
幕末から明治初期をモデルにしたSF世界。師・松陽を救うため、主人公・坂田 銀時と学友たちはターミナルタワーに突入する。そこには松陽の別人格にして不老不死の怪人・虚を利用せんとする天導衆が待ち構えていた。さらに新八や神楽ら銀時の仲間までもが応援に駆け付け、地球の運命と攘夷戦争の因縁を懸けた最後の決戦が幕を開ける。
『銀魂 THE FINAL』の概要
『銀魂 THE FINAL』とは、空知英秋による漫画『銀魂』の七十六巻六百八十七話以降のストーリーを原作とした、2021年1月9日公開のアニメ映画作品。幾度にも渡りアニメ化、映画化を果たした『銀魂』の完結編である。
『銀魂』は“完結すると銘打っておいて終わらない”展開が多かったことで知られるが、2019年6月20日、ついに原作マンガが完結。本作は「正真正銘のアニメ銀魂最終作」であることを公開前からアピールし、ファンも「いよいよ『銀魂』が終わるのだ」という寂寥交じりの期待を高めていった。
いざ公開されるや、ギャグありパロディありシリアスありメタフィクションありの、いかにも『銀魂』らしい破天荒かつ秀逸な物語でファンを魅了。公開二日で観客動員数二十万人、興行収入二億八千七百万を突破し、歴代全国映画動員ランキングで12週連続1位を記録していた『鬼滅の刃 無限列車編』から首位の座を奪い取るという快挙を成した。
幕末から明治初期をモデルにしたSF世界。師・松陽を救うため、主人公・坂田銀時(さかた ぎんとき)はかつての学友である桂小太郎(かつら こたろう)、高杉晋助(たかすぎ しんすけ)と共にターミナルタワーに突入する。そこには松陽の別人格にして不老不死の怪人・虚を利用せんとする天導衆が待ち構えており、多勢に無勢の壮絶な戦いが繰り広げられる。新八や神楽ら銀時の仲間が応援に駆け付け、地球の運命と攘夷戦争の因縁を懸けた最後の決戦が幕を開ける。
『銀魂 THE FINAL』のあらすじ・ストーリー
あまたの星々から来た異星人・天人(あまんと)たちが、江戸(風の文明を持つ地球)に現れてから二十年。弱腰の対応に終始した幕府は権力を奪われ、もはや天人たちの傀儡と化していた。異星人を排斥しようと命を懸けて戦った攘夷志士たちも多くは命を落とし、数少ない生き残りも幕府の追跡から逃げ隠れる日々を送っていた。
坂田銀時は、そんな元攘夷志士の一人で、かつては“白夜叉”の異名で恐れられた侍だった。彼は恩師である吉田松陽(よしだ しょうよう)を守りたいがために学友の桂小太郎、高杉晋助と共に戦い続けたが、力及ばず松陽を失うこととなる。やがて江戸は開国し、侍は滅び、自身は生き延びてしまった銀時は、しかし侍の志を無くすまいと、刀の代わりに木刀を腰に差し、“助けたいと思った者を助ける”ことをモットーに、ペット探しから事件の調査までなんでも行う「万事屋銀ちゃん(よろずやぎんちゃん)」を開いてその力を振るい続ける。
そんな銀時の在り方を学ぼうとする少年・志村新八(しむら しんぱち)。宇宙最強の戦闘民族「夜兎族」の少女・神楽(かぐら)。未だ攘夷志士としての活動を続ける桂。鬼兵隊なる組織の頭目となり、テロリストと化した高杉。銀時たちに関わった結果零落した“ま”るで“ダ”メな“お”とこ、マダオこと長谷川泰三(はせがわ たいぞう)。江戸市中での事件を解決していく内に腐れ縁となっていく真選組の近藤勲(こんどう いさお)、土方十四郎(ひじかた とうしろう)、沖田総悟(おきた そうご)。新たな仲間、そしてかつての友との交流を重ねていく中、銀時は松陽に関する驚愕の事実を知る。
追憶・天導衆との戦い
星々の命そのものともいえる膨大なエネルギー、アルタナ。そのアルタナの力で生まれた不老不死の魔人・虚(うつろ)。延々と繰り返される自身の死と蘇生の中、虚は無数の人格を作り出した。その内の一つが松陽だったのである。
