十二大戦(第9話『二兎追うものは一兎も得ず』)のあらすじと感想・考察まとめ

ネクロマンチストのスキルで、戦士たちをお友達にしていく卯の戦士の憂城。卯のお友達となった断罪の弟と亥は、寅と丑とで四巴の戦いが行われることとなった。寅は、正しさを求め足掻いていた頃を思い出し、丑の機知によって窮地を脱するも、卯が持つ凶器「三月兎」と「白兎」を振るい二人に迫り寄る。
今回は「十二大戦」第9話『二兎追うものは一兎も得ず』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。
「十二大戦」第9話『二兎追うものは一兎も得ず』のあらすじ・ストーリー

卯のお友達となった申は、何かを探して廃墟となっている街を彷徨い歩いていた。空を仰ぎ見た申は、手に持っていた巳の首を一気に空へ投げた。卯は巳の首が目にする地上の風景を捉え、他の戦士たちの状況を把握しようとしていたのだ。申の手助けで卯は上空へと飛び上がって、上空にいた辰に対戦するために名乗りを上げた。そして、素早く辰の胴体を切って殺し、お友達として巳の援護をするように頼むのだった。
これで、生き残っているのは子、丑、寅の3人であることを卯は確認する。

寅は大きな姶良流武術道場の娘だった。100人組み手で全員を倒した寅は、姶良家当主の後継者候補として推すことを告げられる。道場主である当主から、武や道とは何なのかを問われ、寅は「鍛錬を重ね研ぎ澄ませた力が武、武を正しく使うことが道」だと答えた。その道を歩み続けることはできると宣言する。姶良の名を持つ者は皆戦士として戦場へ出て行く。実践の中でしか見つけられないものがあるため、戦場へ赴きそれを見つけて来いと当主から言われる。寅はその話を聞き、必ず武勲を立ててくると誓うのだった。

実際に戦場に赴き、ありのままの戦場を見た寅は、こんな理不尽なものが武の道なのかと疑いを持つ。どうして人間同士が殺し合うのか、命の価値とはどれくらいなのか、戦争に武や道などは必要なのかと寅は疑問に思う。そして、人間が絶滅したら地球を救えるのではないかと考える。
寅は軍の中で戦争に貢献したということで表彰されるが、やりきれない思いであった。その日、寅はバーで大量に酒を浴び、この世は矛盾で偽善だらけだと嘆く。正義はただのスローガンで、害役だと思っていたものが世の中を支えていると寅はいう。平和のために戦っていてもたかが知れているし、ようやく国を救っても新政府に変わったことで滅んでしまう。自分が戦争に送り込まれたのは、戦いを激化させるためだったのだと、寅は酒を飲みながらマスターに愚痴るのだった。
マスターは寅の前にコップ一杯の水を差し出した。その水を見ながら「水清ければ魚棲まず」寅はぽつりと呟く。あまりにも澄んだ水には魚は棲むことができないということわざがあるが、人の世も清廉すぎる人には住ずらいだろうとマスターはいう。
寅は、酔っている間は何も考えなくていいからお酒はいいものだと、飲み過ぎてふらつきながら道に倒れ込んでしまった。その時、ふと四つん這いになってしまったとき歩きやすいことに気づくのだった。戦場でも四つん這いで戦い、酒を浴びているときと血を浴びているときだけは、すべてを忘れることができたのだった。

戦場では常に酔っ払って戦っていたのだが、以前の真面目に戦っていた頃よりも褒められるようになっていた。頭をからっぽにした方が効率がよくて皆も喜んでくれるという寅に、道場主である当主はそれはもはや武ではなく、獣が暴れているにすぎないのだと伝える。そして寅は、姶良流武術道場から破門されるのだった。
寅は、人というのは変わっていくもので、努力や勤勉というのがどんなものだったのか、一生懸命という字はどういう字だったのか忘れてしまう。しかし、支障はないと言って酔っ払いながら戦場に赴き、多くの人を殺していく。この頃の寅は、相手の表情が読めなくて顔を見なくなっていた。そして、味方の名前を覚えられず、地図も読めなくなっていたため、一人で戦うようになっていた。7画以上の漢字も読めず、掛け算ができても割り算はできない。今日の日付が分からず、自分の誕生日も思い出すのに一苦労し、まっすぐ歩くこともできなくなっていた。自分が生きているのか死んでいるのかさえ分からなくなっているにも関わらず、支障はないと寅は思っていた。

