スピッツ(Spitz)の徹底解説まとめ
スピッツ(Spitz)は日本のロックバンドである。1987年結成。シングル「ヒバリのこころ」でメジャーデビュー。1995年発表のシングル「ロビンソン」をはじめ「チェリー」「空も飛べるはず」「楓」「涙がキラリ☆」「魔法のコトバ」など数多くのヒット曲を生み出す。唯一無二の世界観を有する歌詞と優しくノスタルジックなメロディーが特徴。現在も日本の音楽シーンを代表するバンドとしてマイペースな活動を継続している。
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スピッツとは、日本のロックバンドである。メンバーは、ボーカル・ギターの草野マサムネ、ギターの三輪テツヤ、ベースの田村明浩、ドラムの﨑山龍男である。
バンド名の由来は、「短くてかわいいのに、パンクっぽい」から。特徴は、ボーカル草野の透明感のある歌声である。
1987年に結成し、シングル『ヒバリのこころ』と、アルバム『スピッツ』を同時に発売してメジャーデビュー。1994年に『空も飛べるはず』を発売し、バンドを代表する名曲になった。
1995年にリリースした11枚目のシングル『ロビンソン』は、スピッツとして初のオリコンチャートトップ10入り。この曲で大ブレイクし、多くのファンを獲得した。また、同楽曲はオリコンチャートで30週以上もランクインするロングセラーとなり、売上は100万枚を突破した。
1996年には、「空も飛べるはず」がドラマ『白線流し』の主題歌に起用され、大ヒット。ミリオンセラーを記録した。同年に発売した『チェリー』もミリオンセラーとなり、カラオケでも多く歌われるほどの名曲になっている。
2019年、YouTubeの公式チャンネルで公開した「ロビンソン」のミュージックビデオが、再生回数1億回を突破。2021年にはデビュー30周年を迎え、精力的に活動を継続している。
スピッツ(Spitz)は日本のロックバンドである。1987年結成。シングル「ヒバリのこころ」でメジャーデビュー。1995年発表のシングル「ロビンソン」をはじめ「チェリー」「空も飛べるはず」「楓」「涙がキラリ☆」「魔法のコトバ」など数多くのヒット曲を生み出す。唯一無二の世界観を有する歌詞と優しくノスタルジックなメロディーが特徴。現在も日本の音楽シーンを代表するバンドとしてマイペースな活動を継続している。
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『伊藤くん A to E』とは、柚木麻子が2013年に幻冬舎より出版した恋愛ミステリー小説を原作とするテレビドラマおよび映画である。 ドラマ版は木村文乃を主演とし、TBSほか一部同系列局で放送されている「ドラマイズム」枠で2017年8〜10月に全8話が放送された。2018年には、同キャストによる映画版が制作された。 落ち目の女性脚本家(女性E)が開いたトークショーに訪れた女性A〜Dが、「伊藤くん」のことを相談していくという物語。クズ男に振り回される女性たちのリアルな心理描写が見どころである。
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『名探偵コナン 黒鉄の魚影』(めいたんていコナン くろがねのサブマリン)とは、原作者・青山剛昌による『名探偵コナン』の劇場版シリーズ。2023年公開の日本のアニメ映画。配給は東宝、制作会社はトムス・エンタテインメント、監督は立川譲である。 八丈島近海に、新たに建設された海洋施設・パシフィック・ブイ。そのパシフィック・ブイに向かった江戸川コナン(えどがわ コナン)は、自分を小さくした、黒ずくめの組織の影があることに気付く。コナンは、組織の動向を探るうち、新たな組織のメンバー・ピンガの存在を知る。
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日本を象徴するロックバンド・スピッツが売れるまでに苦労したことを調べました。
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人気バンド・スピッツの歌詞にまつわる都市伝説をまとめました。メンバーの草野マサムネが作詞を担当していますが、歌詞の中には「死」や「事件」など負のイメージを連想させる箇所があるという噂があるのです。ここでは噂になっている歌詞や解説を紹介していきます。
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2021年、ロックバンド「スピッツ」が結成30周年を迎え、人気曲「ヘビーメロウ」などを含めたベストCDをリリースした。女優・モデルの杏や、最年少でプロデビューした天才棋士・藤井聡太もスピッツのファンであることを公言しており、ますます注目が集まっている。