そもそも天人たちが地球を目指したのも、不老不死の力を我が物にせんとした天導衆という宇宙規模の秘密結社の暗躍があってのことだった。その目的のために天導衆は“松陽”の人格で行動していた虚を捕らえ、一度は命を奪うものの、平然と蘇った彼に逆に組織を乗っ取られてしまう。自身の完全なる終焉を望む虚は、己の命の源たるアルタナを根絶すべく、地球の、そして不老不死を求める愚か者たち(=全宇宙の知的生物)の完全消滅を目論んでいた。
この計画を阻止すべく、銀時は仲間と共に奮戦。多くの犠牲と、無数の人々の協力の末に、ついに虚をアルタナの奔流に叩き落して霧散させることに成功する。
しかし、虚はその上でなお生き永らえていた。天導衆は江戸の中心部に位置するターミナルタワーを占拠し、アルタナを吸い上げて虚の復活を画策。虚の中にいる松陽から、その復活の鍵を握る心臓を託されていた銀時は、天導衆との決着をつけるべく、今度こそ虚を始末するべく、そして師を救うべく、桂、高杉と共にターミナルタワーに向かう。
上記内容が鳥山明原作『DRAGON BALL』のパロディ風の映像で説明される。銀時は同主人公の孫悟空、桂は初期の敵であるヤムチャ、高杉はライバルであるベジータ風のキャラクターとして描かれており、桂は自分が扱いの悪いキャラクターを割り振られていることに憤慨。いかにも銀魂らしい破天荒かつメタフィクショナルなツッコミが飛び交う中、攘夷戦争後に殺し合うほどに道を違えた三人は、かつてそうしていたように息を合わせて敵陣に殴り込む。
ターミナルタワー突入
ターミナルタワーの中には、天導衆の兵士たちが大量に待ち構えていた。銀時たち三人はそれを切り伏せ、蹴り倒し、爆弾で吹き飛ばしながらタワー上層部を目指す。そこに天導衆の船が墜落しており、その内部では虚復活の儀式が進められているのだ。
かつて白夜叉と恐れられた銀時、それに伍する実力者である桂と高杉。彼らは圧倒的な力で敵兵を薙ぎ倒して突き進むが、天導衆は次々と増援の兵士を送り出す。鮮やかな連携で敵兵を退け続けるも多勢に無勢、三人は次第に追い詰められていく。
しかし、そこに意外な援軍が現れる。幕府直属の警察庁長官、松平片栗虎(まつだいら かたくりこ)が、空中戦艦を率いて駆けつけたのである。その艦砲射撃によって敵兵が追い散らされる中、今度は松平が連れてきた近藤、土方、沖田ら真選組の面々、御庭番衆、将軍家指南役である柳生の剣士たち、元奈落三羽烏の今井信女(いまい のぶめ)、さらに新八と神楽がターミナルタワー内部に雪崩れ込む。誰もが銀時の帰りを信じ、彼が中心となって事を起こす今という瞬間に備えていたのである。
今が好機と上層部を目指す銀時たちだったが、その前に奈落三羽烏の一人・柩(ひつぎ)が現れる。
奈落は天導衆直属の暗殺部隊であり、三羽烏はその中でも傑出した手練れだった。これまでの戦いで致命傷に近い深手を負わせたはずの柩は、しかし恐るべき執念を発揮して銀時たちに襲い掛かる。大量の敵兵の猛攻に加えて、柩という強敵までも戦線に加わったことで、三人は苦戦を強いられる。そんな中で銀時は虚の心臓を落としてしまい、桂が咄嗟にそれを回収。そこに柩が躍りかかり、二人はターミナルタワー内部を落下していく。桂を助けようとする銀時たちの前には敵兵の大集団が立ち塞がり、彼らは分断されてしまう。
蘇るアルタナの化身
虚の心臓を回収したために銀時らと分断された桂、それを追撃する柩。容赦のない攻撃に桂は追い詰められ、虚の心臓を庇うあまり決定的な隙を晒してしまう。そこを逃さず仕掛けられた柩の攻撃は、しかし桂ではなく虚の心臓を貫く。
虚の心臓こそは、その復活のために不可欠な品だった。銀時たちは虚の危険性を理解し、それを倒すしかないことを知りながら、師である松陽を想うあまり、その復活の可能性を自分たちの手で消し去ることができなかったのである。
