シン/岡崎真一(NANA)の徹底解説・考察まとめ

シン/岡崎真一(おかざき しんいち)とは、矢沢あいの大人気漫画『NANA』の登場人物で主人公 大崎ナナがボーカルを務めるバンド「BLACK STONES(ブラックストーンズ)通称:『ブラスト』」のベースを担当。仲間からは「シン」、「シンちゃん」という愛称で呼ばれている。親に見放されているシンは愛情を知らずに育ち、未成年にして喫煙、飲酒、売春を行っているがレイラや仲間との出会いにより、愛について悩み、揺れ動きながら成長していく。

幸せな時期のシン(左)とレイラ(右)。

最初はお金を貰い、肉体関係を結んだシンとレイラ。その後も「仕事」の延長として、レイラと関係を持っていたシンだが、次第にレイラのことを本気で想うようになる。メンバーに隠れてメールや電話で連絡を取り合い、密会を重ねる2人。誕生日も星座も全く同じだと知った2人は驚き、運命論を信じないはずのレイラが、「赤い糸だ」と小指を立て信じたのだ。2人は少しずつ愛を育んでいったが、タクミからの牽制、蓮がレイラを防波堤から引き上げる瞬間を撮られて「抱擁写真」として週刊誌に掲載されそうになるなど、トラブルが起こる。バンドのことを考えて一旦距離を置こうと提案されたシンは、「僕たちの事はなかった事にした方がいい」と伝えその場を去った。2人は破局を迎えたのだが、ファンの間では、シンは今でもレイラのことを好きだという説が指示されている。

「未来編」に登場した大人のシン

美少年から大人の色香が漂うイケメンへと成長したシン。

未来編に登場した、ブラストの頃よりも大人になったシン。俳優業に精を出しているようで、美里がマネージャーになっているようだ。「容赦なく仕事を入れる」と嘆いているシーンが登場した。

映画『NANA』でシン役を演じた松山ケンイチのインタビュー

2005年公開 映画「NANA」にてシン役を演じた松山ケンイチ

シン役はかなり難しかったと語る松山ケンイチ。それは身長、年齢、見た目、キャラなど自分と被るところが全く無いからだ。普段は色々考えながら役を演じるが、シンに関しては敢えて余計な事は考えず、最年少だが話すと重い雰囲気になったりするシンのキャラクターの核の部分を出せるよう力を入れたそうだ。また、続編に関しては少し期間をあけ、自分なりに気持ちの整理をつけてからであれば、同じ役でも楽しめる気がすると語った。

雑誌+act 2005年より

出典: blog.goo.ne.jp

好評だった実写版『NANA2』のキャスト・本郷奏斗

『NANA2』のシン役の本郷奏多(右)。イメージが原作に近いと好評だった。

実写版でシンを演じた俳優は2人いる。『NANA』では松山ケンイチがシン役を演じたが、小柄でハーフの美少年というイメージに合っていないと、批判的な声が多かった。元々は他の俳優にシン役を打診していたが、急遽松山ケンイチが演じることになったという経緯があったようだ。
『NANA2』ではキャストが変更になり、本郷奏多がシンを演じた。この時、本郷奏多は15歳。年齢も見た目も原作のイメージにピッタリで、原作のファンからも「シンちゃんっぽい」と好意的な反応が見られた。

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