ヴィネガー・ドッピオ(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ

ヴィネガー・ドッピオとは、荒木飛呂彦の漫画作品『ジョジョの奇妙な冒険』Part5『黄金の風』に登場するキャラクターである。気弱な少年にしか見えないドッピオだが、ギャング組織パッショーネのボス・ディアボロのもう一つの人格で、隠れ蓑であった。自身はそのことを知らず、自分をボスの忠実な部下だと思い彼の指示で行動する。ボスのスタンド「キング・クリムゾン」の一部を使うことができる。ボスからの「指令」を「電話」で受け取る際、自らの口から着信音を発し、その場にあるものを電話として使う奇妙な行動が多い。

目が覚めると、周辺一帯の者の精神と肉体が入れ替わっていた。それは、ディアボロが目にした人物、というより進化したシルバー・チャリオッツこと「シルバー・チャリオッツ・レクイエム」の能力の暴走だった。矢をスタンドに刺すと、さらなる進化を遂げスタンドがレクイエム化する。そして、力ある者が矢を使えば、全ての生き物の精神を支配することができる。ポルナレフは、過去に一度シルバー・チャリオッツがレクイエム化しかけたことからこのことに気付いた。
ドッピオはブチャラティの肉体に入っていた。魂が引きずり出される瞬間、「このままだとまずいから行く」と言い、ボスは去って行った。ジョルノたちは、その場の状況からブチャラティの肉体に入っているのがボスであると認識。ブチャラティ自身の命令で、ミスタにより肉体は狙撃を受ける。
ドッピオは薄れゆく意識の中、ボスがトリッシュと共にミスタの肉体に潜んでいることに気付く。「そこにいるのならボス…完全に僕たちの勝ちだ…」とドッピオは笑う。ボスの勝利は喜ばしいが、寂しさもあった。
「またいつものように電話…ください…」と呟き、ドッピオは携帯電話に手を伸ばす。ドッピオは、自分の正体を何一つ知らないまま、ブチャラティという他人の肉体からも離れ消滅した。

ヴィネガー・ドッピオのスタンド能力:キングクリムゾン(一部) / エピタフ

スタンドとは

キングクリムゾンの能力の一部を使用するドッピオ。

「スタンド」とは、『ジョジョの奇妙な冒険』に登場する一種の超能力である。生まれつき、或いは宇宙由来のウイルスが付着した特殊な矢の鏃で傷を負うことで発動する精神エネルギーが具現化したもので、個々に異なる特殊能力を持つ。
スタンドを見る、触れることができるのはスタンドを扱える者(スタンド使い)のみである。

ステータス

破壊力-A / スピード-A / 射程距離-E / 持続力-E / 精密動作性-? / 成長性-?

(A-超スゴイ B-スゴイ C-人間と同じ D-ニガテ E-超ニガテ)

能力

エピタフによる未来予知

正確にはキング・クリムゾンとはディアボロの能力であり、ドッピオ固有のスタンドではない。キング・クリムゾンの能力は「時間を数秒消し、消された時間を本体のみが体験できる」というものだが、ドッピオにはこちらの能力を使うことは不可能である。
ドッピオが使えるのは、キング・クリムゾンの腕による物理攻撃と、同スタンドの能力の一部「エピタフ」であった。エピタフはキング・クリムゾンの額についた顔で、予知能力を持つ。本体の目の前に垂らした前髪に移る十数秒先の未来を、映像として見せる。
エピタフによって見せられる未来は回避可能なものではないので、ドッピオがいかに回避をしようとしても映像通りの結果となる。攻撃を受ける未来を見た場合、その未来を変えることはできない。

キングクリムゾンの腕

ドッピオにはキング・クリムゾンのすべての能力は使えないが、腕の使用はできる。キング・クリムゾンが持つ人体を貫通するほどのパンチ力、飛んできた者を弾き飛ばす力など物理的なものだが、戦闘ではかなりの効果を持つ。

ヴィネガー・ドッピオの関連人物・キャラクター

ディアボロ

CV:小西克幸(TVアニメ版)、森川智之(ゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』 / ゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン』)、宮本充(ゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』)