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クリアな声と美しい世界観、そして愛らしい(?)キノコヘアーでファンを魅了してやまないスピッツのボーカル草野マサムネ。外見はどこからどう見ても草食系な彼ですが、一人称は「俺」だったり、好きになった女性に彼氏がいたら燃えるなど、意外と肉食系なところがあります。この記事では、そんな草野マサムネのギャップについてまとめました。50歳過ぎのおじさんとは思えないほど童顔なのが一番の驚きですね。あと横顔が美しい。
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スピッツの楽曲には、どこか懐かしさを感じさせるものがあります。特に「みなと」は、その象徴とも言える曲です。初めてこの曲を聴いたとき、私はまるで遠い昔に戻ったかのような感覚に包まれました。歌詞には、過ぎ去った時間や思い出を大切にする心情が込められており、日常の中で忘れがちな感情を呼び覚ましてくれます。リスナーは、彼らの音楽を通して自分の過去と向き合い、そこに温かさや安心感を見出すのです。
スピッツの魅力は、彼らの音楽スタイルの多様性にもあります。彼らはポップ、ロック、フォークといったジャンルを自在に行き来し、どの曲も独自の世界観を持っています。「みなと」も、シンプルなアコースティックギターから始まるこの曲は、徐々に広がりを見せるアレンジが特徴的です。このような音楽の変化は、聞くたびに新たな発見があり、何度聴いても飽きない魅力の1つです。
スピッツのライブは、音楽以上に特別な体験です。彼らは、曲ごとにその場の雰囲気に合わせてアレンジを変えたり、観客との対話を楽しんだりします。特に「みなと」をライブで聴いたときは、スタジオ版とは違ったアレンジに驚きと感動を覚えました。観客の心をつかみ、同じ曲でも毎回異なる感動を提供するスピッツのライブは、1度体験すると忘れられないものとなります。
ここでちょっと珍しいエピソードを1つ。「みなと」のミュージックビデオは、メンバーが実際に船に乗って撮影されたものですが、その撮影時に偶然見つかった場所が、後のアルバムジャケットの背景に使われたという話があります。このような偶然の出来事も、スピッツの音楽をより一層魅力的なものにしています。
スピッツの音楽は、聴くたびに新たな発見と共感を与えてくれます。彼らの曲が持つ特別な魅力は、日常の中で忘れかけた感情を思い出させ、心に残るものです。
デビューからすでに30年ほど経っているミュージシャンで、安定的に新しいアルバムを出したり、コンサート活動を行っているグループのスピッツ。メジャーデビュー曲は「ヒバリのこころ」。メジャー・デビュー前は新宿ロフトなどで精力的にコンサートを行なっていた。
デビュー後は、「チェリー」や「ロビンソン」など90年代を代表する楽曲を出しており、ドラマや映画、C Mなどの主題歌にも多数起用されている。
ボーカル兼ギターそして作詞・作曲を担当する福岡県出身の草野正宗。彼は、日本を代表するメロディーメーカーとして知られており、50歳を過ぎた今でもハイトーンボイスを維持し、ファルセットなどのボーカルコントロールも得意としている。
歌詞の世界が独特で、中原中也、草野心平などの現代詩からもインスピレーションを受けているという。「君が世界だと気づいた日から」という歌い出しで始まる楽曲「日向の窓で」など、どこか情景を思い起こさせるような言葉の組み合わせが秀逸な歌詞が目立つ。
ギターやベース担当もそれぞれ個性があり、ステージ上でのパフォーマンスも本人らが楽しんでいるのが感じ取れる。ドラムの崎山氏はその高い技術力でも知られ、スピッツのメロディーにアクセントを加えている。
スピッツといえば、「空も飛べるはず」「チェリー」など代表的な曲が沢山あります。
数々のドラマや映画、CMの曲に使われており、劇場版名探偵コナンの映画主題歌「美しい鰭」も手掛けています。
スピッツの楽曲の良さを伝えるための例として、この「美しい鰭」を挙げます。まず、歌詞についてですが今回の名探偵コナンの映画の重要人物である灰原哀の心境を歌ったような切ない歌詞が特徴です。Aメロのリズムも独特で草野さんの歌声の特徴であるロングトーンの癖のない歌声としゃくりが絶妙に合っていると思います。
スピッツの楽曲は、基本的にボーカルの草野さんが作詞しています。草野さんの作詞する歌詞はとても独特です。メロディーがとても聞きやすいため、歌詞を見てみるとこれはどういう意味なんだろうと気になる部分が出てきます。
あくまで噂や、音楽をやっている人の考察ですが草野さんは歌詞の中で丸いもの=死や輪廻転生、尖ったもの=性という表現しているそうです。
ここでは、「ロビンソン」を例に挙げてお話します。
1番の歌詞はごく普通の男女の爽やかな恋愛を歌っているのですが、2番になると「片隅に捨てられて呼吸をやめない猫も」からはじまり、少し影のある歌詞が並んでいます。そして、「いつもの交差点で見上げた丸い窓は」と丸いものが出てきて「待ち伏せた夢のほとり 驚いた君の瞳 そして今僕らここで生まれ変わるよ」となります。これは彼女が亡くなり、後追い自殺をして輪廻転生で出会えたという意味になるのではないかと言われています。