柩は、かつて虚から血を授けられて仮初の不老不死を得た人間である。そうなって初めて永遠の命の苦しさを知り、虚が死を望む気持ちを理解した柩は、それを叶えてやりたいと考えるようになっていた。「銀時たちにできない以上自分が虚の心臓を破壊するしかない」、柩はその一心で死にかけの体を無理矢理動かし、天導衆に真意を悟られないよう振る舞いながらこの戦いに臨んでいたのである。その想いを理解した桂に看取られながら、柩は静かに力尽きていった。
その頃、ターミナルタワー上層部に墜落した天導衆の宇宙船では、幹部たちが虚復活の準備を進めていた。しかしここに来て、幹部たちの間で意見が分かれる。今まで宇宙を裏から支配してきた天導衆だが、今回の一件であまりにその存在を世に知られ過ぎてしまった。これは組織の存続をも危ぶまれる事態である。「これ以上虚に関わらず、手を引いた方がいいのでは」という提案を、計画を主導する重鎮は一笑に付す。
不老不死を求めて自身の体に虚の血を取り込んだ彼らは、その人格を虚に乗っ取られる運命にあった。重鎮はすでに自我を奪われており、その話をしている最中に幹部らも同様に虚に人格を上書きされる。そして彼らの見守る前で、アルタナの奔流の中から、虚は心臓無しで復活を遂げるのだった。
万屋、推参!
その頃、銀時と高杉の前には、虚に意識を乗っ取られた天導衆の幹部たちが新たな敵として立ちはだかっていた。激闘の末、高杉は幹部らを道連れにせんとこれに組み付いてアルタナの奔流に身を晒す。幹部らは消滅するも、奈落三羽烏の一人である朧(おぼろ)を通して虚の不死の血を取り込んでいたこともあり、銀時のフォローを受けた高杉はからくもアルタナの奔流から生還する。しかし代わりに銀時はターミナルタワー中央の吹き抜けに落ちてしまい、高杉はそれを案じるような素振りを見せながらもそのまま上層部へと向かう。
落下していく銀時を見つけた新八と神楽は、なんとか彼を助けようと吹き抜けの中に飛び出していく。かつて戦いの中で力を使い尽くして休眠状態にあった神楽のペットで宇宙生物の定春もこのタイミングで復活し、己の身をクッションとして一行を救う。ここに江戸の危機と苦難の中にある人々を数え切れないほど救ってきた万事屋のメンバーが再集結したのである。
直後に銀時が定春に飲み込まれ、その肛門から両足がそれぞれ謎の老人として独立した状態で現れるという不思議なハプニングこそあったものの、定春の肛門から逆に入れて吐瀉物と共に口から出すことで解決。再会を喜ぶように、水を得た魚のように、銀時、新八、神楽は押し寄せる敵兵を相手に暴れまくる。
その頃、復活した虚は天導衆の重鎮を始末していた。奇跡か偶然か、その人格はかつての松陽のものに戻っていたのである。
再び悪逆極まる虚の人格が動き出す前に、今度こそ自分という存在を完全に消滅させなければならない。そのための手立てを画策する松陽の下に、もはやまともに立つこともままならないほど消耗した高杉が現れる。
「俺達がアンタを何者からも護ってみせる。だから…帰ろうぜ、俺達と一緒に」
息も絶え絶えに言葉を紡ぎ、倒れる高杉。松陽は慌てて愛弟子の下に駆け寄るが、それこそは虚が仕掛けた罠だった。虚は自分の中の松陽の人格を、自身の計画にとって邪魔な要素と見なし、これを排除することを目論んでいたのである。そのために「松陽の人格を自身から切り離し」、「その人格のみを宿した肉体を復活させ」、「朧を通して虚の血を取り込んだ高杉の肉体を乗っ取り、愛弟子を前に油断している松陽を殺す」、という策を立てていた。心臓無しでの復活というありえない事態も、この企てこそが理由だったのである。高杉の体を乗っ取った虚に胸を刺され、松陽はその場に倒れる。
