トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』とは、2011年に公開されたアメリカ合衆国のSFアクション映画。実写映画『トランスフォーマー』シリーズの3作目であり、シリーズ第1部の完結編である。トランスフォーマーたちが住む惑星サイバトロンにて、金属に生命を吹き込むオールスパークを巡った戦いが繰り広げられる中、一隻の宇宙船が脱出した。月面到達が達成されたアポロ計画には、月に墜落したその宇宙船に関する、ある陰謀が隠されていたことが明らかになっていく。

マトリクス

前作で登場した、惑星破壊装置を起動させるキーの役割を持つアイテムのこと。「リーダーのマトリクス」とも呼ばれている。
このアイテムには、オプティマス・プライムやセンチネル・プライムを蘇生させるほどの力が秘められている。

宇宙競争もといアポロ計画に隠された陰謀

アメリカ政府がアポロ11号の宇宙飛行士たちへ、月面に人類で初めて到達することの他に、月に墜落した宇宙船「アーク」を調査することを目的とした計画のこと。
宇宙船の調査を巡って、アメリカとソ連がどちらが先に月へ行くか、競争した事をいう。

ダークサイド・ムーン

月の裏側のこと。

アーク、スペースブリッジ、柱

「アーク」はセンチネルが乗っていた宇宙船のこと、「柱」はスペースブリッジを起動させるアイテムのこと、「スペースブリッジ」はセンチネル・プライムが開発した物質を転送することができるテレポーテーションシステムのことをそれぞれいう。

『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

サム「君が大事だ。どんな埋め合わせもする」

物語のラストシーンで、サムがカーリーに言う名言・名セリフ。
危険を顧みず、オートボットたちを救うために戦場へ赴くサムを心配するカーリーに、彼が言ったこの言葉は、カーリーをどれほど大事に思っているかが窺えて感動する。

シモンズ「将来聞かれるだろう。”侵略された時、どこにいた”と」

オートボットとサムが別れたシーンにて、シモンズがサムへ投げかけた言葉であり、名言である。
この言葉と共に、シモンズが「私たちはこう言うだろう、”ただ見ていた”と」と言うのだが、それが深く心に刺さる。

人類によって地球を追い出されたオートボットたちがいなくては、ディセプティコンたちによる地球の侵略に誰も対抗できず、ただ侵略されていく様を見ていることしかできないのだという未来を予言した深い言葉だ。

ハイウェイでの戦闘

センチネルの護衛のオートボット戦士と追っ手のディセプティコンよる高速戦闘。
ディセプティコンの追跡者は驚異的な走力を誇り、ビークルモードを追い抜き荷台付きの車を転倒させる。
だが華麗なジャンプで転がって来た車と荷物を回避し、空中に放り出されたサムを掴み見事着地を決めるバンブルビー。
派手な場面が多い今作でもなかなかに爽快感があるシーンだ。

一騎当千

オプティマスがオートボット総司令官の名に恥じぬ凄まじい強さを発揮し、ジェットパックを使い空中から飛来して複数のディセプティコンを流れるように撃破していくシーン。
過去作と違い数え切れないほどディセプティコン兵が登場する今作だからこその演出といえるだろう。

オプティマス・プライム「私を裏切ったのではなく、貴方は自分自身を裏切った」

メガトロンに急襲され、満身創痍のセンチネル・プライムが「私がお前を裏切ったのは故郷を取り戻す為だ。どうか分かってくれ」と命乞いをしてきた際、オプティマス・プライムが彼に言った最後の言葉だ。
オプティマス・プライムはセンチネル・プライムのことを師と慕っており、裏切っていたことを知った時はとてもショックを受けていた。

そんなオプティマス・プライムが、「センチネル・プライムは自分ではなく、かつて伝説の戦士として惑星サイバトロンを守っていたセンチネル・プライム自身を裏切ったのだ」という意味が込められているであろうこのセリフは、物語の中で一番感動する名言・名セリフだろう。

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