スピッツのアルバム「見っけ」
スピッツのアルバム、今までほとんど聴いてこなかったのですが、「見っけ」はスピッツ初心者にとっても、とても聴きやすい一枚になっていました。
卓越した演奏技術、キャッチーなメロディー、何よりボーカル草野さんの少年のような瑞々しさを持った透明感のあふれる歌声は、私たちに元気と癒しを与えてくれます。
シングルカットされたドラマ「夏空」の主題歌「優しいあの子」は、とてもシンプルでキャッチー。
これほど純粋な曲を聴くのは中々ないので、とても癒されました。
「ありがとさん」は骨太のロックから、哀愁あふれるラブバラード。しかしポジティブな面も感じさせます。
「花と虫」、「ブービー」の切ない歌で哀愁を漂わせています。
「快速」、「ヤマブキ」でスピッツらしいアップテンポな曲を楽しめます。
「初夏の日」は、今の季節に聞くにはピッタリのバラード。とても爽やかです。
草野さんの有り余る感性が、全曲通して歌詞とメロディーに表現されており、捨て曲0といっても過言ではないです。
アルバム通して、ポップでロックでフォークソングの要素が詰まっています。聴きごたえ抜群の一枚です。
今、元気のない人たちの心に灯を与えてくれるアルバムにもなっている作品だと思います。