地上にいた丑や寅の元に、辰の下半身と上半身、そして巳の首が下りてきた。首と両腕のない巳の胴体と合わせれば4対2なのかと丑は思うのだった。ネクロマンチストである卯が、総力を挙げてきたということは、十二大戦がもうすぐ終わりを迎えているのでは丑は考える。無駄に時間をかけると増員しかねないと考えた丑は、寅に何か妙案か、この場を切り抜ける特殊技能はないかと聞く。寅は自分が酔拳だけしか使えないことを丑に伝える。そして「体がバラバラになった戦士を敵と想定していない」という。丑も同じ意見で、あまり得ではないが何か策を練って、久しぶりに作戦を立ててみようと寅に伝える。
丑は寅に、卯のお友達となった辰の宙に浮いた上半身を見るようにいい、その背中に背負っているものが液体水素の入った氷冷放射器であることを伝えた。
寅は、辰が武器があるのに使おうとしないのは、武器が使えないのではなく、使いたくない理由があることを気づき、辰から液体水素の入った冷却放射器を奪う。寅は上空に飛んで氷冷放射器を破壊し、中の液体水素を地上にばらまいた。切断され死体となっていた断罪兄弟の2人は、液体水素によって凍って、体は粉々に砕けてしまった。

丑は自分の意図を組んでくれた寅に礼をいうが、はっきりと伝えてくれないと分からないと寅は文句をいう。死体とはいえ目は機能しているらしく、露骨な説明をしてしまうと聞こえてしまうかもしれないと丑は説明する。結果的にはよかったのだが、策を練るのは慣れないと丑はいいながら、寅との協調を延期したいと申し出る。寅も気づいていて、自分たちが戦っている様子をビルの陰からうかがっている戦士がいたからだ。
ビルの陰に隠れていたのは卯の戦士だった。そして、お互いが名乗りを上げるのだった。
「『卯』の戦士――『異常に殺す』憂城」
「『丑』の戦士――『ただ殺す』失井」
「『寅』の戦士――『酔った勢いで殺す』妬良」
卯は腕や脚、首を斬られ即座に殺された。
丑は、お互い切り離された巳の腕から逃れるため、寅に協調を申し込む際に約束した1対1での決闘を、約束通り対戦する前に休憩を挟もうかと提案する。しかし、今いい具合に血に酔っていて、休憩の必要はないから対戦を楽しませてくれと寅はいうのだった。
「十二大戦」第9話『二兎追うものは一兎も得ず』の感想・考察
第9話後半アクションシーンは3DCGで制作されている様子だけど、セルルック3DCGモデルだけでなく、レイアウト・カメラワーク・アクションと、全体的な協調の良さが見ごたえ感を増幅させてくれますね。
— これは何のTwitterですか? (@TmRettiw) December 8, 2017
十二大戦 #09「二兎追う者は一兎も得ず」https://t.co/FVIishjVQL #十二大戦 pic.twitter.com/7pv7mUsLBH
『十二大戦』第9話を視聴。
— これは何のTwitterですか? (@TmRettiw) December 8, 2017
液体窒素で氷漬けになる画像のシーンは「ターミネーター2」のT1000が氷結されてしまうシーンを彷彿させる。
ところで十二大戦はやっぱり全12話まであるのかなぁ?#十二大戦 pic.twitter.com/JUQFmCQkTh
今日観たアニメ
— y53k(Kケーと呼んでね) (@y53k_tw) December 5, 2017
十二大戦 第9話
今回は3DCGの混ぜ方とか良かった気がする。しかし、卯はあれで終わりってことはあるまい。寅も残ってるのに。
★★★★★☆☆☆☆☆(5/10)
第9話
— らざぼー (@razabouu) December 3, 2017
急にCG描写が多くなってきたな。とおもったら、グラフィニカってもともとCG得意分野だったのね。
大戦ってついてる割に戦闘シーンがあっさりしてるものが多かったけど、今回でやっと少し骨のある戦いが見れた。
にしても、ここで虎がきたか。
かわいい うん、かわいい...#十二大戦
#断罪兄弟 #十二大戦
— ログアウトします (@tyki28jasdevi) December 1, 2017
断罪兄弟マジ好きっす!
最高の癒しです!♡
どちらかと言うと兄が好みです♡第9話見るのドキドキしたけど、なんかスパッと終わって「えー!!!」って叫んじゃいました(´・ω・`)
この兄弟をもっと見てたいです! pic.twitter.com/2JFC1DG93j
十二大戦第9話を視聴。いや~、よく動きましたね。今作最高の殺陣だったのでは?さて、今回使われた液体(液化?)水素ですが、まるで液体窒素の様な作用を見せましたがそういった性質もあるのでしょうか。これは浅学の謗りを免れませんね。ただ、憂城はまだ死んでいない可能性大でしょう。 #十二大戦
— ずみ@noobゲーマー (@NO_DIVA_NO_LIFE) December 1, 2017
『十二大戦』第9話、憂城ちゃんが舌を噛み切るシーン。#十二大戦 #憂城 #岡本信彦 pic.twitter.com/Hpi2rRukQg
— みあ (@Kmhr35q) December 1, 2017
「十二大戦」の動画放送情報
地上波・BS・CS放送スケジュール
AT-X 10月3日(火)23:30~・リピート放送 毎週(木)15:30/毎週(日)7:00/毎週(月)7:30
MBS 10月3日(火)26:30~
TOKYO MX 10月5日(木)24:00~
BS11 10月5日(木)24:30~
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