十二大戦(第6話『千里の馬も蹴躓く』)のあらすじと感想・考察まとめ

最強の防御術「鐙」のスキルを持つ午の戦士の迂々真は、最強の戦士である失井との戦いで全身に傷を負い、己の弱さに自信を失ってしまう。そして、誰もいない銀行の金庫に引きこもるのだった。制限時間までここにいれば勝てるかもしれないと思うも、迂々真のもとにある侵入者が現れる。
今回は「十二大戦」第6話『千里の馬も蹴躓く』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

「十二大戦」第6話『千里の馬も蹴躓く』のあらすじ・ストーリー

丑は、未のいたビルの一室へと入り込むのだが、瞬時に未の罠を見破り逃げ出していた。慌ててトラップを仕掛けたような印象を受けた丑は、未はあまり遠くへは行っていないだろうと推測し探しに行く。

未が公園へと入っていくと、酔っ払ってベンチで横たわっている寅の戦士の妬良(以下:寅)を見つけ密かに隠れていたのだが、寅に隠れていたことを悟られてしまう。直接対戦するのは最後まで避けたかった未だが、寅の体内にある宝石は交渉材料として利用価値があると考えていた。

酔っ払ってふらついていた寅が、四つん這いになって未と向かい合い唸り声を出し始めた。その様子を見て未は、そんなかまえで今までよく生きてこれたものだと感心するのだった。寅は未に褒められたと勘違いするが、手加減して優しく殺すという器用な真似は自分には出来ないという。寅は酔っ払いすぎていて、未は久々に実践の血が騒ぐかと思いきや歯ごたえがなさすぎると思うのだった。しかし、丑から逃れて公園に来た未は、自分が仕掛けた偽の痕跡に丑はいつまでも騙されてはくれないだろうから、のんびりとはしていられないと考えていた。
未が、名乗り合いは少し酔いを醒ましてからにしようと寅に声をかけるが、酔ってはいないと言い張るため、こんな戦士は見ているだけでも不快だから、一瞬でかたをつけさせてもらおうとする。

「『未』の戦士――『騙して殺す』必爺」
「『寅』の戦士――『酔った勢いで殺す』妬良」

寅は自分が名乗りを上げるとともに、瞬時に未に駆け寄り一撃を与えた。
あまりにも一瞬の出来事で、未は動くことが出来なかった。頭のてっぺんから足のつま先までただの酔っ払いであったはずの寅が、酔った勢いで酔拳を使って未を襲ったのだった。そして、お酒よりも人の血で酔うのだと、寅は命がこと切れた未に話しかける。

申は、卯の攻撃やゾンビとなった鳥の襲撃から避け続けていた。
申は卯の行動に対し、個々の区別など関係ないオセロの駒を操るかのような作戦の立て方であり、相手の身体をただ宝石の入れ物としか認識していない危険な精神性だと感じていた。自分に剣を落とされ逃げ出す卯を見て、腕前としてはまだまだだと思った申は、卯が振り向く暇を与えず背後を取ることができれば制圧は簡単だと考えた。そして、制圧した後に改めて卯と交渉しようとした。しかし、卯は自分の背後に申が来た瞬間に、両刀で申の胸を刺したのだった。どうしてと思う申の目に飛び込んできたのは、卯の前方のある木の枝から、自分を見ている巳の首だった。そして、子を追っていったのは、首のない巳であったことを思い出した。
巳の首によって視覚を共有していた卯は「背中を任せられる仲間がいるというのは、とってもいいものだよね」と申にいう。「初めて会った時から気に入っていて、命だけしかとらないから安心してほしい、その代りお友達になってくれ」と、意識が薄れかけている申に話しかけるのだった。

その頃、有力者たちはモニターでそれぞれの選手たちの動向を観覧していた。
ドゥデキャプルは、12人の戦士たちが半分まで減って、いよいよベットの時間であることを有権者たちに伝える。そして、ここまでの戦いで、戦士たちの実力もある程度開示され、生き残った6戦士たちの予想順位を発表する。

壱位―丑
弐位―卯
参位―寅
肆位―午
伍位―辰
陸位―子

予想順位を見た有権者たちは、トップの丑や卯、未を倒した寅が参位なのはなかなかの高評価だと話す。一方、低評価のパートナーである弟を失っている辰と、ここまで何もしていない子はやむ追えないだろうとドゥデキャプルが付け加えた。
有権者たちは、6戦士たちのこれまでの戦い方や能力など考慮して、それぞれ自分たちの押す戦士にベットしていく。
後は、鉄板でも大穴でもない実に平凡な肆位の午の戦士だが、丑の攻撃から生き残れたのは快挙であると一人の有権者がいう。午は戦意を喪失して引きこもっているが、この行動によって上位の戦士たちが脱落する可能性もあるとドゥデキャプルは説明する。しかし、大会側としては、できれば時間切れによる全滅という締まりのない結末は避けてもらいたいというのだった。