このようにスピッツの楽曲は爽やかなもののなかに、なにか深い意味のある歌詞などがあるため、何度聴いても飽きずに聞いていられると思います。
おそらくほとんどの人がスピッツの曲を一度は聞いたことがあると思います。スピッツは有名な曲が多く、また、草野マサムネさんの透き通る声が聞いていてとても清々しい気持ちになり、元気が出ます。特にイヤホンでスピッツの曲を聴くと自然と前向きな気持ちに、そして時々切ない気持ちになります。ですが、それすらも愛おしくなります。私はスピッツの年代ではないですが、スピッツの曲はどの年代からも愛されていると思います。私自身も好きな曲が沢山あります。また、曲の中に英語が少ないので歌詞が頭に入りやすく、ふとした時に聴きたくなります。どの曲も好きですが、「君が思い出になる前に」という曲は私が失恋して前を向き始めた時に沢山聴いて背中を押してくれたので思い出の曲です。
あとはスピッツと言えば「チェリー」が代表曲ですが、「空も飛べるはず」という曲も名曲なので聴いたことない人は是非聴いてほしいです!大切な人を思い浮かべながら聴くと笑顔になります。スピッツはテレビでほとんど見ることはなく、おそらく普段から音楽活動を中心にライブなどをしているのでスピッツと聞いたら凄い人たちというイメージです。一度はライブで生の歌声を聞いてみたいです。
スピッツは少し前までは40代の自分が青春時代を共に過ごしたミュージシャン、だと思っていましたが。
申し訳ないです、本当。
楽曲が映画やCMや何かのタイアップになり流れるといつ聴いても新鮮でそして心地よいです。
ずっといつの時代も聴かれるのだと改めて感じたのが「スピッツ」です。
どの楽曲も全く古くありません。
いや、古くてもいいんですけどね。
昭和歌謡など時代を感じられる古き良き的な素晴らしいものもたくさんあるので。
懐かしいけど懐かしくないのがスピッツです。
最近でもドラマの中でスピッツの曲がたくさん使われていて、その影響でスピッツを知った人もいるのでは、と思います。
2023年映画「名探偵コナン」の主題歌「美しい鰭」はとてもメロディーが美しく草野マサムネさんのやわらかい優しい声が心に響きます。
今までのコナンの主題歌の中で劇中とのマッチングが一番だと思いました。
灰原哀ちゃんの映像と合わさると泣けます。
デビューから30年経つバンドですが、「ずっと一線で活躍されているのはあの優しい歌声が癒しの効果がある波長と関係があるのでは?」と思ってしまいます。
カフェでコーヒーを飲んでいる時に聴きたくなるような、または落ち込んでいる時に聴いて励まされたくなるような、嬉しくて幸せな気持ちに浸りたいときに聴きたくなるような…結局すべての感情に寄り添ってくれるのがスピッツの音楽なんだと思います。
メロディーももちろん良いのですが歌詞が刺さります。
独特のワードの組み合わせが優しいんです。
草野マサムネさんのビジュアルも素敵です。
草野さんを作っている成分はきっと優しさと穏やかさでしょう。
音楽番組の時に見せる気遣いも可愛くて素敵です。
音楽性とビジュアル、どれも優しくて暖かくてかわいいです。
それがスピッツです。
デビュー30周年を迎えてもなお、向上心を持って秀逸な作品を世の中に送り続ける、日本を代表するロックバンドであるスピッツ。
テレビやメディアへの露出は少ないものの、CMや映画、ドラマのタイアップ曲も未だに耐えることがない。またその楽曲の完成度から、ミュージシャンからの支持も高く、多くのミュージシャンにカバーされている。
ボーカルであり、殆どの曲の作詞作曲を手掛ける草野マサムネの才能の豊かさは言うに及ばず。美しいメロディの楽曲もさることながら、彼の書く詞の世界は、ファンタジーと毒性を併せ持ち、スピッツらしい世界観を紡ぎだしている。またややハスキーでありながらも、伸びやかで透明感のあるハイトーンボイスもまた、唯一無二である。他のバンドメンバーも、それぞれに才能を発揮している。ドラム崎山の龍男ダイナミックかつリズミカルなビートや、ギター三輪テツヤのアルペジオ、ベース田村明浩のうねりのあるベースラインは、どれも定評があり、草野のソフトなボーカルとメロディアスな楽曲を、完成度の高いロックへと導いている。
また、スピッツはライブバンドであるとメンバー自身も語っており、そのライブパフォーマンスはバンド最大の魅力でもある。アリーナクラスよりもホールクラスの会場を好み、自身で主催するフェスもライブハウスで開催をしている。そのためチケットは当然入手困難であることで有名だ。テレビや音源だけでは感じ得ないパワフルでロックなスピッツのステージは、まさに日本を代表するロックバンドとしての真骨頂と言える。
これまで一度もメンバーチェンジすることなく、日本のロック業界を牽引してきたスピッツ。彼ら自身もそう望んでいるように、これからもできる限り長く、バンド活動そしてライブ活動を続けてほしいと心から願っている。
