予測不能のシナリオ
進撃の巨人はまず舞台設定が今までに無いものだった。この世界の人間は、自分たちより大きな巨人に食われないようにするため、大きな壁の中で暮らしている。
その壁が物語の冒頭から簡単に壊され、主人公の男の子の母親がエグい食われ方をしてしまう。こんな過激な始まり方でこの後どうなるの?巨人って何?などの疑問が次々と出てくる。
導入部は謎の連続で、次は何が起こるのか?ハラハラドキドキするし、そもそも展開が全く読めない。しかし序盤に感じた疑問などは後半でサラッと伏線回収してくれて、そういうことだったのか!とかなりスッキリさせてくれる。
こうなると面白くて続きが気になって仕方なくなる。具体例として、なぜマルコは死んだのに漫画の登場人物の欄にずっと出てきているのか?疑問だったが、これも後にきちんと回収してくれた。
この漫画のすごいところは、毎回毎回全く展開が読めないので、この後どうなると思う?とファン同士でいくら話し合ったとしても、予想を軽く裏切る展開が盛りだくさんなところだろう。
唯一欠点があるとすれば巨人に食われて人が死ぬ時などがエグすぎるところ。頭と胴体をちぎって食べられたりするので、感受性の強い子どもにはあまり見せたくない。
大人が展開予想しながら見ていくのは十分過ぎる程面白い。また、漫画が嫌な人はアニメもやっているので、こちらからなら入りやすいと思うのでおススメする。