午は、身を隠すためにある建物の地下へと降りて行く。
外を出歩いていれば確実に他の戦士と出会ってしまう。例え他の戦士と出会って何人倒したとしても、今度は攻撃を全て防御できずに確実に死ぬだろうと午は怯えていた。だがこのままでは、タイムリミットが来て自分も毒死してしまうと考える。

午は以前、兵士として仲間と共にジャングルに分け入ったとき、いきなり襲撃に合い仲間は皆殺しされて自分も負傷してしまった。痛手を負いながらも敵を倒していくが、大柄のロボットとの大戦で、自らの力の無さが決定的な敗北となったしまった。
それ以降、午は肉体改造をして、筋肉の鎧を身に付けるべく過酷なトレーニングと科学施術にもためらわず手を出して編み出したのが、どんな攻撃にも耐えられる鉄壁の防御術「鐙(あぶみ)」だった。自分の肉体が細胞レベルで変化したことで、もしかしたら「鐙」の防御力は体内の毒に対しても有効かもしれないと考えるのだった。そして、他の戦士たちから「獣石」も手に入らず、優勝の条件に満たせなくても、生き残ることこそ勝ちだと思い始めていた。「鐙」を身に付けてからは負けることが無くなったため、負けなければ勝ったも同じだというのだ。

子は、何とか首なしの巳から逃げ回っていた。
「こんなに暗いと寝ちゃいそうだな」
子に突然話しかけられ午は驚き狼狽えた。
なぜなら、自分のすぐ横で子が座り込んでスマホをいじっていたからだ。子はスマホをいじりながら午に話しかけるのだが、午は子がどこから入ってきたのだろうかと考えていた。子は午の考えていたことがまるでわかったかのように、「ねずみというのは、ちょっと隙間があればどこからでも入ってくることができる」と答えた。
そこで、お互い名乗りを上げるのだが、午はどうしても、子がどうやって自分のいるところへ入り込んできたのか、何のためにここに来たのか不思議でならなかった。子はそんな午の疑問に、緊急避難で、パニックルーム代わりとしてここへ来たことを伝えた。元々自分がウォーキングデットとなった巳を追っていたのだが、今は反対に巳に追われていることを話す。そして、申が殺されてしまったことを伝え、皆が助かる方法という和平案は、中心に申がいたからこその提案だったのだが、断案するしかないと話した。午は申が殺されたことに驚き、申を倒したのは丑なのか、地上ではいったい何が起こっているのだろうかと思うのだった。

子はスマホをいじりながら午に語りかけていく。申が考えていた和平案は、まず戦いを止めて、それから皆で案を考えるというものだったのかもしれないが、今ではもう何だったのかは分からない。皆が守りに徹してしまうと、世の中が動かなくなってしまう。変化と進化を望むのであれば、奔放に動くやんちゃな者も必要で、すべてが静止した世界は、今ビルの地下で隠れている午同様に、死んでいるのと同じだという。さらに「生きているだけなら死んでいるのと同じだよな」「卯のお友達となった死体の方が生きてる気がする」と話すのだった。
午は子が話している意味が分からず茫然とする中、子は未が今どこにいるのか聞いてくる。午は、どうして子が未の所在を気にするのか分からなかった。

子は午の元から去る間際に、自分を追って巳が来るかもしれないから逃げたほうがいいと伝える。子は姿を現した時と同様に、音もなく暗闇に姿をくらましその場を後にした。
午は子から逃げたほうが良いと忠告されるが、外に出ると丑がいると怯え、このまま籠城するのがいいのではないかと思う。子の忠告を、世の中のしくみも分かっていない子供の戯言だと本気にはしなかった。守りに入って引きこもり動かない方が楽なはずだが、なぜか息苦しさを感じるのだった。だが、息苦しく感じていたのは、ビルの中で何かが燃やされての息苦しさだということに気づく。午は、熱には耐えられても酸素が薄くなっていく状態には耐えられず、巳によって建物ごと燃やされ殺されるのだった。

「十二大戦」第6話『千里の馬も蹴躓く』の感想・考察

「十二大戦」の動画放送情報

地上波・BS・CS放送スケジュール

AT-X 10月3日(火)23:30~・リピート放送 毎週(木)15:30/毎週(日)7:00/毎週(月)7:30
MBS 10月3日(火)26:30~
TOKYO MX 10月5日(木)24:00~
BS11 10月5日(木)24:30~

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