スピッツは、男性4人組のベテランロックバンドです。デビューは1991年で、今年で30周年を迎えましたが、今でも第一線で活躍されています。スピッツといえば、「ロビンソン」や「空も飛べるはず」といったフォークロック調の曲のイメージが強いかもしれませんが、ハードロック系の楽曲や、ストリングスを取り入れた楽曲といった、幅広い楽曲を積極的に制作していることも魅力です。ボーカルの草野マサムネさんの独特のハイトーンボイスと魅力的な作詞・作曲センス、ギターの三輪さんのレスポール(エレキギターの機種)を使用したアルペジオ奏法の独特なアレンジング、ベースの田村さんの踊り狂いながら熱狂的に演奏するライブパフォーマンス、ドラムの崎山さんのしっかりとしたドラミングも魅力的です。また、アルバムを発表した後は、毎回欠かさず47都道府県のほとんどを回るほどライブ活動も精力的に行っており、全国のファンを魅了しています。私は、3回ほどライブに行かせてもらいましたが、お馴染みの曲からデビュー当時の曲、新しい曲も演奏され、毎回良い感じで会場内は盛り上がります。また、マサムネさんを中心に話すライブ途中のライブMCも独特で面白く、ライブの雰囲気を良い感じに和ませてくれます。また、そのライブMCの4人のやり取りを聞いていると分かりますが、4人がとても仲が良いのが伝わってきます。今では、音楽の教科書に楽曲が載るほど、お馴染みのバンドになっており、全員50代に突入しておりますが、今後も頑張って良い楽曲を送り出してくれると思います。
◎スタイルや作風
ギター・ボーカルの草野マサムネから編み出される歌詞は、スピッツの大きな特徴の一つだ。言い切らない、含みを持たせた言葉づかいは、楽曲にほのかな謎をまとわせる。さらに曲調は、懐かしくもどこか切ない雰囲気を醸し出すものが印象深いが、インディーズ時代に多く見られた尖ったパンク調の曲も存在感を放つ。
ギターのテツヤ、ベースの田村、ドラムの崎山が、時に繊細で、時に荒々しさを持った演奏で肉付けをし、ボーカルであるマサムネの、デビュー当時から変わらない柔らかく透き通った声が曲全体を包む。
◎アルバム
スピッツはコンサートとアルバムを重視しているバンドである。特にアルバムは、デビュー30周年を迎えても3年に1度のペースで発表しており、一線での活躍を続けている。
曲順1つとっても作りこまれていることが分かり、例えば『フェイクファー』は大切な人とめぐり逢い、親しくなり、結ばれたのち旅立つ印象を抱くものとなっていたり、『醒めない』では終盤でエンディング風の曲から一転『こんにちは』で締めくくり、アルバムの先頭に戻ってまた聞きたくなるような作りになっていると思われる。
◎MV
スピッツを語るうえで、ミュージックビデオの存在は外せない。スピッツは楽曲に「死」と「性」の要素を組み込んでいると言われるが、MVにもその要素が反映されているものが多くあり、それらはバンドのイメージを視覚面で強める。『運命の人』では、死体として解剖室に運ばれたメンバーが生き返る演出がなされている。
彼らのMVは広く評価を受けており、動画サイトに公表された代表曲『ロビンソン』は、曲の発表から15年以上経過してからの投稿にもかかわらず、投稿から10年を経て再生回数1億回を超えたことで話題となった。
スピッツは1991年にメジャーデビューしたロックバンドです。「空も飛べるはず」、「ロビンソン」、「チェリー」をはじめとして数多くのヒット曲を持っています。
彼らの魅力は、ヴォーカル・ギターの草野正宗による幻想的な詞とキャッチーなメロディ、そして高い技術に支えられた彼らの演奏です。
例えば「ロビンソン」はちょっと聴いただけではわかりにくい歌詞ですが、不思議で幻想的な世界が多くの人々に受け入れられて大ヒットしました。
「空も飛べるはず」も詞は幻想的で、メロディは「ロビンソン」よりキャッチーです。
ほかの曲に目を転じると、「冷たい頬」、「渚」なども出だしから聴く者を捉えて離しません。
さらに草野正宗は他のアーティストに曲を提供してヒットさせていて、その代表的な例がPUFFYに提供して大ヒットした「愛のしるし」です。この曲もポップスの王道を行くメロディで、ヒットしたのも当然でした。
彼らは長きにわたって第一線を走り続けていますが、その要因は、彼らがポップスとロックの両方にまたがって曲を作り続けてきたからだと思います。といってもそのポップスは、かつてのニューミュージックのようにフォークから枝分かれしてやがてJ -POPと呼ばれるようになったような類いのものではなく、あくまでもロックから枝分かれしたポップスを草野正宗は作っているのです。
ただその一方で、彼らはバリバリのロックも歌い続けているところがファンの熱い支持を得ているのだと思います。
今後とも彼らに注目していきましょう!
スピッツといえば「空も飛べるはず」「ロビンソン」「チェリー」といった曲を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?
