ファイナルファンタジータクティクス A2 封穴のグリモア(FFTA2)のネタバレ解説・考察まとめ

『ファイナルファンタジータクティクス A2 封穴のグリモア』(FFTA2)は、2007年に発売されたニンテンドーDS用シミュレーションRPG。2003年に発売された『FFTA』の続編。
主人公ルッソは終業式の日、図書室で1冊の古い本を読む。その本のページにルッソが自分の名前を書き込むと、彼は不思議な世界へと飛ばされてしまう。ルッソはこの異世界で冒険しながら元の世界へ戻る方法を探す。

犯罪集団カミュジャのリーダー的存在の美女。冷酷な性格。
力を手に入れることにとらわれている。
もうひとつのグリモアを持つ人物で、禁域「ヤクト・ゼレイア」に封印されている深淵の者ヌーキアの復活を画策している。

ユエン

カミュジャに所属する暗殺者。
イルーアの忠実な部下で、シドの暗殺を請け負う。
専用ジョブ「ダークトート」を持つ。
最後はガリークランと戦い、死亡する。

ヌーキア

本作のラスボス。
禁域「ヤクト・ゼレイア」に封印されている深淵の者。
残手、主角、コアで構成されるボスモンスター。
その目的も存在する意味も詳細は語られていない。
ヌーキアは強大な力を持つと言われ、その力を欲するイルーアによって復活を遂げる。

『ファイナルファンタジータクティクス A2 封穴のグリモア』のシステム

エンゲージ

ジャッジによるロウと呼ばれるルールが設定される戦闘のこと。
エンゲージには法の番人「ジャッジ」が立ち会い、ロウが守られているかどうかを見極める。
ルールはその都度変わり、戦闘中に特定の攻撃方法が禁止されたりするような、「縛り」が加わることになる。
ロウには使用武器の制限や、特定の属性禁止など様々な種類がある。

戦闘開始時、MPは0からスタートし、行動順序が回ってくるたびに10ずつ増えていく。
まれにスペシャルコマンドが発生し、その効果は自分の隣接の敵や味方キャラクターの数によって様々に変化する。

アビリティ

アビリティ付きの武器を装備してアビリティポイント(AP)を貯めることで各種アビリティが使えるようになる。
習得可能アビリティは、ジョブごとに設定されている。

神獣

今作の神獣は、特殊なアクセサリーを装備することで召喚できるようになる。
召喚可能なアクセサリーを装備すると神獣コマンドが現れ、バトル中に行動を成功させると「スマッシュゲージ」が貯まっていき、一定量貯まると神獣を召喚できるようになる。
1人のキャラクターが複数のアクセサリーを装備することで、1度の戦闘中に複数の神獣を召喚することが可能となる。その場合、1種類の神獣は1度だけしか召喚できない。
神獣はFFシリーズ本編に登場した敵の名を冠している。
また、神獣を召喚できる特殊なアクセサリーは、ほとんどがクエストの報酬として入手可能。

神獣とアクセサリーは以下の通り。

魔人ベリアス…魔人のペンダント
皇帝マティウス…背徳のコサージュ
密告者シュミハザ…密告者の腕輪
統制者ハシュマリム…統制者のヘアピン
暗黒の雲ファムフリート…暗黒のベロア
憤怒の霊帝アドラメレク…霊帝のブローチ
不浄王キュクレイン…不浄王のカフス
死の天使ザルエラ…死天使のピアス
輪廻王カオス…輪廻王のリング
断罪の暴君ゼロムス…断罪のチョーカー
審判の霊樹エクスデス…霊樹のフリンジ
聖天使アルテマ…聖天使の羽飾り
戒律王ゾディアーク…戒律王の指輪

『ファイナルファンタジータクティクス A2 封穴のグリモア』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

タイトルの由来

今作『ファイナルファンタジータクティクス A2 封穴のグリモア』のタイトルの「A2」は『ファイナルファンタジータクティクスアドバンス』の続編で「アドバンス2」という意味であった。
だが時期的に任天堂の携帯ゲーム機の主力はGBAから後継機であるニンテンドーDSへと移っていたことから、今作はアドバンスではなくニンテンドーDSでの発売となった。
そのため、「アドバンス」というタイトルを付けられず「A2」という言葉のみが残った。

このタイトルの「A2」について、当時のディレクターの村澤裕一氏は、A2のAは、エースだったり、アドベンチャーであったり、前作のアドバンスという意味もあったり、色んな要素の意味を持っている、と語っている。

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