銀時VS虚
ターミナルタワーでの戦いの趨勢は、銀時たちに傾こうとしていた。それでも天導衆の兵士たちは頑強に抵抗し、上層部に誰も近づけまいとする。しかし長谷川や真選組の面々が次々と駆け付けては万事屋一行を援護し、ついに銀時は天導衆の宇宙船が墜落したターミナルタワー最上階へと辿り着く。そこで彼を待っていたのは、「かつての学友である高杉が虚に肉体を奪われ、彼の手で松陽は刺された」という無情な現実だった。
今度こそ世界を終わらせる、厳かにそう宣言する虚。松陽のためにも、高杉のためにも、そんなことはさせないと身構える銀時。ここに最後の決戦が幕を開ける。
数百年の時の中で積み上げた技術を惜しみなく発揮して、銀時を攻め立てる虚。そのすさまじい剣技の前に成す術も無い銀時。それはあまりにも一方的な戦いだったが、虚は違和感を感じ始める。どれだけ斬りつけても銀時を殺すことができないのだ。
訝しがる虚に、銀時は種を明かす。虚の攻撃は、いずれもごく浅いものばかりで、銀時に決定的な深手を負わせることができていなかった。銀時を殺すつもりで放たれた虚の攻撃は全て、“虚に肉体を奪われながらも抗い続ける”高杉の意志によって手加減が加えられていたのである。松陽も決して浅くはない傷を負うも無事であり、新八や神楽らに救出されていた。それを知った虚は、銀時の傍らで彼を守るように刀を構える高杉の姿を幻視する。
今なら虚を倒せる。松陽を救うこともできる。だがそのためには、銀時が高杉を斬らなければならない。かつての無二の友を想い、しかし彼が真に望むことを汲み取り、切なくも雄々しい決意を顔に浮かべて、銀時はその身に巣食う虚ごと高杉を斬り捨てる。
致命傷を負って倒れた高杉は、今わの際に本来の人格を取り戻す。「最後の勝負でお前に勝ちを譲ることになるとは」と減らず口を叩く高杉に、銀時は「お前ともっとケンカがしたかった、ケンカした数の半分でいいから一緒に酒を飲みたかった」と震える声を絞り出す。それに「お前なんかと飲むなんて御免だ、気持ち悪い」と返し、地獄での再戦を期すと、高杉は息を引き取る。
師との別れ
その頃、ターミナルタワーでは異変が起きていた。天導衆が吸い上げたアルタナの奔流が、虚という受け皿を失い暴走しかけていたのだ。それは地球の滅亡と、アルタナの共鳴による全宇宙の危機をも示していた。
ターミナルタワーの制御室を占拠し、敵にも味方にも避難指示を送る桂。かつて攘夷戦争を銀時らと共に駆け抜けた坂本辰馬(さかもと たつま)も自前の艦隊と共に駆けつけ、必ず全員を救う旨を桂に伝える。そんな中、制御室のモニターに松陽の顔が表示される。
自分の力ならアルタナの暴走を防げるかもしれない、だからもう少しだけ踏ん張って避難の指揮を執り続けてほしい。そう話す目の前の相手が虚ではなく、紛れもない恩師であることを理解し、桂はそれを承諾。かつて松陽の下で勉学に励んでいた頃、銀時と高杉が悪さをした時にその後始末をするのが自分の役割だったと言って、最後の一人が逃げるまで師の依頼を遂行すると誓う。
傷を負っていた松陽は、万事屋の面々と共に、アルタナの奔流の中心地を目指していた。虚としての血塗られた生を呪い、アルタナから生まれた存在だからこそこの危機を救えるかもしれない皮肉に自嘲する松陽。そんな彼に、新八は「あなたがいたから、僕たちはここにいる」と告げる。松陽が銀時という人間を育ててくれたからこそ、彼に救われた多くの人がここに集い、少しずつ力を合わせて奇跡を起こそうとしているのだと。その言葉に、松陽は自分の育てた少年がどのように生きてきたのかを理解する。
ターミナルタワーの動力炉では、アルタナが今にも暴走を始めようとしていた。松陽は「あとは自分に任せて避難を」と万事屋の面々に伝えるも、新八と神楽は最後まで手伝うと言い張り彼の補佐を続ける。