もちろんこれらの曲は素晴らしく、幅広い層に愛されているからこそ名曲です。
どちらかというとポップで爽やかな印象の曲が知られていますが、時にはロックな一面もあり、隠れた名曲が多いのも彼らの特徴だと思います。
例えば「8823(ハヤブサ)」「みそか」「トビウオ」という曲はかなりテンポがよくロックチューンですが、Vo草野さんの軽やかな歌声が以外にもマッチしています。
ライブ映像などをみているとほとんど顔を歪ませず、高音域をサラッと歌い上げる感じです。
草野さんの横で1人暴れながらベースを演奏している田村さんも一見の価値あります(笑)
もったいないと思うことが、シングルで出せば「ロビンソン」「チェリー」に匹敵するようなヒットになったのではないかと思われる曲がアルバムにいくつか収録されていることです。
「夜を駆ける」という曲では駆け落ちする二人を思わせるような、歌詞とメロディーに惹き込まれます。
ロマンチックでありながらスリルのある世界を見事に表現しており、ファンの間では言わずと知れた名曲となっています。
こういった曲がアルバムにいくつも眠っているのです。
草野さんの歌詞は抽象的で一見するとどういう意味か分かりませんし、その真意が語られたことはありません。
聴く人が好きに捉えたらいいというスタンスのようです。
断定しないのがいいのだと思います。
それぞれ、好きな時に好きな情景を思い浮かべて、世界に浸ったり、落ちた気分を上げたりするために聴くのが、音楽の良さでもあります。
いろんな捉え方があっていい。それもまたスピッツの楽しみ方です。
学生の頃よく聴いたり、カラオケにで歌ったりしていたスピッツ。CD全盛期の時は何曲もランキングに入って、どこに行ってもスピッツの曲が流れていました。親も好きだったので、家で話題になることもありました。毎年流行りの曲や流行りのミュージシャンが出ては消えしていく中、スピッツはずっとそばにいてくれる存在です。
子供ができ、夜寝る前に何か曲を流してほしいと言われたときに、子供が全く聴いたことのなかったスピッツの曲を聴いて、「すごく好き」「あの曲また聴きたい」と言ってくれました。スピッツの曲は最近の曲も、すっと前の曲もどちらも心地よく聴くことができるのが、本当にすごいです。子供ももう20年前くらいの曲をくちずさんでいます。もちろん最近の流行りのミュージシャンの曲も良いと思いますが、こうして2世代・3世代で聴くことができる曲はどれくらいあるだろうかと考えた時に、スピッツの良さがより際立ちます。
いつ聴いてももちろん良いのですが、曲の良さと草野マサムネさんの声が、疲れている時や、癒されたい時にもってこいです。寝る前に聴くことで、ゆったりした気持ちになって寝ることができので、「お休みソング」として聴くのが私の一番のおすすめです。
「さざなみCD」・「三日月ロック」・「醒めない」など他、さまざまなアルバムを持ってますが、声がとにかくずるいです。
小学3年生のときに校内で流れていた「チェリー」「空も飛べるはず」をいまでも思い出します。
そこからだんだんと興味をもっていって、いまでは私生活に欠かせませんね。
「スカーレット」はとくに飽きないし泣きそうになる。
「夜を駆ける」は超名曲だと思います。真夜中の高速道路を走りながら流すのがいいですね。
当たり前、身近な存在だったものが、数十年後には貴重な世界遺産のレベルになってる。
そういうことは必ず起きてます。98年に発売されていた「リサイクル」ベストアルバム(中学時代は文苑堂でレンタルしてた)学校から帰った後、毎日聴いてました。
また、アルバム「見っけ」はスピッツらしいっていう感じの雰囲気のアルバムで、私は大好きです。
好きな曲は「見っけ」・「ラジオデイズ」・「快速」・「はぐれ狼」・「初夏の日」・「ヤマブキ」です。
要するにそれだけスピッツのアルバムは贅沢だってことですね。
初心者はスピッツCYCLEHITベストから聴けばいいと思います。
アルバムはさ「ざなみCD」・「ビギナー」がおすすめです。
「さざなみCD」だと私は「桃」・「砂漠の花」です。「ビギナー」はほぼ全部シングルでもいいくらいです。
好きな曲は「えにし」・「ビギナー」・「花の写真」。あとspecial album「色色衣」にある「魚」聴いてみてください。
スピッツ好きなら絶対お気に入り、大好きになるはずです。
スピッツのアルバム、今までほとんど聴いてこなかったのですが、「見っけ」はスピッツ初心者にとっても、とても聴きやすい一枚になっていました。
卓越した演奏技術、キャッチーなメロディー、何よりボーカル草野さんの少年のような瑞々しさを持った透明感のあふれる歌声は、私たちに元気と癒しを与えてくれます。
シングルカットされたドラマ「夏空」の主題歌「優しいあの子」は、とてもシンプルでキャッチー。
これほど純粋な曲を聴くのは中々ないので、とても癒されました。
「ありがとさん」は骨太のロックから、哀愁あふれるラブバラード。しかしポジティブな面も感じさせます。
「花と虫」、「ブービー」の切ない歌で哀愁を漂わせています。
「快速」、「ヤマブキ」でスピッツらしいアップテンポな曲を楽しめます。
「初夏の日」は、今の季節に聞くにはピッタリのバラード。とても爽やかです。
草野さんの有り余る感性が、全曲通して歌詞とメロディーに表現されており、捨て曲0といっても過言ではないです。
