水曜どうでしょう（水どう）のネタバレ解説・考察まとめ

嬉野 雅道（うれしの まさみち）

北海道テレビのディレクター。
誕生日は1959年7月7日。
撮影班の一員で、ビデオカメラを用いての撮影や、映像の編集等を行う。
愛称は「うれしー」。
藤村とは異なり、撮影を行う関係上裏方に徹することが多く、露出は少ないが、水曜どうでしょうになくてはならない人物。
大泉と藤村が揉めている最中に風景を撮影していたり、シカを虎と見間違えるなど、どこかボケた一面もある。
趣味が写真で、撮影の合間に撮った写真をまとめて出版するなどしている。

onちゃんの活躍

onちゃんの本編への初登場は「どうでしょうカルトクイズ世界大会」だが、着ぐるみの中の人は別人である。
安田がonちゃんの中に入って登場したのは「十勝二十番勝負」が初となる。
大泉をだましロケ地に連れていく予定で、その場にいた安田を一緒に連れてきたはいいものの、居場所に困り着ぐるみの中に入れたのがきっかけとなる。
たびたびonちゃんの着ぐるみの中に入るようになった安田は、ドロップキックを食らうなどの辛辣な扱いを受けながら、中の空気を抜くなどの着ぐるみを生かした芸により、onちゃんを全国区に知名度のあるマスコットキャラクターへと育てていく。
onちゃんの着ぐるみが営業等で貸し出されている場合は、安田が黄色い全身タイツとonちゃん帽を着用した姿になる。

『水曜どうでしょう』の主な企画

サイコロの旅

サイコロを振って出た目の移動手段と目的地に従い、最終的に北海道を目指す名物企画。
全6作と番外編である韓国サイコロの旅が放送された。
移動手段と目的地はディレクターである藤村の匙加減次第でその時々によって変わり、鉄道やフェリー、長距離バスが主だが、中にはヘリで移動したこともあった。
見どころとしては、深夜バスで移動する際の大泉・鈴井の愚痴が挙げられる。
車内の様子は撮影されないことが多いが、サービスエリアに降りた際に「尻の肉が取れる夢を見た」と発言するなど、深夜バスの過酷さが伺えるものとなっている。

ヨーロッパ21ヵ国完全制覇

レンタカーを用いてヨーロッパ21ヵ国を回る企画。
テーマは「メルヘン」で、全2作が放送された。
当時EU（ヨーロッパ連合）が発足し、ヨーロッパの国境の移動にビザを必要としなかったことから、企画が発足した。
鈴井は「ヨーロッパ21ヵ国を回り切れなかったら番組を降りる」と発言するなど、この企画に意気込みを見せていたが、大泉と藤村の余計な寄り道のせいで、入国できた国は13ヵ国に留まる。
結局鈴井は番組を降板しなかったものの、水曜どうでしょうにおける自分の立ち位置を考えるようになる。
21ヵ国をすべて回り切れなかったことを受けて、「ヨーロッパリベンジ」がスタート。
前回入国することができなかったヨーロッパの北欧地域を回り、見事21ヵ国制覇を果たした。

シェフ大泉 夏野菜スペシャル

夏野菜を使って大泉が料理を行う企画。
腕を振るうつもりで用意してきた大泉だったが、実はディレクター陣と鈴井による騙し企画であった。
夏野菜を栽培するための開墾、さらには料理を盛る皿を作るための陶芸を強要されるなど、ロケのたびに腰を折られる大泉。
知り合いのシェフにパイ生地（実際にはピザ生地）を作ってもらっていた大泉は腹を立て、藤村に対して愚痴をこぼす。
ようやく料理までこぎつけた一同だったが、大泉の調理時間の長さに腹を立てた藤村は大泉を罵倒する。
それに対して大泉は逆ギレし、企画は終了する。

四国八十八ヶ所 完全巡拝

レンタカーによって四国八十八ヶ所の巡礼を行う企画。
全3作が放送された。
「試験に出るどうでしょう」の罰ゲームとして行われた企画で、スケジュールの関係上、4～5日で霊場を全て回ることを目的とする過酷なものとなっている。
一度の旅で八十八ヶ所全ての霊場を回り切ったことはないが、全3作を通算すると巡礼を完了している計算になる。
四国八十八ヶ所IIでは、撮影中にビデオカメラが突然停止するなどの不可思議な現象が何度も起きており、その様子をテレビドラマ化した「四国R-14」が放送された。

対決列島 甘いもの国盗り物語

「一致団結! リヤカーで喜界島一周」において、鈴井と藤村がアイスの早食い対決を行ったことがきっかけで考案された企画。
鈴井・大泉チームと藤村・安田チームに分かれ、早食い対決を行う。
北海道から出発し、各都道府県で対決を行い、ゴールの鹿児島までに獲得した面積の合計で勝敗を競う。
対決を行わなかった都道府県の面積は積み残しとなり、鹿児島での対決に加算される。
当初は甘味が得意な藤村チームが優勢と思われたが、北海道対決でアイスクリームを地面に落とすなど、安田のミスもあり、勝負は鈴井チームが優勢となる。
積み残しを含めた鹿児島対決において、冷たいものが苦手な藤村が根性で鈴井を下し、ギリギリで逆転勝利する。
その罰ゲームとして、「ユーコン川160キロ 地獄の6日間」が行われた。

ユーコン川160キロ 地獄の6日間