ダークファンタジー物の傑作コミック
絵柄が独特な作品なため食わず嫌いしていましたが、世間の評価が高いので読み始めました。
これは面白い。面白すぎて32巻まで一気に読み進め、再び初めから読み返しております。
読み返しの段階で初めて気が付くことも多く、流石の一言。
序盤はまさに謎だらけ。巨人という存在や巨大な壁に囲まれた世界、消えた父親。
わからないことだらけの巨人に支配される世界で、圧倒的な力の差がある巨人に対し人類がどう生き残っていくのか、というストーリーから始まります。
さらに伏線が張り巡らされ、謎は深まるばかり。
中盤で怒涛の勢いで謎が解き明かされ、伏線も回収される。
どうやって巨人が生まれたか、目的は何なのか、世界の謎、敵とは。
そして終盤での大どんでん返し。誰が本当の敵なのか、誰を信じればいいのか。何がどうなるのかわからない、このハラハラドキドキの展開は一見の価値があるかと思います。
アニメ化、実写映画化、スピンオフ化など派生作品も多く、この作品の魅力、人気度を表しています。
ダークファンタジー物の傑作であるが、その前に漫画作品の最高傑作と言っても過言ではない。
作者である諫山創さんの序盤から終盤にかけての画力の凄まじい向上も、この作品を楽しめるポイントかもしれません。