これは万事屋の仕事であり、報酬をまだもらっていない。それに自分たち全員で力を尽くせば、松陽が銀時と再会する時間を稼げるかもしれない。
危険を承知で、死をも覚悟して、そんな理屈で松陽を支える新八と神楽。二人の尽力は無駄ではなく、いよいよアルタナの暴走が抑えられないかと思われた瞬間、その場に銀時が駆け付ける。
新八や神楽と共に万事屋をやっていると報告する銀時。彼の成長を称賛する松陽。師弟は数秒の間に万感の思いを込めて言葉を交わし、そしてアルタナの大爆発に飲み込まれていく。
しかし、ほとんどその爆心地にいながらも、銀時と万事屋の面々は無事だった。予想された被害と比べれば爆発の規模も遥かに小さく、桂の指示によって避難も完了しており、松陽だけが影も形も見当たらなくなっていた。弟子のため、弟子たちが守ろうとした世界のため、松陽がその命を引き換えにして最後に起こした奇跡だった。
宇宙全土をも巻き込んだ戦いは、こうしてようやくの決着を見る。
それからの江戸、相変わらずの僕ら
時は流れ、発明家・平賀 源外(ひらがげんがい)の研究室にて、美少女型からくり人形・たまが再起動を果たす。天導衆との戦いの中で大破した彼女は、今までずっとその修復のために機能停止状態にあったのである。
現在の江戸のデータをダウンロードして検索すれば、果たしてどれほどの時間が経過したのか、そこは高層ビルが立ち並ぶ近代都市となっていた。見知らぬ街を歩きつつ、かつて仲間として多くの事件を解決してきた銀時たちはどうなったのかと、先ほどダウンロードしたデータを閲覧すると、その中には彼らがたまのために残してくれたメッセージが含まれていた。
銀時、新八、神楽の万事屋の面々。近藤、土方、沖田たち真選組。それぞれの家族や、最後の戦いを共に戦ってくれた人々。そこには彼らがようやく取り戻した日常があり、新八曰くの「相変わらず」の姿があった。
しかし、その銀時たちに会うことはもうできない。時の流れの無常にたまが涙した時、彼女の前を銀時たち万事屋の面々が通り過ぎる。彼女がダウンロードしたデータには重大なバグがあり、実際の江戸の町はまだ復興の最中で、虚と天導衆との最後の決戦から数か月しか経っていないのだという。
銀時たちとの再会を喜ぶたま。彼女の再起動を歓迎する万事屋一同。しかし銀時は「仕事がある」と言い残して、新八と神楽と共にたまの前を走り去ってしまう。
守りたいものを守るため、松陽や高杉が残したものを継いでいくため、そして何より生活のため。銀時、新八、神楽の三人は、今日も江戸の町を騒がしく、慌ただしく、そして力強く駆けていくのだった。
3年Z組銀八先生
スタッフロールが流れた後、唐突に新たな映像が流れる。舞台は学校、教師姿の銀時が、登場人物たちが扮する生徒からの質問を受け付けるという。アニメ銀魂で尺が余った際にたびたび流されるオマケパートである。今回は最後ということで、特別ゲストとして外見が完全にゴリラでしかない空知英秋氏が招かれる。
原作終盤終わる終わる詐欺を繰り返したのはなぜなのか、どうして銀時の髪は白いのか。ファンなら一度は考えたろう質問が投げかけられ、その都度空知英秋氏が回答するも、「SEKIROやってた」やら「マンガだから」やら知らない方が良かったようなものばかり。生徒たちの中には虚の姿もあり、松陽と人格を入れ替えながら「バナナはおやつに入るのか」とキャラ崩壊気味の質問を繰り返す。
『銀魂』らしいグダグダのやり取りの末、最後に呆れ果てた様子の新八が手を挙げて、「みんな死ねばいいと思います」と冷め切った口調で提案するだった。
『銀魂 THE FINAL』の登場人物・キャラクター
万事屋銀ちゃん
坂田銀時(さかた ぎんとき)