ギャング組織「パッショーネ」のボス。獄中で囚人の母から生まれ、刑務所では育てられないからと母の故郷であるサルディニアで神父の養子となった。
かつては「どんくさいけど、さっぱりしたヤツ」と認識されていたが、実母を生きたまま自宅の地下室に閉じ込めるといった狂気性を持っていた。神父も含め、育った町の人々を村ごと焼き払い自分自身も死んだことにし、後にパッショーネを設立。麻薬の売買などで多大な収益を挙げる一大組織にまで上り詰めた。
若い頃から他者に正体を知られないよう行動しており、自分を追う者は部下である組織の一員であっても容赦せずに消す。その為、組織内ではボスの正体を探ることは絶対のタブーであるとの不文律が出来上がった。
娘のトリッシュ・ウナの存在が明らかになった際、血の絆から彼女が自分の子であることを確信して組織の者に匿わせる。その後はスタンド使いの幹部であるブチャラティの一行にトリッシュの護衛を任せ、指令を送る。
コロッセオでかつて倒したはずのスタンド使い・ポルナレフと戦い、彼が持つスタンドの矢を手に入れようとする。矢を入手せんとしたその瞬間にポルナレフのスタンドが「シルバー・チャリオッツ・レクイエム」に進化し、暴走。魂が他の生物と入れ替わり、ドッピオの人格と離れ離れになる。
ジョルノたちとの攻防の末に矢を手に入れるが、ブチャラティがシルバー・チャリオッツ・レクイエムの能力の下である「光」を破壊したことで全ての魂が本来の肉体へと戻る。矢を手にしたジョルノを前に逃走することもできたが、「ここで逃げたら誇りが失われる」と戦う。スタンドを矢で貫かれ「すべてをゼロに戻す」能力が発動した「ゴールド・エクスペリエンス・レクイエム」の能力により、死んだことすらゼロにされ永遠にあらゆる苦痛を味わいながら死に続けることとなった。

renote.net

リゾット・ネエロ

CV:藤真秀(TVアニメ版)、黒田崇矢(ゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン』)、根岸朗(PS2ゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の旋風』)、

28歳。
パッショーネの暗殺チームのリーダー。鉄分を磁力で操作するスタンド「メタリカ」を持つ。非常に小さな群体型のスタンドで、本体の体内に潜んでいる。射程距離内の相手の血液中にある鉄分を刃物に変えて内側から攻撃できる他、鉄分を減らすことで酸素欠乏症に追い込むことができる。
ボスから得られる収益が少ないことに不満を持ち、部下たちと共にボスを殺してのし上がることを計画した。ジョルノたちとの戦いの中で部下をすべて失ってしまう。盗難飛行機の墜落情報からブチャラティたちの目的地がサルディニア島であることを悟る。
サルディニア島でドッピオと遭遇し、彼がスタンド使いでかつボスに近しい人物と気づいて攻撃を仕掛けた。足を斬り飛ばされながらも持ち前の洞察力とスタンドでドッピオを追い詰めるが、ドッピオの主人格であるディアボロの策略でエアロスミスに攻撃され致命傷を負う。今わの際に一矢報いようとしたが、ディアボロに倒された。

renote.net

ブローノ・ブチャラティ

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ninja
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ジョジョの奇妙な冒険シリーズの都市伝説・豆知識・裏設定まとめ

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場所と時代を変えながら活躍する、“ジョジョ”と呼ばれる勇者たちを描いた『ジョジョの奇妙な冒険』には、様々な都市伝説や豆知識、裏設定が存在する。 ディオの母親の存在。ゾンビ騎士ブラフォードとタルカスの真実。ツェペリの設定の変遷。カーズの行方。シュトロハイム最後の戦い。設定のみ存在するアヌビス神のスタンド使い。作者がその強さを保証する意外な強豪キャラクター。物語中盤でフェードアウトしたフーゴの本当の役割。ここでは、『ジョジョの奇妙な冒険』の有名な都市伝説や豆知識、裏設定を紹介する。

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ジョジョの奇妙な冒険の歴代OP・ED主題歌・挿入歌まとめ

ジョジョの奇妙な冒険の歴代OP・ED主題歌・挿入歌まとめ

『ジョジョの奇妙な冒険』とは荒木飛呂彦によるアクション・アドベンチャー漫画及びそれを原作としたアニメ・小説・ドラマ・映画などのメディアミックス作品。この記事では『ジョジョの奇妙な冒険』のアニメに使われた歴代のオープニング・エンディング主題歌・挿入歌と、その他の劇場アニメ、OVAなどの主題歌を紹介していく。

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