アルバム通して、ポップでロックでフォークソングの要素が詰まっています。聴きごたえ抜群の一枚です。
今、元気のない人たちの心に灯を与えてくれるアルバムにもなっている作品だと思います。
スピッツというのは90年代に流行った4人組ロックバンドです。
世間のイメージ的にはスピッツといえば爽やかなイメージが強いと思いますが、彼らは結成された頃から変わらずロックバンドなのです。これはファンの間では有名な話ですが、昔はパンクを目指していました。というのも、ボーカルギター担当の草野マサムネをはじめ、他のメンバーもブルーハーツが好きだったのでそこを目指していたんです。
最初の頃のアルバム『惑星のかけら』ではそのパンクっぷりがよく出ています。ですがあまり売れず…。そんな時プロデューサーから方向性を変えてみようという話を持ちかけられ、『ロビンソン』という大ヒット曲を生み出しました。当時彼らは「地味な曲を作ってしまった」と思っていたそうです。それにB面の『俺のすべて』という結構ロックな曲とどちらをA面にしようか悩んでいたそうです。その時『俺のすべて』を選んでいたらどうなっていたか…。
それから数々の名曲を生み出し(それ以前に作られた曲も名曲ですが)有名なバンドへと歩み進めたのでした。
結成30年以上経った今でもメンバーチェンジもなく解散もなく彼らのペースでずっと頑張っていらっしゃいます。
テレビが苦手な彼らはライブをよく行ってくれるのでファンも飽きる事なく楽しくスピッツを応援できています。
メンバー全員50代になって体力など色々劣ってきてはいますが、演奏や歌声、曲の内容もすべて劣ることなくむしろどんどん上手くなっていっているのは彼らの魅力の一つです。
ライブではベース担当の田村さんの動きに注目していただきたいです。
彼らスピッツは日本に誇る最強のロックバンドと言えるでしょう。
80年代のデビューからずっと同じメンバーで活動を続けている稀有なロックバンドです。当初はパンクバンドとしてスタートしましたが、その後は切ないメロディラインが魅力のロックバンドとして第一線を走り続けています。同期にはミスターチルドレン。よく比較もされます。
楽曲はロックバンドながら、少し歌謡曲っぽさもある穏やかで切ない曲調のものが多く、「空も飛べるはず」などは合唱曲としても使用されていて老若男女に親しまれています。
このバンドの魅力は楽曲もさることながら、安定感のある演奏とボーカル草野マサムネさんのハスキーで甘く切ない歌声にあります。
崎山さんの包容力ある安定のドラム、リーダーでベースの田村さんの意外にもアグレッシブなプレイスタイル、奇抜なファッションからはちょっと想像できないギター三輪さんの切ないアルペジオ。
そして、なんと言っても草野さんの唯一無二のボーカルです。力が抜けていて安心して聞いていられる穏やかな歌声ですが、ハスキーながら伸びやかで少年ぽさを含み、聴いているこちらを他にない「スピッツの世界」に誘います。
総括して、幅広いリスナー層に受け入れられやすいバンドだと思うのですが、それは、彼らが長年ぶれることのない芯を持ち続けて私たちを裏切ることの無い誠実さで音楽を奏でてきたからにほかならないと思います。
思わず胸が弾むような楽曲が多くて好きです。ドライブにもいいし、勉強や家事の合間に聴いてもなんにもなくてぼーっとしている時に聴いてもなお癒されます。
スピッツの楽曲にはテーマがあるなんて言われています。「生」「死」「愛」。つまり「出会い」「別れ」「愛」という人生の中で重要なテーマです。「別れ」や「死」というと暗くなったり寂しいといった哀愁ある曲調になりがちですが、スピッツの場合は、哀愁があってもどこか軽やかで爽やかさも感じます。一見すると別れの歌だなんてわからないくらいです。歌詞をじっくり味わって「そうなんだ」と思うこともあります。もちろん、泣きたいときにはしっかり泣けます。このように、曲調を楽しんで、歌詞を味わう、という聴き方もスピッツの楽曲の楽しみ方の1つです。
海外にもファンが多いスピッツ。国境を越えて世代を越えて共感が得られる歌詞、シンプルだけど聴けば聴くほど解釈が変わっていくのも魅力的です。なので何度も聴きたくなります。日常がとても繊細で素敵なフレーズになっていて、自分のいる世界になんだか爽やかな風が吹き抜けるような気すらします。
また、草野ムネマサさんの声が素敵です。柔らかくて弾むような優しい歌声です。それに重なるメンバーのハモリがまた美しいです。デビューしてからこの歌声がまったく変化していない所もスピッツの楽曲を楽しみ続けられる一つであることは間違いありません。
スピッツはほとんどテレビに露出することがありませんよね。1990年代後半から現在に至るまで、約30年近く活動しています。スピッツの歌詞は、まるでファンタジー作品を読んでいるかのような、不思議な言葉たちが組み合わさって出来ています。
例えば有名な所では『空も飛べるはず』。「幼い微熱を さげられないまま 神様の影を恐れて 隠したナイフが 似合わない僕を おどけた歌で なぐさめた」という歌詞には主語もなく、そのまま素直に読むとメッセージ性はありません。しかし、こういうところにスピッツの良さが出ています。恋愛の歌、恋心を歌っているのですが、ストレートに「好きだ」、「愛している」とは歌わず、意味深な歌詞で不思議な気持ちにさせてくれます。