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来島また子(きじままたこ)は、空知英秋作画「銀魂」において、主人公坂田銀時の幼馴染だった高杉晋助が提督を務める「鬼兵隊(きへいたい)」のメインメンバー。鬼兵隊は、もともと攘夷戦争時に高杉が率いていた武装集団で、幕府によって一度は壊滅状態に追い込まれましたが、後に復活しました。また子は復活後の鬼兵隊に参加。2丁拳銃を自在に操り「紅い弾丸」と異名を取る、高杉に心酔する女性です。
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月詠(銀魂)の徹底解説・考察まとめ
月詠(つくよ)は、空知英秋作画の漫画「銀魂」で、遊郭吉原の自警団、百華の頭領を務める女性。初代頭領・地雷亜から叩き込まれた戦闘術で、大勢の敵をも圧倒する強さを誇ります。自ら頬と額につけた傷が残っていますが、それでも「上玉」と呼ばれる美貌の持ち主。酒癖の悪さが玉にキズですが、他人の心を思いやれる優しさも持ち合わせています。
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定春(銀魂)の徹底解説・考察まとめ
定春(さだはる)は、空知英秋作画の漫画「銀魂」で、主人公・坂田銀時が営む万事屋で飼われている巨大犬です。犬の形をしてはいますが実は宇宙生物。食欲旺盛でいろんなものを食べ、それが事件の引き金になったことが何度もありました。
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高杉晋助(銀魂)の徹底解説・考察まとめ
高杉晋助(たかすぎしんすけ)は、空知英秋作画の漫画「銀魂」で、主人公・坂田銀時とともに吉田松陽の松下村塾で学び、攘夷戦争においては鬼兵隊を率いて戦った人物です。良家の出でありながら、常に世の中を斜に眺めるようなところがあった彼は、戦争が終わった後「恩師を奪った世界を壊す」ために、過激なテロ活動を続けます。物語中、数少ないノーギャグキャラのひとり。
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坂田銀時(銀魂)の徹底解説・考察まとめ
坂田銀時(さかたぎんとき)は、空知英秋作画の漫画「銀魂」の主人公。真っ白な天然パーマと、普段は気だるそうな死んだ目、しかしいざというときにはきらめく瞳が特徴です。一見だらだらしてはいますが、心の奥底には熱い侍魂を秘め、仲間思いで義理堅い一面を持ち合わせています。甘いものが非常に好きで、血糖値が高め。腰には「洞爺湖」と彫りの入った木刀をさしています。万事屋という何でも屋の社長。
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斉藤終(銀魂)の徹底解説・考察まとめ
斉藤終(さいとうしまる)は、空知英秋作画の漫画「銀魂」で、江戸に屯所を置く武装警察「真選組」の三番隊隊長。局長の近藤や土方、沖田たちとは同郷武州の出身です。二刀流の使い手で、沖田からも「最強クラス」と目される彼の最大の特徴は、極端にボリューミーなアフロヘアです。その他、極端な無口であること、すぐに寝てしまうこと、ものを書く時語尾によくZをつける、というのも彼を印象付ける特徴となっています。
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服部全蔵(銀魂)の徹底解説・考察まとめ
服部全蔵(はっとりぜんぞう)とは、空知英秋作画の漫画「銀魂」で、かつての幕府に仕えた隠密集団(御庭番衆)の頭だった人物。極端に長い前髪で目の表情を読ませず、御庭番衆をリストラされて以後も忍びのスキルは落ちていません。主人公の坂田銀時とは、「ジャンプが大好き」という共通点があります。