『恋する凡人』にもあります。曲の最後に「走るんだどしゃ降りの中を ロックンロールの微熱の中を 定まってる道などなく 雑草を踏みしめていく これ以上は歌詞にできない」とあります。「これ以上は歌詞にできない」とは、究極に気持ちが到達したことをぴったり表した歌詞だと思います。リズムもどんどん速くなっていって、まるで走っているかのような爽快感があります。
そう、スピッツの歌はボーカルの草野正宗さんの歌声が透明感にあふれているのです。マイナスイオンが口から流れているような。そして、難しい歌ではないので、誰でも耳に残るものが多いです。歌詞に意味を持たせてメッセージをこちらに押しつけるのではなくて、あえて想像させてくれる、自由で気持ちのいい歌を歌っているのがスピッツです。
通算16作目となるオリジナルアルバムで、前作から3年ぶりとなる。NHK朝ドラの主題歌で2019年のロッキンジャパンフェスでのライブ披露も記憶に新しい「優しいあの子」(42ndシングル)を収録。3曲目の「ありがとさん」など、死生観を描いた草野マサムネの詩の世界は健在。草野のボーカルとそれを包む力強いバンドサウンドが心地よい。スピッツの魅力のひとつは、ベースの田村明浩とドラムの崎山龍男の強力なリズムセクションと筆者は考えているが、特に崎山のアフタービートなノリがスピッツサウンドに独特なグルーヴ感を与えている。「優しいあの子」にもそれがうかがえる。そして、今や5人目のスピッツとも称されるサポートキーボードの「クージー」ことクジヒロコのサウンド面の貢献も計り知れない。筆者は恥ずかしながら昨年のロッキンジャパンフェスで初めてスピッツの生演奏を聴いたが、特にライブにおいてスピッツサウンドを再現するために彼女の存在がいかに大きいかを思い知った。結成30周年を経て、ますます円熟味を増した彼らの変わらない部分、そして進化をこの先どのように我々に示してくれるのか、今後のスピッツがますます楽しみでならない。
何と言っても、ボーカルの「草野マサムネ」さんの声が素晴らしいです。ふんわりと優しい歌声で、高音もとても綺麗です。気分を落ち着かせたいときに聴くと、本当にゆったりとした気持ちになれます。
スピッツの楽曲はどれも最高です。私は特に「青い車」という曲がお気に入りです。私はこの曲を、晴れた青空の日のドライブの最中によく聴きます。メロディーがとても爽快で、ドライブ中には最適です。サビの「君の青い車で海へ行こう おいてきた何かを見に行こう」の部分は、これから冒険に行くようなウキウキした気持ちになります。気分も上がり、どこかへお出かけしたくなるとても爽やかな曲です。
「スパイダー」という曲もおすすめです。曲のメロディーも軽快な感じで好きなのですが、歌詞が可愛くてお気に入りです。曲の2番の歌詞に「さびしい僕に火をつけてしらんぷり ハート型のライター」という部分があるのですが、なんて可愛い表現なんだろうとキュンとしました。他にもこの曲には可愛らしい歌詞がたくさんあるので、歌詞の意味を考えながら曲を聴くのもおすすめです。
スピッツはボーカルの「草野マサムネ」さんの歌声、作詞作曲の「草野正宗」さんの素晴らしいメロディー、メンバーの皆さんの奏でる音楽、すべてにおいて完璧です。
1990年代に「ロビンソン」「空も飛べるはず」「チェリー」等のシングルが大ヒットし有名になった4人組バンド。ボーカル草野マサムネの歌声は優しさと切なさに溢れており、癖になるメロディーも相まって非常に聞き心地が良い。しかしこのバンドの曲の真骨頂は歌詞にあり、名曲「ロビンソン」のように聞き手の想像力次第でどんな解釈もできてしまうような幅広い世界観や絶妙な抽象性に富んでいる。特にオススメしたい曲を2曲紹介する。「田舎の生活」(アルバム「オーロラになれなかった人のために」収録)は一聴、タイトル通りに田舎の風景や生活様式が具体的な単語で羅列されており、穏やかな田舎の生活を表現しているようにも思えるが、「必ず届くと信じていた幻」「終わることのない輪廻の上」「ネガの街」「あの日のたわごと銀の箱につめて」等、随所に不穏で意味深な表現が登場し、「君にさよなら言わなきゃ」という表現が、単なるその場の別れではなくもっと深刻なもの(死別?)を連想させ、奥深さを感じさせる。「恋は夕暮れ」(アルバム「空の飛び方」収録)は、恋を様々なものに例えた歌詞が印象的。「恋は届かない悲しきテレパシー」「恋は待ちきれず咲き急ぐ桜」「恋は迷わずに飲む不幸の薬」「恋はささやかな悪魔への祈り」等、秀逸で共感できる表現を聴くうちに自身の初恋を思い出し、心を一時的に若返らせる素晴らしい一曲。
わたしと同じくらいの世代の人は「知ってるけど大好きという訳でもない」という人が多いのですが、わたしは昔からスピッツが大好きです。
「空も飛べるはず」がリリースされたのと同じ年に生まれたのですが、幼い頃車の中で父がスピッツの曲を流していたのをなんとなく覚えていて、少し懐かしいというか、あたたかい気持ちになれます。
スピッツの中でも特に好きなのはボーカルである草野マサムネさんです!昔からあまり見た目が変わらないといいますか、一見頼りなさそうな見た目です(ファンの方失礼でしたらすみません)。しかし歌声はとても優しくて、歌詞もとても頼もしかったり優しかったり、こんな歌を歌っている草野マサムネさんにキュンときてしまいます!