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土方十四郎(銀魂)の徹底解説・考察まとめ
土方十四郎(ひじかたとうしろう)は、空知英秋作画の漫画「銀魂」で、江戸に屯所を置く武装警察「真選組」の副長を務める青年です。黒髪、鋭い双眸、くわえタバコの似合うニヒルな彼は、男性キャラでは、主人公の坂田銀時と並び女性ファンの多い人物。普段はクールですが直情的な部分もあり、一方でフォローの達人という一面も持ち合わせています。極度のマヨラー。
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桂小太郎(銀魂)の徹底解説・考察まとめ
桂小太郎(かつらこたろう)は、空知英秋作画の漫画「銀魂」で、主人公・坂田銀時とともに吉田松陽の松下村塾で学び、攘夷戦争では「狂乱の貴公子」の異名を取った人物です。攘夷戦争終結後も、攘夷志士としてのテロ活動を続けてきました。真選組から指名手配犯として追われる身ながら、何かと表に出て来たがる傾向があります。本人は大真面目なのに、傍から見るとふざけているとしか思えない言動が目立ちます。
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エリザベス(銀魂)の徹底解説・考察まとめ
エリザベスは、空知英秋作画の漫画「銀魂」で、主人公の坂田銀時がかつて攘夷戦争においてともに戦った仲間、桂小太郎と常に一緒にいる謎の宇宙生物です。白い大型のペンギンのような見かけをしていて、会話はプラカードを通して行います。その風貌からは想像ができないほど実は戦闘能力が高く、口からドリルを出したりキャノン砲を出したりして敵を攻撃。たまに見える脚にはすね毛が生えています。
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神威(銀魂)の徹底解説・考察まとめ
神威(かむい)は、空知英秋作画の漫画「銀魂」で、主人公坂田銀時が営む万事屋に居候する少女・神楽の兄。妹同様の赤毛が特徴で、宇宙最強とも言われる傭兵部族・夜兎族の一人です。童顔で笑顔でいることが多いのですが、一旦戦闘モードに入ると本能むき出しに。戦うことが大好きで、相手が強ければ強いほどいいと考えています。
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佐々木異三郎(銀魂)の徹底解説・考察まとめ
佐々木異三郎(ささきいさぶろう)は、空知英秋作画の漫画「銀魂」に登場する特殊武装警察・見廻組の局長。名家に生まれ、文武両道、隙のない人物ですが、冷たく傲慢な性格で威圧感を漂わせています。真選組創立に深くかかわった人物であり、実は心に癒しがたい傷を負っていることがわかってくると印象がぐっと変化するキャラクターです。
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神楽(銀魂)の徹底解説・考察まとめ
神楽(かぐら)は、空知英秋作画の漫画「銀魂」で、主人公坂田銀時が営む万事屋に、強引に押しかける形で住み込み、万事屋の仕事を手伝うことになった少女です。夜兎という宇宙最強の傭兵部族の一人で、細い体からは信じられないような怪力と、驚くべき食欲の持ち主。赤い髪、青い瞳、真っ白な肌が特徴で、日焼けが苦手なため日向では常に傘をさしています。
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お登勢(銀魂)の徹底解説・考察まとめ