コンサートなどに行ったことはないのですが、全国ツアーではわたしが住んでいる県にも来るみたいなので、生草野マサムネさんをぜひ拝んでみたいと思っています。
スピッツの中でも特に好きな曲は「日向の窓に憧れて」です。あのなんともいえないふんわりとした雰囲気がとてもすてきで、歌い出しの「君が世界だと気づいた日から~」という部分にドキッとしてしまいます。草野さんにそんなこと言われてみたい!と曲を聴きながらニヤニヤしている日々です。
1987年の結成以来30年の時を経ても変わらぬ幼さと透明感が非常に惹かれる所以でしょう。最も代表的な曲に「ロビンソン」や「チェリー」、「空も飛べるはず」などの初期の曲がよく挙げられます。彼らの曲はドラマの主題歌として使われるというよりかは、テレビCMにさらりと採用されることがよくあります。そしてCMとの自然な溶け込み具合は耳に非常に心地よいです。
一見透明感があり、「なんと繊細な歌声か」と思って聞いていたら、実は力強くどこまでも響くような声だということに気づきます。彼らはロックの人達なんだということに気づかされます。ボーカルの草野さんの声も力強いですが、その声を支える演奏も非常に力強いものがあります。スピッツの透明感を良い具合に濃いものにしてくれます。
草野マサムネさんが書く歌詞も独特な風味があります。もしかしたら初めてスピッツの歌詞をじっくり見る人には、意味の分からない言葉が並んでいるようにも思えるかも知れません。しかし歌詞の文字をじっくり見てその世界に浸れば、歌詞の意味の深さに気づくことができると思います。スピッツの良さの一つにこの「一見分からない歌詞」があります。聞き手の想像力を試すかのような歌詞は、一度彼らを好きになった人にはたまらない味になります。
不思議な言葉を乗せて歌う透明感のある声。年齢を感じさせない草野さんの独特の声には、老若男女問わず思わずはっとさせられること間違いありません。
初めてスピッツの曲を聴いたのは、もう20年以上前のこと。そんな昔から今に至るまで、多くの人達に愛される存在だと思います。
スピッツに惹かれた最初のきっかけは、甘酸っぱい歌詞と、それに似合うハイトーンなマサムネさんの声です。
歌詞は、恋する女の子、男の子の気持ちを、リアルというよりメルヘンチックに表現されていると思います。どちらかといえば、失恋ソングよりも恋する恋心を歌った歌が多く、歌詞に自分を当てはめて、恋心が弾むような曲ばかりだと思います。
覚えやすいメロディーは、CM起用からもうかがえるように、幅広い世代から支持されていることがわかります。
朝ドラの主題歌も担当して、より多くの世代からも好感の持てる存在になっていると思います。
結成30年を超えても、全くサビることなく音楽性を高めているように感じます。現在では、楽曲ひとつひとつを丁寧に作っているので、リリースのタイミングは早くはありません。だからこそニューアルバムのリリースや、ライブなどをファンは楽しみにしているんだと思います。
とにかく、いくつになってもセンチメンタルな恋心を歌わせたら、スピッツがナンバーワン!イントロを聴いただけで、恋心忘れた年代も、真っ只中の年代も、心が弾みます。
スピッツというバンドが国民的バンドになってから、もう四半世紀以上も経つなんて誰が思うだろう。それくらいスピッツというバンドの威力は今も衰えてはいない。2021年でデビュー30周年を迎えるこのバンドは、音楽性の違いだとかメンバーのスキャンダルとかで脱退や解散をしていない唯一のバンドではないだろうか。
ボーカルの澄んだ歌声。激しいけれど、繊細なギターサウンド。リズミカルだけど、歪んだ音のベース。まっすぐで心地いいドラム。
スピッツというサウンドはこの4つのピースが合わさってはじめて完成するのだ。
ボーカル・草野マサムネが作る妖しくて繊細な楽曲はデビュー当時から変わらず、聴くものの魂を揺さぶる何かがある。
デビュー当時から変わらない。
そう、スピッツは変わらないバンドなのだ。
変わらないという言葉は悪い意味に聞こえるかもしれないが、この変わらなさがスピッツの一番の魅力だと言える。
今、世界は大きく変わろうとしている。
目まぐるしく変わる世の中についていこうとしている私たちが少し滑稽に見えるくらいにスピッツは「変わらない」を突き通している。変わる事に疲れた。そう思った時はスピッツを聴いてほしい。変わろうとしている者の体と心を、変わらないバンドサウンドがソッと寄り添ってくれるだろう。