お登勢(おとせ)とは、空知英秋作画による漫画「銀魂」において、主人公・坂田銀時が営む万事屋(よろずや)の大家です。生粋の江戸っ子で、気前がよく、困った人を放っておけない面倒見の良い性格の持ち主。曲がったことが大嫌いで、野暮なことも大嫌いです。行き倒れ寸前の銀時を助けた、命の恩人でもあります。
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坂本辰馬(銀魂)の徹底解説・考察まとめ
坂本辰馬(さかもとたつま)とは、 空知英秋作画の漫画「銀魂」で、主人公坂田銀時が物語中、過去に参加していた攘夷戦争において、「攘夷志士四天王」の一人として銀時、桂、高杉とともに戦った男です。戦を好まず、商い・貿易を通じて自分なりに世界を変えていこうとする坂本のもとには、そのカリスマ性に惹かれて多くの人たちが集まってきます。
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近藤勲(銀魂)の徹底解説・考察まとめ
近藤勲(こんどういさお)は、空知英秋作画の漫画「銀魂」において、江戸に屯所を構える武装警察・真選組の局長を務める人物です。隊士たちからの人望も厚く、頼り甲斐のある大人の男性ですが、一方で志村新八の姉・妙にしつこく言いよるストーカーとしての側面も持っています。その風貌から「ゴリラ」と呼ばれることが多い、筋骨隆々の身長180cmを上回る大男です。
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陸奥(銀魂)の徹底解説・考察まとめ
陸奥は、空知英秋作画の漫画「銀魂」で、主人公坂田銀時がかつて攘夷戦争においてともに戦った坂本辰馬が戦争後に設立した快援隊の副官。坂本の右腕的存在で、頭が切れ交渉ごとに長けています。坂本と出会う前は海賊の娘で奴隷船を率いていました。後に神楽と同じ夜兎族出身だということが判明します。
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目次 - Contents
- 『銀魂 THE FINAL』の概要
- 『銀魂 THE FINAL』のあらすじ・ストーリー
- 追憶・天導衆との戦い
- ターミナルタワー突入
- 蘇るアルタナの化身
- 万屋、推参!
- 銀時VS虚
- 師との別れ
- それからの江戸、相変わらずの僕ら
- 3年Z組銀八先生
- 『銀魂 THE FINAL』の登場人物・キャラクター
- 万事屋銀ちゃん
- 坂田銀時(さかた ぎんとき)
- 志村新八(しむら しんぱち)
- 神楽(かぐら)
- 松下村塾
- 吉田松陽(よしだ しょうよう)
- 桂小太郎(かつら こたろう)
- 高杉晋助(たかすぎ しんすけ)
- 真選組
- 近藤勲(こんどう いさお)
- 土方十四郎(ひじかた とうしろう)
- 沖田総悟(おきた そうご)
- 天導衆
- 虚(うつろ)
- 『銀魂 THE FINAL』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- SILVER BALL(=銀魂)
- 駆けつける仲間たち
- さらば悪友
- 銀時「こいつらと万事屋やってんだ」
- 『銀魂 THE FINAL』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 幾度となく繰り返された“終わる終わる詐欺”
- 来場者特典として『鬼滅の刃』ポストカードが配られた
- 『銀魂 THE FINAL』の主題歌・挿入歌
- 主題歌:SPYAIR 『轍~Wadachi~』
- 挿入歌:影山ヒロノブ『CHALA HEAD CHALA』
- 挿入歌:DOES『道楽心情』
- 挿入歌:DOES『ブレイクダウン』